国家非常事態を宣言

コロナウイルス関連3月13日の動き

 トランプ大統領は13日午後、国家非常事態を宣言した。会見の内容は、連邦政府予算の最大500億ドルを使い州や市でのコロナウイルス拡大を防止、ドライブスルーでの検査を準備中、グーグルと共同でコロナウイルスのスクリーニング用ウェブサイトを構築中、政府は1時間以内の結果を可能にする検査の開発費に130万ドル支出するなどとなっている。

 またクオモNY州知事は13日、ニューロシェルにドライブスルーでコロナウイルスの検査が受けられる施設を開くと発表。1日200台へのサービス提供する。米国の感染者数は13日夕現在1875人で、ニューヨーク州はワシントン州と並んで421人と国内1位の感染者数となった。ニューヨーク市では昨日より96人増加して合計154人の感染が報告されている。フロリダ、アリゾナ、オハイオ、イリノイで17日に予定されている大統領選挙の予備選挙は、予定通り行われる。全日空は13日、今月下旬から羽田―ニューヨーク線を運休すると発表した。AMCシアターは、収容人数の50%分のみのチケット販売を開始する。観客間の適切なスペースを確保する目的。明日13日から4月30日まで。デブラシオNYY市長はアジア系に対する増悪犯罪の増加を受け、犯罪行為を受けたり目撃した場合911に連絡するよう求めている。その際移民のステイタスは一切問わないと付け加えている。

 閉館中の施設(追加)は次の通り。MoMA、ホイットニー、グッゲンハイム、Museum of the City of New York、シンフォニー・スペース(4/1まで)

 延期のイベント(追加)は次の通り。ボストンマラソン(9/14に延期)、Rock and Roll Hall of Fame 、マスターズ・トーナメント・ゴルフ

新型コロナウイルス感染者の確認等について(3月13日現在)

 在ニューヨーク日本国総領事館からのお知らせ

【ポイント】
◎来週月曜日(3月16日)より当面の間,当館領事窓口の受付時間を短縮するとともに,一部領事サービスの処理期間を延長する措置を開始する予定です。
詳細はこちらよりご確認下さい。https://www.ny.us.emb-japan.go.jp/oshirase/2020-03-13.html
○3月13日,新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐために発表された主な措置の概要は以下のとおりです。
・連邦政府:トランプ大統領が国家非常事態を宣言。この宣言により連邦政府は各州政府・地方自治体に対して統一的な支援を提供することが可能となるなど,政府の運用に関する内容が中心であり,直ぐに市民生活に直接影響を及ぼすものではありません。
・NY州:ニューロシェル市内にドライブスルー型の検査施設を設置(利用するには事前予約が必要です。番号:888-364-3065。また,ニューロシェル市住民を優先して検査することとなっています。)。
○ウエストチェスター郡の学区のほとんどは来週(3月16日)より2週間程度閉鎖され,オンライン授業が予定されている学校が多くなっています。
○在留邦人の皆様におかれては引き続き関連情報に注意して予防に努めてください。
○当館ホームページ上に新型コロナウイルス関連情報のページを作成しました。ご参照ください。
URL:https://www.ny.us.emb-japan.go.jp/oshirase/2020-refs.html
○御不明な点がありましたら当館まで御連絡をいただけますようお願いします。(電話:212-371-8222)

1 3月13日現在,当館管轄内における新型コロナウイルスの感染者数及び死者数は以下のとおりです。(( )内は前日の数)
○ニューヨーク州:421名(325名)(このうち50名が入院中で,18名はICU)。
【感染者数内訳】
ニューヨーク市:154名(95名)
ウエストチェスター郡:158名(148名)(ニューロシェル「封じ込めエリア:3/15~25」は現在も有効)
ナッソー郡:51名(41名)
サフォーク郡:28名(20名)
ロックランド郡:9名(7名)
サラトガ郡:3名(3名)
アルスター郡:5名(4名)
オレンジ郡:3名(1名)
ダッチェス郡:3名(1名)
オルバニー郡:2名(1名)
モンロー郡:1名(1名)
デラウェア郡:1名(1名)
ハーキマー郡:1名(1名)
ブルーム郡:1名(1名)
シェネクテイディ郡:1名(新規)

○ニュージャージー州:感染者数 50名(29名),死者数1名(1名)
【感染者数内訳】
バーゲン郡:13名(13名)
カムデン郡:1名(1名)
パサイック郡:1名(1名)
ハドソン郡:1名(1名)
ユニオン郡:1名(1名)
モンマス郡:5名(5名)
ミドルセックス郡:2名(2名)
バーリントン郡:2名(2名)
サマーセット郡:1名(1名)
エセックス郡:1名(1名)
モリス郡:1名(1名)
【死者数内訳】
バーゲン郡:1名(1名)

○ペンシルベニア州:33名(22名)
【内訳】
バックス郡:2名(2名)
チェスター郡:1名(新規)
デラウェア郡:4名(1名)
モンロー郡:3名(2名)
モントゴメリー郡:17名(13名)
ウェイン郡:1名(1名)
フィラデルフィア郡:3名(1名)
ノーサンプトン郡:1名(1名)
パイク郡:1名(1名)

○デラウェア州:4名(4名)
【内訳】
ニューキャッスル郡:4名(4名)

○コネチカット州フェアフィールド郡:4名(4名)

2 CDCはホームページ上で新型コロナウイルスの典型的症状として「熱,咳,息切れ」を挙げています。NY市以外にお住まいの方も含め,これらの症状があり,感染が疑われる場合は医療機関に電話で相談をした上で,医療機関の指示に従って受診してください(特定の医療機関がない場合には地元保健当局等(NY市の場合は311)に電話してください)。
CDCホームページ:https://www.cdc.gov/coronavirus/2019-nCoV/index.html
また,CDCは予防措置として以下を挙げています。
○石けんを使用した20秒以上の手洗い(水が利用できない場合はアルコール除菌液でも可)
○洗っていない手で目,鼻,口を触らない
○症状のある人との至近距離での接触を避ける
○症状があるときは外出しない
○咳やくしゃみをする際はティッシュで口鼻を覆い,ティッシュはゴミ箱に捨てる
○多くの人が触った物をこまめに拭く,又は消毒する
(2)CDCの予防措置に加えて,ニューヨーク市では更なる感染を防止するため以下のような予防措置等を呼びかけています。
○握手をしない
○風邪やインフルエンザの症状について注意深く観察する
○熱,咳,息切れ,喉の痛みのような症状がある場合,自宅で療養し医師に電話で相談する
○24時間から48時間の間に症状が改善しなければ医師に診てもらう
○治療が必要な場合311に電話する
○ニューヨーク市は移民の地位や支払い能力如何にかかわらず,適切なケアを提供する
○呼吸器疾患,心臓疾患,糖尿病,癌等の疾患を有する場合には集会や行事に参加することを控える
○在宅勤務や時差出勤を行う
○可能な場合には徒歩や自転車で通勤する
○電車が混雑している場合は,次の(空いている)電車を待つ

3 在留邦人の皆様におかれては引き続き関連情報に注意して予防に努めてください。
当館ホームページ上に新型コロナウイルス関連情報のページを作成しました。予防措置,各州等HP(ホットライン)及び日本の関連情報等を掲載しているのでご参照ください。
新型コロナウイルス関連情報:https://www.ny.us.emb-japan.go.jp/oshirase/2020-refs.html

4 当館領事窓口のご利用にあたっては,感染リスクを少しでも軽減するため,体調がすぐれない方におかれましては,体調が回復されてから来館いただきますようお願いいたします。皆様のご理解とご協力につきまして,よろしくお願いします。

新型コロナウイルスの感染拡大に伴う海外のクルーズ船に関する注意喚起(新規)

外務省海外安全ホームページからの最新情報

●新型コロナウイルス感染症が世界的に拡大しています。
●海外のクルーズ船においても,新型コロナウイルス感染症例が報告されています。また,寄港地においては,入港拒否や隔離措置等が実施される可能性もあります。
●ついては,海外でクルーズ船に乗船予定の方におかれましては,特に,高齢者・基礎疾患を有する方が新型コロナウイルスに感染した場合,重症化するリスクが高いことも踏まえ,乗船の延期を含む安全確保について検討してください。

詳細は以下のリンク先をご確認ください。
(PC)==> https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcwideareaspecificinfo_2020C035.html

編集後記 3月14日号

■【編集後記】
みなさん、こんにちは。トランプ大統領が11日、英国を除く欧州からの観光客を入国制限すると発表したのに続き、クオモ・ニューヨーク州知事は12日、500人以上が参加するイベントや集会を禁止し、収容能力が500名以下の施設は収容率を50%に削減すると発表しました。またNY市のデブラシオ市長も同日非常事態宣言を発出しています。これにより、ブロードウエーの全ての劇場、メトロポリタンオペラ劇場、カーネギーホールが全ての公演の中止を発表しました。ミュージカルの上演が12日急遽中止となったブロードウエーでは、通常開幕時間の午後7時前にはほとんどの客が払い戻しのための整理券などを劇場入り口で受け取りました。「シカゴ」を上演している49丁目のアンバサダー劇場前には、スイスから観光旅行で来ていたデビッド・ブルムさんが途方に暮れて立っていました。「2時間前に、スイス航空から帰国予定の日曜日のフライトがキャンセルになったとメッセージがきた。国外に出る便は大丈夫だと思っていたのに機材が飛んで来れなからなのか。泊まる場所も決まっていなくて困ってしまった」と途方に暮れていました。「トウ・キル・ア・モッキンバード」を上演している44丁目のシューベルト劇場では、ブルガリアからグループ旅行でこのステージを見に来た一行が、公演が中止となって、仕方がないので劇場前で「悲しそうな表情」をして記念撮影していました。延期または中止になったスポーツイベントは、NBA(全米バスケットボール連盟)、NCAA(全米大学スポーツ連盟)、MLS(メジャーリーグサッカー)、NHL(全米ホッケー連盟)、MLB(大リーグ)はフロリダとアリゾナのキャンプ中止。開幕を2週間遅らせる。ワシントンDC全米桜祭り、ホワイトハウス・ツアーも中止。株式市場は、ダウ2度目の取引自動停止に。平均株価の最終終値は前日より約10%の2352ドル下落。1987年10月の暴落22%以来の下落率でした。NY市内やウエストチェスター郡の私立学校や公立学校では、学校関係者や保護者が感染したため一時閉鎖となる学校が多くなっており、一部には生徒に感染者が出たため現在閉鎖している学校もあります。ニュージャージー州では250以上のイベントや集会禁止に。同州バーゲン郡は、全ての公立校を16日から2週間休校すると発表。今週号1面では日本人学校など日系教育機関の動向も報じています。なんだか大変なことになってきています。それでは、みなさんなんとかよい週末を。(「週刊NY生活」発行人兼CEO三浦良一)

コロナウイルス関連3月12日の動き ミュージカルが急遽上演が中止に

ジューベルト劇場の前で、公演中止と知ってがっかり、わざと残念な表情で
記念撮影する観光客たち、12日午後6時30分、写真。本紙 三浦良一

 クオモ・ニューヨーク州知事は本日12日、500人以上が参加するイベントや集会を禁止し、収容能力が500名以下の施設は収容率を50%に削減すると発表した。またNY市のデブラシオ市長は同日非常事態宣言を発出した。これにより、ブロードウエイのすべての劇場、メトロポリタンオペラ劇場、カーネギーホールがすべての公演の中止を発表した。ニュージャージー州では250名以上のイベントや集会禁止となった。

 NY市内やウエストチェスター郡の私立学校や公立学校では、学校関係者や保護者が感染したため一時閉鎖となる学校が多くなっており、一部には生徒に感染者が出たため現在閉鎖している学校もある(3月9日、NY州は生徒又は職員が感染した場合、当該公立学校は消毒のため最低24時間閉鎖することを発表)。ニュージャージー州バーゲン郡は、全ての公立校を3月16日から2週間休校すると発表した。その間、オンライン授業を導入する。

 閉鎖される施設はブロードウエーショー=今夜、12日7時から最短でも4月12日まで。メトロポリタン美術館(ブロイヤー、クロイスターズも含む)、メトロポリタン・オペラ、カーネギーホール=明日13日から。

 延期または中止になったスポーツイベントは、NBA(全米バスケットボール連盟)、NCAA(全米大学スポーツ協会)、MLS(メジャーリーグサッカー)、NHL(全米ホッケー連盟)、MLB(大リーグ)はフロリダとアリゾナのキャンプとオープン戦中止。開幕を2週間遅らせる。

 延期または中止になったイベントは、セントパトリックデー・パレード、ワシントンDC全米桜祭り、ホワイトハウス・ツアー、フィラデルフィア桜祭り。

 旅行制限=イギリスを除くヨーロッパ26か国からの入国を30日間制限。13日深夜0時より。

 株式市場=ダウ2度目の取引自動停止。平均株価の最終終値は前日より約10%の2352ドル下落。1987年10月の暴落22%以来の下落率だった。

ミュージカルの上演が急遽中止に
旅行制限がすでに観光客の足にも影響

 ミュージカルの上演が12日急遽中止となったブロードウエーでは、通常開幕時間の午後7時前にはほとんどの客が払い戻しのための整理券などを劇場入り口で受け取った。「シカゴ」を上演している49丁目のアンバサダー劇場前には、スイスから観光旅行で来ていたデビッド・ブルムさんが途方に暮れて立っていた。「2時間前に、スイス航空から帰国予定の日曜日のフライトがキャンセルになったとメッセージがきた。米国外に出る便は大丈夫だと思っていたのに機材が飛んで来れないからなのか。泊まる場所も決まっていなくて困ってしまった」と話す。「トウ・キル・ア・モッキンバード」を上演している44丁目のシューベルト劇場では、ブルガリアからグループ旅行でこのステージを見に来た一行が、公演が中止となって、仕方がないので劇場前でわざと「悲しそうな表情」をして記念撮影していた。

新型コロナウイルス感染者の確認等について(3月12日現在)

在ニューヨーク日本国総領事館からのお知らせ


○3月12日,新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐために発表された主な措置の概要は以下のとおりです。

・NY州:500名以上が参加するイベントや集会の禁止。収容能力が500名以下の施設は収容率を50%に削減。
・NY市は非常事態宣言を発出。
・ブロードウエイの全ての劇場,メトロポリタンオペラ劇場,カーネギーホールは全ての公演の中止を発表。
・NJ州:250名以上のイベントや集会禁止。


○NY市内やウエストチェスター郡の私立学校や公立学校では学校関係者や保護者が感染したため一時閉鎖となる学校が多くなっており,一部には生徒に感染者が出たため現在閉鎖している学校もあります(3月9日,NY州は生徒又は職員が感染した場合,当該公立学校は消毒のため最低24時間閉鎖することを発表しています。)


○留邦人の皆様におかれては引き続き関連情報に注意して予防に努めてください。


○当館ホームページ上に新型コロナウイルス関連情報のページを作成しました。ご参照ください。

URL:https://www.ny.us.emb-japan.go.jp/oshirase/2020-refs.html


○御不明な点がありましたら当館まで御連絡をいただけますようお願いします。(電話:212-371-8222)


1 3月12日現在,当館管轄内における新型コロナウイルスの感染者数及び死者数は以下のとおりです。(( )内は前日の数)
○ニューヨーク州:325名(216名)
【感染者数内訳】
ニューヨーク市:95名(52名)
ウエストチェスター郡:148名(121名)(ニューロシェル「封じ込めエリア:3/15~25」は現在も有効)
ナッソー郡:41名(28名)
サフォーク郡:20名(6名)
ロックランド郡:7名(6名)
サラトガ郡:3名(2名)
アルスター郡:4名(1名)
オレンジ郡:1名(新規)
オルバニー郡:1名(新規)
モンロー郡:1名(新規)
ダッチェス郡:1名(新規)
デラウェア郡:1名(新規)
ハーキマー郡:1名(新規)
ブルーム郡:1名(新規)

○ニュージャージー州:感染者数29名(23名),死者数1名(1名)
【感染者数内訳】
バーゲン郡:13名(11名)
カムデン郡:1名(1名)
パサイック郡:1名(1名)
ハドソン郡:1名(1名)
ユニオン郡:1名(1名)
モンマス郡:5名(4名)
ミドルセックス郡:2名(2名)
バーリントン郡:2名(2名)
サマーセット郡:1名(新規)
エセックス郡:1名(新規)
モリス郡:1名(新規)
【死者数内訳】
バーゲン郡:1名(1名)

○ペンシルベニア州:22名(16名)
【内訳】
バックス郡:2名(2名)
デラウェア郡:1名(1名)
モンロー郡:2名(2名)
モントゴメリー郡:13名(9名)
ウェイン郡:1名(1名)
フィラデルフィア郡:1名(1名)
ノーサンプトン郡:1名(新規)
パイク郡:1名(新規)

○デラウェア州:4名(1名)
【内訳】
ニューキャッスル郡:4名(1名)

○コネチカット州フェアフィールド郡:4名(2名)

2 CDCはホームページ上で新型コロナウイルスの典型的症状として「熱,咳,息切れ」を挙げています。NY市以外にお住まいの方も含め,これらの症状があり,感染が疑われる場合は医療機関に電話で相談をした上で,医療機関の指示に従って受診してください(特定の医療機関がない場合には地元保健当局等(NY市の場合は311)に電話してください)。
また,CDCは予防措置として以下を挙げています。
○石けんを使用した20秒以上の手洗い(水が利用できない場合はアルコール除菌液でも可)
○洗っていない手で目,鼻,口を触らない
○症状のある人との至近距離での接触を避ける
○症状があるときは外出しない
○咳やくしゃみをする際はティッシュで口鼻を覆い,ティッシュはゴミ箱に捨てる
○多くの人が触った物をこまめに拭く,又は消毒する
(2)CDCの予防措置に加えて,ニューヨーク市では更なる感染を防止するため以下のような予防措置等を呼びかけています。
○握手をしない
○風邪やインフルエンザの症状について注意深く観察する
○熱,咳,息切れ,喉の痛みのような症状がある場合,自宅で療養し医師に電話で相談する
○24時間から48時間の間に症状が改善しなければ医師に診てもらう
○治療が必要な場合311に電話する
○ニューヨーク市は移民の地位や支払い能力如何にかかわらず,適切なケアを提供する
○呼吸器疾患,心臓疾患,糖尿病,癌等の疾患を有する場合には集会や行事に参加することを控える
○在宅勤務や時差出勤を行う
○可能な場合には徒歩や自転車で通勤する
○電車が混雑している場合は,次の(空いている)電車を待つ

3 在留邦人の皆様におかれては引き続き関連情報に注意して予防に努めてください。
当館ホームページ上に新型コロナウイルス関連情報のページを作成しました。予防措置,各州等HP(ホットライン)及び日本の関連情報等を掲載しているのでご参照ください。
新型コロナウイルス関連情報:https://www.ny.us.emb-japan.go.jp/oshirase/2020-refs.html

4 当館領事窓口のご利用にあたっては,感染リスクを少しでも軽減するため,体調がすぐれない方におかれましては,体調が回復されてから来館いただきますようお願いいたします。皆様のご理解とご協力につきまして,よろしくお願いします。

【今週の紙面の主なニュース】(2020年3月14日号)

(1)日本人学校など休校続々
(2)私たちは忘れない
(3)install mini 11 世界同時発表
(4)劇団「仮想定規」の童話
(5)ニューロッシェル集団感染
(6)ホクホク会東日本大震災追悼
(7)WHOが世界的大流行宣言
(8)NY野田さん作品広島福山に
(9)美容 YUKIE NATORI NY
(10)シネマ映写室 Onward

私たちは忘れない

中止となった東日本大震災追悼式典
TOGETHER FOR 3.11

 3月8日、日曜日午後4時15分。ニューヨークで開催される予定だった東日本大震災追悼式典「TOGETHER FOR 3.11」の会場となるセントラルパークウエスト68丁目の教会に、春の午後を感じさせる優しい風が静かに吹いていた。今年で9回目だった追悼式典。日本人だけでなくニューヨーク市民が足を運ぶ海外で最大規模の催しには、例年500人余りの日米市民が集い祈りを捧げてきた。

 新型肺炎コロナウイルスの世界的感染の拡大を受け、多くのイベントが延期、中止となる中で、この追悼式典も1週間前に中止が決まった。中止のアナウンスはしたが、知らずに当日1人でも誤って会場の教会へ足を運ぶ人がいるかもしれない。そんな思いで教会の責任者の協力を得て、主催団体のフェローシップ・フォー・ジャパンのメンバーたちが集まっていた。13人のメンバーのうち2人は、ニューヨーク市の日本からの到着後2週間の自宅待機要請により参加できなかったが、追悼式の予定時刻に合わせて、午後5時に3・11の犠牲者へ祈りを込めて黙祷を捧げた。

 主催者代表のシンガーソングライターAKこと柿原朱美さんは、「被災地は、まだまだ深刻な状態が続いています。残念ながら開催はできませんでしたが、東北の皆様、被災者の皆様への気持ちはまったく変わっていません。心を寄せて忘れないという思い、そして犠牲となられた2万人もの尊い命の方々のために祈り続け、被災地のために思いと支援を届け続けたい。11日には、ニューヨークから、同じ空の下、みなさんと一緒に心を寄せて祈っています」と話した。

 (写真・本紙三浦良一)

関連動画:TOGETHER FOR 3.11

新型コロナウイルス WHOが「世界的大流行」宣言

 世界保健機関(WHO)は11日、「世界的大流行」と宣言した。メリーランド州のジョンズ・ホプキンス大学によると、10日午後の時点でニューヨーク州では、米国内で最多の173人が感染。そのうち108人は、ニューロシェルがあるウエストチェスター郡で確認されている。

ニューロシェルから南40キロにある、人口約800万人のニューヨーク市では、これまでに36人の感染が確認されている。同州は感染者が89人となった7日に「非常事態宣言」を出した。また10日にはニュージャージー州で初めて死者が確認され、フィル・マーフィー知事が非常事態宣言を出した(関連記事13面に)。

 学校などの休校も相次いでいる。感染が確認されたニューロッシェル在住の男性弁護士(50)の家族が通学しているママロネックのウエストチェスター・デー・スクールなどが休校していたが(=前号既報=)、新たにウエストチェスター郡スカースデールでは公立中学校の教師に陽性反応が出たため、同区のすべての公立学校が3月9日から18日日まで休校となった。

 ニューヨーク市の1800の公立学校では学校に関連する症例は確認されておらず、9日時点では休校措置を取る計画はない。「特定の学校を閉鎖することは、非常に具体的な理由と可能な限り短い期間でのみ検討することになる」とビル・デ・ブラシオ市長は9日「保護者は学校が安全である限り継続し、子供たちが教育を受けられるのを見たいと思っていると思う」と述べている。

 一方、大学ではクラス授業を取りやめオンライン授業に切り替えるところが相次いでいる。学生1人と教職員2人の計3人に陽性反応が出たマンハッタンのイェシバ大学は8日、少なくとも1週間は休校にすると発表。ロングアイランドのホフストラ大学も、感染者がいたとされる会議に出席後、症状が出始めた学生が出た。学生はウイルス検査中で確定はしていないが同じく1週間の休校措置に入った。フォーダム大学でも症状が出た学生がウイルス検査中だが11日からオンライン授業のみにした。3月30日までには再開したいとしている。コロンビア大学もクラスでの授業は行わずオンライン授業に切り替えた。ニュージャージー州にあるプリンストン大学も最低2週間、3月23日までオンラインのみにする。

 ニューヨーク市の他の事例には、アッパーウエストサイドに住んでいる3人家族、エジプトのクルーズから戻った後に症状を示したブルックリン在住の60代と70代の女性2人、感染が拡大しているイタリアを訪れた後、入院したブルックリンの30代の男性などがある。サラトガ郡で発見された感染者2人は、マイアミでの会議に出席した際、ウイルスに感染した人から移された可能性が考えられるという。

【感染症危険情報】米国ワシントン州に対する感染症危険情報の発出

外務省海外安全ホームページからのお知らせ

【危険度】
●米国ワシントン州
レベル1:十分注意してください。(新規)

感染がさらに拡大する可能性があるので,最新情報を入手し,感染予防に努めてください。

詳細は以下のリンク先をご確認ください。
(PC)==> https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pchazardspecificinfo_2020T056.html
(携帯)==> https://www.anzen.mofa.go.jp/m/mbhazardinfo_2020T056.html

出発前には海外安全ホームページをチェック!
https://www.anzen.mofa.go.jp/

コロナウイルス NJ州の状況

 新型コロナウイルス感染症(covit-19)の患者が、4日水曜日、ニュージャージーでも初めて確認され、フィル・マーフィー州知事が4日夜、発表した。その後もバーゲン郡を中心に患者数は少しずつ増えており、10日火曜日時点では15人の感染が確認され、うち1人が死亡した。今回、火曜日までの経過を記載する。ニュージャージー州最初の患者である32歳の男性はバーゲン郡フォートリー在住で、2日月曜日に体調不良を訴えてハッケンサック大学病院に入院していた。ニューヨーク州2件目のウェストチェスター郡ニューロッシェルのケースを踏まえ、木曜日早朝からフォートリーでは「学校が休校になるのでは?」「町が閉鎖され住民は2週間外出禁止になるのでは?」といった不安の声が多く出た。フォートリーのマーク・ソコリッチ区長は同日午前中、早速同区の公立校に通う生徒の保護者たちに、「現在詳細は調査中だが、子供たちがパニックになるので保護者の皆さんはまず落ち着いてください。」という談話の動画をEメールで送った。そして、同日午後にはまた保護者たちにソコリッチ区長の記者会見の様子が動画配信された。会見で区長は、「患者の男性は一人暮らしで、エレベーターのない建物の一階に住んでおり、病院へも自家用車で行った。前日までにニューヨークでの活動は認められたが、発症後に少なくともフォートリー区内では誰とも接触をしていない。従って、公共的な部分から他の住民への感染拡大は考えにくいので、今回の件による学校の閉鎖はなく、町のビジネスも通常通り行います。」と発表した。

 5日午後、ソコリッチ区長が記者会見を行う直前に、バーゲン郡イングルウッドで同州2件目の患者が確認され発表があった。同市に住む30代の女性はイングルウッド病院に入院しているが症状は比較的安定しているという。発病前に同女性と接触のあったニューヨーク市内の職場の同僚と先月29日に自宅で行われた会合に参加した15人が自主隔離で経過観察中。

 6日金曜日には新たに2人の感染が確認。3人目の患者は、フィラデルフィアに近い州南部のカムデン郡チェリーヒルに住む61歳の男性。ジェファーソンチェリーヒル病院に3日から入院し容体は安定しているという。4人目の患者は、バーゲン郡イングルウッドに在住の50代の男性で、2人目の女性と同じイングルウッド病院に4日に入院。この男性は先月末、軽い体調不良を感じたまま、メリーランド州で開催されトランプ大統領とペンス副大統領も参加していた集会に出席していたことが確認されているが大統領らと直接の接触はなかったと報じられている。

 尚、同日には、ニューヨーク州ニューロッシェルの感染者と接触のあった生徒が28人もいる、バーゲン郡パラマスにある私立校フリッシュ・スクールが当面の休校を決定した。同校の生徒らは自宅で経過観察をさせられている。

 そして、8日日曜日、新たに2人の感染が報告された。5人目の患者は、バーゲン郡ティーネックに住む70代の男性。パターソンの聖ジョセフ病院に入院。この男性は医療関係のオフィスに従事している人物だそうだ。6人目の患者は、ハドソン郡ウェストニューヨーク在住の32歳の男性。男性は先月28日ごろから体調不良を感じ、5日にハッケンサック大学病院に入院。発病から入院まで時間が長いことから、その間の彼の行動を調査中という。

 また、9日月曜日には新たに5人の感染が確認され、感染拡大が加速したため、月曜夜にはマーフィー州知事が「非常事態宣言」を発令した。10日火曜日には更に4人の感染が確認。そのうち、バーゲン郡に在住する糖尿病などを患っていた69歳の男性が、NJ州では初めて死亡。火曜日時点でその他31人が検査結果待ちという。

少年たちは未来を夢みた

堀江あき子・編
河出書房新社・刊

 これは、昭和20年から40年代までの日本の少年たちが想像した未来予想図を集めた大図鑑だ。当時の少年たちが食い入るように雑誌にのめり込んでいった魅力が満載だ。なんと言っても当時の少年たちには、21世紀が、科学万能の未来世界の憧れだったのだ。戦後の復興期から、高度経済成長期にかけて、たくさんの少年少女雑誌が発行された。その中で、子供達を魅了したのが、21世紀を予見したような未来予想図や、空想科学特集だった。誰もが自由に宇宙に行ける未来、自由に空を飛ぶ乗り物や流線型の高速自動車が走り、超高層ビルが建ち並ぶ未来都市、何でも言うことをきいてくれるロボット、宇宙からの侵略者や怪獣と科学兵器を駆使して戦うスーパーヒーローたち。それらは、いつか実現されるという、願いを込めて、子供達は科学の発達に思いを馳せ、空想の産物を夢見た。

 当時の優れた画家や漫画家たちは、こうした未来の姿を雑誌の表紙絵や口絵、挿絵、絵物語、マンガなどさまざまな形で表現していった。彼らが想像力を駆使して時にリアルに、そして巧みにメカニカルに描き出した空想科学の世界は、子供達に未来への夢と希望を与えた。

 この本には、そんな世界を見事に描いた、小松崎茂、伊藤展安、高荷義之、梶田達二、中島章作、石原豪人といった、昭和が生んだ大天才画家、絵師たちによる傑作集でもある。

 目次を見るだけで楽しいい。未来人の生活、未来都市、未来の自動車、飛行機、船、ロボット・エイジ、宇宙へ羽ばたけ僕らの未来、怪獣ブームなど。少年雑誌が百花繚乱のごとく書店にならんだ時代でもあった。『少年』『少年ブック』『少年画報』『漫画王』『冒険王』そして『少年マガジン』『少年サンデー』『少年キング』『ボーイズライフ』など現代に続く少年雑誌黄金時代の歴史をじっくりと楽しむことができる。

 この少年雑誌の表紙を飾った画家たちの作品は、当時の男の子たちの大切なホビーの一つだったプラモデルのボックスアートなどにも見ることができる。巻末にサンサーバード人気にも触れている。しかし昭和も40年代の終盤、西暦で言うと70年代に入ったあたりから、公害など科学の負の面がクローズアップされるようになり、夢見た科学万能の効き目が精彩を欠き始める時代となっていく。当時の子供が夢見た未来の21世紀は、気がつけばすでに20年もたってしまっている。無人自動車、空を飛ぶドローンが現実になっても、新型肺炎コロナウイルスに苛まれるこれが未来の現実だとは誰が思ったことか。

 マンハッタンや、北京、上海、ドバイには天にそびえる超高層ビルが乱立。空想した幾つかは現実になっているが、明るい未来がやって来たかは多いに疑問。地震災害にエイズ、戦争に紛争に経済格差。昔、少年だった未来の現代に生きるおじさんたちに捧げる癒しの一冊。辛い時に、こんな本をペラペラめくるだけで未来を信じた少年時代にしばし浸れる中高年のセラピー本としても効果あり。もちろん、少年雑誌に憧れたかつての少女いま読んでも心和む一冊だ。(三浦)