【今週の紙面の主なニュース】(2026年4月25日号)

(1)アイム Happi  ジャパンパレードであおうね!

(2)世界のミセス&ミスターを選ぶ NY大会を開催

(3)眞子さん郊外で子育て NYポスト紙が近況掲載

(4)ロッキーホラーショー 待望の復活公演

(5)生き生きEAT  自宅の手巻きパーティーをワンランクアップ

(6)ハナミ・ナイト ボタニカルガーデンで桜祭り

(7)JAAサクラ祭り NYに桜を寄贈して25年

(8)青春の蹉跌 青春の殺人者   ジャパン・ソサエティーで上映

(9)乳がん治療最前線 梅宮アンナさん体験語る

(10)海外で9回目のカルメン踊る

アイム Happi  ジャパンパレードであおうね!

5月9日に開催されるジャパンパレードのプレビューイベントで姿を現したHappi(21日、NY総領事公邸で)

 第5回ジャパンパレード&ストリートフェアが5月9日(土)午後1時からニューヨーク市のセントラルパークウエストで開催される。今回から登場する公式マスコット「Happi(はっぴ)」が21日、片平聡NY総領事・大使公邸で開催されたプレビューイベントで披露された。

 青とオレンジのニューヨーク市の公式カラーに加え、頬に日の丸をあしらい、色彩で日米の友好を表現。Tシャツとジーンズに、ニューヨークの象徴であるりんごと日本の祭りを象徴するはっぴを組み合わせ、両国文化の融合を表現。 

 モチーフのリスは、セントラルパークで多く見られることから、前身の「ジャパンデー@セントラルパーク」から現在のパレードへと続く歴史を体現。パレード当日に一般初公開となり、沿道の市民に元気な姿を見せる予定だ。主催者は「Happi」がパレードの「顔」として、今後も定着し、幅広い世代に親しまれることを目指している。

ジャパンパレード着々

片平大使公邸でプレビューイベント開催

5月9日(土)午後1時セントラル・パークウエストで行進

 ジャパンパレードを5月9日に控え、21日、片平NY総領事・大使公邸で行われたプレビューイベントで、片平大使、本年度の大会を運営管理するジャパンデーインクの大石総(KDDアメリカ社長兼CEO)、ゴージャス・エンターテインメント社長の吉井久美子氏がパレードの成功に向けた挨拶を行なった。

(写真上)左から大石プレジデント、片平大使、挨拶する吉井社長

 パレードには、迫力ある太鼓グループの「僧太鼓」「鼓舞」「太鼓マサラ道場」「紐育太鼓愛好会」をはじめ、児童合唱団「ヤング・ピープルズ・コーラス・オブ・NYC」、日本伝統舞踊団体「伊藤さちよ舞踊団」「阿波踊りNY連」、武道団体「日本空手協会ニューヨーク道場」「ニューヨーク・エリア・柔道コミュニティ」などが参加予定だ。

 また、「ニューヨーク日本人学校」「ニュージャージー日本人学校」「ニューヨーク育英学園」「ブルックリン日本語学園」「慶應義塾ニューヨーク学院」など日系教育機関のほか「ニューヨーク大学」「ハンター大学」など、米国の大学・からも、次世代の日米交流を担う子どもたちや学生が参加する。

 また、ニューヨーク・タイムズの「2026年に行きたい52の場所」に選ばれた長崎県の代表団がパレードとストリートフェアに参加し、同様に選出された沖縄県もストリートフェアに出店する。総勢105団体、2800名以上の参加者によるパレードとなる予定。時間は午後1時から。ルートはセントラルパークウエストの81丁目から67丁目を南下する。

 プレビューイベントに姿を見せた「Happi」をデザインしたオリジナルグッズは、公式ウェブサイトにてオンライン販売(Tシャツのみ)を行うほか、イベント当日にはStreet Fairのテントにて販売する。さらに、4月17日より紀伊國屋およびジャパンビレッジにおいてもTシャツおよびステッカーを販売中。

 ジャパンデー・インクは、2007年に設立、ニューヨーク州に認定された非営利団体で、主に在ニューヨークの日系企業23社の代表者から成る取締役会が運営を管轄している。

世界のミセス&ミスターを選ぶ NY大会を開催

6月に東京で世界大会

 「自身のリミットをつくらず、エイジレスにボーダーレスにジェンダーレスにチャレンジをし続ける、愛と感謝に溢れたカッコいい女性になろう」を合言葉に2020年、人生にSTORYを持つ女性達の生き方の祭典として日本で誕生した Mrs of the Year。その第1回ニューヨーク大会が18日、マンハッタンのミッドタウンで開催された。

 当日は、日本全国から国際大会出場経験のある参加者らが参加し、6月に東京のホテルニューオータニで開催される世界大会出場に向けたNY選考会が行われた。

 厳選な審査の結果、コロンビア系米国人のタティアナ・カルデナスさん(40)が最優秀賞に選ばれ、見事日本行きの切符を手にした。カルデナスさんは「平和を求めているこの活動に関わることができて光栄です。日本には行ったことがないのでとても楽しみ」と喜びのコメント。

 また日本から参加した山上真由子さんは書道家で、(公財)日本さくらの会で桜を架け橋に世界に平和を届ける活動をしている。「今のように世界情勢が厳しい時に平和をテーマにしたこのイベントに参加をすることに意義を感じ今回参りました」と話す。男性のミスター部門では松永俊一さん(63)が来米。両足の手術を克服しての参加に会場から拍手が湧いた。

 同イベントは日本国内では22年から地方大会を全都道府県47か所で開催。日本全国の優しく強くしなやかな美しい女性たちが、新しい時代の価値観を感じさせるパフォーマンスを披露して各方面から大きな反響を得ている。大会統括は一般社団法人ことばインターナショナルの代表理事、同時通訳で知られ、自らもミスター代表に選ばれている坪田充史さんが務めた。

 全大会のオーガナイザーで総合演出を務める西村紗江子さんは「美しさの多様性と世界平和を願う祭典という基本構想は、東京らしいスタイリッシュさ、そしてエンターテインメントの要素をプラスした完成度の高いオリジナルな形となり、今年は米国(NY)ほか台湾、シンガポール、韓国、フランス、コロンビア で開催します。なんと言ってもニューヨークは世界の中心地、これを契機に来年以降もぜひ開催したい」と語った。西村さんは兵庫県出身。大学卒業後、日系航空会社に就職。国際線CAとして各国で見聞して得た経験は、その後の考えの基となったという。エアライン退職後、大手芸能プロダクション2社の勤務を経て2020年にMrs&Mr of the Yearをスタートした。

眞子さん郊外で子育て NYポスト紙が近況掲載

 ニューヨーク・ポスト紙は4月19日付電子版(印刷版20日付)で、皇籍離脱後に米国で生活する小室眞子さんと夫の小室圭氏について、コネチカット州郊外で「小さな後継者とともに過ごす様子が目撃された」と報じた。秋篠宮ご夫妻の長女で2021年に結婚した眞子さんが量販店ターゲットのショッピングバッグを持って、幼子を抱えた夫の圭氏と歩く姿など8枚の写真を掲載している。

 同紙によると、夫妻はニューヨーク市から離れ、フェアフィールド郡にある住居へ転居。近隣のチーズ店やベーカリーのほか、スーパーで買い物をする姿が確認されたという。「元皇女はシンプルな黒のトップスにブルージーンズ、そして薄いクリーム色のカーディガンを着用、夫はカジュアルなTシャツ姿とベージュのズボンを着用し子供を抱っこ紐に入れていた」と伝えている。

 同紙は、夫妻が約68万ドルのタウンハウスに暮らし、「マンハッタンのヘルズキッチン地区よりも静かな環境に移った」と指摘。昨年(5月)、ベビーカーを押している二人の写真がパパラッチに撮影されたが、その後も「プライベートなことを秘密にし続けている」としている。

 眞子さんはかつてメトロポリタン美術館でボランティアとして活動していたこと、また圭氏はローウェンスタイン・サンドラー法律事務所のアソシエイト弁護士として、国際貿易と国家安全保障を専門に業務を行っていることも紹介。夫妻が皇室から経済的に独立し、比較的質素な生活を送っていると報じられているとした。また、子どもの名前や性別は公表されておらず、「日本の法律では皇位継承は父から息子にのみ認められているため皇位継承権は持たない」と説明。皇室は今後も私生活について公表しない意向であると報じた。結婚に際し皇族の身分を離れた経緯にも触れ、「日本社会は衝撃を受けた」と伝えている。

 記事には20日までにコメントが240件以上集まり、「自分の幸せを追求する勇気を持った彼女を称賛したい」「ハリー王子とメーガン妃は、彼らのやり方を見習うべきだ!」など小室夫妻を称賛する声が多く寄せられた。

(写真)子供を抱えてコネチカットの街を歩く小室夫妻と日本の皇室について封じる20日付NYポスト紙

ロッキーホラーショー 待望の復活公演

 今月の公演復活となったブロードウエーの人気ミュージカル「ロッキー・ホラー・ショー」について、13日付のNYポスト紙の電子版記事は、出演者と観客とのお馴染みのやり取りが制限され「前とは違う」という観客の反応を伝えている。

 特定の場面で「コールバック」することが同作品の醍醐味だが、劇場のスタジオ54は公式サイトで「大声は謹んで。同作品はブロードウエーのミュージカルであり、映画のレイトショーではありません」と指示している。同作品は1973年のロンドン公演が成功し、75年に映画化された。NYで映画公開となると、グリニッジ・ビレッジの映画館のレイトショーには出演キャラクターに扮した観客たちが「コールバック」や、トースト、トイレットペーパー、トランプ投げなどで盛り上がった。2000年のブロードウエー公演では「観客参加用グッズ」も販売された。同サイトは「コールバックはあくまでも映画の影響で、同作品のカルチャーの一部であることは理解する。しかしミュージカルを聴き、舞台上の生身の出演者を尊重したいと望む観客もいる」と伝えている。7日付のNYタイムズ紙の記事は、今回の公演を監督するサム・ピンクルトン氏によるとある程度の定番のコールバックは健在である、と伝えている。またフランクン・フルター演じるルーク・エバンズ氏は、熱烈なハードコアなファンのなかには昨今の時事問題やトランプ大統領に関する関係のないコールバックを叫ぶこともあり「不快なヤジ」と話している。

生き生きEAT  自宅の手巻きパーティーをワンランクアップ

プロに聞く、生き生きEATS(イーツ)

元気と美味しいを求めて料理の達人が腕を振るう (65)

 今月の生き生きEATSは、イーストビレッジの、老舗寿司レストラン「波崎」の寿司シェフ礒田直人さんに、家庭で楽しむ手巻きパーティーをワンランクアップする3品をご紹介いただきます。

 礒田さんは寿司職人の父を持ち、Jewel Bakoで修行を積んだのち、Toribei、Naruto Ramenでのマネージャー経験を経てNorikoHにて日本人唯一のシェフを務め、その後Kissaki、2023年から「波崎」の寿司シェフとして活躍しています。

波崎 HASAKI

210 East 9th Street, New York, NY 10003

営業時間:火曜〜土曜 17:30〜21:30

定休日:日曜、月曜

TEL 212-473-3327

https://www.hasakinyc.com


◾︎タコといぶりがっこ

 ヨーグルトソースといぶりがっこの食感を楽しめる一皿で混ぜるだけ。

【材料】(1人前)

ヨーグルトソース

グリークヨーグルト 50g

クリームチーズ 10g

ゆずジュース 15g

タコ 70g

いぶりがっこ、たくあんでも! 30g

カイワレ

真砂 10g

仕上げに オリーブオイル

醤油少々


◾︎手巻き3種類

コツ=長方形に切った海苔の片側に少しシャリを広げて、野菜やネタを乗せ、角と角を合わせてクレープのように巻くとお店のようになる。

スパツナ

 スパイシーマヨを自宅で作ってマグロの赤身ときゅうりやカイワレを挟んでみよう。

サーモン

 ギリシャ料理的な味わいで、サーモンときゅうりの食感が楽しめる。

カニ

 スイート&サワーでクリスピーな食感。

【材料】スパツナ

マヨネーズ 80g

シラチャソース 20g

ごま油 5g

ネギトロ

お好みの野菜

サーモン

クリームソース

サワークリーム 40g 

マヨネーズ 5g 

お酢 5g 

おろしニンニク 少々 

ディル(dill) 少々

塩 ひとつまみ

サーモン、きゅうり

カニ

スウィートサワーソース

ケチャップ 25g

ポン酢 10g

砂糖 2g

お酢 5g

カニ、カニかま

お好みの野菜・パクチがおすすめ


◾︎ストロベリーシャーベット


 いちごをミキサーにかけ、材料を全部混ぜて、一旦火にかけて砂糖を溶かす。ゼラチンを溶かす程度で沸かさなくていい。入れ物に入れて冷凍庫で固める。食感をよくするために固まったものをもう一回ミキサーにかけて砕いてシャーベット状にして冷凍庫に戻す。レモンジュースは柚子ジュースにしても美味しい。

【材料】

いちご 160g

水 100L

砂糖 80g

ゼラチン 2.5g

コーンスターチ 2.5g

レモン 1tbs

ハナミ・ナイト ボタニカルガーデンで桜祭り

 ブルックリンにある植物園、ブルックリンボタニカルガーデンには数多くの桜の品種が植えられており、この時期は日本の伝統文化としての「お花見」を体験することができる。公式サイトでは園内の開花状況を確認でき、桜の木々の間の散策や、桜を巡る園内ツアーにも参加できる。

 21日(火)から24日(金)までの4夜にわたり開催される「ハナミ・ナイト」では、ライトアップされた桜の木の下で音楽やダンスパフォーマンス、グルメを楽しめるイベントも行われる。

 出演は21日=沖縄三味線の愛世梨乃、琴の石榑雅代、ソウル、ジャズ、ブラジル音楽を融合させたサウンドをマンデー満ちる、お馴染みのサムライ・ソード・ソウルが迫力あるパフォーマンスを披露。22日=琴の石榑雅代とMIYABI琴三味線アンサンブル、ヒナ及川、伊藤さちよ舞踊団、23日=ハドソンバレー尺八楽団、ジャズピアニストの早間美紀とバンド・オーガニック・エレクトロニクス、よさこいダンス、24日=天理雅楽、琴の石榑雅代、フルート奏者・佐伯麻由カルテット、女性太鼓ダンサーグループのCOBUのパフォーマンス。

 司会は合田沙おり。そのほかにも、折り紙や風呂敷のワークショップや、けん玉体験イベントなども用意されている。

 園内へは、イースタン・パークウェー150番地、フラットブッシュ・アベニュー455番地または、ワシントン・アベニュー 990番地から入園可能。入園料は大人22ドル、学生・シニア16ドル、12歳以下・会員は無料。チケット・詳細は公式サイトhttps://www.bbg.org/を、イベントやパフォーマンスのスケジュールはhttps://www.bbg.org/visit/event/hanami_nightsを参照。

JAAサクラ祭り NYに桜を寄贈して25年

晴天満開の下でお花見

 第21回サクラ祭りが今年もニューヨーク市とNY日系人会(JAA)共催で、4月18日、晴天の中、八重サクラが満開なフラッシング・メドウズ・コロナパークで開催された。今年はJAAがサクラの樹を植樹して25年目となる。

(写真上)Photo by Masao Katagami

 佐藤貢司JAA会長の歓迎の挨拶、来賓の在NY日本国総領事片平聡大使、ニューヨーク州議会議員ロン・キム氏が挨拶し、長年のJAAのニューヨーク州への貢献に対して表彰状が贈呈された。ニューヨーク市公園課長官に任命された日系人トリシア・シマムラ氏、フラッシング・メドウズ・コロナパーク責任者アンソニー・サマ氏がそれぞれ挨拶して、地域の人々も、サクラ祭りを楽しみにしていることに感謝した。 

 スーザン・マッコーマック・サクラ祭り実行委員長の司会で、壮大な僧太鼓の演奏から始まり、民舞座の民舞、田中友樹子さんの指揮でJAAコーラス&ジャパンコーラル・ハーモニーともの美しい歌声、ニューヨーク沖縄クラブ/仁風会の三線、琉球踊りと歌、天理鼓笛隊、JAA茶道クラスの皆さんの野点、そして、最後は地域の人々も参加して、花笠音頭を踊って楽しんだ。今年は、元JAA副会長小野山弘子さんの長年のJAA支援に感謝してのサクラの木を植樹した。

小野山さんに感謝の植樹

青春の蹉跌 青春の殺人者   ジャパン・ソサエティーで上映

 ジャパン・ソサエティー(JS)で5月8日〜16日まで、「Kazuhiko Hasegawa’s Anarchic Ethos」と題した映画監督・脚本家である長谷川和彦回顧上映会を開催する(本紙先週号既報)。長谷川和彦は今年1月、80歳で亡くなった。映画の上映日時は次のとおり。

 代表作79年(昭和54年)公開の沢田研二主演の『太陽を盗んだ男』は5月8日(金)と15日(金)午後7時上映。デビュー作である『青春の殺人者』76年(昭和51年、水谷豊・原田美枝子主演)=写真下=は5月9日(土)午後7時30分上映、16日(土)午後5時上映。

 脚本を担当した『濡れた荒野を走れ』(73年)は5月9日(土)午後3時上映、『宵待草』(74年)は5月9日(土)午後5時、『青春の蹉跌』(74年、原作・石川達三、萩原健一、桃井かおり、壇ふみ出演)=写真上=は5月16日(土)午後8時上映。入場料・会員12ドル、一般16ドル、シニア・学生14ドル。チケット購入、詳細はウェブサイトhttps://japansociety.org/を参照する。

乳がん治療最前線 梅宮アンナさん体験語る

乳がん治療体験を語る梅宮さん

新しいタブでプレビュー

BCネットワークがシンポジウム開催

 マンハッタンのNY日系人会で19日、「知識とケアの架け橋:東海岸から西海岸まで 第1回乳がんシンポジウム@US」(主催・BCネットワーク、後援・在ニューヨーク日本国総領事館)が開かれた。参加費は無料。オンラインでも行われ、当日会場には約50人、オンラインには約120人の参加者があった。司会は久下香織子さん。

 最初に在ニューヨーク日本国総領事館の森田健太郎医務官が挨拶。基調講演には日本の南大和クリニック乳がんセンター長・乳腺外科医の土井卓子医師が「乳がん治療の最前線から:臨床的革新と患者の知見を融合させる架け橋」と出して講演。日本では20年前には乳がん患者が20人に一人だったのが、現在は9人に一人の割合となり、胃がんの患者数を超えたという。土井医師は日本での乳がんの最新の治療方法をスライドを交えて説明。「現在では乳がんは命を落とす病気ではない、早期発見、適切な治療、医者とのコミュニケーションが大切だ」と話した。

 また、乳がんサバイバーの梅宮アンナさんも日本から訪れて「彩を取り戻すまで:がんを超え、自分らしく生きる旅」と題して講演を行った。梅宮さんはがん告知を受けた人の力になりたいと自身の乳がん治療をSNSで発信している。「現実を受け止めれば怖くない。正しい治療の選択をすることが必要なこと」と話した。

司会の久下さん

 梅宮さんは「乳がんになったことで、病気になっていなければ会えなかった人たちとも会えた、自分のやるべきことも見つかった。今後もワールド・ワイドに活動を続けていきたい」と話した。2人の講演の後には「エキスパートが答える座談会とQ&A:適切なケアを共に考え、共に切り拓くケアのみちしるべ」があり、参加者からは米国と日本の治療方法の違いや薬の処方についてなどの質問があり、土井医師が一つ一つの質問に丁寧に回答した。座談会の後には歓談会も設けられ、お茶とお菓子が用意され、参加者が土井医師や梅宮さんと和やかに歓談した。梅宮さんのサイン入り著作本と、サイン色紙が抽選で10人にプレゼントされた。

 参加者の一人、自身も乳がんサバイバーだと話す田岡純さんは「私はアンナさんと丁度同じころに乳がんになり、アンナさんのSNSの発信に助けられた。アンナさんは私のヒーローです。今日はアンナさんに会って感謝を伝えたかった」。また、同じく乳がんサバイバーの夘城由香さんは「ガンと聞くと怖いが、土井先生の患者に恐怖を与えないアプローチが良かった」と話した。

 BCネットワーク創設者の山本眞基子さんは「これまではNYやLA、など各地でセミナーを行っていたが、今回はオンラインも加えて一か所での開催の第1回です。オンラインでも100人以上の参加者があり良かった」と話した。

 BCネットワークは、日米両国に在住する日本人女性を対象に、乳がんに対する最新治療情報、治療後の賢明な毎日の生活の取り組み方、早期発見の啓発情報発信を目的として活動している米国認定非営利団体。 (石黒かおる・写真も)

海外で9回目のカルメン踊る

ダンサー

柏木みどりさん

 6歳から日本舞踊を始め、15歳で柏木流の名取となる。コマーシャルタレントを経て、松竹女優としてデビュー後、フリーとなりテレビドラマに出演。その後3年間ニューヨークへダンス留学し、フレッド・ベンジャミンらにジャズダンスを師事。帰国後、ジャズダンススタジオを開校する。女優として培ってきた経験も生かし、公演ではジャズダンス、モダンダンス、日本舞踊をコラボレーションした独自の世界を作り出した。

 海外公演9回目となる今回のニューヨーク公演は「カルメンの集大成をこのニューヨークで踊りたいと決めてきたんです。私の作品の中でも一番ウエイトがあります」と話す。両親が社交ダンスの家に横須賀で生まれ、小さい時から周りに大人たちが優雅に踊る姿を見て育った。いつしか自分もその中に入って踊ることがとても楽しく夢中に。そして少女時代に運命を決める作品「ウエストサイド物語」に出会う。マンハッタンのミッドタウンウエスト、ヘルズキッチンと今でも呼ばれるエリアを舞台に生まれた作品。ジョージ・チャキリスの踊りに衝撃を受けて魅了された。

 2017年までに5回のニューヨーク公演を行い、3回目の公演ではマドンナのバックダンサーやブロードウエーのミュージカルに出演したダンサー達と共演。この公演のドキュメンタリーを静岡第一テレビとニューヨークマーコムの協力制作で行い日本全国で放映されて反響を呼んだ。

 5回の公演の批評はそれぞれニューヨークタイムズ紙、ビレッジボイス紙、ニューヨーク読売などに取り上げられ好評を博した。 ニューヨーク公演は2年ぶりとなる。前回は、ジャパン・ソサエティーで会員限定だったこともあり、知り合いにも広く見てもらうことができなかったのが心残りだったが、今回は無料公演で広く一般の日米の観客も見てもらいたいとの思いを強く持っている。「カルメンは、荒くれで男を狂わせる魅力があり、そして男を破滅させる魔性の女なんです。自分にはないそんなところに強く惹かれて踊ってみたいという気持ちになりました。それがカルメンとの出会いであり絆になっている。

 今回のニューヨーク公演、第一部は日舞「時は過ぎても」を踊る。ジャンルを超えて踊り続けてきた異色の舞踊家、柏木みどりのNY公演は6月3日(水)午後7時30分からアライアンス・フローレンス・グールド劇場(東59丁目55番地、電話212・355・6160)で。チケットは無料だが要予約。申し込みは- https://www.eventbrite.com/e/midori-kashiwagi-dance-performance-tickets-1985357009259

 (三浦良一記者、写真も)

編集後記

編集後記

 みなさん、こんにちは。ニューヨーク日系人会(JAA)は、ニューヨークで活躍する日本人・日系人美術家の展覧会をJAAギャラリー(西45丁目49番地、5階)で5月 7日(木)から23日(土)まで開催します。同展覧会は、今年で30周年を迎え、古くから活躍する日系の画家のオリジナル作品がズラリと並び、購入も可能です。値段は数百ドルから数万ドルまで千差万別ですが、展示販売された半額がJAAへの寄付となるためNY日系社会への貢献にもつながります。

 出品作家は篠原有司男や佐藤正明、野田正明、澤野水纓、依田順子、依田寿久といった1960年代から70年代に海を渡った大御所から21世紀になってから世に出た比較的新しい作家まで、ニューヨークのアートシーンの歴史を順を追って一堂に見ることができるJAAならではの人気企画。5月7日(木)午後5時からのオープニング・レセプションには出品作家のほぼ全員が揃うという豪華さ。一般来場者が気楽に大物アーティストたちと雑談を交わせるのもこの展覧会ならでは。

 同展の後援はニューヨーク日本総領事館と本紙・週刊N Y生活、よみタイム。平日の開館は午前10時から午後5時まで。土曜日は要予約で午後3時まで。日曜は閉館。9日(土)はジャパンパレードのためお休みとのことです。入場無料です。お時間のある方、お出かけください。いい作品ときっと出会えますよ!。それでは、みなさんよい週末を。(週刊NY生活発行人兼CEO、三浦良一)