JAL東京-NY就航55周年

JFKで祝賀特別イベント開催

 日本航空は12日、東京=ニューヨークを結ぶ路線の就航55周年を祝う特別企画イベントをジョン・F・ケネデイ国際空港ターミナル1で開催した。

 12時15分発の日本航空8005便成田空港行きの出発ゲート。式典が始まる前に客室乗務員が搭乗口で整列し、待合室の乗客に向かって一礼し機内へ。

 式典のオープニングスピーチで藤井フランク・ニューヨーク支店長が「55年前の今日、1966年11月12日、ニューヨーク線が開設され、乗客110人を乗せたジェット機ダグラスDC8型機「SETO」号が第1便として羽田空港とニューヨークをホノルル、サンフランシスコを経由して就航しました」と紹介し、乗客、日々の運航を支えている空港職員、関係者に感謝の言葉を述べた。続いて、歴代の地上係員の制服が紹介され、職員たちがモデルとなってお披露目をした。

 ゲストスピーカーとしてジョン・F・ケネディ国際空港ターミナル1のスティーブ・ローランド代表が祝辞を述べた。続いて元ヤンキースの大リーガー、松井秀喜さんが祝辞を述べた。松井さんは「55周年と私の背番号55が同じでとても親近感を感じる。ニューヨークと日本を行き来する時は必ず日本航空にお世話になっている。どんなに疲れていても忙しくても機内でとてもくつろげる空間を提供していただき私の楽しみになっている」と挨拶し、サインの入った記念ボールを抽選で当たった5人の乗客に手渡した。また55年前の就航時からレストラン日本の和食が機内食として積み込まれていることが紹介された。

 最後に当日の明河正也機長が挨拶し、いよいよ搭乗開始。この日は、52人の乗客が搭乗口で職員から茶菴の金継ぎビスケットが入った記念ギフトを受け取った。正副パイロットがコックピットから手を振っているのが見える。小雨の中、機体がゲートを離れると、一瞬雨も止み、森岡清人米州地区支配人、藤井支店長、川上哲営業部長ら支店幹部・職員らが 「空の旅をお楽しみください。また会いましょう」と英語で書かれた横断幕を広げ8005便を地上から見送った。日本航空は、成田へ週3便、羽田へ週4便の1日1便週7便をJFKから運航中だ。