マスク着用義務解除

公共交通機関と学校、病院は継続

 ニューヨーク州では10日から屋内でのマスク着用義務が解除された。新規感染者が大幅に減ったことを受けて判断した。自治体や企業が個別に問題としていない限り、基本的にホテル、店舗、薬局、オフィス、食料品店などでマスクを着用する必要がなくなった。ただし学校や病院、公共交通機関は引き続きマスク着用義務となっている。またレストラン、ジム、劇場、美術館、アリーナなどへの入室時に義務付けられているワクチン接種証明の提示は継続される。

 州当局によれば学校でのマスク着用義務については継続するかを3月第1週に判断するという。 

 同州は変異株オミクロン株が拡大した昨年12月に着用義務を導入していたが、1月中旬をピークにコロナ感染が減少。ニューヨーク州の2月8日の新規感染者は約6000人で、最多の約9万人が感染した1月7日から大幅に下がった。13日には2348人とさらに下がった。

日本ふるさと名産食品展

ジャパンビレッジで24日から開催

 一般財団法人自治体国際化協会は24日(木)から27日(日)までの4日間、ブルックリンのジャパンビレッジ(934 3rd Ave.)2階催事スペースにて、日本各地の名産品を集めた物産展「日本ふるさと名産食品展・イン・ニューヨーク」を開催する。

 期間中は13自治体、19事業者による地域特産品の実食・販売のほか、26日(土)にはタローズ折り紙スタジオのヤグチ・タロウ氏とジェフ・ラーブ氏によるジャイアント折り紙パフォーマンス(午前11時30分、午後1時、2時30分、4時からの4回)も行われる。会場オープン時間は午前11時から午後8時まで。なお、25日(金)午後2時から5時まではジャパンビレッジ中庭の平屋内にて在NY日本国総領事館とジェトロNY事務所の共催で、おにぎり作り体験イベントも開催される(3回、定員各12人、要事前予約)。*予約は以下のオンラインサイトから

■食品展出展者

・北海道函館市 たこ天かまぼこ、北海道男爵コロッケなど(友栄北海道かいこうマーケット株式会社 太田かまぼこ)

・宮城県 日本産スルメイカソーメン、有機ササニシキ精米(株式会社フィッシャーマン・ジャパン・マーケティング)

・福島県 博多豚骨ラーメン、喜多方醤油ラーメンなど(株式会社五十嵐製麺)

・福島県 百年糀の冷やしあまざけ、100年伝承糀味噌など(株式会社宝来屋本店)

・群馬県 ぶっこみらーめん、生うどん太打ちなど(根岸物産株式会社)

・神奈川県 桜花漬(株式会社ちん里う本店)

・神奈川県 しそ梅干し、神奈川県産湘南ゴールドゼリーなど(株式会社ナチュレ)

・神奈川県 天然素材蔵ライスワイン・ノンアルコール・サングリア(天然素材蔵)

・石川県 金棒茶SHUN(加賀建設株式会社)

・石川県 冷凍 豆腐ナゲット(羽二重豆腐株式会社)

・福井県 お米のシフォンケーキ(株式会社アジチファーム)

・愛知県 T・F・ジャーキーいわし、伝々さんま蒲焼など(株式会社平松食品)

・愛知県 野田味噌商店 本溜、木桶熟成即席みそ汁赤だしなど(合資会社野田味噌商店)

・愛知県 国産大豆 八丁味噌、カクキューのみそだれなど(合資会社八丁味噌)

・和歌山県 紀州産うす塩味はちみつ梅 紀の和み、紀州産スウィートプラムジャムなど(マルヤマ食品株式会社)

・鳥根県 抹茶パンケーキミックス、島根の有機煎茶など(株式会社千茶荘)

・愛媛県 ちぎり草もち、瀬戸内レモンもちなど(株式会社世起)

・福岡市 八女玉露 福のつゆ、八女抹茶ラテなど(西福製茶株式会社)

・宮崎県 九州産しいたけ どんこ、九州産しいたけ徳用大中葉(株式会社杉本商店)

アイビーリーグの入り方

日本と違う名門受験

冷泉さんが入試制度解説
日本クラブウェビナー

 日本クラブ は10日、オンライン・スペシャルウェビナー「アイビーリーグの入り方(最新動向)」を開催し、350人が聴講する関心の高さを伺わせた。講師は作家でジャーナリストの冷泉彰彦さん。 日本の大学の試験一発勝負と違い、米国の名門大学の入試は、米国人にとっても謎に包まれた存在と言われる。その入試制度に関して最新の動向に触れながら、日本人、日系人がアイビー校をはじめとする米名門大学に出願・入学する際の留意点について具体的に解説した。「知識人の原石」であることを求めてくるアイビー校の「合格基準」とは何なのかわかりやすく説明した。講演の主な内容は次の通り。


 20世紀までは良くも悪くも「伝統校」だったが、2000年前後から人気が加熱。2009年からは学費心配が軽減された。現在は大きなアイビー(Uペンとコーネル)、小さい(古い)アイビー(プリンストン、ハーバード、イエール)、厳しいアイビー(コロンビア、ブラウン、ダートマス)に分かれ、全ての学科でナンバーワンではないが、依然として社会的評価は高い。それぞれかなり強烈な校風がある。

 またアイビーと同等の学校としてMIT、スタンフォードは同等かそれ以上。カルテックという特殊な存在。専攻によってはシカゴ、カーネギーメロン、ジョンズ・ホプキンスなどもあり、ウエストポイント(陸軍兵学校)やアナポリス(海軍兵学校)のミリタリースクール、ミニ・アイビーと言われるリベラルアーツ・カレッジなども人気がある。 就職に有利な大学でもある。なぜなら同窓会のコネクションがかなり有力、インターンシップの斡旋とワークがしっかりしている。

 一番大切なのは、本人に合う大学を選ぶこと。なんといっても専攻次第。各大学の合格基準を見るとスポーツや課外活動歴は必須。ボランティア履歴も重要。各大学が欲しい学生像は「教室の白熱化へ貢献する学生、卒業後に実績を上げて、大学の評価を高めてくれる人材、多様性を構成し、尊重する人物」だ。

 出願までの流れは、何を揃えるかを整理する。SATやACTの点数、IB(インターナショナル・バカロレア=スイスに本部のある国際的な試験制度)、AP(米国の単位先取り試験)の点数、良好なGPAを含む内申書、活動履歴、エッセイ、推薦状。

 GPA(内申書)の重要性=計算式は単純でAは4点、Bは3点、Cは2点、Dは1点、Fは0点。内申書の評価は、11年生の時の成績が重視される。だが、9年生からの成績はすべて重要。単にオールAなら良いわけではない。成績のカーブが上昇傾向にあるのか、常に高度な科目に挑戦しているかなどが問われる。

 2024年のSATが改定される。見通しとして試験時間が3時間から2時間に短縮、指定席で端末による受験。計算機はアプリ上で提供。数日で点数を通知するなど。特に数学と科学の科目が重要だ。

 出願のタイムテーブルは、早期出願が11月上旬締め切り、合否発表は12月中旬。倍率はやや低い。通常出願は12月末から1月中旬が締め切り。合否は3月末。入学意思決定の締め切りは5月1日、半年分の学費振り込みは7月中旬。

 アイビーリーグを目指す上で一番大切なことは、本人が「決意」をすることがすべて。自分にやりたいことがあり、8年生までに決意を。そして良い仲間との切磋琢磨をすることだ。

眞子さん居住のアパート前、市清掃職員3発撃たれ負傷

 マンハッタンのウエストサイド52丁目の路上で10日午前11時15分ごろ、市の衛生局の男性職員が、短銃で3発撃たれ負傷する事件があった。事件があったのはヘルズキッチンの住宅街で、小室眞子さん夫妻が住むアパートビルの隣の路上。NBCニュースによると、捜査関係者は、被害者の娘で、このエリアに住む女性が、元交際相手とその双子の兄弟に、声をかけられたことが、きっかけだっと話している。父親は職務中だったが、娘に呼ばれ、現地に到着。兄弟とけんかになり、発砲事件に発展した。ニューヨークポスト紙が入手してオンライン版で公開した映像では、衛生局の男性が、黄色いジャケットを着た男性に、殴る蹴るの暴行を加える様子が撮影されている。その後、2人はいったん離れたが、職員の男性が再び、黄色いジャケットの男性に近づいたところ、間にいたもう一人の男が、職員に向けて、至近距離から銃弾を3発放った。男性は左ももを撃たれ、近くの病院に搬送された。容態は安定しているという。犯人らは、黒のメルセデスベンツに乗って逃走した。同日午前にはブロンクスで女性が銃で撃たれて死亡する事件が起きたばかりだったこともあり、発砲事件が起きた52丁目と十番街と十一番街が一時封鎖され立ち入り禁止となった。警察の黄色いテープが貼られて立ち入り禁止区域になったブロックに眞子さん小室圭さん夫妻が住むアパートがあり、発砲事件が起きたのは、眞子さんが住むビルの玄関前からわずか10メートルたらずの場所だった。現場は飲食店が多く立ち並ぶ大通りから、一歩入った静かな通りで昼間でも人通りが少ない。犯人が逃走した黒塗りのベンツは同日午後、マンハッタンの27丁目チェルシー地区に乗り捨てられているのを警察が発見した。盗難車と見られ容疑者は逃走中。事件から2日後の午後、現場付近は閑散としていたが、ホームレスが空のガラス瓶を道路に叩きつけて割るなどしていた。近くの路上でたばこを吸っていた住民に話を聞くと事件の時に大きな叫び声がして道路に血痕が残っていたと話す。事件のあった路上に面したカフェの従業員は、事件を目撃したが話す立場にないとコメントした。

(写真)銃撃されて男性が負傷した事件現場の歩道。すぐ後方の建物が眞子さん夫妻が住むアパートビル。(12 日午後4時、本紙撮影)

ネイルでショー彩る

NYファッションウィーク
大活躍のSKIN DEEP NYC

32人のモデルに30分でネイル装着

 恒例のニューヨーク・ファッションウィークの舞台裏で活躍する日本人女性たちがいる。華やかなランウエーを颯爽と歩くファッションモデルたちの指元を彩るネイル。東京でネイルスクール2校、ニューヨークのミッドタウンで直営サロン、スキン・ディープNYCを経営する名取由稀江さんが、ネイリストたち8人とバレンタインデーの14日夜、ウォール街近くのビル内特設ステージで行われた人気デザイナー、ラカン・スミスのショーのネイルを手がけた。10年以上NYファッションウィークに参加している名取さん、今回も5人のデザイナーから依頼を受けて引っ張りだこだ。(写真:ショーが始まる前、メイクをしているモデルにネイルを装着する名取さん(右)とチームのメンバーネイリスト(14日午後5時半、写真・三浦良一))

 この日は午後8時のショー開始に合わせて午後4時に会場入り、本番2時間前にはメイクとヘアのセットが始まる。30分で32人のモデルたちに手際良くつけ爪をつけていった。

自分で見つけた道が一番

アレクサンドラ・スターリン&渡辺啓子・共著

Inspired Universe Books・刊

スターリンさん
渡辺さん

 ニューヨークで活動するアーティストの渡辺啓子さんがこのほど、米国人作家のアレクサンドラ・スターリンさんとの共著の絵本『 You’ll Always Find Your Way』をインスパイアード・ユニバース・ブックスから出版した。物語は、主人公が木の下に座り、完全に迷子になったように感じる自然の中で始まる。次にどこへ行けばいいのかわからない。そして、自分の心の声を聞くために目を閉じ、静かになる。このとき、主人公は自分の心に導かれて、自分自身の旅に出る。彼は、自分の心に従うことで、才能を発見し、素晴らしい人生を築き、新しい友人を作り、その過程で人々を鼓舞することができることに気づく。児童書ながら人生の重たいテーマをストレートにそして優しく、また、カラフルで躍動感ある絵と文章で子供たちを未来への心の旅立ちへと誘う内容になっている。

 絵を担当した渡辺さんは、東京都出身で、多摩美術大学(絵画科油画専攻・版画コース)を卒業後、イラストレーターとして活躍。1999年に渡米し、2004年NYCoo ギャラリーのアートディレクターとして活動後、作家として現在に至る。著者のスターリンさんは、ニューヨーク州立大学パーチェス校で心理学を学び、コーネル大学で植物ベースの栄養学を学んだ。これまで子供達の健康的な食事と行動習慣を身につけるための絵本を4冊出している。

 渡辺さんは「自分の夢を持ち、自分の心に導かれたとき、人生がいかに美しいものになるかを描いた。子供から大人まで楽しんで欲しい」と話す。スターリングさんは「ケイコの作品は、鮮やかな色彩、星、そして大きな手で星や夢に向かって手を伸ばすキャラクターがいっぱいで、とても刺激的」と話す。自分の道を進むことの楽しさと豊かさが読者にしっかりと伝わるのは、二人の作家自身が手にしたライフスタイルとも重なるからだろう。 (三浦)

https://inspireduniverse.com

キスとハグのおすそ分け

ニューヨークの魔法
岡田光世

 その年のバレンタインデーの朝を、さみしい思いで迎えた。アメリカでは、男性が女性に贈り物をする。夫は日本にいる。何も贈ってくる気配はない。仕事以外の予定は、何もない。 

 もらえないなら、あげればいいか。喜んでくれそうな友人を思い浮かべているうちに、ふと、マンハッタンの雑踏のなか、ビル風に吹きさらしにされ、冷たい路上にひとりで じっとすわっているホームレスの人たちを思った。 

 そうだ、ホームレスの人たちにチョコレートをあげよう。私は突然、思い立ち、さっそく買いに出かけた。この日のために並んだチョコレートの棚のなかから、ひとつずつ 包まれ、外側に「X」か「O」と書かれているものを選んだ。英語で「X」はキス、「O」はハグの意味がある。 

 街中の教会や非営利団体で、無料で食べ物を配給しているし、お金や飲み物をあげる人はほかにもいる。でもチョコレートはしばらく口にしていないかもしれない。一瞬で温かい気持ちになってくれたら、うれしいではないか。 

 地下鉄に乗ると早速、ホームレスの人が車両の隅のシートを三人分占領して、寝そべっていた。でも、顔が見えないし、ぐっすり寝ているのかもしれない。周りの人たちの視線も気になって、声をかける勇気がなかった。 

 人の集まるタイムズスクエアで、降りることにした。観光客で最もにぎわっている場所から少し離れた歩道脇の地べたに、青年がうなだれてすわっていた。右手はポケットに入れたままだ。人がひっきりなしに行き来しているが、誰も足を止めない。 

 前に友人のゲイルがベーグルを買ったときに、店の計算違いで安く払ったうえに二個もおまけにもらったので、珍しく親切心を起こして、いつも見かけるホームレスの男性にベーグルをあげようとした。 

 ところが、ベーグル? なんでオレがベーグルなんかほしいんだい? オレはベーグルなんか、ほしかねえよ、とその人にどなりつけられた、とゲイルが憤慨していた。 

 向こうでうずくまる青年はおとなしそうだが、ぐいっと顔を上げ、突然、怒り出すかもしれない。 

 チョコレート? なんでオレがチョコなんかほしいんだい? オレはチョコなんか、ほしかねえよ。チョコなんかじゃ、生きられねえんだよ。バレンタインだと? そんな 甘っちょろい世界は、オレたちにカンケーねーんだよ。

 悪いほうに大きく妄想がふくらむなか、しずしずと青年に近づいていく。

 Happy Valentine’s Day.(幸せなバレンタインデーを) 

 笑顔で声をかけて、チョコレートをいくつかそっと差し出した。 

 青年は驚いた顔で私を見てから、Thank you. とほほ笑み、受け取った。

 世間話をするにも、何を話題にしていいものかわからず、バーイとだけ言って、そのまま立ち去った。 

 食べてくれるだろうか。捨ててしまうだろうか。気になり、ふり返った。

 青年は左手だけでチョコレートの包み紙を開けようとしているが、うまくできず、悪戦苦闘している。右手は使えないのか。 

 思わず、彼のところへ引き返した。私が開けましょうか、と声をかける。

 ありがとう。けがをしてしまって、右手を使えないんです。

 彼の目の前にある段ボール紙に、自動車事故で負傷しました、と書かれている。

 事故にあって、一年くらい前からこうして路上で生活しているという。

 I’m a clean person. 

 僕はきれい好きなんだ。 

 だから、こんな生活は耐えられない。でも、仕方がないんだよね。

 チョコレートの包みをほどくと、彼が思わず口を開けた。 

 私も思わず、はい、あーんして、と言わんばかりに、自分も口を開けて、彼の口に入れてあげそうになった。目が合い、ふたりで笑った。 

 幼い頃、母親にこうして食べ物を口に入れてもらっていたのだろうか。ガールフレンドか妻が、愛情の証にそうしてくれた思い出があるのかもしれない。 

 つい先日まで仕事があって、ごくふつうに生活していた人が、人生でちょっとつまずけば、一転して路上生活者になってしまう。ニューヨークの不動産は年々上がり、失業すれば、すぐに家賃が払えなくなる。      

 暖かい春がやってくるから、今しばらくの辛抱だね。 

 そんな思いを込めて、彼の左の手のひらに、包みから出したチョコレートをそっとのせた。 

 甘い。美味しいなぁ。

 そう言って青年は、ゆっくりチョコレートをなめている。 

 私もゆっくり、包み紙をもうひとつ、青年のために開けている。 

 このエッセイは、文春文庫「ニューヨークの魔法」シリーズ第9弾『ニューヨークの魔法は終わらない』に収録されています。

https://books.bunshun.jp/list/search-g?q=岡田光世

グランドセントラル駅に駐輪カプセル

 ニューヨーク交通局(MTA)は10日、メトロノース鉄道とブルックリンを拠点とするスタートアップ企業Ooneとのパイロットプログラムにより、グランドセントラル駅に自転車保管庫「6スペース・バイクパーキングポッド」が置かれたことを発表した。

 43丁目とバンダービルト街にあるこの保管庫を利用するためにはOoneのウェブサイト(https://www.ooneepod.com/oonee-nyc)から予約する必要がある。利用者はキーカードまたはスマートフォンを使用してポッド内のプライベートスペースのロックを解除できる。予約は先着順で、登録は無料。

 MTAの会長・CEOは「MTAネットワークの範囲拡大のため、マイクロモビリティの使用を真剣に考える時だ。パンデミック中に増加した自転車利用者を地下鉄に戻す1つの方法として、自転車へのアクセスを改善するための一歩になる」と述べている。

編集後記 2月12日号

編集後記

 ホークル・ニューヨーク州知事は10日(木)から、ビジネスでの屋内業務でマスク着用義務を解除すると発表しました。学校でのマスク継続は現在摂取率60%の5歳から11歳までの児童のワクチン接種動向を見極めながら3月までは継続を見込むとしています。またニュージャージー州のフィリップ・マーフィー州知事は7日、学校職員と生徒のマスク着用義務を3月7日に解除すると発表しました。ただしマスク着用を強く望む地区については引き続き着用義務を認めるなど段階的に行うそうで、感染者が再び急増した場合はマスク義務を復活させるとのこと。米疾病対策センター(CDC)は7日、世界各地の新型コロナウイルスの感染状況に基づいて毎週更新する渡航警戒レベルのリストで、日本を含む136か国・地域が最大の「レベル4」になったと発表しており、米国内での感染ピークが見え始めてマスク着用義務が徐々に解除される一方、渡航警戒レベルの引き上げはどんどん積み上げられて今や、世界の半数以上の国と地域がレベル4の最高警戒状況と拡散しています。ニューヨークでは下水から新たな変異種も見つかるなど、ワクチンを追加接種しながらコロナ禍を生きていくニューノーマルの時代がそこまできているようです。PCR検査で陽性となった人も知り合いの中から結構いるようになり、もう誰がどこで感染してもおかしくない状況になっているようです。最近は、取材先からPCRの検査結果を求められることも多くなり、私もそのたびに会社の近くのテント検査所に走りラピッドテストを受けてます。15分後には結果が来ますが、毎回ドキドキします。外に出たり、地下鉄にも電車にも頻繁に乗る私が感染しないのが不思議なくらいです。ワクチンのおかげなんでしょうねきっと。

【今週の紙面の主なニュース】(2022年2月12日号)

(1)新たな変異株出現か NYで不可解な4種発見

(2)甘さに酔うバレンタイン

(3)オンライン日本映画祭 世界25か国で無料配信

(4)いちご王国が米上陸 栃木からスカイベリー

(5)あめりか時評 冷泉彰彦

(6)ギャノン氏に在外公館長表彰

(7)石原慎太郎さん悼む NYタイムズ紙が訃報掲載

(8)街角ファッション SOHOを軽やかバレリーナ

(9)ミュージック・フロム・ジャパン

(10)高氏奈津樹が新作 シンボルと人間の心

新たな変異株出現か

新たな変異株出現か

 ミズーリ大学のマーク・ジョンソン博士らの研究チームはニューヨークの下水から新型コロナウイルスの「不可解な」変異の跡を4種類以上発見したと発表した。新たな変異株出現の潜在的兆候となる。「ニューヨークの廃水で検出された不可解なSARS-CoV-2系統の追跡」という研究で、査読付きのジャーナル「Nature Communications」に2月3日に掲載された。

 研究はジョンソン教授(分子微生物と免疫学)とニューヨーク市立大学クイーンズ校の生物学部のジョンソン・デニー教授が主導して行っているもので、研究チームは2020年6月からニューヨーク市内の14か所の下水処理場から採取して調査を行っている。ウイルスのRNAを分離後、PCR検査でコロナウイルスゲノムの欠片を培養してこの変異を確認した。最初に確認したのは昨年1月で、世界中のウイルスを追跡し掲載しているデータベースGISAIDEpiCoVにもこの変異の系統は確認されていない。

 昨年以来、この変異跡を持つものが毎週同じ下水処理場から繰り返し確認されている。その間にデルタ株やオミクロン株が出現したが、この系統のものは地理的には限定されており広がっていないようだという。ジョンソン博士らは、人間由来の可能性は排除しないが、下水道のネズミなど動物由来の可能性もあるとしている。

甘さに酔うバレンタイン

 14日はバレンタインデー。コロナ禍で多くのチョコレートの老舗、名店が看板を下す中、スイス生まれのトーシェ(Teuscher )は未だ健在。シグネチャー「シャンペーン・トリュフ」は少量ずつ手作業で作られ、極上のドンペリニヨンクリームが入っている。ダークチョコレートのガナッシュに包まれ、ミルクチョコレートのシェルに覆われ、コンフェクショナーズシュガーで仕上げられた完璧なチョコ。甘さに酔う大人の味。NYではロックフェラーセンター・プロムナード店とマジソン店。2個入り8ドル95セントから。