アンディ・ウォーホル展

ブルックリン美術館で開幕

 ポップアートの巨匠と呼ばれたアンディ・ウォーホルの展示会「Andy Warhol: Revelation(啓示)」が19日から来年6月まで、ブルックリン美術館(200 Eastern Parkway)で開催されている。彼の作品に頻繁に登場する信仰とその生涯にわたる関係を探ることをテーマに、最後の晩餐シリーズなどを展示する。入場料は一般25ドル、学生・シニア16ドル、4〜12歳10ドル、3歳以下・会員は無料。チケット・詳細はhttps://www.brooklynmuseum.org/を参照する。

 また、マンハッタンのフォトグラフィカ(パーク街281番地)でも写真展「Andy Warhol Photo Factory」を来年1月30日まで開催中。こちらは代表作のシルクスクリーン作品や有名人たちとのポラロイド写真など120点以上を展示している。

(写真)David LaChapelle (American, born 1963). Andy Warhol: Last Sitting, November 22, 1986. Chromogenic print. Courtesy of the artist

世界の女性の自立を支援するセラピスト

PARAFUSE. アカデミーアソシエーション代表理事

藤川恵美子さん

 「こんにちは」白衣を着た笑顔の女性がバカラホテルのロビーに現れた。ニューヨークのタイムズスクエアの電光掲示板、大晦日のカウントダウンで新年を告げるボールが下がってくるその世界が注目する広告塔の真下に、このほど宣伝広告を出した女性。米国ではまだ無名に近いエステサロンのパラフューズの代表、藤川恵美子さんだ。現在、藤川さんの分身とも言える9人が日本、ロシア、台湾、ベトナムを中心に全世界で4600人の同サロンセラピストを指導してパラフューズ式小顔調整テクニック「脳洗浄」を展開して活躍している。「脳洗浄」という言葉に「脳を洗浄?」とギョッとする読者もいるかもしれないが、ひとことで言うと夜、寝ている間に頭の中で作られ洗浄液の役割がある脳脊髄液を日中に流すというもの。足から始まる痛みのない施術により、全身の緊張を解き副交感神経を優位にさせて心地よい眠りに導くことで体内の老廃物を流れやすくさせていく新しいメソッド。道具を一切使わずに両手だけで頭部をマッサージすることで脳の疲労を回復させる同エステサロンが提供する施術名だ。2020年3月26日に特許庁にて商標登録されている。

 自律神経を整える脳洗浄は、疲れた現代人にむくみの解消をはじめに、深いリラックスを短時間で提供するのが特徴。藤川さんは「道具を一切使わずに両手だけで施術を行うので誰もが自立がしやすく、脳疲労が和らぐため日本では家族のために資格を取る方も増えている」と話す。

 1975年に福岡県久留米市生まれ。高校卒業後、いくつかの大手エステサロンで活躍の後、2016年に小顔&美容整体スクール「PARAFUSE」を港区白金台でスタートした。以降、誰にでも習得可能な独自のオールハンドメソッド「脳洗浄」を自らの自立と誰かの幸福のための技術、また、シェアリングモデルとしてアカデミー化し、現在「HAND&PEACE」をテーマに女性の自立支援を展開中だ。「アジアでは女性の社会的地位が低く、また、マッサージ師に対する社会的評価が低い。脳洗浄の技術を習得させ、全世界に同じマインドを持つセラピストたちを増やしていきたい」と目を輝かせる。2022年にはNYサロンオープンのため、藤川さん自身がNYに拠点を移す予定だ。来年9月には脳洗浄のセラピストを世界に増やすため船で世界一周の計画も進行中だ。(三浦良一記者、写真・植山慎太郎、ヘアメイク:Aya Iwakami)

 

ハレルヤ!

ニューヨークの魔法
岡田光世

 サンクスギビングに、サウス・ブロンクスの教会に行った。この辺りは犯罪多発地帯として悪名高い。午前九時半、礼拝堂にはすでに二十人ほどが集まり、静かに祈っている。祭壇の前の床にも数人がひざまずき、祈りを捧げている。

 最後列に男の人が三人すわり、祈っていた。やがて別の男がやってきて、三人を後ろから抱え込むようにして、一緒に祈り始めた。

 彼らはみんな、長いことホームレスだった。お金が手に入れば、ドラッグをやった。クッキーやリンゴを買って、腹の足しにしていた。この教会に出会い、メンバーがアパートを探してくれた。

 やがて礼拝堂はいっぱいになった。礼拝は延々と二時間続いた。牧師の説教のところどころで、人々が両手を高く掲げ、ハレルヤ! アーメン! と大声で叫ぶ。歌い、踊り、体中で神を賛美する。

 傷ついた者たちよ。前に来なさい。

 牧師がそう呼びかけると、人々が前に集まってくる。牧師が祈りながら額に触れると、彼らは崩れるように床に倒れる。体が震え出す人もいる。肩を抱き、泣き合う姿が、あちこちに見られる。

 女性教会員がホームレスの男の人の隣にすわり、肩や頭を優しくなでている。完全に目のすわったその男の人は、彼女の手が頭に触れるたびに、意識を取り戻したかのように目を開け、彼女が開いた聖書のページに目をやる。

 礼拝のあと、メンバーらが外を歩き回り、道をうろつく人たちに、サンクスギビングのディナーに来ませんか、と呼びかける。

 この辺りにはドラッグ・ディーラーもたむろしている。ホームレスの人たちのために、メンバーが手分けして、八十羽のターキーを焼き、ピラフを作り、テーブルを用意し、給仕しているのだ。

 しばらくすると、教会の前には長蛇の列ができた。

並んでいるホームレスの男の人が、仕事でカメラを持っていた私に声をかけてきた。

 俺の写真を撮ってくれよ。今日、この場にいたことの証拠にさ。来年はここにはいないように、頑張るからよ。

 You never know.

 どうなるかは、誰にもわからない。ひょっとしたら、来年のサンクスギビングには、彼はホームレスを迎える側にいるかもしれない。

 このエッセイは、文春文庫「ニューヨークの魔法」シリーズ第1弾『ニューヨークのとけない魔法』に収録されています。

https://books.bunshun.jp/list/search-g?q=岡田光世

編集後記 11月20日号

【編集後記】
 みなさん、こんにちは。今週一週間を振り返るとやはり、ニューヨークの日本人社会にとってのビッグニュースは、眞子さん、圭さん夫妻の来米だったでしょう。日本でも連日、眞子さん、小室さんに関するニュースがテレビやネットで溢れかえっていて「静かにお二人の幸せな生活を見守っていきたい」と言っているその口で「ニューヨークで二人の生活はどんな感じになるのだろう」と関心を寄せてしまうのが下世話な世界に生きる一般庶民の心情でしょうか。女性皇族が結婚によって皇族を離脱するすることは決まっていることなので珍しいことではないですが、「二人にとって結婚がかけがえのないもの」として世間の様々な声とは別に、しっかりと愛を貫いたことは、ドラマチックな出来事として結構日本の歴史に残るエポックメーキングな出来事だったかもしれないです。何か大事なものを得るということは何か別の大事なものを捨て去るということでもあるとどこかで聞いた気がしますが、今週号では、本紙としては珍しく、個人的なマターであるお二人の来米の記事に紙面を割きました。飛行機から降りて、ロビーで待ち受ける報道陣の前を通ってガラスドアを出て行くまでの20秒足らずの短い時間で分かったこと。それは眞子さんの目尻が終始垂れていてマスクの下で笑顔になっている様子がうかがえたこと。車に乗り込む時に何度も(後から数えたら7度も)誘導関係者にお辞儀をしている姿に明るい一人の若い女性の顔があったこと。「20秒の到着劇場」、紙面でお読みください。それでは、みなさん、よい週末を。(週刊NY生活発行人兼CEO、三浦良一)

【今週の紙面の主なニュース】(2021年11月20日号)

(1)NY到着 小室眞子さん圭さん夫妻 

(2)現代舞踏家の田中いづみ 宣言直後の初公演

(3)JAL東京ーNY就航55周年 JFKで祝賀特別イベント

(4)住まいは ヘルズキッチン ワンベッドルーム 

(5)街の中のPCR検査で帰国可能か? 安心確実なのは指定医療機関

(6)手作り石鹸に挑戦 大人の教養講座

(7)現代日本の戯曲を英語朗読

(8)6人の監督作品 ジャパン・ソサエティーで 

(9)横尾忠則その創造と歩み

(10)心の糸を美術品のように紡いで 

小室眞子さんと圭さん夫妻、NY到着

 秋篠宮家の長女、小室眞子さん(30)と夫の圭さん(30)が14日、ニューヨークに到着した。やっと着いた。マスク越しだがそんな心持ちが眞子さん、小室さんの表情に見てとれた。二人を乗せた羽田発全日空110便は、定刻よりも 24分早い午前8時36分にジョン・F・ケネディ国際空港に着陸し、ターミナル7に機体を停めた。混雑を避けるため、空港側の配慮で、隣接するブリティッシュエアウェイズの2階出発ロビーを通って一階到着出口を使う一般搭乗客とは別経路で飛行機から降りた。(写真上:羽田発全日空110便でNYに到着した眞子さんと小室さん(14日午前9時過ぎ、ジョン・F・ケネディ国際空港で、写真は代表撮影))

 ニューヨーク警察、空港警備員などに囲まれて服部茂全日空NY支店長の誘導でロビーに姿を現した2人はターミナルの出口で待っていた報道陣から「お疲れさまでした。ニューヨークでのこれからの新生活への思いを一言いただけますか」という代表質問には、2人とも小さく何度か会釈をしたが立ち止まって答えることはしなかった。

 圭さんの服装は出国する時と同じピーコックグリーンとホワイトのカーディガンの中にTシャツというカジュアルな出で立ち。眞子さんは、出国する時に手に抱えていたダークグリーンのコートを着てパンツに足元はヒールのあるブーツ姿。建物から出た後、待機していた黒いワゴン車に乗る前に、誘導していた関係者に眞子さんは左に右に何度もお辞儀をして、目尻が下がるほどの笑みをマスクの下で見せていた。圭さんは横で静かに髪の毛を掻き上げる仕草をしていたが、眞子さんのお辞儀と挨拶が終わるとさっと右手を出して眞子さんを先に車に乗せ、続いて自分も車に乗り込んだ。

 ドアが前にスライドして閉まったあと、車の中で眞子さんが窓を開けて皆さんにご挨拶をと言っている様子で、圭さんがすぐ窓を開けて、二人で会釈、早くも奥さんぶりが板についた微笑ましい姿を残して空港を後にした。

幸せになるために
NYにやって来たふたり

空港で車に乗り込む小室夫妻、代表撮影/下も代表撮影の映像から

 連日、日本のテレビニュースで見ていた緊張した面持ちの眞子さんはそこにはいなかった。好きな人と新天地で暮らし始めた幸せと嬉しさに満ちていた。そしてそれとは対照的に先を歩く小室さんは、これからの自分に待ち受けているであろう仕事や司法試験、何よりも初めてのニューヨーク生活をスタートする妻となった眞子さんを日々の生活から守らなくてはならないという顔があった。

 眞子さんは結婚時の記者会見で、海外に拠点を置くことは自身の希望だったとし「心穏やかに過ごすことのできる環境で、あたたかい家庭を築いていきたい」としていた。飛行機が着陸して手荷物だけを片手で引いて、安堵の雰囲気を漂わせた二人。車に乗り込む前に出口まで誘導した空港関係者や警備の人たちに、右に左にキビキビと何度もお辞儀をしていた。動画を確認したら7回もお辞儀をしている。そこには皇室として見せていたエレガントな身のこなしに加えて、一般国民には見る機会のなかった若者の快活な笑顔があった。迎えの車は本人たちが手配した。すでに住む住居を確保できており、小室さんはマンハッタンにオフィスのある大手米法律事務所で弁護士助手として勤務する。来年2月にニューヨーク州の弁護士資格取得試験を再受験する。眞子さんは、将来は米国での共働きも視野に入れているといわれるが、就労ビザ取得まではしばらく時間がかかることから、当面は小室さんを家庭から支えることに専念するものと見られている。

(関連記事)住まいは西52丁、1寝室のアパート

現代舞踊家の田中いづみ、東京で宣言解除後の初公演

 ニューヨークで20年間、現代舞踊家として活躍しNY大学で講師を務めた田中いづみ氏が2日、東京江東区の公会堂「ティアラこうとう」で舞踊作家協会主催「〜21世紀の風伝(ことづて)〜 今、再びクロスオーバー」を公演した。 (写真上:田中氏と花柳氏のコラボレーション新作「水の星」から)

 舞踊作家協会は隔月で公演を行っている。219回目の今回は同協会会員の田中氏と日本舞踊の花柳面氏が芸術監督として企画し、2人が韓国、スペイン、中国の舞踊家3人と創設したグループ「peace by dance」が、コラボレーションとソロの全4作品を披露した。 

「peace by dance」のメンバー。左奥から日本舞踊の花柳面氏、中国舞踊の鈴木彩乃氏、田中いづみ氏、韓国舞踊の裴祗演氏、手前はスペイン舞踊の池谷香名子氏

 田中氏は2000年から地球環境を危惧した作品を発表しており、ソロの新作「黄色い空」では、明るさを抑えた照明の下、シンプルな薄い紫の上下衣装を纏い、温暖化が進むなかでの葛藤や戸惑いを表現した。なぜ「黄色」なのかという問いに対し田中氏は「汚染で淀み、この先どうなるかわからない、現状ではありえない空気の色として黄色と表現し、生きるために不可欠な空気が変わらないで欲しいという思いを込めた」と解説している。 

 4作品目「水の星」は5人のコラボレーションで、「宇宙の漆黒の闇のなかを ひっそりまわる水の星(地球)」で始まる詩人、茨木のり子の同名の作品が元になっている。5人は白に統一した各ジャンルの衣装で、前半は、同じ振付でありながらもそれぞれのジャンルの特徴的な舞と表情を活かした「孤独さ」、後半は、公演名「クロスオーバー」が意味するように、誰もが国や文化を越えた地球人であることを表現した。 

新型コロナウイルス感染の緊急事態宣言で公演の中止が相次ぎ、田中氏にとって観客を入れての公演は昨年2月以来、約1年8か月ぶりとなった。今年5月には、同氏が率いるダンスアカデミー「石川須妹子・田中いづみダンスアカデミー」(東京都練馬区)の発表会を無観客で行った。コロナ禍で多くの芸術家が動画配信などを選択するなか、田中氏は「舞台で、観客の前で踊ることが醍醐味でありベストだと思っている」と話している。    (浜崎都)

 田中いづみ=石川須妹子・田中いづみダンスアカデミー主宰。文化庁芸術家在外研究員として渡米。NY大学大学院舞踊教育学科にて修士号を取得、元同大学講師。共著に『現代舞踊のパイオニア』『作舞の動機と手法』。 

住まいは西52丁目、1寝室のアパート

 14日付デイリーメール紙が電子版でミッドタウンウエストのヘルズキッチン地区52丁目にある392世帯が入る集合住宅建物に空港から直行した小室眞子さんと圭さんの荷物が運ばれたと報じ、ワゴン車から下車する2人の写真を掲載した。同日付NYポスト紙も夫妻がワンベッドルームを賃貸したと伝えた。同ビルのウェブサイトによると1寝室の家賃は4300ドルから。上層階からはハドソンリバーやセントラルパークが見える。

眞子さんも納得のロケーション
ヘルズキッチンのワンベッドルーム

 ヘルズキッチンは、南端が34丁目、北端は59丁目、東端は8番街、西端はハドソン川までの区域を指す、古くは「ウエストサイド物語」の舞台となった地区だ(ヘルズキッチンについては別稿・不動産トレンド欄参照)。写真の部屋は、そのヘルズキッチンのど真ん中、西52丁目に建つ2017年建設の392世帯が入居するレンタル専用の集合住宅のワンベッドルーム。建物最上階にラウンジがあり、屋内にフィットネスセンター、スパ、図書館、打ちっぱなしのゴルフ・シミュレーター室がある。上層階からはハドソンリバーやセントラルパークが見渡せる。一寝室の家賃は4300ドルからとなっている。

 この建物は、ブロードウエーの劇場街とも隣接していて、演劇や舞台芸術の殿堂リンカーンセンターやメトロポリタン歌劇場、カーネギーホール、ニューヨーク近代美術館(MoMA)、セントラルパークまでもすべて徒歩圏内にある。地下鉄の便もよくEライン、1番ラインが通る59丁目のコロンバスサークルや42丁目のタイムズスクエアなどにも近い。もちろん、ミッドタウンのビジネス街へも歩いて通勤できる便利さだ。

 14日付デイリーメール電子版とNYポスト紙電子版が相次いで、日本から到着した小室眞子さん、圭さん夫妻が、ジョン・F・ケネディ国際空港から直行でワンベッドルームを賃貸契約したこの建物に着き、荷物を運び入れたと写真付きで報じた。ここなら圭さんが勤務する大手法律事務所へも歩いて通勤できる場所だ。住居選びは、3年NYに住んで土地勘のある圭さんならではのベストチョイスか。二人が住む部屋が、上の写真と同じ間取りかどうかは分からないが、ロケーションの良さは眞子さんもおそらく納得だろう。

マンハッタンで駐在員に人気の居住エリア
ミッドタウンウエストのヘルズキッチン

 ワクチンがかなり普及したこともあり、マンハッタンの街はコロナ禍を抜け出しつつあります。オフィスへの出社を再開する企業が増え、さらに新規雇用の活発化に伴い、街に活気が戻ってきました。

 不動産マーケットでは、マンハッタンの街の復活に伴い、賃貸物件の空室率がかなり低くなっています。

もともとオーナー(大家)側が有利な賃貸住宅市場ではありましたが、コロナ渦でテナント有利になったのも束の間、またもやオーナー有利な市場に逆戻りしています。

 マンハッタンでは、新築、または築浅物件の多いミッドタウンウェストが駐在員に人気の居住エリアとなっています。中でもヘルズキッチンは非常に高い人気を集めています。ヘルズキッチンとは南端は34丁目、北端は59丁目、東端は8番街、西端はハドソン川までの区域です。ヘルズキッチンの名前の由来は諸説ありますが、19世紀半ばからこのエリアにギャング団が現れるようになり、「アメリカ大陸でもっとも危険な地域」と呼ばれるようになりました。その治安の悪さからヘルズキッチンと呼ばれるようになったとも言われています。1990年代半ばより治安は回復し、現在ではその立地の良さから高級住宅街となりました。

 ヘルズキッチンと言えば、アル・パチーノやシルヴェスター・スタローンの出身地でも有名です。

 フィクションでは、マーベル・コミックのスーパーヒーロー、デアデビルの出身地とされており、映画版『デアデビル』やネットフリックスの『デアデビル』や『ジェシカ・ジョーンズ』『ルーク・ケイジ』の舞台としても登場しています。

 日系の美味しい居酒屋やラーメン店を始め、多種多様なレストランが軒を連ねており、外食には事欠きません。

 さてこのヘルズキッチンの家賃相場はというと、最近では、スタジオで3500ドル、ワンベッドルームで4500ドル、2ベッドルームで5500ドル以上と、人気エリアだけあってやや高めとなっています。

(リロ・リダック マンハッタン住宅部、岡畠伸江)

(関連記事)小室眞子さんと圭さん夫妻、NY到着

JAL東京-NY就航55周年

JFKで祝賀特別イベント開催

 日本航空は12日、東京=ニューヨークを結ぶ路線の就航55周年を祝う特別企画イベントをジョン・F・ケネデイ国際空港ターミナル1で開催した。

 12時15分発の日本航空8005便成田空港行きの出発ゲート。式典が始まる前に客室乗務員が搭乗口で整列し、待合室の乗客に向かって一礼し機内へ。

 式典のオープニングスピーチで藤井フランク・ニューヨーク支店長が「55年前の今日、1966年11月12日、ニューヨーク線が開設され、乗客110人を乗せたジェット機ダグラスDC8型機「SETO」号が第1便として羽田空港とニューヨークをホノルル、サンフランシスコを経由して就航しました」と紹介し、乗客、日々の運航を支えている空港職員、関係者に感謝の言葉を述べた。続いて、歴代の地上係員の制服が紹介され、職員たちがモデルとなってお披露目をした。

 ゲストスピーカーとしてジョン・F・ケネディ国際空港ターミナル1のスティーブ・ローランド代表が祝辞を述べた。続いて元ヤンキースの大リーガー、松井秀喜さんが祝辞を述べた。松井さんは「55周年と私の背番号55が同じでとても親近感を感じる。ニューヨークと日本を行き来する時は必ず日本航空にお世話になっている。どんなに疲れていても忙しくても機内でとてもくつろげる空間を提供していただき私の楽しみになっている」と挨拶し、サインの入った記念ボールを抽選で当たった5人の乗客に手渡した。また55年前の就航時からレストラン日本の和食が機内食として積み込まれていることが紹介された。

 最後に当日の明河正也機長が挨拶し、いよいよ搭乗開始。この日は、52人の乗客が搭乗口で職員から茶菴の金継ぎビスケットが入った記念ギフトを受け取った。正副パイロットがコックピットから手を振っているのが見える。小雨の中、機体がゲートを離れると、一瞬雨も止み、森岡清人米州地区支配人、藤井支店長、川上哲営業部長ら支店幹部・職員らが 「空の旅をお楽しみください。また会いましょう」と英語で書かれた横断幕を広げ8005便を地上から見送った。日本航空は、成田へ週3便、羽田へ週4便の1日1便週7便をJFKから運航中だ。

街中のPCR検査で帰国可能か?

書類作成にばらつき

安心確実なのは高額でも指定医療機関

 日本の水際対策も緩和の兆しにあるが、ワクチン接種が無料なのに対し、現在も日本入国の際には、出国前72時間以内の検査証明書(所定フォーマット推奨)を検疫所へ提出する必要があり、クリニックなどでの検査と陰性証明書発行には数百ドルがかかるため、日本を行き来する人には痛い出費となっている。ニューヨークを歩いていると目につくテントやバスのポップアップ(仮設)コロナ検査所は、いくつかの研究所によって運営されており、殆どが無料で検査を提供している。これが日本入国の際に使えれば費用的には助かるのだが。調べてみた。(写真:タイムズスクエアにある特設のコロナウイルス検査テント)

 仮設テント検査所のうちのひとつLABQ(ブルックリンの医療研究所)を調べてみたところ、厚生労働省・検疫所が指定している有効と認められる採取検体の唾液(SALIVA)で、検査方法も有効とされているRT-PCR法で検査を行っている。ただし、検査方法は有効と認められていない中鼻甲介ぬぐい(Mid-Turbinate for swab)も行っているため、テスト前にスタッフに唾液検体での検査をリクエストする必要がある。

 証明書についてだが、厚生労働省ウェブサイトには「所定フォーマットの使用することが困難な場合には、任意のフォーマットの提出も妨げられませんが、「検査証明書へ記載すべき内容」が満たされている必要がある」とある。「検査証明書へ記載すべき内容」とは、・名前、パスポート番号、国籍、生年月日、性別・検査法、採取検体(有効と認められる検体及び検査方法であること)・結果、検体採取日時、結果判明日、検査証明書交付年月日・医療機関名、住所、医師名、医療機関印影・以上すべてが英語で記載であること。詳しくは厚生労働省サイト(別表参照)で要確認。検査後24〜36時間後に研究所からメールで送られてくる検査結果のPDFをプリントして、国籍は表示されないため自身で(英語で)書く必要がある。(「パスポート番号、国籍、生年月日、性別」記載がない場合は、余白部分に本人が手書きでこの情報を記載することは可能と在ニューヨーク日本国総領事館ウェブサイトに記載あり(別表参照)。

 また、医療機関印影に関しては、「医療機関・医師名、印影については、必ずしも各国で取得できない事情があることから、検疫官の判断により、有効な証明とみなすことがあります」と、こちらも厚生労働省サイトに載っている。

 同研究所のポップアップ検査所は、10月28現在で全41か所(ブロンクス4か所、クイーンズ4か所、ブルックリン9か所、マンハッタン 24か所)土曜日以外の毎日、大体は午前10時から午後5時までオープンで、ポップアップ検査所の閉業時期は未定だが年内はオープンの予定。要ID(パスポート)持参、予約不要。厚生労働省の所定フォーマットをプリントして、ブルックリンにある研究所に持参すれば署名等の対応してくれるとのこと。140 58th St Building A Unit 3L, Brooklyn, NY 11220

 ただし、現状では、市街地の路上で行われている無料PCR検査所では、研究所に寄っては日本の書類を持って行っても受け付けてくれないところもあり、証明書を発行してくれるLABQでも、確実に書類をもらうためにはブルックリンのオフィスまで行かなくてはならない。日本からNYに来て、数日の滞在で帰国しなくてはならない場合、早急にPCR検査をする必要があり、その際に、無料で日本所定の検査をしてくれてなおかつプリントアウトした厚生省の書類にサインしてくれるところを自力で探し出して交渉するのは、日本から来たばかりの人が自力でやるには荷が重そうだ。しばらくは安全をお金で買うという気持ちで総領事館指定の日系医療機関などで書類を作ってもらうのが無難なようだ。(佐久間千明)


生労働省サイト

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00248.html

在ニューヨーク日本国総領事館ウェブサイトに記載あり)

詳しくはhttps://www.ny.us.emb-japan.go.jp/oshirase/border-control.html

LABQ(ブルックリンの医療研究所)

詳しくはhttps://labq.com/covid-mobile-testing/

手作り石鹸に挑戦

大人の教養講座

あめお氏がセミナーで解説

 ニューヨーク日系人会(JAA)で9月と10月に開催された第15回秋のヘルスフェア(共催・NY日系人会JAA、邦人・日系人高齢者問題協議会、邦人支援ネットワーク、後援・ニューヨーク日本総領事館)のプログラムで、日本で活躍する有名講師がYOU TUBE で講演を配信する「大人の教養講座シリーズ特別講座編」(企画・NY日系ライオンズクラブ、講師派遣・マイベストプロ、協力・マイイベントUSA)が公開された。

 今週は「石鹸は食と同じなり! お家のキッチンで無添加の手作り石鹸作りませんか?」(講師・手作り石鹸講師、あめお氏)の講演内容を紹介する。

【使用するもの】オリーブオイルやアボカドオイル、ヒマシオイルなど液体状のソフトオイル、パームオイル、パーム核オイル、固形のハードオイル、苛性ソーダ、薬局で購入できる精製水、エッセンシャルオイル。

【用意する装備】エプロン、ゴム手袋、マスク、メガネ、ボウルを2つ。ゴムベラ、スプーン、泡立て器、電子スケール(計量器)など。

 固形油、ハード油をまぜ、別のボウルに精製水を冷やす。ハードオイルを湯煎にかけて溶かし、ソフトオイル、苛性ソーダを計り、合体するやり方などを動画で紹介した。目安は55度くらいまで上昇する程度に。苛性ソーダは劇薬なので取り扱いに注意を。最終的には40度くらいに調整する。オイル39度、苛性ソーダ水41度。15分ほどかき混ぜ、エッセンシャルオイルで香をつける。型に流し込み、別の器で竹炭のペーストを作り、置いておいた生地に注ぐ。ラップをしてタオルに包んで1日寝かせて、型からはずしてカットして4週間寝かせると石鹸として使えるようになる。1か月の間に苛性ソーダのアルカリと油の脂肪酸が化学反応を起こして石鹸になる。脂肪酸の組み合わせで石鹸の使用感が変わる。石鹸は肌の上から摂取する食のようなものとレシピを組んで自分なりの料理を作る楽しみを紹介した。詳細は https://mbp-japan.com/tokyo/ciaosoap/

現代日本の戯曲を英語朗読劇

「こしらえる」

JS舞台公演部12月6日に開催

 ジャパン・ソサエティー(JS)舞台公演部が、12月6日 (金)午後7時30分から『こしらえる』(英題: Cooking Up )をJS館内(東47丁目333番地)で上演する。秋のシーズン《J-Cultureから見るニューヨーク・アート》の第4弾となる本作は、第62回岸田國士戯曲最終賞候補作品で、同賞に2年連続でノミネートされた松村翔子=写真=と注目のアーティスト、ジョーダナ・デ・ラ・クルーズによる演出。

 失踪した人気パティシエの穴を埋めようとてんてこ舞いするフレンチレストランが舞台の本作品は、シェフとパートのウェイトレスの情事をきっかけに次第に変化する物語。チケット料金は 一般15ドル/JS会員10ドル。問い合わせは電話212・715・1258(月〜金の午前9時〜午後5時)、詳細はウェブサイトwww.JapanSociety.org/performingarts