ぼくめいた 11

短期集中新連載えほん 作・絵 三浦良一  女の子がまたやってきた。ボクは彼女の腕にまきついているおばあちゃんの時計に話したんだ。「ねえ、おばあさん腕時計さん、ボクらも修理して欲しいんです。まだ働けますから」。 おばあさん […]

飼い主との絆を猫目線で描く

有川 浩・著講談社文庫・刊  我が輩は猫である。名前はまだ無い。とおっしゃったえらい猫がこの国にはいるそうだ。その猫がどれほどえらかったのか知らないが、僕は名前があるという一点においてのみ、そのえらい猫に勝っている。   […]

ぼくめいた 10

短期集中新連載えほん 作・絵 三浦良一  ぼくは、みんなに言ったんだ。「ボクたちは一生懸命仕事してるじゃないか。雨がどしゃぶりに降ってきても、彼女たちがレストランで楽しくおしゃべりしてる間も、目が回るほど暑い日も、車が誰 […]

ぼくめいた 8

短期集中新連載えほん 作・絵 三浦良一 新聞の自動販売機くんが おなかから明日の朝刊を取り出して言った。 「ねえ みんな これ読んでみてよ きみたちのことが出ているよ  なになに ふむふむ・・・・??」みんなに聞こえるよ […]

黄緑のネームプレート

赤川次郎・著光文社文庫・刊  中学生くらいで教科書以外の本を読もうと思ったとき、読書好きの友人から「最初は赤川次郎から始めるのがいいらしいよ」と言われて読み始めたミステリー。難しい言葉や表現を避けた優しい文章と登場人物た […]

ぼくめいた 8

短期集中新連載えほん 作・絵 三浦良一  町がぐっすりと寝静まった夜中、町中のパーキングメーターが集まってきました。 誰もいない駅の空き地で大会議が始まった。 仲間のメーターも、みんな 心配顔。  お腹のメーターが狂って […]

生きづらい女性の素顔

蝶々・著双葉社・刊  週末、死にたくなるというあなたへ。日本に生きている女性、若きも中年も、得体のしれない不安を抱きながら。高額所得者であろうと、低所得にあえぐ人であろうと、ここで描かれている女の人たちの心の葛藤とつきあ […]

ぼくめいた 7

短期集中新連載えほん 作・絵 三浦良一 じつは、女の子の誕生日にこんなことがあったのでした_。 家族で食事をしてレストランからもどってきたら、なんとパーキングメーターの矢印がゼロ。女の子の腕時計では、確かにあと15分時間 […]

社会人こそ学ぶべし

石川 康晴・著PHPビジネス新書・刊  著者は、洋服ブランド「earth music&ecology」で有名な株式会社ストライプインターナショナル代表取締役社長。1994年、23歳で創業。現在30以上のブランドを […]

出口の見えない若者迷路

中村 淳彦・著東洋経済新報社・刊  本書は、女性、特に東京とその近郊に暮らす単身女性とシングルマザーの貧困問題を考えるため「総論」ではなく「個人の物語」に焦点を当てて紹介している。貧困は、生れや育ち、家庭環境、健康状態、 […]

ぼくめいた 6

短期集中新連載えほん 作・絵 三浦良一  最近、時計の針が進んだり、遅れたりすることが結構多くなったからね。ほかのみんなも結構同じ悩みを抱えているようなんだ。 なにしろ長年、こずかれたり、ぶつかられたりしている間に メー […]