無差別殺傷事件 通行人1人が死亡

午後のタイムズスクエアわずか20秒で2人刺す

警察が女性容疑者射殺

 ニューヨークの観光名所タイムズスクエアで8月31日午後、ナイフを持った女性が通行人2人を相次いで刺し、うち1人が死亡する事件が起きた。容疑者はその後、駆けつけたニューヨーク市警(NYPD)の警察官に向かってナイフを振り回し、警察官が発砲して射殺した。

 NYPDによると、事件は午後4時半ごろ、7番街と42〜43丁目付近、NYPDタイムズスクエア派出所の目と鼻の先で起こった。クイーンズ在住のパメラ・シスネロス容疑者(49)は、買い物袋から2本のナイフを取り出し、地下鉄を降りて妻と横断歩道を待っていた68歳の男性を刺した後、約20秒の間に別の32歳女性も襲った。女性は搬送先の病院で死亡。男性は負傷したものの命に別状はないとされる。

 その後、容疑者は警察官にナイフを捨てるよう繰り返し命じられたが応じず、2本のナイフを振りかざして警察官に向かって進んだ。警察はテーザー銃を使用したものの効果がなく、最終的に2人の警察官が発砲した。事件の一連の状況は警察官のボディーカメラに記録されており、発砲については内部調査が行われる。警察によれば、容疑者には過去に精神疾患に関する記録があったが、逮捕歴はなく、今回の事件がテロに関連するものではないとみられている。「世界の交差点」と呼ばれ、日々ニューヨーカーや観光客が行き交うタイムズスクエアでの突然の凶行に、現場周辺は一時騒然となった。ニューヨーク市は42丁目と7番街周辺について交通遅延や道路閉鎖、公共交通機関への影響を知らせ、現場を避けるよう呼び掛けた。

日本のお米をPR 

全米輸がNYで主催

日本米と加州米コラボも

 日本を代表する品目団体「全米輸(日本産米・加工品輸出促進会)」主催の「The Japan Rice Selection 2026」が8月31日、マンハッタンのメトロポリタンパビリオンで開催された。

(写真上)日本米と加州米をブレンドしたチャーハンについて説明する片山さん(右)

 これは業界関係者、プロフェッショナル向けのイベントで、精米品、冷凍シャリ、冷凍寿司など日本の最新技術を駆使した商品の数々や最新技術パックライス、米菓、日本酒、調理器具などが紹介された。当日は17社の企業がブースを構え、さまざまな商品を来場者が試食した。

 全米輸の細田浩之専務理事の挨拶に続き、午前と午後に米マイスターの片山真一氏による日本産米とカリフォルニア産米ブレンディングによるメニューの価値を高める新提案のデモンストレーションとプレゼンテーションが行われた。

 片山さんは「カリフォルニア米に日本米を30%混ぜることで、カリフォルニア米だけで作った炒飯の味を格段に美味しくできます」と壇上でアピールした。

 片山さんの指導により、日本国内の焼肉店や定食屋では売上が大幅に向上した事例が多数ある。メニューに合わせたお米の炊き方、選び方、洗い方など、細やかな指導によってペアリング効果が生まれ、満足度が大幅に向上したことがその要因。ミシュラン星付きの寿司店でも米の監修をしており、米の構造を深く理解し、保水膜をしっかりと保った「外剛内軟」で、のど越し日本産米の新たな可能性を見出すイベントに多くのレストラン関係者、食品業者が詰めかけた。

 会場では、北海道北斗市に本社を置く明治25年創業の吉田屋が、赤酢、梅酢、定番のシャリ玉を紹介。業務用厨房機器総合メーカーのアイホーが、大量のお米が炊けるSHARIPROでおにぎりブームに乗った進出を狙う。対馬水産は穴子を使った寿司の展開を模索、金寿司が小売、ホテルの需要を見込んだこだわりの冷凍寿司を紹介した。

EATOUT  居酒屋ふたご

美味しいものがお手頃な
値段で食べられる居酒屋

 去る7月にイーストサイドの42丁目と43丁目の3番街に面した工事中のレジデンシャルビルの支柱が曲がり、マンハッタンのその界隈一帯が3週間余り立ち入り禁止となり、43丁目に面した多くの飲食店が影響を受けた。居酒屋ふたごもその一つで、7月7日から閉店を余儀なくされ、7月20日に営業再開した。リオープンから1か月、現在は通常通りのランチとディナー、定休日なしの7デイズオープンで復活している。元「蕎麦とっと」だった店をメニューを一新してふたごが2年前に買い取った。同店最大の特徴は、日本的な雰囲気の中で、焼き鳥、天ぷら、寿司、麺類、丼ものなど、日本食ならなんでも手頃な値段で食べられるという手軽さだ。

 酒のつまみも豊富で、会社帰りの同僚との一杯、同窓会、歓送迎会などの宴会、女子会、これからは忘年会などでも会費が一人80ドル程度の予算から大の大人がお腹いっぱいに居酒屋メニューを楽しめる。店内手前にはバーもあり、カウンターで一杯も楽しめる。

 特にランチタイムのセットメニュー(25ドル〜33ドル)は、丼ものと麺類各種が組み合わさったバリエーションの中から選べて大人気だ。3、4人の会合なら、〆の麺類は名物「板蕎麦」がオススメ。ボリュームたっぷりで美味さ満点で満足することうけあいだ。

 そして、単品だけでも足を運びたくなるのが、同店のラーメン。特に東京の濃い味醤油ラーメン(23ドル)=写真=は、ニューヨークではこれの横に並ぶ本格的「醤油味ラーメン」はほぼお目にかかれないと言っていいほどの美味さだ。

 グランドセントラル駅に近いミッドタウン・イーストでの会食場所として、食事処、日常使いの店として改めて要マークの日本料理店だ。グループ用としても使えるディナールームも奥にある。     (三浦)

居酒屋ふたご

211 E 43rd St, 

New York, NY 10017 

(212) 377-8947

https://www.izakaya-futago.com

営業時間月〜金 12:00-14:30

                   17:00-22:30

    土日  17:00-22:00

NYで4大学交流会  ジャパンICUファウンデーション

 ニューヨークを拠点とする非営利団体「ジャパン・ICU・ファンデーション(JICUF)」が8月20日、マンハッタンにて国際基督教大学(ICU)と青山学院大学、関西学院大学、近畿大学の卒業生を集めて夏の交流会を開催した。

 JICUFが日本在住の大学生を対象に実施している「グローバル・シチズン・フェローシップ(GCF)」は世界に羽ばたく人材育成を目指し、今年4月から12月初旬まで8か月に渡り行われているフェローシップで、その一部としてニューヨークプログラムが組み込まれている。8月中旬から約2週間ニューヨークに滞在したフェロー12人は、さまざまな社会問題に取り組む個人や団体と面談し、見識を深めた。

 今年のフェローシップにはICU生9人と青山学院大学、関西学院大学、近畿大学の学生も参加したため、4大学の交流会となった。当日はあいにくの土砂降りに見舞われたが会場には約50人が集まり、キャリア相談や米国時事問題などにぎやかな歓談が行われた。

ハンター大茶道クラス 源吉兆庵でお手前

 マンハッタン五番街の和菓子店、源吉兆庵で8月28日、ハンター大学の茶道クラスに在籍した卒業生がお茶のお手前を来店客に披露した。同大学には日本語や日本文化を学ぶ学科が設けられており、当日は、コンピューターサイエンスを学んだ学生や茶道クラスに在籍したOBやOG、同大教職員らも参加した。

 この茶会は、6月の日本クラブのお披露目会で、ハンター大学の学生たちが茶会をしたのがきっかけで実現した。同店の寺角涼支配人によると、毎年2回、表千家が茶会をしているが、学生が来店客と接する形で茶会を開催するのは初めてだという。参加した人からは「お茶をいただく前にお菓子を食べる作法などもとても優雅でリラックスできた」(タイさん、男性)という感想が聞かれた。

日本ギャラリーで スーザン・トスク氏追悼展

日本美術の収集家

 日本クラブは9月14日(月)から30日(水)まで、展覧会「慧眼(けいがん)—スーザン・トスク氏が愛した日本工芸」を日本ギャラリー(五番街604番地)で開催する。ブルックリン生まれのスーザン・トスク氏(1944〜2026年)は、理系、左利き、血液型はRhマイナスのAB型で、強い正義感を持ち、単刀直入な物言いで、偽りのない誠実さをモットーとしていた。生物学を学んだ同氏は、その科学的な観察眼を携えて日本美術の世界へと転じ、日本人と日本文化、とりわけ日本美術を人一倍愛し、生涯を日本工芸の収集・研究に捧げた。

 同展は、本年2月に81歳で逝去した同氏を偲ぶ追悼展となり、彼女のコレクションの中から明治期の作品44点を選りすぐり紹介する。会場には、七宝、金工、染織、銀製品など、明治の職人技の粋を集めた作品が並ぶ。

 入場無料。開廊時間は月〜金曜が午前10時から午後6時、土曜は午後5時まで。日曜休廊。14日(月)午後6時から8時までのトーク&オープニングレセプションでは、デイビッド・コール氏(明治美術研究家)と堀佐知子氏(日本美術スペシャリスト)が、明治工芸の技法や見どころをスライドとともに解説しながら、NYと日本の美術館・研究者との橋渡し役を務め、日米文化交流に大きく貢献したトスク氏の生涯をたどる。レセプション参加希望者はEメール[email protected]まで申し込む。詳細はウェブサイトhttps://www.nipponclub.org/?lang=jaを参照する。

編集後記

編集後記



 みなさん、こんにちは。ニューヨーク日系人会(JAA)、日本クラブ、NY日本商工会議所(JCCファンド)、NY日系ライオンズクラブ、日米ソーシャル・サービス(JASSI)など主要日系団体が相次いで、熊本地震被災地支援のための募金受け付けを開始ししました。また、ニューヨーク日本総領事館では、各団体、個人からの問い合わせには熊本県の義援金受け付け口座を紹介しています。熊本での義援金の受け付けは10月30日までです。義援金受入口座=(1) 肥後銀行 県庁支店 普通預金 1700669 (金融機関コード:0182 店舗コード:159) 【口座名義】令和8年熊本地震義援金(熊本県) 熊本県知事 木村 敬。



<海外から送金する場合>
・NAME OF BANK:The Higo Bank,Ltd
・NAME OF BRANCH:KENCHO BRANCH
・KENCHOU BRANCH ADDRESS:6-18-1 Suizenji,Chuo-ku,
 Kumamoto-shi,Kumamoto 862-0950,Japan
・SWIFT CODE:HIGOJPJT ・ACCOUNT NO.:159-1700669
・BENE’S NAME:REIWA HACHINEN KUMAMOTOJISHIN GIENKIN
・BENE’S ADDRESS:6-18-1 Suizenji,Chuo-ku,Kumamoto-shi,
 Kumamoto 862-8570,Japan
お問い合わせ先健康福祉政策課地域支え合い支援室
https://www.pref.kumamoto.jp/soshiki/27/274572.html



日本クラブのウェブサイトhttps://www.nipponclub.org/news/2026-kumamoto-earthquake-relief-fund/?lang=jaを参照する。
JASSI は 寄付はウェブサイト(https://jassi.org/寄付の方法/)から
NY日系人会(JAA)はオンラインで寄付 =https://jaany.org/donate-new/DONATE   
NY日系ライオンズクラブはは Zeffy を通じて受け付けている。https://www.zeffy.com/en-US/donation-form/support-kumamoto-earthquake-disaster-relief-fund


 海外にいても日本の災害は、いつも家族や肉親、友人、知人の安否が気になりLINEをしたりして安全を確認してしまいますよね。FBのメッセンジャーで「大丈夫でしたか?」。受ける方は、その一言で結構救われるものです。来週は休刊週で新聞はありません。2週間後にまたここで。それではみなさん良い週末を。(週刊NY生活発行人兼CEO、三浦良一)

【今週の紙面の主なニュース】(2026年8月22日号)

(1)熊本地震被災地に支援 NY日系団体

(2)誠道空手 創立50周年

(3)アイヌの伝統舞踊と刺繍 ニューヨーカーも体験

(4)屋外の食事席 年内使用可能に

(5)手近な食材で作る美味しい家庭料理 生き生きEATS

(6)5ive Spice  Brooklynの山元さん

(7)JAA軟式野球決勝 ニコニコ8度目の優勝

(8)80年代サウンドを!セントラルパーク無料公演

(9)及部恭子トリオ 9月3日 FIVE SPOT JAZZ

(10)NYでアイヌ伝統文化紹介の夢果たす   溝口 尚美さん

熊本地震被災地に支援 NY日系団体

 7月28日、熊本県中部を襲ったマグニチュード7・1の大地震により、住宅や店舗、歴史的建造物など、地域全体が甚大な被害を受けた。8月第1週には最高気温が摂氏40度を超える酷暑が続き、依然として頻繁に余震が発生している。

 ニューヨーク日系人会(JAA)、日本クラブ、NY日本商工会議所(JCCファンド)、NY日系ライオンズクラブ、日米ソーシャル・サービス(JASSI)など主要日系団体が相次いで、被災地支援のための募金受け付けを開始した。 

 JCCファンドは「2026年熊本地震」支援窓口を設置した。義援金は、慈善団体の義援金窓口を通じて、被災者への支援物資の配布や、生活再建に役立てられる。受付期限は9月末まで。

 NY日系ライオンズクラブでは、ライオンズクラブ国際財団(LCIF)を通じ被災地支援を行う。LCIFでは、寄付金の100%を交付金および支援プログラムのために活用する方針。寄付金は、被災地域で必要とされる支援につなげるために使われる。

 JASSIに寄せられた義援金は、NY日系ライオンズクラブ(JALCC)の協力により、ライオンズクラブ国際財団を通じて、被災された人たちの生活支援や復旧・復興のために活用される。

 ニューヨーク日系人会は8月17日、熊本地震被災地への支援を呼びかけるアナウンスメントを発表した。寄付は、2011年の東日本大震災救援基金、2016年の熊本・大分地震救援基金同様、全額被災地へ届けられる。またニューヨーク日本総領事館は、各団体、個人からの問い合わせには熊本県の義援金受け付け口座を紹介している。熊本での義援金の受け付けは10月30日まで。

企業も個人も熊本を支援

被災者の生活再建へ
NY日系各団体の対応

JCCI日本クラブ 


 7月28日、熊本県中部を襲ったマグニチュード7・1の大地震により、住宅や店舗、歴史的建造物など、地域全体が甚大な被害を受けた。8月第1週には最高気温が摂氏40度を超える酷暑が続き、依然として頻繁に余震が発生している。また、一部の地域では停電、道路の通行止め、水や食料の不足にも直面している。こうした状況を踏まえ、ニューヨーク日本商工会議所と日本クラブは共同で、この災害の被災者を支援することを目的に、JCCファンド内に「2026年熊本地震」支援窓口を設置した。義援金は、慈善団体の義援金窓口を通じて、被災者への支援物資の配布や、生活再建に役立てられる。受付期限は9月末まで。寄付方法は日本クラブのウェブサイトhttps://www.nipponclub.org/news/2026-kumamoto-earthquake-relief-fund/?lang=jaを参照する。

ニューヨーク日系ライオンズクラブ 

 ニューヨーク日系ライオンズクラブは、熊本地震の被災者を支援するため、義援金を募集している。被害は甚大で、住宅被害は2万2664棟にのぼり、8月10日時点で6092人が97か所の避難所で避難生活を送っている。日本赤十字社によると、8月13日現在も6000人を超える人々が避難生活を余儀なくされている。被災者が1日も早く安心した生活を取り戻すことができるよう、NY日系ライオンズクラブでは、ライオンズクラブ国際財団(LCIF)を通じ被災地支援を行う。

LCIFでは、寄付金の100%を交付金および支援プログラムのために活用する方針を掲げている。寄付金は、被災地域で必要とされる支援につなげるために使われる。募金は Zeffy を通じて受け付けている。https://www.zeffy.com/en-US/donation-form/support-kumamoto-earthquake-disaster-relief-fund

日米ソーシャルサービス(JASSI)

 日米ソーシャルサービス(JASSI)は、7月28日に発生した令和8年熊本地震により被災された人たちを支援するための義援金を募集している。現地では家屋の倒壊などにより、多くの被災者が今なお避難生活を余儀なくされており、支援物資や生活再建のための継続的な支援が必要とされている。JASSIに寄せられた義援金は、NY Japanese-American Lions Club Charities, Inc.(JALCC)の協力により、ライオンズクラブ国際財団を通じて、被災された人たちの生活支援や復旧・復興のために活用される。

 寄付方法はオンライン(クレジットカード)または小切手にて。寄付はウェブサイト(https://jassi.org/寄付の方法/)から、メモ欄に「JASSI Kumamoto Earthquake Relief Fund」と明記する。義援金募集期間は9月30日まで。

NY日系人会(JAA)

 ニューヨーク日系人会は8月17日、熊本地震被災地への支援を呼びかけるアナウンスメントを発表した。内容は次の通り。(原文まま)

◇    

 2026年7月28日発生しました熊本地震で被災された方々への支援を目的に、2016年に熊本・大分地震救援基金の中に、JAA熊本地震救援基金を設立しました。ご支援お願い申し上げます。

 被災された皆様の速い復興とお亡くなりになりました方々のご冥福をお祈り申し上げます。

 皆様からのご寄付は、2011年の東日本大震災救援基金、2016年の熊本・大分地震救援基金同様、全額被災地へ届けられます。 ニューヨーク日系人会会長    佐藤貢司

次の方法でご寄付いただけます。

▽オンラインで寄付 =https://jaany.org/donate-new/DONATE   ボタンをクリックして、Paypalを通して「寄付」をクリック。その場合はmessage/purpose section に”Kumamoto Earthquake Relief “ とご記入下さい。

▽小切手郵送で寄付=チェックでご寄付される場合は次の(1)〜(3)を記載すること。

(1)名前 Name:

(2)住所 Address:

(3)金額 Amount: 

小切手の宛先は

The Japanese American Association of New York, Inc. 

メモ欄に

 Kumamoto Earthquake Relief と記載。

郵送先=The Japanese American Association of New York, Inc., 49 West 45th Street, 5th Floor, New York, NY 10036. 

海外からの義援金送金熊本県知事あて口座に

10月30日まで受け付け中

 ニューヨーク日本総領事館では、口座は開設していないが、個人・団体から照会がある場合には、熊本県が発表している義援金受付のための口座を案内している。義援金受付期間は、7月29日 から10月30日まで。

義援金受入口座=(1) 肥後銀行 県庁支店 普通預金 1700669 (金融機関コード:0182 店舗コード:159) 【口座名義】令和8年熊本地震義援金(熊本県) 熊本県知事 木村 敬。

<海外から送金する場合>

・NAME OF BANK:The Higo Bank,Ltd

・NAME OF BRANCH:KENCHO BRANCH

・KENCHOU BRANCH ADDRESS:6-18-1 Suizenji,Chuo-ku,

 Kumamoto-shi,Kumamoto 862-0950,Japan

・SWIFT CODE:HIGOJPJT ・ACCOUNT NO.:159-1700669

・BENE’S NAME:REIWA HACHINEN KUMAMOTOJISHIN GIENKIN

・BENE’S ADDRESS:6-18-1 Suizenji,Chuo-ku,Kumamoto-shi,

 Kumamoto 862-8570,Japan

お問い合わせ先健康福祉政策課地域支え合い支援室

https://www.pref.kumamoto.jp/soshiki/27/274572.html

誠道空手 創立50周年

ヤンキースタジアムが祝福

 力よりも技、技よりも心を大切にする「人間空手」をモットーに米国で40支部、日本国内30支部を含め世界120支部を持つ空手道場「誠道塾」が創立50周年を迎え、12日ニューヨークのヤンキースタジアムで祝賀披露アナウンスが行われた。ニューヨーク総領事の片平聡大使が参列して50周年を祝った。

 道場の創設者、中村忠氏(84)は、極真空手の大山道場の代表として1966年にニューヨーク市ブルックリンで指導を始めた。中村氏の活躍は劇画『空手バカ一代』(梶原一騎・原作、つのだ・じろう、影丸譲也・作画)でも紹介している。

 中村氏はアメリカ各地の他にも、南米・ヨーロッパ・ニュージーランドへも行き、現地門下生の指導や演武を行った。71年に極真空手北米本部を設置し、初代北米委員長に任命される。76年に極真会館を離れ、世界誠道空手道連盟誠道塾を設立した。

 中村氏は、1942年2月22日生まれ。段位は十段。樺太真岡郡真岡町(現在のロシア極東連邦管区サハリン州ホルムスク)出身。駒場東邦高校一期生。1965年に日本大学理工学部建築学科を卒業後、初代首席師範に任命される。

 現在はマジソンスクエアに近い本部マンハッタン校の道場と、ウエストチェスターの浄心本山道場を持ち、二代目の彰氏と長女の繋師・めぐみさんと共に人間空手の普及に今も努めている。 

(写真上)祝福される左から中村会長、めぐみさん、彰さん、片平大使 (12日、ヤンキースタジアムで、撮影・三浦良一)

「人間空手」次世代へ
誠道塾創立50周年

 今年創立50周年を迎えた誠道塾の創設者、中村忠さんは、極真空手の代表として1964年にタイ王国へ遠征した。ルンピニー・スタジアムでムエタイ選手とムエタイルールで対戦し、2ラウンドKO勝利した。生きる伝説とも言われる「世界誠道空手道連盟誠道塾」の創設者、中村会長のこの活躍を機に、日本ではキックボクシングが一大ブームとなった。当時活躍したキックボクサーの沢村忠(ミドル級王座、故人)は、中村会長の強さにあやかりリングネームをもらったというエピソードがある。

 極真空手の大山倍達氏は中村さんを「将来の後継者に」と考えていたようで、中村さんが極真会館を去った時には日本と世界の極真関係者への激震は多大なものであったという。中村さんが1988年に出版した自著『人間空手』(主婦の友社)では「今思うと大山館長の生徒を育てる愛情と情熱、親しみやすく素朴な面、頭が良くて努力家、夢をたくさん語る事、など僕が影響を受けたり、見習わなくてはならない事が随分あります」と回顧している。

 創立50周年について中村会長に聞いた。(関連記事1面に)

 本紙=50年を振り返って、アメリカにおける自分の空手人生について思うことがあれば、聞かせてください

 中村「強さを一番重要であるとした流派から離れ、誰もが学べ、人生を豊かにして強い精神を養う空手を教え始めて50年が経ちました。数多くの素晴らしい生徒が生まれ、各所で奉仕をして空手を教えています。私が目指した真の空手道が浸透したという感慨深いものがあります」

 本紙=現在のお弟子さんは世界にどれだけいるのですか? 

 中村「世界にどれだけ弟子がいるのは、はっきりとは判りませんが、黒帯を取った生徒数は全世界で優に1万人は超えていると思います。それに加えて、70歳、80歳を超えても続けている生徒が大勢いることも私の自慢です」

 本紙=今後の道場を次世代に繋ぐにあたり、一番心がけていってもらいたいことは何でしょうか?

 中村「二代目、彰は、子供の頃から私の空手の弟子達の稽古風景を見て十分理解をしております。彼も道場で指導を始めて30年以上経ちました。時折、私より日本人の精神を持って物事を貫いている時があり、実に頼もしく誇りに思っております。常に誠の心を持って人間空手を指導してくれると信じています」

 本紙=「人間空手」の精神は、これまでどのようにアメリカで、ニューヨークで貢献してきましたか?

 中村「先にも述べたように、生徒が各々の意思を持って恵まれない人達のために貢献しています。ニューヨークだけでなく、日本、ヨーロッパ、イスラエル、ニュージーランド、オーストラリア、アフリカ南半球の国々の支部でも空手を通して社会に貢献しております。こうすることでも、彼らの人生を豊かにし、生きがいとなっているので嬉しく思っています。50年余り私を信じ稽古に励んでくれた生徒達に深く感謝の意を表したいと思います」。

アイヌの伝統舞踊と刺繍 ニューヨーカーも体験

ジャパン・ソサエティーで第2弾が来米

 ジャパン・ソサエティーで7月に続き、8月12日と13日の両日、「アイヌ・サマー・フェスティバルーアイヌの物語、文化、そして伝統」の第二弾が開催された。13日午後4時からは、古式舞踊のワークショップが村瀬ルームで開催され、18人の予約会員が指導を受けた。平取アイヌ文化保存会の木村弘美事務局長の解説で動物の動きや雨燕やシギが大空に元気に羽ばたく動きを真似た踊りなどを披露した。参加者も踊って体験した。アイヌには文字がないため、昔の映像をもとにして動きを再現していることなどが紹介された。

(写真上)鳥の羽ばたきを表現した舞踊ワークショップ

 その後、映像作家で今回のアイヌ公演を企画した溝口尚美さんが2018年に作成した映画「Ainuー ひと」が、メインホールを埋める満席で上映された。

 その後、平取町教育委員会のアイヌ語教師の関根健司さんによるアイヌ語教室が行われた。参加者たちはクイズを通してちょっと難解な単語の数々も教わったが、「ピリカ(正解!)」という単語だけは確実に耳に残ったようだ。

 平取町二風谷地区のアットゥシ織は伝統工芸品に指定されており、刺繍やアップリケによって生み出される精巧な模様や、世代を超えて家族に受け継がれてきた独自のデザインが披露された。伝統工芸士の藤谷るみ子さんと進藤千賀子さんが舞台で、アイヌ文化刺繍活動を紹介した。アイヌの伝統的な衣装の背中、襟、裾によく見られるこれらの模様は、単に美的な目的だけでなく、悪霊を追い払うお守りとしての精神的な意味も持っていると説明。また刺繍は沙流川流域に伝わる「二風谷らしさ」を意識し、アイヌ文様を豊かに表現したもので、会場からはその独特のシルエットにため息が聞かれた。

 参加者からは「舞踊ワークショップはエアロビクスみたいで楽しかった」(クラレスさん・男性)や「伝統言語でも響きが能とはまったく異なるところがとても興味深かった」(リンさん・女性)といった声が聞かれた。

 今回の8月の来米団の団長を務めた平取アイヌ協会の宇南山嘉宣会長は「今回はアメリカの先住民族との接触はなかったが、若手が多く参加しているので、今回の体験がいつかまたアメリカの先住民との交流に繋がれば良いと思っている」と将来に期待を寄せた。また、平取町役場木下正人課長は「2年前に溝口さんがこの週刊NY生活の記事を持って役場に来られたのが始まりだった。これからもNYとのご縁を大切にしたい」と話していた。イベント前日には北海道ゆかりの会(竹田勝男代表幹事)主催の歓迎会も市内レストランで開かれた。