世界に響け国連平和の鐘

紛争解決の願い込め

 今月21日の国際平和デーを記念して国連本部で13日、アントニオ・グテーレス事務総長が平和の鐘を鳴らした。国際平和デー2024のテーマは「平和の文化を育む」。今年は、国連総会が「平和の文化に関する宣言および行動計画」を採択してから25周年にあたる。宣言の中で総会は、平和とは「紛争の不在であるだけでなく、対話が奨励され、相互理解と協力の精神をもって紛争が解決される、積極的でダイナミックな参加プロセスを必要とする」ものであるとしている。

 式典には、山﨑国連大使夫妻、平和の鐘を国連に寄贈した故中川千代治氏の六女で国連平和の鐘を守る会の代表、高瀬聖子さん、鐘の置かれている日本庭園を設計したボストン在住の造園家、阿部紳一氏、参議院議員の山東昭子氏が参列した。パンデミック以前と同様に垂水バイオリンクラスの生徒たちが式典で美しい演奏を披露した。

花と芸術の祭典カーネギーで

日本の芸能・文化紹介

10月3日(木)7時30分 入場無料

 第12回カーネギーホール公演〜花と芸術の祭典 Japanese style〜Kajiki‘s Showが10月3日(木)午後7時30分から、カーネギーホールのワイル・リサイタルホール(7番街と57丁目)で開催される。無料招待チケット制で、来場者にはスワロフスキーネックレスがプレゼントされる。

 司会は梶木敏巳と西岡舞。出演者は、Team KAGUYA(朗読・歌・舞)、声優の美月あい&たえ、千尋(歌)、綱島芽浬(バレエ、14歳)、ヒーリングシンガーここり&ピースエンジェルズ(歌・コーラス)、ミラクルバード(歌&ピアノ)、茶道デモンストレーション (茶道&フルート・ピアノ)、絆(日舞とピアノ演奏)安久親子3人、Future-inspired Kimono Show (着物反物ショー74人)、コトダマロック(和歌をロックで歌う)坂井洋一&フレンズバンド コトダマロックバンド 坂井洋一 : 映画プロデューサー兼映画バイヤー・作詞作曲家・古代史ハンター(言語学を含む古代史セミナー公演)、

琉球芸能&和太鼓『花火‐HANABI』 写真3種 沖縄の伝統文化と和太鼓を世界に、着物ドレス (着物を切らずにドレスとして着付ける新しいスタイル)たえ、Petit Allonge Bella NY (バレエ)イザベラ&生徒。

 チケット希望者はEメール[email protected](西ケ谷さん)まで。

日本食(にほんしょく)のマナーを覚(おぼえ)よう・七転び八起き (ななころびやおき) 

日本語を学ぶ人を読者対象に新特別企画が本紙でスタート

社 告 本紙は、今週号から毎月第3週に、日本語を学ぶ人を対象とした連載シリーズ「週刊やさしいにほんご生活」をスタートします。現在、米国で日本語を学習している人は約1万7000人(在米日本大使館調べ)、日本語教育機関は1241か所(国際交流基金調べ)、米国内113の大学に日本語学部や学科が設置されています。

 記事は分かりやすい日本語で表記し、漢字にはすべて読みがなをつけて翻訳機能などを使って学習できるようにしました。本紙デジタル版を通して全世界の日本語学習者に愛読していただけるような内容を目指します。   ニューヨーク生活プレス社


 この連載は、日本語を勉強している人を読者対象としたコーナーです。日本文化やタイムリーな日本に関する話題などを簡単な日本語で毎月第3週号に掲載します。アメリカ人の友人などにご案内ください。

日本食(にほんしょく)のマナーを覚(おぼえ)よう

 日本食(にほんしょく)は姿勢(しせい)を正(ただ)し「戴(いただ)きます」と言(い)ってから食(た)べ始(はじ)めます。箸(はし)を持(も)ち、汁物(しるもの)↓ご飯(はん)↓おかずの順(じゅん)にいただきますが、お箸(はし)を振(ふ)り回(まわ)したりお箸(はし)で器(うつわ)を引(ひ)き寄(よせ)せたりしないこと。また、一度(いちど)口(くち)に運(はこ)んだものはお皿(さら)に戻(もど)さず綺麗(きれい)に戴(いただ)きます。食(た)べ終(お)わったら蓋(ふた)があるものは元(もと)に戻(もど)し、お皿(さら)は重(かさ)ねないのがマナーです。最後(さいご)は「ご馳走(ちそう)さまでした」と言(い)って感謝(かんしゃ)を表(あらわ)します。(長久保美奈、マナーコンサルタント)



(1) ことわざは、昔(むかし)から言(い)い伝(つたえ)えられてきた教訓(きょうくん)を含(ふく)む短(みじか)い言葉(ことば)=人生(じんせい)の教(おし)え、生活(せいかつ)の知恵(ちえ)、生(い)き方(かた)の指針(ししん)、おもしろい表現(ひょうげん)を楽(たの)しむものなど=です。気持ちや状況を一言(ひとこと)で伝(つた)えられるので、意味(いみ)を理解(りかい)して会話(かいわ)や文章(ぶんしょう)で使(つか)えば、教養(きょうよう)や日本語(にほんご)の幅(はば)が広(ひろ)がります。本(ほん)コーナーは日本文化(にほんぶんか)や日本語(にほんご)を学(まな)ぶ外国人向(がいこくじんむ)けに「わかりやすい言葉(ことば)」で、日本(にほん)の歴史文化(れきしぶんか)、精神性(せいしんせい)、気候風土(きこうふうど)などの本質(ほんしつ)に触(ふ)れるようなことわざを、使(つか)い方(かた)とともにご紹介(しょうかい)します。


七転び八起き (ななころびやおき) 

 人生(じんせい)はうまくいくことばかりではありません。しかし何度(なんど)失敗(しっぱい)しても、くじけることなく立(た)ち上(あ)がり挑戦(ちょうせん)していくことで、結果的(けっかてき)に成功(せいこう)する、より強(つよ)く成長(せいちょう)するという教訓(きょうくん)を伝(つた)えています。誰(だれ)でも、同(おな)じ失敗(しっぱい)は繰(く)り返(かえ)さないようにする知恵(ちえ)も生(う)まれます。自分(じぶん)が何(なに)かに失敗(しっぱい)してしまったシーン、相手(あいて)をはげましたいシーンなどで使(つか)います。日本(にほん)でだるま人形(にんぎょう)に人気(にんき)があるのは、転(ころ)んでも転(ころ)んでもたくましく起(お)き上(あ)がっていく底力(そこじから)にあやかりたいからです。 (絵と文、平田恵子)

キャンディ5さん30周年祝う

 米国で飴細工師として活躍する日本人女性、キャンディ5さん(60)の創業30周年記念イベントが12日、マンハッタンの美容サロン、ジュエルハウスで開催された。会場には天狗や日本の郷土芸能に登場するお面などが並んで、日米来場客の目を楽しませた。特に子供たちにライブで飴細工を作るデモンストレーションは大人気。アニメキャラクターなどのリクエストに応えて名人技を次々と披露した。

 キャンディ5さんは富山県出身。高校2年の時、毎日新聞富山支局長だった父が49歳で他界した。大学進学を諦めて就職するも会社勤めが肌に合わず、10回以上も転職を繰り返したが、天国の父の導きとも言える記事に出会い紆余曲折を経て当時80代だった東京の飴細工職人・木村武雄氏の弟子に。ほどなく金太郎飴本舗にディズニーが飴細工師を探しているという連絡があり、高齢者ばかりの業界で紅一点の若者だったキャンディ5さんに白羽の矢が当たった。1996年のことだった。ディズニーのエプコット・日本館でパフォーマンスを始め、たちまち来場者の人気者となった。

 5年後、2001年9月11日の同時多発テロで解雇されたが 半年後には元の職場ディズニーから電話がかかり、「戻ってこないか」と打診された。キャンディ5さんの解雇に多くのファンから苦情が届いていたのだった。13年に円満退職するまでの期間には、アメリカ航空宇宙局(NASA)のパーティーにも招かれ、そこで知り合った宇宙飛行士の野口聡一さんがキャンディ5さんの作ったバースデーケーキ飴を宇宙で受け取ったニュースは世界にも流れた。退職後、富山の母親の介護で4年間帰国したが、2017年10月、大学を卒業してディズニーのダンサーになっていた娘をフロリダに残し、ニューヨークに活動の場を移して現在に至っている。

 日本文化紹介イベントや子供の誕生会などに引っ張りだこのキャンディ5さん。来場した日本クラブの内藤久也さんも「こどもの日のイベントではいつも大人気ですね」と話す。90のゼッケンをつけたキャンディ5さん「あと、30年、90歳まで飴細工師として頑張ります」と大きな笑顔で答えていた。

ここに来てまだ予測不能

 誰が見ても上出来だった討論会のカマラ・ハリスでしたが、両者の支持率の変化はほぼなく、州によっては逆にトランプが伸びたりと、つまりはトランプvs反トランプのこの選挙、有権者の心づもりはほぼもう動かないのでしょう。反トランプ派はハリスの出来にこれで良しと安堵し、トランプ派はハリスは事前に質問を知っていたに違いないと自分に言い聞かせた。だから犬や猫がハイチ移民に食われていると暴言しても、フロリダのゴルフ場での再びの暗殺未遂事件が起きてもそうは影響なし。総得票数ではまた反トランプ票が圧倒するでしょうが、州ごとの選挙人獲得数では、この分ではトランプが辛勝するか、あるいはハリスが大勝するかのどちらかだろうと私は思っています(つまりよくわからない)。

 討論会のハリスは、8年前のヒラリー・クリントンの時よりもトランプの出方を知っていたことが功を奏しました。当時すでにトンデモ男だったトランプに対してクリントンは常に「上から目線」で呆れ顔、うんざり顔でしたが、ハリスは呆れてみせるより時に軽やかに笑い飛ばし、時に深刻に、そして時に悲しい顔をしてみせた。男たちの女性嫌悪を刺激せず、結果、「嫌な女」へのガラスの天井の補強を避けた。勝算はそこにあるかもしれません。

 8年前に始まったトランプ政権のせいで全米で人種差別事案が増え、事実や歴史への否定と攻撃が増え、連邦判事の大規模な保守派入れ替えの進行で司法が偏りだしました。

 老齢のトランプはすでに論理的な思考ができなくなっていますが、それが4年を経てまた第二次トランプ政権が誕生するとなると、次には全てがトランプによるこの4年間への復讐に舞台が進みます。

 第一次政権の時には存在した保守本流の共和党の政治家たちはすでにいません。第一次政権の閣僚たちも多くがクビを切られ距離を置く現在、トランプを後ろから羽交締めしてでも止めようという豪胆者はすでになく、代わりに「プロジェクト2025」を書いたような極端なリバタリアンや男性主義者や白人優位主義者だけが乗り込んでくる専制政権となる──そんな危機感と悲壮感と恐怖が民主党支持の、特に女性たちや人種的及び性的少数者たちをハリス支持に駆り立てています。だからそこに加わる、ハリスを嫌悪しない、非男性主義の男たちの票、4年前からの新規有権者1700万人ほどの若者票の多寡、プラス、そうした政治色とは別の、中間浮動層を引き寄せる経済動向、生活指標が勝敗のカギとなる。

 実は投票半月前の10月18〜20日の3日間、フロリダ州マイアミガーデンズでテイラー・スウィフトが「フロリダ!!!」を含む新作アルバムを引っ提げ大規模コンサートを開きます。ハリスが大勝するか、という私の予想には、これがオクトーバー・サプライズとなればという前提条件付きです。なにせ若者を中心に3億人ものインスタ・フォロワーを持つ彼女のこと、ペンシルベニアやジョージア、そしてフロリダをハリス寄りに動かすかもしれません。

 もっとも、ハリスの民主党が政権を維持したとしても、所詮「リベラル戦争ロビー」のしがらみやパックス・アメリカーナの幻想から逃れることはできません。イスラエルもウクライナも明確な解決策は存在しない。ただとりあえず今の「民主主義のアメリカ」という幻想にしがみつくことが、反トランプ層の「蜘蛛の糸」なのだろうと思います。

 次に何が起きるか全く予測不能続きでここまで来た今回の選挙。このまま無難に投票にこぎつけられるのか。当選者がすんなりと政権移行できるのか。予測不能はまだ続きます。

(武藤芳治/ジャーナリスト)

天の岩戸を表現

ATダンスカンパニー
第2回公演に満席喝采

 ATダンスカンパニーは9月15日午後12時30分と4時の2回、 プレイライト・ダウンタウン・MOSSで、 第2回公演を開催した。アーティスティックディレクター竹野綾のほか、ダンサーは吉川彩、パトリシア・ジェーン、二コラ・フェリー、千歳祐李耶、サパンナー・ピヤサンチェロエン、小島風香。シンガーは中村彩、熊本翔士。今年は竹野のダンスキャリア35周年を記念し、日本神話「天の岩戸」を和楽器音楽とダンスで表現したほか、昨年初演したさまざまな音楽にシンガーの生歌をのせて、スタジオ風景から始まるストーリー「アウェイク」を再演した。

 公演を終えて竹野は「今回は私が日本にいた時に一緒に踊っていたメンバーがダンサーとして来てくれて励みになりました。天の岩戸は衣装の評判も良く、楽しんで頂けたのではないかと思っております。これからもどうぞ応援をお願い致します」と話している。

古着リメイクでNYで活躍

CIVIATELIER(シヴィアトリエ) デザイナー

田中恵介さん

 秋田県出身。2008年にバンタンデザイン研究所ファッションデザイン専攻へ入学。主にレディースファッションのデザインを学んだ。卒業後、東京コレクション(現:Rakuten Fashion Week TOKYO)参加ブランドにてレディースファッションのデザイナーアシスタントとして従事。2012年に自身のブランド「CIVIATELIER」を開始した。

 三代目 J SOUL BROTHERS2015年ライブツアーで、DOBERMAN INFINITYの一部衣装への起用をきっかけに、アーティストを問わず、俳優、スポーツ選手、 お笑い芸人、 モデルなど、あらゆる分野の著名人に着用してもらっている。

 2017年K-POPアイドルグループであるGOD7のアルバム 「TURN UP」のPVとアルバムジャケットにも衣装が採用されたほか2023年オーストラリアツアーでKIDINK, HARDHEADがツアー中に田中さんが手がけたリメイクアイテムを着用、NBAの試合のハーフタイムで KIDINKがリメイクフーディを着用し、パフォーマンスを披露、NY出身のラッパー、音楽プロデューサーであるCash Cobainにリメイクアイテムの衣装を提供するなど着々と頭角を出し始めている。

 「日本に住んでいるとなかなか海外へ来るきっかけがない。海外に行かなければいけない理由、目的を作りに来米した」という。高校時代はサッカー部で全国大会で選手として活躍。卒業後は日立製作所に入社したが、ファッションの仕事がどうしてもしたくて、親や先輩には反対されたが退社し、不動産会社に転職して営業チームのリーダーになりながらもファッションで自分が望む世界で生きる道を探す夢は諦めずにバンタンデザインで基礎を身につけた努力家だ。

 現在はニューヨークで主に日本向けオンライン販売やセレクトショップなどでの販売を行っているほか、ボランティアとしてマンハッタンのビンテージ衣装店で店にある素材などを使用して服作りや顧客のリペアをしている。将来は今やってる服作りの延長線で、日本の学生や若い世代に向けてリメイクで貢献することだという。

 (三浦良一記者、写真も)

君はリンゴで世界を驚かせるだろう 書評

巨匠の名言で人生変える

ARISA・著 飛鳥新社・刊

 もし、歴史に名を残す世界の名だたるアートの巨匠たちが、あなたの目の前に現れて、彼らの日頃考えていることや、悩み、呟き、思いをそっと聞くことができたら、人生が変わっても不思議ではない。

 なにしろ出てくる画家が、セザンヌ、ピカソ、ウォーホルにバンクシーたちで、しかも日本語で話かけてくる。さらに案内人が怪しい関西弁を操り、サルバドール・ダリの生まれ変わりを名乗る謎の男ダレときた。「ワイは、すごい携帯持ってるのよ」というそのガラケーを使えば、時空を超えて現代アートの巨匠たちが目の前に現れるという設定で、九州から大阪に転勤になり、壁にぶちあたっていた地方出身の新人サラリーマンがアーティストたちの教えを受けて、ニューヨークのビジネスシーンでも賞賛を浴びて人生を変えていくというオーマイガーのストーリー展開。

 「才能を持ちながら成功していない人間ほど、この世の中に溢れかえっているものはいない」(バンクシー)、「いつまでもウジウジ悩んで惨めな気持ちでいる代わりに『So What? だから何?』で終わらせることだってできるんだよ」(アンディー・ウォーホル)、「天才になりたかったら、天才のふりをすればいい」(サルバドール・ダリ)、「明日に延ばしていいのは、やり残して死んでもかまわないことだけだ!」(パブロ・ピカソ)、「僕の絵の源泉は無意識なんだ」(ジャクソン・ポロック)、「確実なことは一つもないのよ。すべては変化し、動き、巡り、飛び、いなくなるから」(フリーダ・カーロ)、「最高であろうとするのを目指すのは誤りで、成功を自分で定義しなくちゃいけない」(ダミアン・ハースト)、「リンゴひとつでパリを驚かせてみせる」(ポール・セザンヌ)といった具合。

 主人公の青年は、これらの言葉に出会うごとに成長し、仕事が前に進み、社内外からも高い評価を受けていく。歴史に名を止めているような、巨匠たちの名言は、現代のビジネス社会での決断や人生をどう生きるかという迷いに、予期しない方向から光を投射して来る。「ビジネスの黄金法則」にも通じる不思議なる世の本質を炙り出す一冊だ。

 著者のARISAさんは、いたみありさ名義で『学校では教えてくれないアーティストのなり方』(サンクチュアリ出版)で日本人若手アーティストたちをNYデビューさせてきたアート集団JCATの代表でもある。3年の年月をかけて、巨匠たちの言葉をコツコツと拾い集めたという労作ながらその苦労を感じさせない軽さがいい。野生爆弾くっきー!のインパクトのある表紙絵も本書の性質にぴったり。まるで宝石の原石を磨いているような気分になれる本だ。企画協力が土井英司氏と聞けばさもありなんと納得。   (三浦)

OSAKA BALL 優勝

ジャパンフェスNY粉もんコンテスト

オランダ・アムステルダムから初参戦

 ジャパンフェスの粉もんコンテストが14、15の両日、マンハッタンで開催され、粉もん業者6店が約1万人の来場者の投票でグランプリを競った。優勝したのは、オランダ・アムステルダムから初参加したOSAKA BALL(大阪ボール)。2位はカールスボール、3位が銀だこの「たこやき」勢で上位3位を占めた。

(写真上)カップを手にする優勝した大阪ボール(左から3人目)、2位カールスボール(右)と銀だこ(左)

日本産ホタテの串焼きも人気

 優勝した大阪ボールの社長、大津燎生さん(44)は「6年間頑張ってきた甲斐がありました。今回初挑戦してよかったです。ニューヨークの皆さんに美味しいと言っていただけて嬉しいです」と喜んでいた。

 当日は総勢42店舗が出店し、粉もんのほか日本産ホタテ(青森産と北海道産)の串焼きなども人気を呼んでいた。

 ジャパンフェスは、今年からフランスにも進出し、10月には凱旋門、エッフェル塔の前で本格始動する。フランスでの開催は、ニューヨークでのフェスとの同時開催となり、日本のストリートフェアが欧米でさらに拡大する記念すべきスタート元年となりそうだ。

【今週の紙面の主なニュース】(2024年9月14日号)

(1)日本クラブビルを売却 来年秋に移転を計画

(2)NYに滑田鬼剣舞 米国で20日初上演

(3)本物の日本食の美味しさを楽しむ hakubai

(4)盛岡の郷土芸能や山口を紹介 第4回ジャパンビレッジ夏祭り

(5)進次郎出馬、父純一郎の「小泉改革」を検証  あめりか時評

(6)土佐直尚子が作品披露 NYファッション週間

(7)NY日本人美術家協会 年次展覧会を開催中

(8)人生のおいしさ えやひろみNY展

(9)ふろしきヨガで体と心をほぐす ARICAさん

(10)茶菴20周年特別企画 Johnとコラボ28日と29日

日本クラブビルを売却

来年秋に移転を計画

 ニューヨークの会員制社交クラブ、日本クラブ(上野佐有会長、会員約1000人)が来年秋に移転することになった。6月の理事会で決定、ビルの所有権を共同保有していた竹中工務店に同月30日付で800万ドルで売却したもので、現在移転先候補との最終契約交渉を進めている。年内には移転先との契約を完了する見込み。

 計画によると、新しい日本クラブ会館は既存ビルに賃貸テナントして入居し、現在ある57丁目のビル2階から7階までを使った総延床面積2万3000平方フィートの約半分程度の広さになる予定。2階以上の4フロア程度を使い、日本クラブ事務所のほか現在の同クラブにある展示ギャラリー、宴会場、会議室、各種パーティー、セミナー、ミーティングなど多目的に利用できる部屋、レストラン設備なども規模は小さくなるが、すべて存続する形で移行するという。来年10月から順次引越しを始め、2026年1月の新年名刺交換会は新会館で実施したい考え。

 日本クラブは1905年に、日本倶楽部として創設され、初代会長には、化学者の高峰譲吉博士が就任。野口英世が在米中、同クラブで将棋を指していたという由緒あるクラブだ。以来日米交流と在ニューヨーク日本企業人と家族の親睦を図っている。1963年には、現在の57丁目にクラブ会館が移転され、その後91年に新館を竣工落成し、日本クラブ・タワーとして現在まで利用されている。新会館には、これまで同様、ニューヨーク日本商工会議所(JCCI、河手哲雄会頭、会員会社数約280社)、JCCファンド(和田知徳会長)の事務所がテナントとして入居する予定だ。日本クラブでは「現在交渉中の場所が正式に決まれば、マンハッタンの中でもこれまで以上に便利で利便性の高い会館となり、日本文化紹介のイベントや、物産展の会場、県人会など各種会合などのコミュニティー活動の場として広くニューヨーク日系社会の親睦の場所に活用してもらい、これからも会員数をさらに増やしていきたい」としている。企業の駐在員中心の同クラブが、移転を期に広く日系社会に親しまれる場となれるかも課題だ。

NYに滑田鬼剣舞 米国で初公演

9月20日マンハッタンで民舞座が主催

 日本各地に伝承される踊りを研究しニューヨークで日本の伝統的な民族舞踊を紹介する「民舞座ーThe Japanese Folk Dance Institute of New York」が主催する、岩手県北上市地区の郷土芸能、滑田鬼剣舞(なめしだおにけんばい)のニューヨーク公演「DEMON SWORD DANCE」が、9月20日(金)午後7時30分からマンハッタンにある The Sheen Center for Thought & Culture(ブリーカー通り18番地)で開催される。 

 日本で千年の伝統を持つ「鬼剣舞」は岩手県内の念仏踊の中で最も知られている芸能で、いくつかある流派の一つである滑田鬼剣舞は、1897年に創始され125年の歴史をもつ。1901年に秘伝書伝授し、1993年12月には国の重要無形民俗文化財に指定、そして2022年11月30日には「風流踊」としてユネスコ無形文化遺産登録となった。踊りの勇壮さ、動きの美しさ、衣装、面など、すべてプロの舞踊家でない人々によって民間伝承されてきたものであり、今回の公演ではその素晴らしさをニューヨーカーに紹介し、日本の伝統文化に興味を持ってもらうきっかけ作りの場を提供する。初の米国公演となり、民舞座との共演でニューヨークから世界に向けて鬼剣舞と日本文化を発信する。 

 入場料は大人30ドル、子供・学生・シニアは20ドル。チケット・詳細はウェブサイト https://www.sheencenter.org/ を参照。