4月28日から当面の間,JFK空港,ニューアーク空港及びラガーディア空港の全ての旅客ターミナルについて搭乗客以外の立ち入りが原則禁止された。見送りや出迎えのためのターミナル内への立ち入りも認められないため、ニューヨーク日本総領事館では注意を呼びかけている。
6日から地下鉄深夜運行を中止
クオモNY州知事は30日の会見で「エッセンシャルワーカーが使用するNY市地下鉄では特に深夜にマスクを着用しないホームレスが多く見受けられるなど環境が急速に悪化しているため,MTAに改善を要請した結果,MTAは,午前1時から午前5時の間,地下鉄の運行を停止して駅・車両の消毒を毎日実施することになった」と発表した。停止中の代替手段として,MTAは無料のバス・バン等を提供する。また,運航停止はないもののロングアイランド鉄道(LIRR)・メトロノース鉄道も毎日消毒する。この運行停止措置は5月6日(水)から開始するとした。ニューヨーク日本総領事館が発表した。
日本から小包NO
米国向け引き受け停止 日本郵便
日本郵便は4月上旬、航空機の減便等により米国宛て国際郵便物の大幅な遅延について公式サイトで案内していたが、航空機のさらなる減便や運休に伴い輸送力が著しく減少したことから、23日に米国向けの国際スピード郵便(EMS)などの国際郵便物について、発送のめどが立たなくなったと発表。翌24日から当分の間、米国宛てを含むほとんどの国や地域への国際郵便物の引き受けを一時停止した。これにより、日本の親がアメリカに留学中の子供などに食料品や衣料などを日本郵便を通した航空便で当面送ることができなくなった。
一時引き受け停止するのは、EMS郵便物、小包郵便物(SAL便は3月に停止)、通常郵便物(小形包装物および印刷物)で航空扱いのもの。引き受けを継続するものは、通常郵便物(書状、郵便はがき、盲人用郵便物)、船便扱いの通常郵便物(小形包装物および印刷物)。なお、これまで引き受けた・今後引き受ける郵便物については順次、残余の航空便で発送するが大幅な遅延が見込まれる。例えばEMS郵便物について、現在の輸送量では発送までに最大4か月程度の期間を要することが見込まれるため、差し出し人に対しての差し戻しサービスも開始している。なお、 ヤマト運輸、FEDEX、UPS、DHL、OCS等の国際宅配便業者でも日本から米国宛の業務を取り扱っているところもあるが、米国への個人出荷は取り扱っていない業者もあり、最新の状況や料金等の詳細については各社に問い合わせる必要がある。
海外向け日本発国際宅配業者の状況は次の通り。
▼ヤマト運輸
現在、新型コロナウイルスの影響で全世界的に大幅な遅延が生じている。また、到着地国側の状況次第では、配達が出来ずに留め置かれる可能性や強制的に廃棄や有料で返品になる可能性もある。到着地国側での輸入通関の際、その国の輸入規制や通関方法によっては、別途特別な手続きを求められる可能性があり、その際は輸入者が対応。
▼日本郵便株式会社
新型コロナウイルス感染症の世界的まん延に伴う航空機の減便・運休による米国宛て国際郵便物の大幅な遅延が生じている。航空会社および米国郵便事業体と協力しながら、速やかに発送できるよう最大限努めてきたが、航空機の更なる減便・運休に伴い、輸送力が著しく減少したことから、米国宛ての一部の国際郵便物について発送の目処が立たなくなった。4月24日(金)から当分の間、米国宛ての次の国際郵便物※については引き受けを一時停止。▽一時引受停止する郵便物の種別=EMS郵便物、航空小包郵便物、小形包装物および印刷された通常航空郵便物▽引受けを継続する郵便物の種別=船便の小包郵便物、航空便と船便の通常郵便物(手紙、書状、郵便葉書、盲人用郵便物)、船便の通常郵便物(小形包装物および印刷物)。なお、これまで引き受けた対象郵便物については、順次、残余の航空便で発送するが、例えばEMS郵便物について、現在の輸送量では発送までに最大4か月程度の期間を要することが見込まれる。このため、郵便物の取り戻しを希望する場合は、郵便物を依頼した郵便局に取り合わせを。
▼DHL
現段階ではアメリカ向けの集荷は受付をしている。
発送日とサービスを選択で「選択可能な配達オプションはありません」と表示された場合は、現時点でサービス停止エリアということ。日本で問い合わせ・フリーダイヤル120・39・2580。
▼UPS
昨今の混乱で荷物の遅延と空港施設でのオペレーションで限られた時間での作業となり、大量の荷物が滞留していることで遅れは生じているが、通関のできる荷物についてアメリカでの配送については、荷受人に受け取りをしてもらえる場合のみ配送。
▼日本通運株式会社
米国への個人出荷は、取り扱っていない。
▼FEDEX
ウイルス抑制に関連する政府当局からの全ての規制やガイドラインに準拠しながら、影響を受けている地域でも引き続きサービスを提供している。フェデックスエクスプレスのマネーバックギャランティー制度(MBG)の適用を当面の間停止。対面でのやりとりを最小限にとどめるため、大部分の貨物について弊社のクーリエは配達の確認を口頭でのみ。配達時に署名をお願いしない。
五番街は待っている
花枯らさず市民の帰りを
誰もいない五番街で美しく咲く花。思わず「ありがとう」と声をかける。この写真を撮影した2日後、目を疑った。すべての花壇から花が消えていたのだ。咲いていると外出自粛を守らずに大勢の人が花を見に来るからと一夜で何十万本のチューリップを刈り取ってしまったという日本のフラワー果樹園のニュースが一瞬頭をよぎった。
まさかお前もかと目を凝らして見たら、小さな蕾に全て植え替えられていた。定期的に植え替え、常に綺麗な姿で咲いている。見られる時はいつもパーフェクトに。これがニューヨーク。だから五番街。花たちはあなたの帰りを待っている。(4月24日、五番街46丁目で、三浦良一撮影)
平和のハト
国連アート探訪 ⑨
よりよい世界への「祈り」のシンボルたち
星野千華子
イースター(復活祭)までには落ち着くとの見通しも出されていた新型コロナウイルスの感染拡大はいまもいっこうに終わりが見えず、不安とストレスの中での毎日です。ニューヨークの国連関係者や各国の政府代表部員は、いつにも増して結束してコロナ対策を進めるべく、在宅勤務が中心となりながらもテレビ会議やメールと電話で世界規模での仕事に励んでいます。
非常事態宣言が発せられ、外出制限も出されるなかで国連アートの探訪などというとずいぶんのんきに聞こえるかもしれませんが、イースターの日のサン・ピエトロ大聖堂で教皇フランシスコが床にひれ伏して祈りを捧げる映像に心を打たれ、バチカン市国から国連に寄贈された「平和のハト」のモザイク画をぜひご紹介したいと思い立ちました。
国連ビル1階の東ラウンジに通じる廊下に飾られているこの作品は、13世紀の初頭、教皇イノケンティウス三世の時代に作られ、当時のサン・ピエトロ大聖堂にあったモザイク画の複製とのことですが、金と黒を背景に白いハトがオリーブの枝をくちばしにくわえ、颯爽と羽ばたいている様子が生き生きと描かれています。タイトルは「平和のハト(Dove of Peace)」。
平和の象徴としてハトがオリーブの枝をくわえている図柄を目にすることが多いですが、これは旧約聖書のノアの箱舟の逸話に由来しているとする説が有力です。嵐や洪水が終わり大地に木々が芽吹いたことをハトがオリーブの枝をくわえて知らせに来たことから、平和の使者といわれるようになったようです。
イースターはキリストの復活を祝う日です。本来ならたくさんの信者と喜びを共にするはずの場で教皇はわずかな司祭と一心に祈りを捧げていました。いま大きな苦しみの内にある人々のためのその祈りがいかに悲痛なものであったか、画面から伝わってきました。
同じころ日本の友人から、奈良の東大寺で行われている「疫病退散」の法要の動画が送られてきました。また、ご縁のある比叡山延暦寺からも僧侶たちの数日にもわたる法要の様子を知らせていただきました。きっと世界中が祈りに包まれていることでしょう。
いま現在も、パンデミックの病魔に苦しんでいる人、それを治療する人、支える人、見守る人、耐え忍ぶ人がいます。家にいることで感染の広がりを防ごうとしている私たちと一緒に、平和のハトの便りを待ち望みたいと思っています。
なお、このモザイク画は教皇ヨハネ・パウロ二世の1979年の国連ご訪問の記念に寄贈された品でした。教皇が1981年2月にご来日された折、広島でのミサで「戦争は人間の仕業、戦争は死です」と話された言葉が深く心に響いたことをいまも鮮明に覚えています。
このコロナウイルスのパンデミックを災いとするならば、感染拡大の過程で私たちがお互いに差別的な感情を持ったり、疑心暗鬼になったりすることでこの災いが争いごとへと発展してしまうかもしれません。しかし、教皇はこうもおっしゃいました。「平和も人間の仕業」だと。
どんな時でも人々は祈る気持ちを忘れたことはありません。希望とは必ず訪れる明日だと信じて、助け合いながらこの難局を乗り越えてまいりましょう。
(筆者は国連日本政府代表部幹部の配偶者でニューヨーク在住)
感謝の表示
市内1800の看板
市内の1800枚のデジタルビルボード(看板広告)に、新型コロナウイルスに関連するパブリックアートが表示されている。リンカーントンネルの上のシルバーキャスト、タイムズスクエア=写真・撮影・三浦良一=のほか、市内5区にあるLinkNYCキオスクにおいて、この困難な時を過ごしている市民や、命を危険にさらしながらも働いている医療関係者に向けたポジティブで感謝のメッセージを表示している。
最前線に激励飛行
アクロバット2飛行隊
米軍の有名なアクロバット飛行チームのブルーエンジェルスとサンダーバーズが4月28日正午から、コロナの最前線で頑張る人たちを勇気づけるため「アメリカ・ストロング」と題し、NY市とNJ上空を40分間飛行した。
飛行隊は、ジョージワシントン橋上空を正午に通過、ハドソン川を南下し、ニュージャージー州のニューアークから旋回してブルックリン、クイーンズ上空、ロングアイランド、コネチカット州グリニッチ北部まで飛行してホワイトプレーンズからマンハッタンのイーストリバー上空を飛行してコニーアイランドまで抜けるフライトプラン。
ニューヨーク拡大航空圏は、ジョン・F・ケネディ国際空港、ラ・ガーディア空港、ニューアーク国際空港の3大エアトラフィックエリアになっており、平常時では飛行不可能なコース。民間航空機や旅客機の往来がほとんどないコロナ特別管制で実現した。
クイーンズでは重篤患者が多いエルムハースト病院やマウントサイナイ病院の上空を飛行した。快晴の下、大勢の市民がハドソン川やイースト・リバー、ビルの屋上やベランダに出て見事な編隊飛行と紺碧の空に描かれた真っ白な飛行機雲を眺めて歓声をあげた。
(写真)見事な編隊飛行を見せる飛行チーム(12時10分ごろウィリアムズバーグブリッジ近くで、中村栄利さん撮影)
NY農場フレッシュ毎週2回配達します
ライスファクトリーのお米も届けます
日本の食・生活雑貨を届ける宅配サービスNY農場フレッシュは、火、金曜の毎週2回に配達回数を増やし、専用サイトから受けた注文商品を宅配している。4月1日からサービスを始め、鈴木ファーム(デラウェア州)の野菜セットを使用した自家製の味噌汁や鍋を「家族で楽しんでいる」と顧客から感謝の声が寄せられているという。
野菜同様、「生鮮食品」である米を取り扱うニューヨーク初の日本産米専門店、「ライスファクトリー 」も人気だ。「産地」「銘柄」「味」「香り」「粘り」「ツヤ」にこだわった日本産の米を、注文を受けてから1つ1つ丁寧に精米し、最も美味しい状態で届ける。北海道産の「ゆめぴりか」「ななつぼし」、富山県産「こしひかり」を、客のニーズ・健康に合わせて「玄米」「分つき米(5分)」「白米」に精米して販売、ニューヨークの自宅にいながら、日本産の安全でもっちりとした美味しいお米を食べることができる。5月限定で「ゆめぴりか 1ポンド」白米、五分つき米を5ドルで販売する。
健康のため日本人が昔から培ってきた、ご飯を主食に魚類や大豆製品、野菜、海藻類を組み合わせた、日本型の食生活とともに、日本産の懐かしくふっくらとしたご飯を食卓に並べ楽しむことができる。
申し込みはウェブサイトnynojofresh.com から。
問い合わせはEメール[email protected]
BCネットワーク栄養講座5月9日
宮下さん健康意識した簡単レシピ
乳がんに関する最新情報や早期発見の啓蒙活動を行う非営利団体のBCネットワークは5月9日(土)午後2時から、インターネットのライブ配信による「第1回ウェビナー栄養講座」を開催する。
講師に米国登録栄養士・ニューヨーク州認定栄養士の宮下麻子さんを迎え、「健康を意識した簡単レシピ」をテーマに講演を行う。新型コロナウイルスの非常事態が長引くなかで、毎回の食事支度など家庭内でも多くの人がストレスや疲労を感じている状況において、乳がん治療中や治療後の患者も含め、自宅で誰でも簡単に作れる健康レシピを紹介する。一度に大量に購入しておきたい野菜、肉、魚(缶)など、どのスーパーマーケットでも簡単に手に入る食材を使い、栄養面と料理時間を考慮した食事を解説する。
視聴は無料。所要時間は質疑応答も含め25分〜30分予定。視聴方法の詳細はウェブサイトhttps://bcnetwork.org/ を参照。問い合せはEメール[email protected] まで。
食べて応援! 日本食リスト
非営利民間団体のNY日本食レストラン協会設立準備事務局(八木秀峰代表)は、デリバリーなどを行う日本食レストランの応援企画キャンペーン「食べて応援日本食」の参加リストを公式ウエブサイトで発表している。下のアドレスを本紙デジタル版でクリックすると地域を指定して、日本食、居酒屋、ラーメンなどと項目を入れるとその地域でテイクアウトやデリバリーが可能な店のメニューと写真が出てくる。同事務局ではリストの積極的な活用を呼びかけている。

