ブロードウエー・ミュージカルが14日、人数制限なしで再オープンした。この日再開したのは人気ミュージカルの「ライオンキング」、「ウィキッド」、「ハミルトン」、「シカゴ」の4つの演目で、昨年3月12日以来1年半ぶりに再開した。「シカゴ」を上映するアンバサダー劇場(西49丁目219番地)にはこの日を待ちわびた大勢のファンが午後7時過ぎから長い列を作り入り口で係員から入場するためのワクチン証明の確認を受けていた。日本など外国からの観光客は、その国で発行される接種証明書を示せば入場できる。ブロードウェーでは、年末までに約30公演が再開する。(写真:ワクチン接種証明の提示を劇場入場者に求める専用係員(14日午後7時過ぎ、写真・三浦良一))
ジャパンフェス、前回から倍近い人出
日本文化と食が人気
日本テーマのストリート祭り「ジャパンフェス」第2弾がイーストビレッジで19日開催された。場所は4番街の9丁目と10丁目の間の通りを日本の夏祭りで貸し切った。当日は通行人も入れて前回の倍近い人数の約1万2500人(実行員会推定)がブロックを埋めた30の屋台に行列を作って日本情緒を味わった。ヨーヨーやスーパーボール掬いはもちろん、たこ焼き、たい焼き、浴衣コンテストなど盛り沢山で、日本手ぬぐいや法被、お面など日本の祭りを象徴するグッズや食べ物、催し物がたっぷり用意され大盛況となった。
NY映画祭、劇場で開幕
リンカーンセンターで10月10日まで
今年59回目を迎えるニューヨーク映画祭が24日から10月10日までリンカーン・センターで開催されている。昨年はオンラインとドライブイン上映のみであったが、今回は劇場上映となる。世界から厳選された32作品が上映される。メイン部門は、ジョエル・コーエン監督、フランシス・マクドーマットとディンゼル・ワシントン主演によるシェイクスピア悲劇の映画化『The Tragedy of Macbeth』で開幕。中間ハイライトはニュージーランド出身のジェイン・キャンピオン監督が1920年代のアメリカ西部を舞台にした心理劇『The Power of the Dog』。クロージングのペドロ・アルモドヴァル監督の『Paralleled Mothers』は、ペネロペ・クルズと新人ミレナ・スミット演ずるマドリットの病院の2人の女性を描く。
巨匠監督ではアメリカのトッド・ヘインズがニューヨークの伝説的バンドを追うドキュメンタリー『The Velvet Underground』、オランダのポール・バーホーベンがキリストを見たという中世の尼僧を描く『Benedetta』、タイのアピチャートポン・ヴィーラセータクンの『Memoria』は女性研究者(ティルダ・スウィントン)がコロンビアで体験する超自然現象を描く。新人監督ではイランのパナフ・パナヒのロード・ムービー『Hit the Road』など。異色作にはアフガニスタンからロシアを経てデンマークに移住した友人の逃避行人生をアニメで描くヨナス・ポエール・ラスムッセンの『Flee』など。
人間関係の機微を描くことに巧みな韓国のホン・サンスの『In Front of Your Face』『Introduction』とともに、濱口竜介作品が2本選ばれた。短編オムニバス作品『偶然と想像 (Wheel of Fortune and Fantasy)』、妻を失った男の喪失と希望を描く村上春樹原作の『ドライブ・マイ・カー (Drive My Car)』(写真上:『ドライブ・マイ・カー』Courtesy of Culture Entertainment, Bitters End, Nekojarashi, Quaras, NIPPON SHUPPAN HANBAI, Bungeishunju, E’SPACE VISION, C&I, The Asahi Shimbun Compapy.)である。
9作の注目作品を集めたスポットライト部門では、細田守監督のアニメ『竜とそばかすの姫(Belle)』、ヴェス・アンダーソン監督の『French Dispatch』、ショーン・ベイカー 監督の『Red Rocket』、女優マギー・ギレンホールの処女監督作『The Lost Daughter』などを紹介。

革新的な映画表現の長編15作、短編36作を紹介するカレンツ部門では、東直子の短歌を原作とした杉田協士監督の長編『春原さんのうた』 や西川智也、池添俊、斎藤大地の実験映画短編が紹介される。
特別上映ではニューヨークで1960年代から外国、インデペンデント、実験映画を自主上映した後にニューヨーク映画祭の初代共同ディレクターを務めたエイモス・ヴォーゲル(1921〜2012)生誕100年を記念する特集が同映画祭を皮切りに、アンソロジー・フィルム・アーカイブ、フィルム・フォーラム、MoMAなど複数の映画上映団体で展開し、ニューヨークの映画文化のパイオニアを讃える。 (平野共余子)
詳細はウェブサイトhttps://www.filmlinc.org/nyff2021/ を参照。
国連総会期間中に影響を受ける道路
9月19日から30日まで(一時的封鎖含む・米運輸省発表)
Sixth Avenue between West 50th and West 59th streets
Fifth Avenue between East 55th and East 63rd streets
Grand Army Plaza between 58th and 60th streets
Grand Army Plaza between East Drive and Fifth Avenue
Madison Avenue between East 42nd and East 58th streets
Park Avenue between East 61st and East 62nd streets
Lexington Avenue between East 57th and East 42nd streets
FDR Drive Service Road between 48th and 49th streets
East 63rd Street between Fifth and Madison avenues
East 62nd Street between Fifth and Madison avenues
East 61st Street between Fifth and Lexington avenues
West 59th Street between Seventh and Fifth avenues
58th Street between Broadway and Madison Avenue
57th Street between Seventh Avenue and FDR Drive
56th Street between Sixth and Madison avenues
55th Street between Seventh and Madison avenues
54th Street between Seventh and Madison avenues
53rd Street between Seventh Avenue and FDR Drive
52nd Street between Seventh and Madison avenues
51st Street between Seventh and First avenues
50th Street between Seventh Avenue and FDR Drive
East 49th Street between First Avenue and FDR Drive
East 48th Street between First Avenue and FDR Drive
East 47th Street between Third and Park avenues
42nd Street between Seventh Avenue and FDR Drive
34th Street between Seventh Avenue and FDR Drive
弦楽アンサンブル インターウォーヴン
10月12日にデビューコンサート
ニューヨークで活動する奏者による新しい弦楽アンサンブル「インターウォーヴン」のデビューコンサートが10月12日(火)午後7時から、ディメンナ・センター・フォー・クラシックミュージック(西37丁目450番地)で開催される。
インターウォーヴンは、音楽の和洋、古楽とモダンの垣根を越えて新しい音楽を創造する弦楽アンサンブルとして2021年に設立。同コンサート(助成:City Artists Corps Grant)では、「フィレンツェの思い出」(チャイコフスキー)、「箏コンチェルト:源氏」(ダロン・ハーゲン)、「弦楽のための四声のソナタ」(スカルラッティ)などを演奏する。出演は、ディレクターを務める徳永慶子(バイオリン)、アナ・キム(チェロ)、木村伶香能(箏)のほか、クラシックと日中韓の伝統楽器奏者が一堂に集う。
入場無料(要ワクチン接種証明と身分証明書、マスク着用)。入場は12歳以上。申し込みはhttps://www.interwovenmusic.org/concertsから。
日米の認知の差を埋める必読書
北丸 雄二・著
人々舎・刊
ニューヨークで暮らしていても「LGBT(Q+)」のことはよくわからない、いまさら聞くのも面倒だ、と思っている日本人コミュニティの住人は少なくない。けれどニューヨーカーだって30年ほど前までは同じだった。それが毎日毎日ニュースやトークショーや映画や演劇や本やらで自然とどんどん情報が蓄積され、結果、同性婚もOKだし、職場でもゲイやレズビアンをオープンにする同僚は増えた。街なかのカフェやレストランでは同性カップルが堂々と人生を楽しんでいる。この彼我の差はどこで生じてしまったのか?
93年に新聞社支局長としてNYに赴任した著者は以後フリーランスになって25年間をここで過ごした。LGBTQ+に関する日米の認知の差の広がりをその目で目撃してきた著者は、85年のロック・ハドソンのエイズ死にその端緒を見る。アメリカの恋人とさえ呼ばれたこのハンサムな「異性愛男性」の死は「エイズ」を、そしてそれが纏った「ゲイのこと」を、多くのアメリカ人にとって初めて他人事から「自分に関係すること」にしたのだと説明する。
その後の米国に起きたことは、私的な悲憤を公的な言語に換えて政治、経済、文化の全ての領域で日々アップデートされる情報の洪水だった。著者はそれを黒人解放運動や女権運動などの先例を引きつつ日本語の特異な言語環境にも触れて縦横無尽になぞりながら、私たち日本人が見落としてきた「もう一つの歴史」を丁寧に描き出してくれる。本書はだから通り一遍な「LGBTとは〜」といった既存書とは違って、人権問題に敏感なアメリカ人たち自身の数十年に及ぶ気づきを遅ればせながら私たちにも自然と追体験させてくれる時間旅行記でもある。
日本に戻った著者のちょっとした異和感から始まる文章はあくまで平易で優しく、だが時に皮肉も効いて、450ページ近くもありながら最初から最後までぐいぐい読ませる。特派員としての体験や個人的な”ヰタ・セクスアリス”も処処に差し挟まれ、これも内容を他人事から自分事に思わせるのに貢献している。
ただし、本書の真骨頂は第一部で解かれる「愛と差別」の歴史体験以上に、第二部の「友情」の解き明かしだ。ここでは『真夜中のパーティー』や『ブロークバック・マウンテン』など数々の米国映画やブロードウェイ劇などが日本の名作佳作との比較で解題され、アンドレ・ジッドの問題作『コリドン』まで引用しながら人間という性的存在の「正体」に迫っている。哲学者ミシェル・フーコーの「同性愛とは友情の問題である」というのはどういう意味なのか、そのゾクゾクする思考は最後にカート・ヴォネガットのある名言に辿り着く……読後、この世界が違ったものに映る、不思議な哲学体験でもある。
日本では大手通販サイトや書店に並び始めて2週間余りで早くも重版が決まったとか。「LGBTQ+」問題に限らず、ニューヨークの「今」にキャッチアップしたい人には最適書だ。
(ライター、悠木みずほ)
食の屋台10月末まで
スモーガスバーグ4か所で
初夏からスタートしたブルックリン名物の屋外フードマーケット「スモーガスバーグ」が、ウイリアムズバーグ(土曜)とプロスペクトパーク(日曜)にて毎週末開催されている。さらに今年からはマンハッタンのワールドトレードセンター(WTC:金曜)とニュージャージー州ジャージーシティ(土曜)も追加され、計4か所にて各所10月下旬まで行われる。

パストラミ・サンドイッチの「バーグス・パストラミ」や、ドーナツ型スパゲティの「ポップパスタ」はウイリアムズバーグ会場にて。スパゲティをドーナツの型に入れて固めたようなポップパスタはトマトソースのほか、アーリオオーリオ、カルボナーラ味を販売している。色とりどりの小籠包を提供する「マオズバオ」はウイリアムズバーグ、プロスペクトパーク、WTCにて。会場のベンダーの詳細は公式サイトhttps://www.smorgasburg.com/ を参照。
NYファッション週間の主役
街角ファッション動画DEチェック②
NYファッションウィークの週末、ソーホーの街で明らかにオーラが異なる女性に出会った。マイアミから来た彼女はプロのファッションモデル。最終日である明日、ランウェイを歩くという。本日はオフでソーホーの街を散策していたところを快く街角インタビューに応じてくれた。「普段着なのに、よくモデルだって分かったわね」と、ほほ笑む彼女は服に限らず、寝具や香水、化粧品もバーバリーがお気に入り。一方で、一流ブランドに大金をつぎ込まなくてもファッションノバや、ブーフー(boohoo)、シーイン(SHEIN)のようなファストファッションで十分お洒落な着こなしは可能という。それを証明するように、本日は古着屋で購入したデニムジャケットに、アマゾンファッションのロンパーを着こなし、ターゲットで購入したコンバットブーツを履いている。ニューヨーカーにも人気のドクターマーチンのブーツを履きつぶしたので代わりに購入したという。
W2NXTの街角ファッションで若者に人気のあるターゲットは、パンデミック中も業績を伸ばす勝ち組量販店だが人気の理由は後の連載で詳述しよう。今回はプロのモデルお勧めのニューヨークの古着屋を紹介をしたい。一つ目は2nd STREET (2ndstreetusa.com)。マンハッタンに3店舗、ブルックリンにも1店舗展開しているが、実はここ、日本発のユーズドショップだ。もう一つはBeacon’s Closet (beaconscloset.com)で、ここもマンハッタンに1店舗とブルックリンに3店舗ある。プロの眼鏡にかなった古着屋に足を運んでお洒落を楽しもう。
(Wear2Nextチーム/アパレル業界関係者によるファッション研究チーム)
編集後記 9月18日号
【編集後記】
みなさん、こんにちは。また日本人がニューヨーク市内の地下鉄で暴漢に襲われました。レイバーデーの6日午後7時ごろ、レキシントンライン4番線に乗っていたニュージャージー州ジャージーシティー在住の自営業、若杉晃太郎さん(24)は、59丁目駅到着前に車内で座っていると、襲われる前にその男性が同じ車両にいること、その男が物乞いをしていることは認識していそうですが、自分の前を通る時には、話しかけず、目も合わせることはなかったとのこと。また、他の人に物乞いをしていたけれど、お金をもらっている様子は見られなかった。隣の車両に行くと思って彼の後ろ姿を見たのが襲われる前に最後に見た光景だったという。隣に座っていた友人によると、男は次の車両に移るドアのところにカバンを置き、いきなり走ってきて、座って携帯電話を見ていた若杉さんの頭部を殴り始めたそうです。詳しくは聞き取れなかったがFワードを叫びながら5回ほど殴り続け、若杉さんが膝で男を押し返した時に、別の男性が間に入って男を止めたが、その間に入ってきた男性は、信じられないことに若杉さんが殴られた瞬間、笑って拍手をしていたという。間に入る際も笑っていたように見え、襲ってきた男性をとがめなかったそうです。若杉さんは59丁目で友人と2人で下車し、警察を呼んで被害届を出しました。犯人は15日現在まだ捕まっていません。友人が機転を利かせて写真を撮影して犯人が写っています。被害を受けた若杉さんは、殴られたことで口内出血、頭部打撲、むち打ちの症状があるという。病院で精密検査を受けるためのドネーションファンド(https://gofund.me/22f0a08c)を現在設けてフェースブックで支援を求めています。人種差別的な罵倒などをしていないので、この事件がヘイトクライムなのかどうかは分かりませんが、しかしヘイトクライムもいきなりすれ違いざまに無言で殴る、蹴るの暴行をするのが常套手段で、過去の例を見てもあまりにもいきなりなので防御しきれないのが実情です。誰かが守ってくれるのを期待は出来なさそうなので、もはや自分の身は自分で守るしかなさそうです。最近は、道路で前から歩いてくる人が、もしいきなり殴ってきても避けられるよう心の中で身構え、警戒しながらすれ違う自分がいます。地下鉄のホームでは、昔ニューヨークに来た頃やっていたように、また鉄の柱や壁を背中にして立っているようにしています。コロナだけでも気が滅入るのに、何だか厄介な世の中になってます。皆さんもどうぞお気をつけて。事件のあらましは今週号の1面と5面で詳報しています。それでは、みなさん、よい週末を。(週刊NY生活発行人兼CEO、三浦良一)
日本人男性襲われる
地下鉄で物乞いに殴られ全治3週間の怪我
ニューヨーク市内の地下鉄レキシントンライン4番線に乗っていた日本人男性乗客が6日午後7時ごろ、地下鉄車内で物乞いをしていた男性からいきなり殴られ、頭部打撲とむち打ち症など全治3週間の怪我を負った。被害に遭ったのはニュージャージー州ジャージーシティー在住の自営業、若杉晃太郎さん(24)。若杉さんによると、59丁目駅到着前に座っていると、襲われる前にその男性が同じ車両にいること、その男が物乞いをしていることは認識していたが、自分の前を通る時には、話しかけず、目も合わせることはなかった。また、他の人に物乞いをしていたが、お金をもらっている様子は見られなかった。隣の車両にいくと思って彼の後ろ姿を見たのが襲われる前に最後に見た光景だったという。男は次の車両に移るドアのところにカバンを置き、座って携帯電話を見ている若杉さんのところにいきなり走ってきて頭部を殴り始めた。詳しくは聞き取れなかったがFワードを叫びながら5回ほど殴り続けた。若杉さんが膝で男を押し返した時に、別の男性が間に入って男を止めたが、その間に入ってきた男性は、若杉さんが殴られた瞬間、笑って拍手をしていたという。間に入る際も笑っていたように見え、襲ってきた男性をとがめなかったという。若杉さんは59丁目で下車し、警察を呼んで被害届を出した。犯人は15日現在捕まっていない。
いきなりボコボコに
日本人男性を襲った地下鉄物乞い男
また日本人がニューヨーク市内の地下鉄で暴漢に襲われた。レイバーデーの6日午後7時ごろ、休日なので友人と2人でマンハッタンのレストランに向かう途中、レキシントンライン4番線の59丁目駅手前の車内で事件は起こった。口内出血、頭部打撲、むち打ち症などで全治3週間の怪我を負ったニュージャージー州在住の若杉晃太郎さん(24、自営業)は本紙の取材に事件の様子を伝えた。
「その男性が同じ車両にいること、彼が物乞いをしていることは認識していたがその男が自分の前を通り過ぎる時には声もかけず何も求めることはなかった。目を合わせることもなかったが、ほかの乗客からお金をもらっている様子は見かけなかった。右から左へ通りすぎてドアの連結部分から隣の車両に移っていく後ろ姿を見たのが、襲われる前の最後に男を見た瞬間だった」と話す。
若杉さんの左隣に座っていた友人によると、男は次の車両に移るドアのところにカバンを置き、座って携帯電話をを見ている若杉さんのところに走ってきて頭部をいきなり殴り始めたという。詳しくは聞き取れなかったというが、男はFワードを叫びながら5回ほど、座っている若杉さんを殴り続けた。若杉さんが膝を上げて足で相手を押し返した時に、別の男性が間に入って男を止めた。しかし、その間に入ってきた男性は、若杉さんが殴られた瞬間、なぜか笑って拍手をしていた。間に入る際も、笑みを浮かべていたようだったという。襲ってきた男性に対して咎めるようなことも一切なかったという。
「僕は彼に対して失礼になるようなことをした覚えはまったくありません。どう振り返っても彼から殴られる理由がまったく見当たりません。彼は止められた後、僕に何か言ってくる様子はなかったので、基本的に無差別にただ殴る対象として殴っていたんだと思います。あまりに突然の出来事で隣にいた友人も対応するのが難しい状況でした」と若杉さんは説明する。
若杉さんと友人は、59丁目駅で下車、近くに警察官がいなかったため、911に通報した。20分後に警官が到着し、被害届けを出した。12日に目撃情報があり犯人らしき者が同じ格好でいたという。犯人の年齢は20代、身長は175センチくらい、帽子とピンクのリュックが特徴だ。
被害者の男性がFBで事件を報告
「起きた事実を広く知って欲しい」
被害を受けた若杉さんは、殴られたことで口内出血、頭部打撲、むち打ちの症状があるという。病院で精密検査を受けるためのドネーションファンド(https://gofund.me/22f0a08c)を現在設けてフェースブックで支援を求めている。
友人が写真を撮影し、犯人が写っている。今回の事件がアジア系へのヘイトクライムかは、犯人が特段差別的な発言をしていないので定かではないが、昨年来急増するアジア系ヘイトクライムでは、アジア系が白人からではなくアフリカ系米国人(黒人)からほぼ一方的に暴行を受け続けていることが謎となっている。
地下鉄で暴漢から身を守るポイント
(NY長期滞在者の体験と助言などから抜粋)
■地下鉄車内で禁じられている物乞いや挙動不審の行動をしている者がいたら、目を合わせずに他の車両に移って車内からいなくなるまで目を離さないこと。自分だけでなく子供や配偶者に危険が及ばないか注意すること。
■幅の狭いホームで人とすれ違う時には、線路側を歩かないこと。線路に電車がいなくても、後ろから電車がホームに入ってくる場合があり、突き落とされると危険。
■ホームで電車を待つ場合は線路側から離れ、鉄柱や壁を背中にして立つこと。襲われたり、万が一失神などして意識を失って倒れても線路に落ちないよう自分の身長以上の幅・距離をホームの端から保っておくこと。
史佳再びNY公演
カーネギーホールで10月17日
巨匠ロン・カーターがゲスト出演
新潟とニューヨークを拠点とする三味線プレイヤー史佳Fumiyoshiが2度目のカーネギーホール公演「ブレークスルー」を10月17日(日)午後2時から開催する。三味線の代表曲「津軽じょんから節」から「オリジナル曲」まで、伝統を守りつつ、和と洋の新感覚のフュージョンを織り交ぜ、音楽を通した魂の共鳴を届ける。
満席のスタンディングオベーションの喝采を浴びた2019年のカーネギーホール公演から2年。今回もパーカッショニストの和田啓が参加。当日は、スペシャルゲストとして「ジャズ・ベースの神様」と言われるロン・カーターが出演する。カーターは、1963年にマイルス・デイビスの伝説のクインテットに参加、半世紀以上にわたり、2度のグラミー賞受賞など、輝かしいキャリアの持ち主。世界初となる3弦の三味線と4弦のベースによる奇跡の共演「7本の弦の邂逅〜Seven Strings Encounter」が実現する。エグゼクティブプロデユーサーは前回同様、大坪賢次氏が務める。
タイトルの「ブレークスルー」はコロナ禍で演奏家として存続の危機に直面した史佳Fumiyoshiが困難を打破する、常識を突き破るという意味でつけた。実は、カーターとの共演は2年前のカーネギーで実現するはずだったがスケジュールが合わず、翌年の春の来日共演もコロナ禍で流れた。今回は世界的なパンデミックを乗り越えつつあるニューヨークでいよいよ現実のものとなる。
「新しい未来を創り出して前に進むためには、ここから再び歩き始めることが必要だった」と語る史佳。「ニューヨークから音楽でいいニュースを届けたい」という願いを込めて再びのカーネギーホールだ。二つの楽器の出会いがどんな音の融合になるのか、その歴史的瞬間が迫ってくる。
【公演の詳細】日時・10月17日(日)午後2時開演(90分公演、休憩なし)。会場・カーネギーホールワイルリサイタルホール。チケット35ドル。申し込みは[email protected] まで。カーネギーホールウェブサイト(carnegiehall.org)でも購入可能。主催・WORLD COMPASS。協賛・大坪不動産、NY新潟県人会、菊水酒造、新潟日報社、株式会社トップライズ。
本紙読者プレゼント
2組4名様をご招待
本紙読者に公演チケットを2組4名にプレゼントします。氏名、連絡先を添え10月4日(月)までに[email protected] へ応募。当選者のみメールでお知らせします。

