ロングアイランド鉄道 スト解除で運行再開

 ロングアイランド鉄道は、 18日の労使交渉の妥結を受けて19日正午から段階的に運行を再開した。このストは5月16日未明に開始され、約25万人の通勤客に影響を与え、都市圏の交通網に混乱をもたらした。

 労組側は3年間賃上げを見送りした見返りと生活費高騰に対応するための賃金引き上げを要求。一方、運営主体のMTAは財政負担増による運賃値上げや税負担拡大を懸念し、慎重な姿勢を崩さなかった。

 ホウクルNY州知事は記者会見で「新合意に伴う費用を賄うための運賃値上げは行われない」と述べている。週末の運休でジョン・F・ケネディ国際空港とマンハッタンとを結ぶ路線も全面運休となり、双方向で旅行客の足にも大きな影響が出た。スト突入2日前の14日未明にはイーストリバーのトンネル火災で同鉄道が翌日運休になるなど同鉄道利用客に混乱が続いた。

WOKUNI ブロードウエーにNY2号店

 「魚を見極める目利き力」を最大の売りとする東京一番フーズ(本社東京都、東証一部上場、坂本大地社長)が、海外直営店WOKUNIのニューヨーク2号店を5月12日タイムズスクエアに近いブロードウエーにオープンした。2017年のレキシントン街ミッドタウン店のオープン以来、多くのニューヨーカーに支持されてきた同日本食レストランは、「日本の食文化とおもてなしをニューヨークへ届ける」ことをコンセプトに、長崎県平戸市にある自社養殖場「長崎ファーム」から届く高品質なマグロをはじめ、日本各地から仕入れる新鮮な魚介を提供している。 

 オープニングイベント当日は、ニューヨーク総領事の片平聡大使がお祝いに駆けつけて祝辞を述べたほか式典にはコーリンの川野作織社長はじめ食品商社、取引先関係者が大勢集まり2号店の開店を祝った。坂本大地社長も来米し、テープカットセレモニーを実施した。会場では重さ100キロもある迫力ある本マグロの解体ショーも実施され、来場した大勢の招待客がマグロのさまざまな部位を使用した特別料理や、日本酒・焼酎などを立食形式で楽しんだ。

(写真上)鏡開きする坂本社長(右から3人目)、片平大使(左から2人目)とコーリンの川野社長(中央)ら関係者

 坂本社長は「当社は1996年の創業以来、泳ぎとらふぐ料理専門店『とらふぐ亭』を中心に、『本物の美味しさと安心・安全をお届けする』ことを使命として歩んでまいりました。その歩みの中で、ふぐ・まぐろなどの養殖事業にも取り組み、生産から提供までを一貫して追求する体制を築いてまいりました。創業30周年という大きな節目を迎えるこの年にニューヨーク2号店を出店できましたことは大きな喜びです。ニューヨークの皆様のご支援に感謝の気持ちをお伝えするとともに、次の未来へ向けた感謝企画・記念イベントを順次実施してまいります。ぜひご期待ください」と挨拶した。

本マグロ解体後の握り寿司は大人気

WOKUNI Broadway

1359 Broadway

Bet 36th & 37th St.

営業時間

日ー木 ランチ11:30-14:45

              ディナー 17:00-21:30

金・土 ランチ 同

    ディナー 17:00- 22:30


生き生きEATS  家庭で楽しめる地中海料理

プロに聞く、生き生きEATS(イーツ)

元気と美味しいを求めて料理の達人が腕を振るう (66)

 今月の生き生きEATは、ニューヨークで自身の会社を立ち上げ、ケータリング、イベント、プライベートシェフとして活躍している原田久美子さんに、地中海料理を紹介してただきます。長年のグラフィックデザイナーとしての経験を活かし、それぞれのイベントのテーマに寄り添った料理を提供することを得意としています。日本食をベースにしながら、世界中の多様な食文化が交差するニューヨークのフードシーンからインスピレーションを受けた、自由で柔軟なスタイルの料理を特徴としています。「地中海風と言うと難しく感じますが、調理法は日本の家庭料理の工程と何ら変わりません。今回紹介するのはニューヨークでは口にする機会の多い3品です」とのこと。では早速作りましょう!インスタグラムは@chefkumiko


◾︎チキン スブラキ


 マリネした鶏肉は簡単にフライパンで焼けますが、串に刺しグリルすればぐっと地中海風に。バックヤードグリルだとさらにおいしさアップ。

【材料】鶏胸肉 又は 皮付きもも肉

1lb(454 g)

竹串(25cm) 4〜6本

マリネ液:

ドライオレガノ 小さじ2 (1g) 

ガーリック 2片 すりおろし

フレッシュ・レモン・ジュース 60 g 

オリーブオイル 50 g

塩 10 g

ブラックペッパー ひとつまみ

作り方:

1 ボールにマリネ液を全て混ぜる。

2 鶏肉を5センチ角に切る。

3 ジプロックバッグに鶏肉とマリネ液を入れよく揉み、8時間冷蔵庫でマリネする。

4 鶏を串に刺す前に、串を30分水につけておく。

5 串に鶏肉を刺して天板に皮目を下にして並べる。この分量でだいたい4〜6本ほど出来る。

6 オーブンのブロイラーの設定をハイにして点火し、天板に並べた串を約12分程少し焦げ目がつく位まで焼く。

7 ひっくり返して皮目を4分ほど焼いて出来上がり。


◾︎ハーブライス


 余りがちなハーブが消化できる簡単ライス。パクチー、ディル等ミックスしてもオッケー。今回は土鍋を使いましたが、炊飯器やお鍋、お好きなご飯の炊き方でどうぞ。お米も他の種類でも出來ます。

【材料】

バスマティ米 2合(360ml)

水 450ml (米の1.25倍)

*炊飯器の場合はメモリの分量  

イタリアンパセリ 葉の部分 荒く刻んだもの 30g

オリーブオイル 5g

ナッツ(松の実やピスタチオ、パンプキンシード)荒く刻んだ物 20g

作り方:

1  バスマティ米を軽く洗ってザルにあげておく。

2 炊いた後に追加で入れるパセリ、ナッツを分量から少し取っておく。

3 米、少しの水、刻んだパセリ、オリーブオイル、塩、ナッツを土鍋に入れて軽く混ぜて15分ほどおく。炊飯器の場合はメモリの量の水を入れる。

4 まず中火で沸騰させ、蓋をして弱火にし12分〜20分炊く。お米によって時間が異なる。水分がなくなって炊き上がったら、蓋をしたまま15分蒸らす。

5 蒸らした後、追加分のパセリ、ナッツを入れて全体に混ぜて出来上がり。


◾︎きゅうりのザジキ


 地中海料理のサイドディッシュで必ず出てくるのがこちらのサラダ。チーズおろし器やスライサーを使えば簡単。きゅうりの水分の抜き方がコツ。抜けきっていないと水っぽくなってしまうが、硬く絞りすぎるときゅうりのフレッシュさがなくなります。

【材料】

きゅうり(ペルシアン、小さい物)

3本(230~240g)

グリークヨーグルト 160g

ガーリック 1/2片 すりおろし

ディル 葉の部分 刻んだもの 12g

塩 1g

ブラックペッパー ひとつまみ

オリーブオイル 少々

作り方:

1 きゅうりをチーズおろし器などで荒目にすりおろし、ざるにとって水分を布巾でしぼる。

2 ヨーグルト、ディルの刻んだもの、ガーリック、塩、ブラックペッパーをボウルに混ぜる。

3 その中にきゅうりを入れ混ぜる。一晩おくとさらに味が馴染む。

4 食べる時にオリーブオイルを上に少し垂らして出来上がり。

永住権者の国外退去と米国入国禁止令

 今年になってから、永住権保持者が国外退去をさせられたという記事が多くの新聞やオンライン・ニュースで報じられています。5月14日のニューヨーク・タイムズ紙の記事によると、5月7日までに約2890件が査定され、少なくとも50人の永住権者が国外退去を命じられたそうです。500件はまだ審査過程にあるとのことです。

 国外退去の対象になるのは、次のような犯罪を犯した人たちです。

・殺人や殺人未遂など重罪を犯した場合

・違法ドラッグの密輸や販売

• 売春行為や売春の斡旋をしたことがあるか

• 人身売買の陰謀を企てたことがあるか

• スパイ活動や、諜報活動、輸出管理規制違反をおこしたことがある

• テロ活動に関わったことがあるか

 上記が大半の理由ですが、その他にも軽犯罪に含まれる場合も注意が必要です。

• 小売店で、数回、商品の万引きをして逮捕されたことがある

• 政府への反対抗議デモに参加したことがある

• 飲酒運転で数回逮捕されたことがある

飲酒運転で1回ぐらいの逮捕ですと大目に見られることもあるようですが、複数回の違反は退去の対象になる恐れが大きいです。

 永住権保持者でさえ国外退去の対象になるほどですから、現在永住権を申請している途中の人たちは、要注意です。まず重罪を犯した人たちが永住権取得は無理ということは理解されていると思います。ただし、飲酒運転や万引き行為は軽犯罪ということで大丈夫と思っていられるかもしれませんが、軽犯罪と言っても軽く見ないことをお勧めします。警察から指示された通常6か月ぐらいのボランティア活動で無罪になったりしますが、法廷や警察での記録は残ります。

 また、永住権申請とは関係がないのですが、非移民ビザ申請の方々で注意をしていただきたいのは、アメリカ入国を禁止された国に商用や旅行で訪れたことがある場合です。現在、39か国の人々がアメリカ入国を完全または制限的に禁止されています。ビザ申請をしている人たちで、これらの国々に過去5年以内に行ったことがある場合、アメリカに入国できなくなる可能性があります。なお、観光での短期滞在でも禁止国からの旅行者はアメリカ入国が許されません。ワールドカップが来月アメリカで開催され、全世界からサッカーファンがワールドカップを観にくることが予想されますが、これら39か国の人々は、アメリカの入国を禁止されているので、ワールドカップにも観客として参加することができません。

(加藤恵子/ニューヨーク州弁護士)

NYでダンスパレード 日本から「舞流」来米

ストリートダンスイベントで世界最大級

ジャパン・ビレッジでも演技

 マンハッタンで16日、世界最大級のストリートダンスイベント「ニューヨーク・ダンスパレード」が開催され、日本からダンスパフォーマンスグループ「舞流」が参加した。

(写真上)特設ステージで舞台を披露する舞流

 同イベントは毎年5月にニューヨーク市内で行われ、世界各国から1万人以上のダンサーと150を超える団体が集結。伝統舞踊からヒップホップ、ラテン、アフリカンダンスまで、多彩なジャンルのパフォーマーが街を練り歩く国際色豊かな祭典として知られている。

 今年のパレードは正午にマンハッタンの6番街17丁目をスタートし、イーストビレッジのトンプキンスパークまで行進。午後3時からは同公園でダンスフェスティバルが開催され、各団体によるステージパフォーマンスが披露された。

 日本から参加した舞流は、日本伝統の「殺陣」と現代ダンスを融合させた独自の演出で観客を魅了。メンバーの塚原裕二、haruka、LaL、ChihaRu、澤田妃杏、KAZUMAの6人が、迫力ある剣さばきと躍動感あふれるダンス、歌を披露し、沿道の観客から大きな歓声と拍手を浴びた。またメインステージでもパフォーマンスを行い、観客席からは盛大な拍手が送られた。日本文化の殺陣を取り入れた独創的なステージは、多国籍な観客の注目を集め、会場を大いに盛り上げた。舞流のプロデューサーは谷脇有香氏。日本文化とエンターテインメントを融合させた演出も観客の注目を集めた。同パレードは、ダンスを通じて文化交流と平和を促進することを目的に開催されており、今年もニューヨークの街を熱気と歓喜で包み込んだ。

ブルックリンでも大喝采浴びる人気

 また翌17日、ブルックリンのジャパン・ビレッジで「ジャパニーズ・エンターテインメント・ショー」が開催され、多くの観客で賑わった。

 会場となったコートヤードステージでは、日本の伝統文化と現代エンターテインメントを融合させた迫力のステージが繰り広げられ、会場は熱気に包まれた。

 イベントでは、殺陣パフォーマンス、日本舞踊、よさこい、日本人シンガーによるライブなど、多彩なプログラムを披露。日本から参加した「舞流(Mairu)」による力強く華やかなダンスパフォーマンス=写真・ayako moriyama=は観客の視線を釘付けにし、よさこいチーム「kazanami」は躍動感あふれる演舞で大きな拍手を浴びた。

 また、日本人シンガー・KAZUMAによるライブステージでは、会場の観客も一体となって盛り上がり、手拍子や歓声が飛び交う場面も見られた。

 さらに、スペシャルゲストとしてニューヨークで活躍するエンターテイナー、トシ・カプチーノが飛び入り参加。軽快なトークとパフォーマンスで会場をさらに沸かせ、観客から大歓声が上がった。イベントをプロデュースした谷脇氏は、「日本の魅力をニューヨークから世界へ発信したい」と語り、出演者たちも観客との交流を楽しみながらステージを盛り上げた。

 日本文化への関心が高まるニューヨークで開催された今回のショーは、伝統とエンターテインメントが融合した特別な一日となり、来場者たちは笑顔と拍手に包まれながら会場を後にした。

Desert Island Brooklynのヤマモトさん 28

 今回ご紹介するのは、コミックショップのDesert Islandです。G/Lトレインの真横という好立地に店を構え、唯一無二の存在感を放っているオルタナ系コミックショップ。漫画だけでなくアート関係の本も充実していて、行くと必ず何か新しい発見があります。お店のプロデュースを全て手掛ける店主のGabeさんはアーティストのサポートやイベントの実施にも積極的で、コミュニティの重鎮的な存在。私も何度か店頭で自分の作品を売ってもらいましたが、その後のサポートも手厚く、店頭にアーティストたちが集う理由も納得がいきます。私も気づけば9年間通い、新しい友達に知り合ったり、大好きな作品に出会ったりと、とても大切な場所なのです!

 ヤマモトレミ 89年生まれ、福岡県出身の漫画家。2017年に仕事の異動で東京からNYへ移住。日本食スーパーで社員として働きながら趣味で漫画を描いていたら楽しくなってしまい2021年に退職、漫画家として本格的に活動を開始。2023年現在ブルックリン区在住。単行本発売中!(Instagram:@Yamamotoinnyc)

ライオンキングの舞台に出演 能塚由香さん

 多くの若者が、夢を抱いて海を渡る。だが、その夢を叶えることができるのは、ほんの一握りの者たちだ。ひとかどの何者かになろうとしてやってきた者たちに待ち受けるのは、線路のない荒涼とした平原だけがただただ目の前に広がっている。地平線の向こうに、必ずや希望峰があると信じて前に進むしかない。

 能塚由香さん(33)はその、希望峰に辿り着き、夢を手にした数少ない日本人の一人だ。2025年からディズニーのライオンキングの北米ツアーに出演し、今月20日から6月7日までは、ロードアイランド州で開演する舞台に立つ。幼い頃から踊ることが大好きで、小学3年生くらいで見た東京ディズニーランドに感動して、プロのダンサーになりたいという夢を持った。

 18歳でユニバーサルスタジオジャパンのダンサーとなり2012年にニューヨークへ短期留学、帰国後はユニバーサルスタジオジャパンで再びダンサーとして数々のショーに出演した。

 2015年に再び留学でニューヨークの名門アルビン・エイリーダンススクールに入学、2年目はスカラシップを受け在籍。その後は、ディズニーとサックス・フィフスのホリデーショーに出演。3回のOビザを更新し、現在アメリカを中心に活動している。

 2022年にはナショナルツアー「パリのアメリカ人」と「南太平洋」に出演。23年には「CATS」北米ツアーで白猫のヴィクトリア役で出演。24年フロリダのディズニーワールドのシンデレラ城前で行われるクリスマスショーに出演。昨年からライオンキングの北米公演に出演して活躍するプロのダンサーだ。

 ライオンキング出演に至る経緯は「長かったと言えば長い道のりでしたが、アジア人としてここに辿り着いた経緯は早かったとも思います。私はとても恵まれていると思います」と振り返る。オーディションを受け始めたのは2020年から。初めて受けた時、最終審査まで進んで、自分にもいつかはチャンスがあると確信した。だがそれからが長かった。8回目に向けて心を入れ替えていたとき、11月になってキャスティングからオファーが来た。そして、2024年12月末からリハーサルが始まった。

 能塚さんの毎日は、ツアーを始めてからは、ホテルとシアターの行き来という日々が続いている。空いた時間は、身体のメンテナンスを受けたりクラスを受けたりまとめてご飯を作ったりの毎日。「今はツアーで各地をまわっていますが、いつかはまたニューヨークに戻って毎日自分のベッドで寝て、そこから仕事でパフォーマンスに行くという生活をしたいです」と話す。積み上げてきた実績がそれを実現させる日が必ず来るに違いない。(三浦良一記者、写真は本人提供)

現代舞踊家、田中いづみ 作家協会の公演で新作披露

 さまざまなジャンルのプロの舞踊家たちで結成された舞踊作家協会(東京)は8日、東京江東区の豊洲シビックセンターホールで246回目となる連続公演を行い、NYで20年間、現代舞踊家として活躍した田中いづみさんが芸術監督を務め、新作も披露した。

 田中さんは同じく芸術監督の日本舞踊の花柳面さんとテーマを「いのちの彩り」と定め、日舞、韓国舞踊、スペイン舞踊、現代舞踊の舞踊家たち12人が、テーマに合わせた12作品を公演した。取りを務めた田中さんは新作「fedelity 〜碧の記憶〜」を発表した。真っ白なワンピースの衣装で登場し、水音や生き物の声のなかを環境を愛でるように進んでいく。その後表情は一変し、葛藤や迷い、恐ろしいものを観てしまった時にやるせなさや哀れさが伝わってくる。昨年「今を生きる」をテーマに舞踊家50周年公演を行った田中さんは「母を一昨年前に亡くした環境で、この先、自分がどのように生きて行くか、不安の中にどう希望を見出すかが自分の『今』でもある」と話していた。田中さんの母、故石川須妹子氏は日本の現代舞踊界の巨匠として知られ、共にダンスアカデミーを運営していたが石川氏は2023年5月に享年97歳で亡くなった。「渦巻く記憶の中で、心に兆すあの日」を表現した今回の作品についても「母との記憶、母への想いを表現した。母が生存中にはここまで母の存在を意識した事はなかったが、母亡き後、やはり踊りの師でもある事から、未だにその想いが募る」と話している。

 田中さんは幼少期にダンスを始め、大学卒業後に文化庁派遣在外研究員として渡米、1987年からはニューヨークを拠点とし作品制作や公演、ニューヨーク大学舞踊教育学科で講師も務めた。2007年に帰国し、現在は石川須妹子・田中いづみダンスアカデミー(練馬区小竹町)で指導する傍ら現代舞踊協会の理事、アーティストとして日本の現代舞踊界の発展に努めている。

(浜崎都、写真・腰山大雅)

ダンサー中川恵美子 世界で見るべき25人に


 ニューヨーク在住のダンサー、中川恵美子が、このほど2026年度のダンスマガジン「”25 to Watch”(世界で見るべき25人)」の一人に選ばれた。同マガジンは米国のダンス専門雑誌で、約100年の歴史がある。毎年1月号に組まれる同特集に選ばれることで、多くの著名人の目に名前がとまる可能性が上がるなど、ダンサーにとって大きな意味を持つ。これまで日本人では、東京オリンピックの開会式でパフォーマンスをした日本を代表するタップダンサー、熊谷和徳さん がいる。25人を選ぶのは、同誌編集部。これまでの実績、評価だけではなく、これから更に上へ行くべき人かどうかという将来性、本人の個性やアーティスト性などから判断する。業界人のキャリアとしてのインパクトパワーも大きい。その選ばれた25人の受賞ステージがさる4月27日、ビクトリア・アポロステージで行われた。中川さんは「私自身も、今回の掲載をきっかけに、実際に出演のオファーも多くいただきました。この賞に恥じぬよう、これからも研鑽を続けていきたいと思います」と喜びを語っていた。東京都出身。

編集後記

編集後記

 みなさん、こんにちは。 セントラルパークウエストで9日開催された第5回ジャパンパレードは、雨天決行での開催でしたが、参加者たちは雨具姿や衣装そのままで踊り、演奏し、笑顔で手を振って沿道の市民を沸かせました。106団体、2700人が参加し、およそ5万人が沿道から歓声を送りました。日本のマンガアーティスト、アッキー・ブライト氏がデザインした公式マスコット「Happi」が初めて登場。パレード名誉会長の片平聡総領事・大使もHappiの衣装でオープンカーに乗り、文字通り体を張って日本の宣伝に全力でした。『舞台「呪術廻戦」-壊玉・玉折-』のキャストや長崎検番の芸妓衆らゲストも精一杯日本をアピール、日頃NYの日系社会を支えている各団体職員、日系企業も社員総出で行進し、NY日系社会が一丸となったオールジャパンのパレードとなりました。ところどころ強い雨にも見舞われたパレードでしたが、雨にも負けずにやり通せた達成感で心は晴れていたと思います。私も撮影で一仕事終えたあとフードテントに並んで、雨の中で食べたお好み焼きの美味しかった味が忘れられない思い出になりました。今週号は紙面では1面から20面にぐるりと回る迫力のレイアウト。うちでは滅多にしませんが、ジャパンパレードの時は特別に。3面ではジャパンビレッジの春祭りで、ジャパンパレードで見れなかった長崎検番の見事な踊りの写真を掲載しています。6面はフォトニュースでお届けしています。丸ごとお楽しみください。(週刊NY生活発行人兼CEO、三浦良一)


【今週の紙面の主なニュース】(2026年5月16日号)

(1)ジャパンパレード 雨は降っても心は晴れ 

(2) アイヌ音楽の騎手OKI バンド公演 ジャパン・ソサエティーで6月4日

(3)やさしいにほんご

(4)日本の伝統芸能 ジャパンビレッジで春祭り

(5)日本の相続の現状を紹介  

(6)エッセイ入賞者を表彰 ストーニーブルック日本センター主催

(7)ふたりぼっち ニューヨークの魔法

(8)鼻下長紳士回顧録 今秋オフブロードウエー公開決定

(9)NY日系人主催 第30回美術展が開幕

(10)オーディションに夢託す 鵜飼優波さん

ジャパンパレード 雨は降っても心は晴れ

日本文化を踊りで華やかに披露するNY民舞座の皆さん  

 今年で5回目となる「ジャパンパレード」が9日、セントラルパークウエストで開催され、106団体、2700人が参加し、およそ5万人が沿道から歓声を送った。日本のマンガアーティスト、アッキー・ブライト氏がデザインした公式マスコット「Happi」が初めて登場。最後に『舞台「呪術廻戦」-壊玉・玉折-』のキャストがレッドカーペットでパフォーマンスしてニューヨーカーを魅了した。 

(写真上)レッドカーペットでパフォーマンスを披露した『舞台「呪術廻戦」-壊玉・玉折-』のキャスト

祭りだい!神輿だい!

NYに長崎検番

強い雨が降り出したが、最後まで正装で傘をさして沿道のニューヨーカーに手を振る長崎検番の芸妓3人と長崎検番の梅喜久会長(右端)

 FIFA侍ブルーのTシャツの上に法被を羽織ってサッカーボールのサングラス、新マスコット「Happi」の姿で登場したニューヨーク総領事の片平聡大使は「この祭りは日系人とか日本人だけのためではなくて、すべてのニューヨーカーにとっての祭りだと思っている。これからも発展していったらいいなと思う」 と話した。

 パレードでは、ニューヨーク・タイムズ紙の2026年に行くべき旅行先に選ばれた長崎市から「長崎検番」の芸妓衆が初めてニューヨークで披露されたほか、NY茨城県人会と神輿会のお神輿や京都倶楽部の着物姿の女性たちのパレードが行進した。 

 当日は数日前からの雨の予報通りあいにくの天候だったが、パレード中盤まではなんとか天候がもち、民舞座の踊りなども華やかに行進して市民を楽しませた。後半、時折強い雨足の中も、元気に阿波踊りを披露する姿にニューヨーカーたちも拍手を送った。また同時開催されたストリートフェアではお好み焼きやラーメン、カレーライスなどが売られ、雨の中で市民は美味しそうに楽しんだ。

NYで第5回 ジャパンパレード

日系米退役軍人を代表して行進する古本武さん

 セントラルパークウエストで9日開催された第5回ジャパンパレードは、予定通り雨天決行での開催だったが、参加者たちは雨具姿や衣装そのままで踊り、演奏し、笑顔で手を振って沿道の市民を沸かせた。『舞台「呪術廻戦」-壊玉・玉折-』のキャストや長崎検番の芸妓衆らゲストも精一杯日本をアピール、日頃NYの日系社会を支えている各団体職員、日系企業も社員総出で行進し、NY日系社会が一丸となったオールジャパンのパレードだった。

『舞台「呪術廻戦」-壊玉・玉折-』のキャスト
NY日系ライオンズクラブの皆さん