その2「バベットの晩餐」

ジャズピアニスト浅井岳史の2019南仏旅日記

  やはり時差ボケだ。夜中に起きて二度寝、結局朝寝坊をしてしまう。が、バケーションに来ているのだ。何を急ぐことがあろう。
 昼過ぎにこの中世の街Uzes市(ウゼ)の真ん中にそびえる城に出かける。ここは古くはローマ時代から栄えた山と川に囲まれた風光明媚な街なのだ。紀元前1世紀にはすでにローマの水道が作られていた。近くにpont du gardという世界遺産にも登録された有名な水道橋があるが、その上流の当たるのがこの街である。
  当然のことながら、そういうところは奪い合いになる。ウゼは8世紀にはアラブのウマイヤ朝に占領され、アラブの最北端に位置した。かつてエジプトがローマ帝国でキリスト教国であったことは驚きだが、南仏がイスラム教国家? これはさらなる驚きである。それをレコンキスタでキリスト教軍が奪回したことは周知の事実である。
  フランスには大きく分けて二つの地域がある。一つはYesをOuiと言うパリを中心とする地域、もう一つはYesをOcと言う南仏である。言葉の名前が地名になり、ここをLangued’oc、ラングドック地方という。それはOccitaneとも呼ばれ、世界的に有名なフランスのブランドL’Occitane en Provenceはここの文化を商品化している。
  ウゼは長い間キリスト教ビショップが治める街として繁栄した。が、パリのルイ8世が併合を企て、13世紀にルイ9世(私の研究テーマ)との間で和解が成立。1229年に公爵(Duke)が置かれ、それ以来800年間、この城はDuch d’ Uzesと呼ばれ、同じ家の末裔が今も住んでいるという。現在の城主様に是非会ってみたいものだ。
  素晴らしい円形の城下町には中世の石の建物がそのまま残る。城が見えた! 眩しいプロヴァンスの太陽に石の建物とロゴ入りの屋根が映える。早速入場。城のゲストではないので、チケットを買う。フランスの田舎の城は、大抵フランス語のツアーでしか中に入れない。そこに庭だけ観たい人、翻訳が欲しい人など、ややこしくなる。英語では中々通じないので、伝家の宝刀フランス語で頑張った。そうしたら、後ろにインディアナから来たというアメリカ人夫婦がいて通訳をしてくれと言う。日本語も少しできる彼らと共通点も多く会話が楽しかった。
  フランスの城は大抵そうだが、中世の古い部分と近代の豪華な宮殿が共存する。古い鎧の兜があり、ご先祖様のバストや肖像画がたくさん並べられている中に何と今の城主の家族の写真もある。近代の部分には教会があり、光輝いていた。そして屋上から見た景色の素晴らしいこと。石の建物と屋根が緑の森の中に円形の中世の街を形づける。この景色は13世紀から変わっていないはずである。
  最後にアクシデントがあった。中世の城には大抵地下に牢獄がある。入り口が一つしかなく一回入ったら出られない。恐ろしくも囚人はそこで忘れられてしまうというので、城の牢獄をOublie(忘れた)と言う。ゴーストが出ると言う噂があるそのウブリエを覗いていたら、サングラスを落としてしまった。幸い深くはないので、下の方に落ちているのが見える。一瞬、自分で取りに行こうかと思ったが、それは危険だ。それに忘れられたら大変だ。サングラスを諦める? それは城にとっても良くない。で、夫婦でさっきの受付のお兄さんにお願いに行った。たった一人で切り盛りしているお兄さんは、入口を閉鎖して、石が風化していて危ない中、頭をぶつけながらサングラスを拾ってくれた。なんて素晴らしい人だ。名前を聞いたらトニーだと言う。深々と感謝した。


  城を出ると門前に露店が準備をしている。どうやら今夜はお祭りのようだ。なんてラッキーなんだ。街の広場でアイスクリームと飲み物で休憩。それもフランスならではの非常に格調の高いスウィートだ。NYでプロデュースを手掛けている女性シンガーのデビューコンサートが決まったと知らせが入った! アイスクリームがもっと甘くなった!すっかりスウィートになってひとまずアパートまで帰る。徒歩10分だ。
  本来はアパートで自炊をするのが常なのだが、今夜はお祭りもあるし、初日から掟を破って外食をすることにした。夕方は冷えるのでそれなりの服に着替えて、昼間たっぷり楽しんだ城の前に戻る。
  出店を見て回る。トリュフ屋がある。頻繁に南仏に来ながら今まで知らなかったが、トリュフには黒トリュフと白トリュフがある。お馴染みの黒トリュフは南仏産で1キロ800ドルで取引され、白トリュフはイタリア産で1キロ2000ドルだそうだ。純粋のトリュフは高いので、トリュフのクリームを買う。特別なディナーで出そう。
  目星を付けておいたレストランへ。フランスでは夏の夜は外で食事をするのが普通である。星空の下、薄暗いキャンドルのテーブルにつく。英語を喋るのは失礼になるくらい超フランスの夜である。ウェイトレスの女性が超優しい。料理は、前菜にピーマンのツナ詰め、メインにプロヴァンスのチキン、プロヴァンスのエビ、北アフリカ料理のクスクス、美味しいパン、表面が硬いので割って食べるクリームブリュレ、ティラミス、このクオリティーの高さは何だ! 決して高級レストランではないが、長い間に培われてきた食文化がここにある。やはりフランスは世界で押しも押されぬ文化大国だ!
  映画「バベットの晩餐会」の如く、すっかり料理で幸せになって、星空の下中世の石畳を歩いていると、城の前の市役所でタンゴ大会があって、街のおじさん、おばさんが着飾って楽しく踊っている。どこかダサくてパリの洗練さは全くないが、集う人たちの楽しさはどうだ!こちらが感動してしまう。しばらく見入ってしまった。
  その感動を胸にアパートに戻る。プロヴァンスの初日は、今までの辛いことをすべて帳消しにしてお釣りをたくさんくれる幸せな一日であった。(続く)
(浅井岳史、ピアニスト&作曲家)
www.takeshiasai.com

日本の形式美で日本人の幸せ観を問う

現代アート作家
薄紫 かなさん

 ブルックリンのレッドフックエリアにあるBWAC(ブルックリン・ウォーターフロント・アート・コアリション)によって開催されている展覧会「カラー・アート・エキシビッション」で、近代美術館(MoMA)PS1のアシスタントキュレーター、ジョセリン・ミラーによる審査でこのほど審査員賞を受賞した。作品は布で縫い上げた棒状の紐を結びあげたもので、着物の帯紐などの「結び」にヒントを得た造形。紅白の紐は日本を象徴しており、タイトルは「Self binded happiness(Red and white)/セルフ・バインデッド・ハピネス」。
 作者の薄紫さんは「文化に縛られていることは、型をもつことは、幸福なのか呪縛なのかということを表現したかった」という。「アメリカの文化は縛られていることは不自由、イコール不幸だと考えられているので、そのコントラストを出したかった」とも。
 文化背景のある結びを使って、型にハマることが、幸福なのか、不幸なのかを問う、見る者によって両義性をもつ奥深い作品でもある。型や形式を重んじる日本独特の伝統や文化を表現したところが評価された。
 薄紫さんは、1988年東京都生まれのコンテンポラリーアーティスト(現代美術作家)。阿佐ヶ谷美術学校のIC科(イメージクリエーション科)在学中に映像会社の映画試写制作に携わり、学校を卒業後デザイン会社勤務のち2016年に来米した。2018年にはマイアミのマナ・コンテンポラリーで茶室の屋外インスタレーションを制作して発表、注目を集めた。今年は、韓国のCICA 美術館によって薄紫さんの代表作Crow peopleのインスタレーション作品が選ばれ展示された。
 常に現代社会における自身の考察をアートとして昇華し、価値概念の側面を見つめて制作している。東京、イギリス、ニューヨーク、マイアミ、韓国で作品を発表し、今年は美術館での展示も果たして活動の幅を広げている。
 ニューヨークに来て3年半、世界各国のアーティストたちと交流するなかで、自分自身のルーツである日本文化を見つめ直す機会ともなった。「日本の形式美を題材とした作品として形に残すことができた。将来的には、常に自身の過去の発想に囚われることなく常に新たなコンセプトと発想で作品を作り続けたい」と語った。展覧会は27日(日)まで。 (三浦良一記者)
 開催地住所は481 Van Brunt St. Door7, Red Hook, Brooklyn

史佳の情熱、殿堂に響く

 三味線奏者、史佳(Fumiyoshi、本名・小林史佳)のカーネギーホール、ザンケルホールでのライブコンサートが5日夜開催された。津軽三味線の大御所・高橋竹山(故人)の竹山流最年少の継承者で、音の響きを大切にする斬新な弾(ひ)きで聴衆を魅了する気鋭の三味線プレーヤー。第1部で新潟高橋竹山会二代目の母(高橋竹育)と弟子らがステージに揃い、津軽じょんがら節の伝統的な三味線のメドレーを5曲披露。インターミッションの後の後半第2部では三味線に加えて、ウッドベース、ピアノ、バイオリン、カホン、レクなどさまざまな楽器と共演し、ニューヨークで三味線の新境地を切り開こうとする史佳の情熱を見せた。今回、世界初演された曲「タイトロープTightrope」は、彼がニューヨークを大いに意識した作品。「スリー・ライン・ビート」という演奏ユニットは、史佳の音色に魅了されて三味線の道に入った演奏家・更家健吾とペルーの民族打楽器カホンを操るドラマー、Ricaの3人組で、息のあった演奏を聞かせた。
 9歳の時から母親の手解きで三味線を始めた史佳。「大嫌いだった」という三味線はそれでも高校時代まで続けた。立命館大学理工学部に進みバスケットボール同好会に熱中して三味線からは遠ざかった。激動の就職氷河期を突破して通信大手に就職したが入社後重度のうつ病に。入社3年目に母親から 「会社辞めて戻っておいで」との言葉に吸い寄せられるように帰郷した。「なんにもやることないなら三味線でも触ってなさい」と渡された三味線が命を救った。「一旦捨てた人生だから何でもできる。これが完全に救ってくれた。命の恩人です」と三味線を握る史佳。
 ステージでゲストとして登壇したニューヨーク総領事の山野内勘二大使が舞台で祝辞を述べたあとピアノの前に座ると大きなどよめきが起こり、史佳との「イマジン」の共演に満場の拍手が贈られた。最後にトリプル(3度)のアンコールで見せた母と2人での即興演奏は会場を感動の渦に巻き込んだ。ステージで「これは私のこれからの始まり」と宣言した。演奏後、史佳は「母は偉大です。かないません。今日も全力を出し切りました」と語った。(三浦良一記者、写真も)

ぼくめいた 5

短期集中新連載えほん

作・絵 三浦良一

一生懸命働いているボクたちの前に、突然現われたのが、
彼女だった
学校の自由研究のテーマに
パーキングメーターがどれだけ正確なのか
かたぱっしからコインを入れてストップウオッチ片手に 
メーターの時間を調べはじめたのさ
正直いってあせったよ。
(次号につづく)


Us meters are working very hard, but suddenly
a girl appeared.
She had an independent study assignment for school,
so she chose to check the accuracy of parking meters.
She put coins on all the meters in a row,
and she checked the times, with a stopwatch in hand.
To be honest, I panicked.
(to be continued)

孤独が悪に変わる時 Joker

Photo : Warner Bros. Pictures

 DCコミックスでバットマンの宿敵とされるジョーカーの誕生物語。心優しい男が社会から無視され、踏みつけられ、復讐の炎をたぎらせ悪に変身する。
 演技力では定評のあるホワキン・フェニックスが本領を発揮。背骨がくっきり浮かび上がるほど減量し、不気味なメイクで身震いするほどの狂気を放つ。ロバート・デ・ニーロが人気トークショウのホスト役で登場する以外、ほぼフェニックスの独壇場だ。
 監督は「ハングオーバー」シリーズのトッド・フィリップス。脚本はフィリップスと「ザ・ファイター」のスコット・シルヴァーの共同執筆。先頃開催された第76回ベネチア国際映画祭で最優秀作品賞に当たる金獅子賞を受賞した。
 銃撃、暴力シーンが多いことと、2012年7月にコロラド州オーロラでバットマンの映画「The Dark Knight Rises」上映中に70人が死傷する乱射事件があったことをふまえ、本作公開に当たってはニューヨーク、ロサンゼルスなど主要都市の劇場ではセキュリティーが強化されるなど注目度はさらにアップしている。
1981年、ゴッサム・シティ。アーサー・フレック(フェニックス)は年老いた母親ペニーの介護をしながら生活する心根の優しい男だ。ピエロのメイクと衣装で路上に立ち通行人の注意を引く宣伝マンが彼の仕事だ。
 コメディアンになりたくてアマチュアのスタンドアップにトライするも笑うのは自分だけでお客はちっとも笑ってくれない。ノートにギッシリ書かれたジョークもアーサーの世界でしか通用しない。 
 生活はギリギリの上、何度となく暴漢に襲われ、情けなさとみじめさに打ちひしがれ、自分を支えていた心の中のつっかえ棒みたいなものがカクンと折れた。母親から聞かされた出生の秘密がさらにアーサーを妄想の渦に巻き込み、果てしない深みにはまっていく。
 怖いのは暴力や銃撃シーンではなく、社会を見限ったソシオパスが繰り出す復讐心。ただしヴィラン(スーパーヒーローの敵)はヒーローが同じ舞台にたってこその存在感でヴィラン(ジョーカー)だけが突っ走る物語はあまりに暗すぎる。2時間2分。R。(明)
https://www.joker.movie/

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■上映館■
Regal E-Walk Stadium 13 & RPX
247 W. 42nd St.
AMC Empire 25
234 West 42nd St.
AMC Loews 34th Street 14
312 W. 34th St.

美味しい漬け物のレシピ

舘野真知子・著
Tuttle Publishing・刊

 料理家・管理栄養士の舘野真知子さんが2年前に上梓した「きちんと美味しく作れる漬け物(成美堂出版)」では梅干し、ぬか漬け、白菜漬けなど定番の漬け物から山形の三五八漬け、東京のべったら漬け、長野の野沢菜漬け、京都の千枚漬けなど昔ながらのふるさと漬け、キャベツ、きゅうりはもとよりアスパラガスやセロリ、プチトマトなどモダンな即席漬けまで129品の漬け物を紹介している。特別な道具がなくても気軽に作れるレシピと分かりやすい手順説明、美しい写真が評判を集め、版を重ねている。その「きちんと美味しく作れる漬け物」を米国向けに翻訳、アレンジした本書が今月下旬に全米で販売される。
 舘野さんは栃木で8代続く農家に生まれ育った。管理栄養士として病院に勤務後、アイルランドの料理学校に留学。帰国後はメディアなどで活動した後、レストラン「六本木農園」の初代シェフを務め、現在は料理家として活躍、特に発酵食品の普及に力を注いでいる。仕事で日本全国を回り、伝統食品を知る中で発酵食品が多いことに気づいたことと、専業農家である実家に伝わる漬け物や保存食を紙面で残したい、との思いが漬け物本の出版となった。また、日本で国際交流を目的とした料理教室「Kitchen Nippon」の講師を長年務め、外国人向け日本料理のレシピが沢山たまり、海外での出版を考え始めた頃、日本食文化に精通するジャーナリスト、デボラ・サミュエル女史に出会い、自身の著書を数冊渡したところ、最も興味を持たれたのがまさかの漬け物本だった。デボラ女史監修のもと、1年半かけた翻訳とシミュレーションを経て米国での出版となった。版元であるタトル出版の創立者、チャールズ・タトル氏は第二次世界大戦後マッカーサー司令官の命を受け戦後の日本の出版業界再生のため日本へ渡り、任務終了後も日本にとどまり、洋書や洋雑誌の輸入と並行して日本の古書を米国の図書館に輸出するビジネスを始めた。以降タトル出版は60年以上に渡り「東洋の文化を西欧へ伝え、国際理解を深める良書を発行する出版社」を信条に文学や語学書、料理、芸術、手工芸、デザインなど、毎年150もの新刊を出版している。
 日本食がフレンチやイタリアンと並ぶ料理として定着して久しい。寿司や天ぷらだけではなく、肉じゃが、おひたし、きんぴらごぼうなどの家庭料理が好きだという米人が増えている。そんな米国人が市販の柴漬けでは物足らず、本書を読みながら自宅で腕まくりをして白菜漬けやキュウリのぬか漬けを作るようになるかもしれない。
 料理家として今後の抱負は?との質問に「発酵や伝統的なスタイルを尊重し、現代の日本の家庭料理の美味しさや魅力を伝える活動をしたいと思います。」と答える舘野さん。ニューヨークでは初めてとなるトークイベント「発酵食—美味しく食べて健康に!」を15日(火)午前11時から日本クラブで開催。発酵食品の魅力をおもてなし料理に役立つレシピと試食を交えて熱く語る。(砂)

ハロウィーンシーズンをNJで楽しもう!

 10月になるとハロウィーンの季節。州内各地では、さまざまなイベントが催される。日本と違って米国ではこの時期がホラー映画や怪談、お化け屋敷などが一番盛り上がるシーズン。そこで、絶叫間違いなしの「恐怖度マックス」系から家族で楽しめる「そんなに怖くない」系まで、NJで楽しめるこの時期ならではのイベントをいくつか紹介しよう。

【ナイトメア・アット・グラビティヒル】
 5エーカーの農園に作られた架空のゴーストタウン「グラビティヒル」に迷い込んだ貴方は、「グラビティヒルの呪い」のストーリーに沿って、約35分間、次々と襲い来る数々の恐怖を体験することになる…。
Nightmare at Gravity Hill
10/12, 13, 18, 19, 20, 25, 26, 27
金・土曜: 18:30-23:00、日:18:30-21:00
料金25ドル
Cicconi Farms
1005 Farmingdale Road
Jackson, NJ
Tel: 732-703-4198
www.nightmareatgravityhill.com

【ダイナソー・アフター・ダーク】
 リアル感満点に動く恐竜たちの展示が子供たちに人気のテーマパーク「フィールド・ステーション・ダイナソー」が企画する夜のイベント。日没と共にティラノサウルスが脱走したという設定で、参加者たちは逃げたティラノサウルスを捕まえに警備員たちと共に夜のパークで冒険を繰り広げる。最後には皆でキャンプファイヤーを囲み、ホットチョコレートとスモアで楽しもう。
Dinosaur After Dark
10/12, 18, 19, 25, 26の夜間
営業時間はウェブサイトで確認
料金24ドル
Field Station Dinosaurs
40 Fort Lee Road
Leonia, NJ
jerseydinos.com/events

【ハウンテッド・レッドミル・ビレッジ】
 1810年創業の毛織物工場と周辺地域が歴史博物館として保存公開されている「レッドミル・ビレッジ」。そこを舞台に毎年恒例となったホラーイベントを開催。参加者は45分ほどの時間をかけて5つのセクションを探索する。その途中で数々の恐怖を味わうことに…。
 同施設では期間限定で小さな子供たちも楽しめるさまざまなイベントも実施。詳細はウェブサイト参照。
Haunted Village
10/12, 18, 19, 25, 26
19:00-22:00
料金:30ドル
Red Mill Museum Village
56 Main Street
Clinton, NJ
theredmill.org

【13thアワー・ハウンテッド・ハウス】
「NJ最恐のエスケープルーム」として数々の受賞をしている同施設。そこに役者たちが演じるゾンビ達も投入されて恐怖は倍増。この絶叫必至の迷宮から貴方は脱出できるか?
The 13th Hour Haunted House
11/2までの木・金・土・日曜
営業時間はウェブサイトで確認
料金35ドル〜
105 West Dewey Ave,
Wharton NJ
Tel: 862-244-4454
13thhour.com

【シックス・フラッグス・フライト・フェスト】
 日中は家族で楽しめる遊園地が、日没と共に恐怖のテーマパークに…。最高の恐怖を味わうゾーンからそれほど怖くないゾーンまで選べる。ガイドマップを入手して、テーマに分かれたエリアを探検しよう。ゾンビも園内を大勢徘徊してるので、怖くない人は声をかけてゾンビと記念撮影を楽しもう!
Fright Fest
11/3までの日没後に開催
Six Flags Great Adventure
1 Six Flags Boulevard
Jackson, NJ
詳細はウェブサイトで確認
www.sixflags.com/greatadventure/special-events/fright-fest

【フィールド・オブ・テラー】
 100エーカーもある農園で、恐怖感満載の4つのテーマイベントや、ペイントボールライドを楽しむ。麦畑迷路やコーン畑迷路、カボチャ狩り、その他子供向けのアトラクションもあり。日によっては花火大会も行われる。
Field Of Terror
10/12, 13, 18, 19, 20, 25, 26, 27, 11/1, 2
各営業時間はウェブサイトで確認
料金: 20〜60ドル(イベント体験数により異なる)
831 Windsor Perrineville Rd
East Windsor, NJ
Tel: 609-758-7817
www.fieldofterror.com

【ブー・アット・ボードウォーク】
 ビーチのボードウォークが会場の、小さな子供連れの家族も楽しめるイベント。トリックオアトリート、カボチャ狩り、無料のフェースペイントやクラフト体験、ビーチに出現した迷路、ゲームコーナー、子供用の乗り物、その他、お楽しみが盛りだくさん。水族館では水中でのパンプキン彫刻ショーも楽しめる。
Boo at the Boardwalk
10/19, 20, 26, 27
12:00-16:00
Jenkinson’s Boardwalk
Point Pleasant, NJ
Tel: 732-892-0600
jenkinsons.com

70年の歴史を持つカスタムメイド・アパレルメーカーDo-1(ドゥ・ワン)がNY進出

株式会社ドゥ・ワン・ソーイングは、大阪で1952年にドレスシャツ専業の縫製工場土井縫工所として創業して以来、世界の一流ブランドのオーダーシャツや高級既製品シャツを作り続けてきた。近年には、カスタムメイド・シャツのトップカンパニーとして、600社以上のセレクトショップやテーラーなどと取引実績をもち、企画から素材開発・縫製までを一環でおこなうシャツ・アパレルとして評価される企業となった。

そして、今年3月、オーダーシャツを中心に、ジャケット、パンツ、ネクタイ、スーツなどカスタムメイドアパレルをトータルファッションで海外にも提案すべく、ファッションの中心とも言えるNYに、Do-1 USA Inc.を設立。日本の技術力を世界に発信していく。そして同社は、10月11日から13日まで市内のホテルで、トランクショー(展示・採寸・受注会)を開催する。

DOIHOKOSHO Pop-up Trunk Show

Oct.11 (Fri.) – Oct.13 (Sun)10:30am-8:00pm
@Ace Hotel / 20 W. 29th St., NYC

70年の歴史を持つカスタムメイド・アパレルメーカー Do-1(ドゥ・ワン)がお送りする、トランク・ショー。
厳選した約1,500種類の生地と、様々なサイズ、デザインオプションをご用意。また、ネクタイ、パンツのオーダーや一部既製品も取り扱い致します。

当日、オーダーシャツを発注頂いた方にはネーム刺繍入りポケットチーフをプレゼント

当日発注をする予定がない方も歓迎。お気軽に参加いただき、当社の技術に触れてみて下さい。

ご予約、ご質問は: [email protected]
(*9/28から10/5まで同アドレスがシステムエラーを起こし、メールが繋がらない状態になっていました。その間にご連絡いただいたお客様には大変ご不便をおかけし申し訳ございません。復旧致しましたので、是非再度ご連絡頂けましたら幸いです。)

土井縫工所ウェブサイト: www.doihks.jp

【今週の紙面の主なニュース】
(2019年10月5日号)

(1)秋の足音鮮やかに  1面

(2)騎馬黒人巨大銅像  4面

(3)キーン先生さようなら5面

(4)ほくほく会ボーリング5面

(5)プロが語る生きる力 7面

(6)あがた森魚NYライブ11面

(7)NY生活ウーマン  17面

(8)稲森アートプロジェクト 25面

(9)宮城のアンティゴネ  26面

(10)シネマ試写室     26面

秋の足音 鮮やかに

 今年も街が色鮮やかに染まる季節がやってきた。31日はハロウィーン。郊外の農場でのかぼちゃ狩りもこれからピークを迎える。マンハッタンなら14丁目のユニオンスクエアのマーケットがおすすめ=撮影・植山慎太郎=。恒例の仮装パレードは同日夜グリニッチビレッジで行われる。アメリカ生活で秋の深まりをしみじみ実感できるのもハロウィーンの季節から。紅葉眩(まばゆ)いマンハッタン近郊で、かぼちゃ狩りができる農場を紹介しよう。


(  )内はかぼちゃ狩りができる時間

☆クイーンズ
クイーンズカンンティファーム博物館
(26日までの週末午前11時〜午後4時30分)入場無料、かぼちゃ狩りはサイズで課金。市内唯一のとうもろこし畑の迷路(大人10ドル、4〜11歳は5ドル、3歳以下は無料)、お化け屋敷(26日午後1〜7時、4ドル)、子供の秋祭り(27日終日、20ドル)も開催。
Queens County Farm Museum 
73-50 Little Neck Pkwy., Floral Park, NY
Tel: 718-347-3276
www.queensfarm.org

☆ロングアイランド
ホワイトポスト動物農園
(毎日午前10時〜午後6時、入場は5時まで)入場料:23ドル95セント(税別)。かぼちゃ狩りはサイズで課金。バードショーや犬のショー、マジックとコメディーショーなどお楽しみがいっぱい。ロングアイランド一の人気スポット。
White Post Animal Farm
250 Old Country Rd. Melville, NY
Tel: 631-351-9373
www.whitepostfarms.com

☆ウエストチェスター
シルバーマンズ農園
(毎日午前9時〜午後6時)入場無料、かぼちゃ狩りはサイズで課金。アニマルファームやバンジョーやギターの演奏が楽しめる。かぼちゃの重さを2オンス以内で当てたら、そのかぼちゃがもらえる! ニューイングランド風の飾り付けも必見。
Silverman’s Farm
451 Sport Hill Rd. Easton, CT
Tel: 203-261-3306
www.silvermansfarm.com

☆ハドソンバレー
ローレンス農園
(10月31日までの毎日午前9時から午後4時)入場料:5ドル、かぼちゃ狩りはサイズで課金、2歳未満は無料)イチゴやリンゴ、サクランボ、ブドウなどの果物と野菜ピッキングで有名。毎年通う人も多い。
Laurence Farms Orchards
306 Frozen Ridge Rd.
Newburgh, NY
Tel: 845-562-4268 
www.lawrencefarmsorchards.com

☆ニュージャージー
アルステディ農園
(毎日午前9時から午後8時)入場料は参加イベントによって異なる。金・土曜はヘイライドやシードル醸造所ツアー、とうもろこし畑の迷路が楽しめる。
Alstede Farms
1 Alstede Farms Lane
84 County Rt. 513 S.
(Old Route 24)
Chester, NJ
Tel: 908-2589-6245
www.alstedefarms.com

騎馬黒人の巨大銅像

「戦争のうわさは戦争」
タイムズスクエアに登場

 アフリカ系米国人が騎馬に乗っている巨大な銅像が9月27日、タイムズスクエアに出現した。
 高さ27フィートの同銅像「ルーモアズ・オブ・ウォー・イズ・ウォー(戦争のうわさ自体がすでに戦争)」を制作したのは、バラク・オバマ前大統領の肖像画の作者でも知られるニューヨークを拠点とする画家ケヒンデ・ウィレイ(42)。除幕式には、ウィレイさんを称えて多くのファンが集まった。
 ウィレイさんは同銅像の構想について「『戦争のうわさ』は、暴力の関与に基づいている。騎士の肖像が、国家的な暴力のフェティシズムに対抗する姿を表現している」と話している。同銅像は、騎馬に乗る将軍が部隊を率いるウィレイさんのシリーズ作品のひとつで、椅子に座っている元軍最高司令官が緑や花に囲まれている姿を描いた、昨年の作品について、オバマ前大統領は「かなりシャープだ」と感想を述べたという。