ニューヨークの魔法 ⑭岡田光世 ホームレスの青年と出会ったすぐそばで、携帯電話会社が真紅のバラの花を配っていたので、一輪もらった。 その東側で、また地べたにすわり込んでいる人がいた。膝の上に段ボール紙を置 […]
カテゴリー: BOOKS
杉原氏以外にも「命のビザ」
北出 明・著株式会社パレード・刊 第二次世界大戦中、6000人ものユダヤ人を救った日本人といえば、センポ・スギハラ、杉原千畝(すぎはら・ちうね)と言う名前を、日本人なら今では小学生でも知っているほど有名になった。 杉 […]
ジョークはもう、たくさん
ニューヨークのとけない魔法 ⑬岡田光世 クリスマスシーズンの夜は、おそらくニューヨークの街が最も美しいときだろう。12月に入ると、ロックフェラーセンターやリンカーンセンターの大きなツリーにライトが灯される。金色に輝く無 […]
クリスマスイブの盗人
ニューヨークのとけない魔法 ⑪岡田光世 クリスマスシーズンの夜は、おそらくニューヨークの街が最も美しいときだろう。12月に入ると、ロックフェラーセンターやリンカーンセンターの大きなツリーにライトが灯される。金色に輝く無 […]
CA流ストレス危機管理術
桜井 妙・著Amazon Kindle・刊 この本は、日航機墜落事故で上司、同僚、親友を失い、現地で社員として遺族のサポートをした時の経験から日本航空の元国際線客室乗務員(CA)の桜井妙さんが、ストレスの危機管理方法を […]
バスの守り神
ニューヨークのとけない魔法 ⑩岡田光世 夜九時頃だったので、かなり不安だった。知人の家はバス停から近いとはいえ、アメリカでは、夜の郊外の住宅地に人影はほとんどない。以前、この州で別の友人のところへ行ったときに、バスを乗 […]
私の「ニューヨーカー」グラフィティ
常盤新平・著幻戯書房・刊 本紙先週号1面で常盤新平さんからの手紙について書いたところ多くの読者からまた連載を読んでみたいとの声をいただいた。本紙で連載した原稿がその後、『私の「ニューヨーカー」グラフィティ』(幻戯書房) […]
名画を守るMoMAのヒーロー
ニューヨークのとけない魔法 ⑨岡田光世 日本の人気特別展の比ではないものの、その日のニューヨーク近代美術館(MoMA=Museum of Modern Art)は、かなり混雑していた。この日は閉館時間がいつもより三時間 […]
20世紀の広告黄金時代
Jim Heimann & Steven Heller・著TASCHEN・刊 ミッドセンチュリーとは、直訳すれば『世紀の半ば』。いろいろな世紀にそれぞれのミッドセンチュリーがあるが、この本は、20世紀半ばの19 […]
自由の女神の君
ニューヨークのとけない魔法 ⑧岡田光世 ある夏の日の夕方、夫とふたりで並んでウッドチェアにすわり、しばらくぼうっと川を眺めていた。突き出した桟橋がウッドデッキになっている。 ここを訪れるのは久しぶりだった。水辺に木 […]
森友改ざんの真相を暴く
赤木雅子 、相澤冬樹・著文藝春秋・刊 本書はふたりの人物の視点から書かれている。ひとりは2017年に発覚した学校法人森友学園への国有財産払い下げを巡る一連の事件、いわゆる「森友問題」を追いかけ続け、大手マスコミまで辞め […]
鎌倉シャツ・創業者の物語
玉置 美智子・著文藝春秋・刊 「マジソン街に日本人がシャツ屋を出店する? 悪いことは言わない、辞めた方がいい。あんたアメリカ人が銀座のど真ん中に寿司屋を開いたら食べに行くかい? 行かないだろう。それと一緒だよ」。47丁 […]