編集後記 11月20日号

【編集後記】
 みなさん、こんにちは。今週一週間を振り返るとやはり、ニューヨークの日本人社会にとってのビッグニュースは、眞子さん、圭さん夫妻の来米だったでしょう。日本でも連日、眞子さん、小室さんに関するニュースがテレビやネットで溢れかえっていて「静かにお二人の幸せな生活を見守っていきたい」と言っているその口で「ニューヨークで二人の生活はどんな感じになるのだろう」と関心を寄せてしまうのが下世話な世界に生きる一般庶民の心情でしょうか。女性皇族が結婚によって皇族を離脱するすることは決まっていることなので珍しいことではないですが、「二人にとって結婚がかけがえのないもの」として世間の様々な声とは別に、しっかりと愛を貫いたことは、ドラマチックな出来事として結構日本の歴史に残るエポックメーキングな出来事だったかもしれないです。何か大事なものを得るということは何か別の大事なものを捨て去るということでもあるとどこかで聞いた気がしますが、今週号では、本紙としては珍しく、個人的なマターであるお二人の来米の記事に紙面を割きました。飛行機から降りて、ロビーで待ち受ける報道陣の前を通ってガラスドアを出て行くまでの20秒足らずの短い時間で分かったこと。それは眞子さんの目尻が終始垂れていてマスクの下で笑顔になっている様子がうかがえたこと。車に乗り込む時に何度も(後から数えたら7度も)誘導関係者にお辞儀をしている姿に明るい一人の若い女性の顔があったこと。「20秒の到着劇場」、紙面でお読みください。それでは、みなさん、よい週末を。(週刊NY生活発行人兼CEO、三浦良一)