(1)初の女性首相誕生 NY識者の声
(2)眞子さん表紙に TOWN &COUNTRY誌
(3)第5回ジャパン・パレード 来年5月9日に開催
(4)サムライ・ソード・ソウル 創立20周年記念公演
(5)横浜から平和の使者 「対話の大切さ実感」
(6)王様はいらない NYで大規模抗議デモ
(7)TOKIO デリック 東京の味をカワイく美味しく!
(8)Brooklyn のヤマモトさん
(9)和と国際社会の融合 おにぎりでいただく
(10)NYで子育て世代の女性を応援 澤井未央さん
高市首相が、より中道的な公明党との連立協定に代わり、保守的な日本維新の会との連立協定を成立させたことは、新政権に一時的な安定をもたらすでしょう。しかし、彼女は少数与党を率いるという厳しい現実に直面しており、新たな連立パートナーである日本維新の会に対して、おそらく守れないであろう公約を掲げてしまった。これには衆議院の定数削減や政治資金規正法の改正が含まれるが、いずれも自民党内で強い反対に直面している。
自民党の支持率低下、野党間の協力不全、そして参政党のような右派ポピュリスト政党の台頭が、極めて不安定な政治環境を生み出すだろう。高市内閣の短期的な見通しはどうあれ、日本の政治は10年以上見られなかったほどの激動期を迎える。明らかなのは、自民党が政治システムの重心を占めていた時代が終わりを告げ、新たな複数政党制によるよりダイナミックで競争的なシステムへと移行するということだ。(ジェラルド・L・カーティス、コロンビア大学政治学名誉教授)
日本初の女性首相誕生は歴史的意義を持つ一方、より深い政治的背景が存在する。高市早苗氏は5年余りで4人目の新首相であり、草の根ポピュリスト政党の台頭、自民党・公明党連立政権の過半数喪失と分裂という日本政界の地殻変動の中でその職に就く。高市首相にはハネムーン期間と国際的な注目が集まるだろうが、閣僚経験が比較的浅く所属政党も苦戦する中、彼女の政治的英雄である安倍晋三とマーガレット・サッチャーが享受したような長期政権を維持するには、相当な政治手腕を発揮する必要がある。(ポール・シアード、『The Power of Money』(マット・ホルト・ブックス刊)著者)
日本初の女性総理大臣として高市早苗氏が選出されたことは、政治的立場や状況を超えて祝福すべき歴史的な出来事です。国内外で政治的に極めて繊細な時期にある今、彼女のリーダーシップは日本の強靭さと国際的評価を示す重要な指標となるでしょう。安倍晋三元総理の後継者として選ばれた高市氏が、安倍氏の第2次政権のように党内と国民をまとめ、日本の地位をさらに高めていくことを期待しています。アジアの首脳会議やトランプ大統領との会談などを控え、今週は彼女にとって極めて重要な一週間となります。成功を心から願うとともに、来年の国連総会の際に、ニューヨークのジャパン・ソサエティーで日本を代表する彼女をお迎えできる日を楽しみにしています。(ジョシュア・W・ウォーカー、ジャパン・ソサエティー理事長)
高市新政権が日本で発足したことで海外の在留邦人の今後の在外選挙制度にどのよう影響が考えられるのか海外有権者ネットワークNY共同代表の竹永浩之さんは次のように語る。
「高市政権が発足して私たち海外有権者ネットワークが注目してるのは『同政権下で在外投票問題は改善されるのか』という点だ。同制度改革に必要な方策は『在外選挙人登録のオンライン化』『在外ネット投票』の2つ。高市政権はこれらを実現することができるのか。総務大臣に就任した林芳正氏は外務大臣時に在外ネット投票の実現を求める署名を受け取り、『登録のオンライン化』『在外ネット投票化』共に賛成派だ。選挙制度の担当大臣として期待できる。一方、高市氏はネット投票導入消極派。ただそれは国内も含めた場合で、在外ネット投票に関してどう考えてるかがまだ見えない。高市氏は在外選挙人登録の出国時申請を法制化したときの総務大臣でもあり、在外投票制度が多くの問題を抱えてることは分かってるはずだ。ちなみに今回閣外協力することになった日本維新の会は在外ネット投票導入賛成派なのでポジティブな政治的化学反応を期待している」。
19日付ニューヨーク・タイムズ紙は、高市首相就任2日前の紙面で「日本で女性初の首相誕生は日本の女性に何をもたらすのか」と題する記事を掲載した。長年にわたり女性が政界や経済界で過小評価されてきた日本社会において、高市氏の就任が「歴史的転機」となる一方、実際に女性の地位向上につながるかは不透明だと指摘した。
高市氏はマーガレット・サッチャー英元首相を敬愛する保守派政治家で、今月の自民党総裁選で男性候補4人を破り新総裁に就任。支持者は「男性中心社会を打ち破る象徴」として評価する一方、活動家や学者は「保守的な政策が女性の社会進出を妨げてきた」と懸念を示すと報じた。
また記事によると、日本の衆議院における女性議員の割合は約16%で、国際議会同盟の調査では183か国中141位。昨年の総選挙で女性当選者は過去最多の73人だったが、現内閣で女性閣僚はわずか2人にとどまり「真の男女平等への道のりは依然として長い」と結んだ。
米誌『タウン&カントリー』が、秋篠宮家の長女、小室眞子・元内親王を特集記事で取り上げている。同誌は1846年創刊の老舗ライフスタイル誌で、読者には上流階級や富裕層が多い。そんな同誌が表紙に眞子さんを載せた10月号が米書店の店頭に並んだ=写真=。日本からニューヨークに居を移した経緯と夫の圭さんとの米国での暮らしぶりを記事で紹介している。
記事のタイトルは「身分を隠したプリンセス」。元皇族の眞子さんがどうやってすべてから逃れたのか、皇族として常に注目を浴びる日々や結婚をめぐる日本での過熱報道から抜け出し、ニューヨークで「普通の生活」を手に入れるに至る現在までを好意的に描いている。記事によれば、この特集を掲載するにあたり、小室夫妻にコメントを求めたが返事はなかったという。
夫妻が普通の人々に溶け込む生活ができたのは、他人のプライバシーを尊重するというニューヨーク特有の文化のおかげでもあると記事は指摘。そのうえで、ニューヨーカーたちに取材した際の様子も伝えている。マンハッタンに住んでいた当時の近所の住民も「日本のプリンセスがこの近くに住んでいるとは聞いたことあります」という程度だった。「コネチカット州へ引っ越し出産し、多くのことを犠牲にして平和な生活を送っている」と報じている。7ドル99セント。
非営利団体ジャパンデー・インク(プレジデント兼チェアマン・大石聡KDDIアメリカ代表取締役社長)が第5回「ジャパンパレード&ストリートフェア」を2026年5月9日(土)に開催すると正式に発表した。過去4回同様にニューヨーク・マンハッタンで開催する。
同イベントは、NY総領事館の協力で開催される。今年は昨年より多い約6万人のニューヨーカーを集客するなど、初夏の恒例行事として定着。5回目のパレードを迎えるにあたり、大石氏は「日米の絆を深める大切な場として多くの方々に支えられてきました。記念すべき第5回目も、その想いを受け継ぎながら、日本の多様な魅力を発信し、次の世代へとつなげていけるイベントにしていきたいと思います」と意気込みを述べている。
第5回の成功に向け、ジャパンデー・インクは協賛・寄付などの支援を広く募っている。問い合わせはEメール[email protected](Japan Day Inc.事務局)まで。パレード参加募集要項などについては後日、SNSや公式サイト(www.japanparadenyc.org)にて発表。

ニューヨークを拠点とするサムライ演劇カンパニー、サムライ・ソード・ソウルは、12月3日(水)から7日(日)まで創立20周年を記念した最新舞台『DON’T CRY MY FRIEND (泣かないで、友よ)』をギブニー280ブロードウエー・アグネス・ヴァリス・パフォーミング・アーツ・センター(チェンバー通り53A番地2階)で上演する。
総合演出はヨシ天尾。本作は、日本の二大民話「浦島太郎」と「泣いた赤鬼」を原案にした、オリジナルのサムライ演劇。迫力ある殺陣とコメディ、涙を誘うドラマ、そして物語の核として正義・悪とは何か、人はどうやって自分の道を見つけ歩んでいくのかを問いかける。侍の伝統と現代演劇を融合させた侍剣魂(サムライ・ソード・ソウル)の渾身の一作。チケットはウェブサイトhttps://ticketstripe.com/samuraiswordsoulで購入。
詳細は同カンパニーの公式サイト公式サイトwww.samuraiswordsoul.comを参照。入場料40ドル。
横浜市内の児童生徒の国際平和の重要性に対する意識を高め、国際社会で自分たちのできることを実践しようとするグローバル人材を育成することを狙いとして同市が毎年実施する「よこはま子ども国際平和プログラム」で、「よこはま子どもピースメッセンジャー」に選ばれた小中学生合計4人が12日から18日までニューヨークを訪問した。
(写真上)取材後に記念撮影(横浜市米州事務所で)




一行は、国連本部の国連事務次長・軍縮担当上級代表の中満泉氏はじめ、ユニセフ本部、国連日本政府代表部、国連国際学校に表敬・交流を行った。 17日午後マンハッタンの横浜市米州事務所で取材に応じた。
来米したのは、今年で開催29回目となる「よこはま子ども国際平和スピーチコンテスト」の本選で市長賞に選ばれた4人。このコンテストは「持続可能な開発目標」(SDGs)に関連付けて、子どもたちならではの視点から「国際平和のために、自分ができること」をテーマに語るもので、横浜市内の各小学校・中学校・特別支援学校から約4万人の児童生徒が参加した。リム・ケイクンさん(上飯田中3、スピーチタイトル 「希望の桜 」)は、「ニューヨークは多くの人種、多様性のある国で平和を象徴した街だと思った。平和は戦争がないことだけではなく、お互いが思いやり、理解し合うことから始まることについてNYで学んだ。国連で多くの国の人と出会い、文化や考え方が違っても、平和を願っていることを感じた。小さな思いやりの積み重ねが世界平和に繋がると思う。これからは身近なところから思いやりをして周りの人と平和の輪を広げていきたい」と述べた。
篠浦智香 さん (田奈中3、同「 最初の一歩」)は、「NYで学んだことは本当に100個くらいあるが、一つは多様性で、街を歩いていても人種だけではなく年齢だけでもなく、ファッションも多様で、それが国連国際学校では、インターンや職員の人たちもカナダ、オーストラリア、中国など様々な人が働いていたこと、もう一つは対話の重要性。いろいろな人の話を今回聞いたがそれぞれの立場で共通していたのが対話の重要性だった」と述べた。
大丸優衣さん(宮谷小6、同 「平和な世界に向けて」)は、「たくさんの人と会談する機会があったが、学んだことは、自分にできることを考えること、平和とは何かを考えること、そしてその意見を大事にしながら、人の話に耳を傾けることが大事だと思った。NYで学んだことを横浜の人々に伝えるのはもちろん、自分の学校の人たちの話に耳を傾けるなど、小さなことを頑張っていきたい」と話した。
小林空神さん(本牧南小6、同 「 小さな優しさこそが大きな優しさに」)は、「国連で中満泉さんと会談した時に『対話と平和の重要性はどこにありますか』と聞いたら、『対話がなければ平和も何もない』とおっしゃっていて、『何もない』という言葉が、それがすごく心に残っていて、対話の重要性を知ったその日は、熱意が伝わってきた方だったと思った」と述べ、それぞれ今回の来米体験で得た学びを自分の将来と日本や横浜の未来に繋げる決意を語った。

米国各地で展開された抗議運動「No Kings protests (October 2025)」の一環として18日、ニューヨーク市でも大規模なデモが行われた。午前11時、主会場となるタイムズスクエア47丁目から抗議デモが始まり、そこからマンハッタン内のブロードウエーをデモ行進する形を取った。
警察発表では、ニューヨーク市内5区すべてを合わせて10万人以上 が参加したとされている。デモは警察との衝突もなく、終始平和的に行われ、タイムズスクエアを中心に移動して午後には多くが解散した。
このデモのサブタイトルでもある「No Kings(王様はいらない)」は、主にトランプ大統領と政権に対して、「王様的」「専制的」「民主主義を脅かす」と参加者が感じているリーダーシップの傾向に抗議する意味合いを持っている。掲げられたプラカードには「We don’t bow to billionaires(私たちは億万長者にひざまずかない)」「No Crowns, No Kings(王冠も王様もいらない)」などの文言が見られた。背景として、連邦政府の一時的閉鎖や、移民・治安・国家守備隊(ナショナルガード)などの内政・法執行に関わる議論が参加者の危機意識を高めていた。
トランプ政権に対する抗議デモは、政策に対する国民の不満や危機意識に動機があるため、アフリカ系米国人男性が警察官によって殺害された事件に端を発するBLM(ブラック・ライブズ・マター「黒人の命も大切だ」)運動の時の激しい怒りとは異なる熱量だが、トランプ政権がスタートして10か月の間に様変わりした移民政策や対外貿易追加関税による社会の分断を色濃く反映したデモ行進となった。会場では団体「ファシズムを拒否する集団」 が11月5日、ワシントンDCで大規模な非暴力抗議を開始すると呼びかけてビラを配布した。主催者側の言葉では、「この政権を追放するまで続く」など比較的過激な表現が使われていた。ニューヨーク日本総領事館が不要不急の外出を避けるよう注意喚起していた。 (写真・三浦良一)
ニューヨークでカジュアルに東京を感じられる場所にしようと食文化だけでなく、アートや音楽も取り入れた東京カルチャーを身近に体感できる新たなカルチュアル・ハブスポットTOKIODELIC (トキオデリック、ラファイエット通り177番地)が18日リニューアルオープンした。プロデュースするのは、ニューヨーク在住で世界にカワイイ文化を発信したセバスチャン増田氏=写真右=。
提案するのは、「東京カフェ&バー」という日本の喫茶文化だ。プリンアラモードや抹茶ラテ、コーヒーゼリーフロートに加え、おにぎりサンド、唐揚げ、オムライスなど喫茶店メニューをラインナップしている。「ケチャップを使ったパスタなんか作ったことないって、こっちのシェフから最初すごく抵抗があったんですけど、いやいや、これが、東京の喫茶店のナポリタンなんだよ、って理解してもらうのに苦労しました」と増田さんは語る。3年前にポップな寿司店「スシデリック」をオープンして分かったことは「アメリカ人の若い人って、寿司の食べ方知らないんですよ。ロールくらいしか食べたことなくって。そして分かったのは、寿司はアペタイザーなんですね。私たち日本人なら、回転寿司入って、いきなり寿司ばっかり食べるじゃないですか、それならもっと東京を感じられる喫茶店メニューで行こうと」。メニューはオムライス(15ドル)、ナポリタン(16ドル)、カツカレー皿(18ドル)などNYでは「懐かしの東京テイスト」が並ぶ。15ドルセットも「物価上昇が続くニューヨークの街で、日常の中にちょっとした豊かさと東京の彩りを届けたい」という増田さんの想いから誕生した。日本人女性グループは「オムライス美味しいです!」と喜んでいた。

【24】 今回ご紹介するのは、South Williamsburgの隠れ家レストランSSAWです。日本の四季を感じる美しいメニューを提供しているこのお店。お店の内装や料理の見た目はもちろん、食器から味、全てに細やかなこだわりを持って作られていることが伝わってきます。平日と週末で提供メニューが異なり、私が行った時はアラカルトメニューの日でしたがとにかく気が利いたお料理の数々にお酒とおしゃべりが止まらない!お店の方もとても親切。次はコース料理を食べに来ようと決意して店を出た足取りはとても軽かったのでした。行ったことをつい自慢したくなる名店!
ヤマモトレミ 89年生まれ、福岡県出身の漫画家。2017年に仕事の異動で東京からNYへ移住。日本食スーパーで社員として働きながら趣味で漫画を描いていたら楽しくなってしまい2021年に退職、漫画家として本格的に活動を開始。2023年現在ブルックリン区在住。単行本発売中!(Instagram:@Yamamotoinnyc)
プロに聞く、生き生きEATS(イーツ)
今回の生き生きEATSは、マンハッタンの象徴、エンパイアステート・ビルディングの1階にこのほどオープンした寿司店「Sushi Beauu」の寿司シェフ山元玲美さんに、日本人の定番、きんぴらごぼう、昼の部のシェフ、トマサ・ザレテさんにメキシコのアボカドディップ風サラダの「ワカモーレ」、メキシコのソーセージ炒め「チョリソ・コン・パパス」という料理を作っていただきました。世界中からの観光客が集まるエンパイアビルにおいて日本の定番だけにとどまらない新しいおにぎりを提供しています。
山元さんは、漫画家・寿司シェフ。本紙第4週のローカル面で『ブルックリンのYAMAMOTOさん』の作者としてお馴染み。夜のおまかせ寿司担当の女性寿司シェフとして活躍中。Sushi Beauuオープニングスタッフ。福岡県出身。

トマサさんとは国籍・年齢を超えて大の仲良し、お互いをMi hermana(私の姉・妹)と呼ぶ仲に。
トマサさんはシェフ・料理研究家。Sushi Beauuオープニングスタッフ。メキシコ・プエブラ出身。

Sushi Beauu NYC
15 w 33rd st, NEW YORK NY 10118
https://www.opentable.com/r/sushi-beauu-new-york
夜は日・月曜定休(月曜は10:00-15:00)
火曜〜土曜(10:00~15:00,17:00~22:00)
材料
(1) ごぼう 大2本
にんじん 大1本
(2)水 200g
薄口醤油 200g
砂糖 100g
【作り方】
(1)の材料を千切りにして、ごま油少々でしんなりするまで炒める。
(2)を加えて、水分が無くなるまで煮て完成。


材料
アボカド 3つ
赤玉ねぎ小 1つ
パクチー 少々
セラノ・ペッパー 1本
トマト小 1つ
オレガノ 小さじ0.5
【作り方】
下記の材料を全て微塵切りにして混ぜる。混ざったらライム1つ分の果汁を絞り、完成。

材料
チョリソ(メキシコのソーセージ) 1パック
大きなジャガイモ 2
【作り方】
芋を茹で、柔らかくなったら皮を剥き潰す。微塵切りにしたチョリソーをフライパンで炒る。(量はお好みで)潰した芋を加え混ぜて、塩で味を整えて完成。
澤井未央さんは、ニューヨークの日本人産婦人科医として若い日本人の女性たちから引っ張りだこの人気だ。当地NYの産婦人科として有名な安西弦医師のクリニック、NYミッドタウンOBGYNで、月、水、木はマンハッタン、火曜日はママロネックの診療所で一般産婦人科医として外来を診療し、金曜日は、マンハッタンアッパーイーストのレノックスヒル病院でお産や手術を行っている。産婦人科医は24時間勤務。病院から出産が始まったなど緊急の電話が入れば、夜中の1時でも、3時でも車でマンハッタンに向かう。
澤井さんは母親が眼科医の次女として大阪で生まれた。小さい時から母親の診療所に出入りして、自分も将来は医学の道に進むのだろうと漠然と思っていたが、小学校の時に見た緊急医療現場を舞台にしたアメリカのテレビドラマ「ER」を見てすっかり虜になってしまった。中高は神戸の小林聖心女子学院に通い、高校時代に国境なき医師団に憧れて大学は関西医科大学へ進学、在学中にドイツとカナダに短期研修留学を体験、日本医師免許を取得し、卒業後は同大学病院での初期研修修了後の2012年に来米してニューヨークに移住し、コーネル大学NYP病院産婦人科の感染症部門の基礎と臨床研究を経て、産婦人科のレジデンシーをコネチカット州イエール大学分院ブリッジポート病院にて修了。卒業後ニューヨークに戻り、現在のNYミッドタウンOBGYNに産婦人科医として勤務している。
「30代、40代、50代のお母さんたちは、自分を後回しにして毎日過ごしているので、自分の体と心を大切にしてもらいたいですね」。
現在外来での患者層は中学生から80代まで幅広く受診内容も多様で、産科検診、婦人科健診はもちろん不妊相談も含め女性ならではのトラブルの解決に日々努めている。専門性のあるスペシャリストでありながら「プライマリーケアとしても患者さんが困った時に頼られるような身近な存在でありたいと思っている」。仕事外でも二人の子育てをしながら、日系コミュニティーの社会医療支援のボランティアにも米国日本人医師会やNYすくすく会などを通して貢献している。
「見知らぬ土地で言葉も違う環境で健康に害が出るのはとても怖いことで、ハードルがあってはならない事です。英語があまり分からないという日本人女性がいたら、やっぱり出て行かないとって思います」と優しそうな笑顔で話す。
11月2日にBCネットワークとブルックリン日系人家族会が主催する「忙しい女性のための健康セミナー」で講演する予定だ。
BCネットワークとブルックリン日系人家族会(BJAFA)主催の「忙しい女性のための健康セミナー 第2弾〜子供優先から、『自身の体と心の優先』へ〜」が11月2日(日)午前11時から、BJAFAコミュニティスペース(254 36th Street, B516, Brooklyn)で開催される。
卵子凍結、ホルモン補充、更年期、遺伝子のキャリアスクリーニング、閉経後の出血、癌のリスクの上昇に向けて何を気にかけるか等をテーマに解説する。講師は澤井未央医師(NYミッドタウン産婦人科)。参加対象は、ブルックリン日本語学園の保護者、元保護者、未就学児の保護者、またはブルックリン在住日本人、日系人女性。問い合わせはEメール [email protected]
または ウエブサイトhttps://bjafa.org/contact-us/ まで