【編集後記】
みなさん、こんにちは。日本は物価が高くなって消費者が大変な思いをしていると連日、日本のニュースでやっていますが、ニューヨークのマンハッタンは、日本のそれと比べると異次元の物価高騰と言えるようです。今日、日系の食料品店の食品棚に並んでいた売れ残りの銀鱈の焼き魚弁当が18ドルの値札がついていました。隣の鰻丼も18ドル。1年ほど前は13ドル以下だったような記憶があります。マンハッタンのお寿司屋さんはどこも右ならえの「おまかせ」ばかりでで1人100ドル以上は当たり前。150ドル、180ドルはざらです。どうなってしまったのでしょう。もう、寿司屋さんはバブリーな富裕層だけに的を絞って、日本人など相手にしていないかのようです。マンハッタンで私が知る限り唯一良心的な寿司店は、グリニッジビレッジにある「ともえ寿司」でした。夜に食べる寿司ディナー38ドルと同じ内容が、ランチタイムのすしランチで19ドル80セントで食べられ、よく行きましたが、昨年夏に店終い。とても残念でしたが、先日ふと、一人で古レコード店を見た帰りに同じ通りにある元の店の前を通ると、「TOMO21SUSHI」(172 Thompson St New York, NY 10012 bet Houston St & Bleecker St)と似たような名前で営業していましたので、どんなものか店に入ってみました。店内も食器もそのまま。オーナーは変わったようですが、 握っている板前は何人かそのままのようで、19ドルだった寿司ランチが25ドルに値上がりはしていましたが、ほぼほぼ内容は同じクオリティで、ネタも大ぶり、北海道網走の有名回転寿司に負けない美味しさでした。元々お客さんがついている店なので、賑わっていましたが、 30ドル以下でカウンターで一人安心して食べられました。他に安心してマンハッタンで食べられるお寿司屋さんがあったら教えて欲しいです。今年は日米ともに「生活を守る年、元年」になりそうです。生活に密着した紙面をお届けしていきますので、本年もどうぞよろしくお願いいたします。(週刊NY生活発行人兼CEO、三浦良一)
ホウクルNY州知事始動
物価安定と雇用機会改善公約に
昨年11月の中間選挙で再選したキャシー・ホウクルNY州知事は1月1日、57代目同州知事として改めて4年間の任務を宣誓した。
州都オールバニのエンパイア・ステート・プラザ・コンベンション・センターで行われた就任式には2000人以上が出席し、ホウクル同州知事は「前例のない逆境においても、常に留まることなく、耐え、勝利していく」と伝えた。女性初の同州知事としては「今日の日は、乗り越えられないバリアは無いと実感しながら成長していく、これからの若い女性たちのためにある」と話した。また政策としては「低物価や雇用機会を求めてNY州を離れていく人たちの傾向を反転しなくてはならない」とし、治安、人口減、消費者購買力、平等に重点を置くことを公約とし、市民の一致団結を呼びかけた。
ホウクル氏は、アンドリュー・クオモ前同州知事が複数のセクシャル・ハラスメントやコロナ禍の高齢者施設での死者隠蔽疑惑で辞職し、2021年8月に副知事から正式に州知事に就任した。ホウクル氏は、6人兄弟の家庭で育ち、シラキュース大学卒業後、アメリカ・カトリック大学で法学博士号を取得した。同州ハンバーグ市庁舎で14年務めた後、エリー郡書記官となり、11年に下院特別選挙で勝利した。
JFKまでタクシー片道70ドルに
街に活気、運賃値上げ
ニューヨーク市のタクシーが年明けから運賃を平均23%値上げした。初乗り料金は50セント値上がりの3ドル、走行時速12マイル以上で走行した場合の距離加算は、5分の1マイル当たりで20セント増の70セントとなった。
マンハッタン〜空港の運賃は、ジョン・F・ケネディ国際空港間の定額は18ドル増の70ドルに、ラガーディア間のサーチャージは5ドル、ニューアーク間のサーチャージは2ドル50セント増の20ドルとなった。
タクシー&リムジン協会(TLC)は昨年9月、ドライバーの収入を33%引き上げることを理由に運賃値上げ案を提出し承認されていた。ウーバーやリフトなどのアプリ配車サービスの運賃に関しては、TLCが18年に制定した最低賃金制に伴い、1分当たり7%増、1マイル当たり24%増で、例えば7・5マイル、30分の運賃は2ドル50セント増の27ドル15セントとなる。アプリ配車サービスの値上げは、昨年2月に続き2度目となる。 ウーバーの登場とコロナ禍のダブルパンチで打撃を受けた業界への救済となる。
孤高のラッパーR-NABY、音楽会社設立でアーティスト発掘孤高のラッパーR-NABY、
ニューヨークの第一線で活動する日本人ラッパー 、R-NABYがこのほど、音楽会社、ブランディング・ゼロ・インク(BrandingZero,Inc.NYCD Recordings、本社ニューヨーク)を設立した。設立後初となるメジャー4枚目のリードアルバム「あなたのバースデー」を2月5日に発売する。また、同社が発掘した日本人アーティスト AYAKA.a.k.a.Mossanもセカンドシングル 「Time Will Tell」をザ・オーチャード・ミュージックから1月14日に発売している。
コロナ禍以前には年間200回以上もライブステージに立ち続けたR-NABY。その活動を認めた「キング・オブ・ブルックリン」の異名をもつレジェンド・ラッパー“Maino”との出会いから、奇跡のコラボレーション楽曲「Take A Chance」を21年8月にリリース。一躍NYでの最重要日本人アーティストとして注目され、米国で言語や人種の壁を超えて認められた「孤高のラッパー 」としてすでに一部では伝説化している。
ニューアルバム「あなたのバースデー」は、亡くなった友人に向けて書いた曲。R-NABY自身が作詞している。
また同社契約歌手の AYAKA.a.k.a.Mossanは、88年8月生まれ。大阪出身。来米から8年のキャリアを経て、22年11月からNYCD Recordingsとレーベル契約を結んだ。闘うすべての仲間たちへ伝えたいメッセージとして「頑張りすぎる美学は置いて、今は少しだけ休息にも目を向けて」と歌いかける。
R-NABYが会社を設立したのは来米から10年目となる昨年9月。「お金と勇気を使い、遠い日本からわざわざ夢を叶えるために海外に来てるのに、大勢のアーティスト達がメジャーになるという夢を叶えることなく歳だけを取ってキャリアを終えて行くのを見て来た。だったら俺がその架け橋になれば良いかなと思ったんです。俺自身もキャリア10年目で、頑張りが効いたのか運が良かったのかは分からないけどメジャーと言う看板(当時はユニバーサル)と契約ができた。命かけて頑張ってるなら、人生に1回か2回は チャンスがあっても良いじゃないかってこと」と熱く語った。
問い合わせ[email protected]
日本映画12本を無料配信
国際交流基金
全作品英語字幕付き
国際交流基金が日本映画12本を6月15日まで無料で配信している。全作品英語字幕付き、日本全国の6館のミニシアターが2本ずつ作品を選んでいる。ここでは3月15日まで配信される個性的な6本の作品紹介をしたい(残りの6本は3月15日から6月15日まで配信)。
ドキュメンタリーは2本である。『二重のまち 交代地のうたを編む(Double Layered Town: Making a Song to Replace Our Positions)』(2021年、小森はるか+瀬尾夏美監督)は東日本大震災の津波に遭って崩壊し、嵩上げ工事で新しい地になった町に住む人々にインタビューし、失われたものの記憶に想いを馳せる4人の若者を描く。『風の波紋(Dryads in a Snow Valley)』(16年、小林茂監督)は、雪深い新潟の山中の集落の自然に囲まれた人々の四季の暮らしを丁寧に追う。
『ほったまるびより(hottamaru-days)』(15年、吉開菜央監督)は、古い家に住み着く妖精たちと家主の女性が繰り広げる幻想的なダンス・音楽映画。『ワンダーウオール(Wanderwall: the Movie)』(20年、前田悠希監督)(写真上:『ワンダーウオール』© NHK)は、京都の伝統ある大学寮廃止を進める大学側と対立する寮の学生たちを描く実話を基にしている。『誰かの花(Somebody’s Flowers)』(21年、奥田裕介監督)では、家族を失う悲劇と認知症という誰もが直面し得る問題が静かに展開する。沖縄の孤島、南大東島には高校がないので15歳で島を離れる少女が家族の離散に直面しながら島の民謡の演奏に打ち込む姿を描く『旅立ちの島唄〜十五の春〜(Leaving on the 15th Spring)』(13年、吉田康弘監督)と、どれも日本各地の風景や人々の暮らしを印象的に描いている。
作品選定をした劇場は、フォーラム仙台、高田世界館(新潟県)、シネマテークたかさき、シネマ・ジャック&ベテイ(横浜市)、シネ・ヌーヴォ(大阪市 )、シネマ5(大分市)の支配人たちで、商業劇場では見られない映画上映活動という地方でのコミュニティ活性化を果敢に推進するミニシアターの歴史と現在についての彼らのインタビューも読み応えがある。監督インタビューの映像も作品理解に役立つ。(平野共余子)
視聴方法は、URL: https://jff.jpf.go.jp/watch/independent-cinema/でメールアドレスと名前を登録すると無料でできる。
補習校生に奨学金
授業料3分の1相当
ニューヨーク日本人教育審議会
在米日系3銀行が支援
ニューヨーク日本人教育審議会(JEI)は三井住友銀行、三菱UFJ銀行、みずほ銀行からの支援を受けて昨年に引き続き、JEIが運営するニューヨーク補習授業校とニュージャージー補習授業校に通う園児児童生徒を対象とした奨学金制度の提供を行う。
対象者は両補習授業校の在籍者(両校併せて20人程度)で、日本語・日本文化等を学ぶ意欲のある園児児童生徒。昨年度の受給者も応募可能。2023年4月から24年3月までの1年間。各授業料納入期の開始時点(4月、8月、12月)で在籍していることを条件として、各期の授業料から給付額の3分の1相当分を減額する。申込み必要書類は、奨学金申込書、世帯全体の所得申告証明(2021 Tax Return Form-1040 Page1~2 のコピー)、現地校成績表のコピー、作文(幼児部については簡単な文や絵、作品など)。応募締め切りは2月3日(金)午後5時、Eメール必着。選考基準は、奨学金の経済的必要性や日本語/日本文化習得に関する意欲・補習授業校及び現地校における学業成績など。申し込みは、表題を「JEI奨学金応募(○○補習校 保護者氏名)」とし、2月3日(金)午後5時までにEメール[email protected]まで書類をメール送信する。選考結果は、給付者のみ2月中旬ごろ審議会事務局より直接連絡される。申込書・作文用紙は各学校のホームページからダウンロードする。問い合わせも同Eメールまで。
小説家・映画製作者・禅僧、ルース・オゼキ氏講演
ドナルド・キーンセンターで2月9日に
ドナルド・キーン日本文化センターは2022〜23年度第15代目千宗室レクチャーの定例行事として2月9日(木)午後6時からコロンビア大学で小説家・映画製作者・禅僧のルース・オゼキ氏の講演会を開催する。


オゼキ氏の小説は、科学、宗教、環境政治、グローバル ポップ カルチャーの問題をユニークでハイブリッドな物語形式で高い評価を得ている。 彼女の最新作 『The Book of Form and Emptiness 』(バイキング2021年)が 複数の賞を受賞、『My Year of Meats』 (1998年)、『All Over Creation』 (2003年)、『A Tale for the Time Being』 (2013年) なども評判となった。オゼキの映画には、ドキュメンタリー「Halving the Bones」(1995年)などがある。 長年の仏教修行者である同氏は、2010年に曹洞宗の僧侶として出家。
当日は日本と日系アメリカ人の作家としての経験や、 禅仏教への彼女のコミットメント、 環境問題などについて語る。講演は英語。入場無料、要予約。参加希望者はウェブサイトwww.keenecenter.orgの「Sen Lecture 2023」から登録する。入場の際は、コロンビア大学が定める安全対策(IDとワクチン接種終了の証明カードの提示など)に従うこと。会場のファカルティー・ハウスは(64 Morningside Drive, NY, NY 10027) モーニングサイドとアムステルダム通りの間の西116丁目に面するWien Courtyardの正門より入場。問い合わせはEメール [email protected](新谷さん)まで。
ヒラリー・クリントン氏コロンビア大学教授に
元米国国務長官で大統領候補のヒラリー・クリントン氏が、2月からコロンビア大学の教授に就任する。コロンビア大学の学生新聞「The Columbia Spectator」が5日付で報クリントン氏は国際公共政策大学院(SIPA)の実務担当教授と、コロンビア・ワールド・プロジェクツの大統領研究員となる。
リー・ボリンジャー学長は学生・教職員に向けた電子メールで「ヒラリー・クリントンは、その類まれな才能と能力、そして特異な人生経験から、研究・教育、公共サービス、公益活動という大学の使命に貢献できるユニークな存在であり、最も重要なこと」と書いた。
発表によると、クリントン氏はSIPAを通じて、世界の政治と政策、およびそれらの職業に従事する女性リーダーに関するイニシアチブに取り組む。また、フェローとして、民主主義を守り、世界中の女性や若者を巻き込むためのプログラムを支援することが期待されている。クリントン氏は、2023-24年度からは教壇にも立つ予定だ。SIPAには企業派遣日本人大学院留学生が多いので受講の機会に恵まれそうだ。
フランスとスペイン巡礼
100日で1600キロの道行く
NJのハリー西谷さん
ニュージャージー州在住の日本人、西谷尚武さん(79、通称ハリー西谷さん)が、フランス・スペイン巡礼1600キロの旅を昨年達成し、このほど本紙に道中の思い出などを語った。(写真上:7月24日、スペイン・アラゴンの道にて。左前方の集落はウンドゥエス・デ・レルダ村)
西谷さんの生家が四国88か所の巡礼道に面していたので、幼少の頃から巡礼を見て育ったという。成人すると、四国88か所を回るのが家のしきたりだったが、西谷さんは、関西学院大学を卒業後シャープに入社し、すぐに海外駐在に出たので、2003年に同社米州統括事務所長を最後に定年になってから1200キロを全部歩いて回ったそうだ。2018年に渡米50年記念の際にも歩いて回った健脚の持ち主だ。
カミノ・デ・サンティアゴについては、2010年ごろ友人から聞き「ああ、ヨーロッパにも巡礼道があるのか、それならぜひ歩きたい」と2013年、古希記念に、フランスのトウルーズから、1200キロ彼方のサンティアゴを目指したが、ピレネー山脈が綺麗に見えているところで車にはねられ一週間入院し、やむなく断念。2回目はフランスを避けて、2015年仏西国境の町から800キロ彼方のサンティアゴに無事到着した。しかし、やはりアルルから出発する1600キロのアルルの道を歩きたくて2020年、喜寿を記念して再度巡礼を計画。しかし世界的な新型コロナ・ウイルス蔓延のためにやむなく延期、昨年やっと念願が叶った。

5月28日、イベリア航空でパリに到着し、そこから南仏のアルルに向かった。2日間準備をして、6月1日に一歩を踏み出した。7月14日にはピレネー山脈の麓に到着。「ヨーロッパと呼んでいいのはピレネー山脈まで」とルイ16世が言い、「ピレネーを越えるとそこはアフリカだった」と ナポレオンが言ったように、7月18日に国境のピレネーを越えると、景色は一変した。フランスでは緑が主体だった景観は、峠から先は、茶色が主体となった。スペインは、大部分が乾燥地帯だった。
峠から一週間、7月25日にハビエル城に着く。この城は、日本人にとっては大事な場所だ。この城で、日本にキリスト教を最初に布教した、イエズス会のフランシスコ・ザビエルが1506年に生まれた。彼はその後パリに行ってイグナチオ・デ・ロヨラと出会い、イエズス会を結成。その後紆余曲折を経て1549年に訪日している。1549年といえば、織田信長15歳、豊臣秀吉12歳、徳川家康6歳の頃だ。主に山口県で布教した。

最後の10日余りの間は、レオン山地などの山を越えて歩くことになり、今までの平原歩きとはかなり異なって、起伏の多いカミノになった。スペインのカミノの中での標高1505メートルにある鉄の十字架やガリシア州の山頂にある村を越えて9月8日には、サンティアゴに到着し、そこで巡礼証明書と、公式距離証明書をもらった。翌日正午のミサに出席し、9月10日、サンティアゴ発マドリッド経由のイベリア航空で米国に戻った。
今の気持ちは「私は常に次の目標に進みます。次の目標は、アルルからローマへの1300キロ巡礼、四国88か所に番外霊場20か寺を加えた四国108か所1500キロ巡礼の2つです。趣味でやっている合唱の目標は、今年8月、ウェストミンスター寺院で歌うことです」と元気に語った。巡礼の紀行日誌は西谷さんのブログ https://harrynishitani.com/ で見ることができる。
「自分の街NY」を実感して舞台に立つ
俳優・プロデューサー
高野 菜々さん
東京を拠点に全国で活動してオリジナルミュージカルを創作する音楽座ミュージカルの俳優兼プロデューサー、高野菜々が、まもなく1年間のニューヨークでの文化庁新進芸術家海外研修を終えて春に帰国する。
ニューヨークで昨年春に行われたジャパンフェスに出演をしたのを始めに、最近ではブロードウエー俳優たちが出演するコンサート「ブロードウエー・セッションズ」のオーディションに合格して出演するなど精力的に活動した。夏にはハリウッドで名アクティングコーチのイヴァナ・チャバックに師事して演技漬けの日々を送って昨年秋ニューヨークに戻ってきた。現在は2月17日(金)にニューヨークで行う初の単独コンサートに向けて準備を重ねる毎日だ。
1年間で得た最大の収穫は? と尋ねると「日本にいたときに忘れていたものを思い出させてくれたこと」という返事が返ってきた。こちらでレッスンを受けているときに、同じ仲間から「あなた何をするためにニューヨークに来たの?」「将来はどんなことをしたいの?夢はなに?」といきなり聞かれた時、日本語のように謙遜して控えめにいうという表現が英語ではとっさにできなかったこともあり、素直に「日本のオリジナル作品を世界に発信すること。故郷広島で育ち感じた平和の尊さをミュージカル作品を通して発信すること」と心の中で常日頃思っていることを正直にストレートに話した。すると、「すごい!」と大いに称賛してくれて、仲間として迎え入れてもらえたような新鮮な感覚を味わったという。日本では、軽々しく大きな夢や希望を口にすると呆れられたりすることが怖かったが、ニューヨークには世界中から、自分の目的に向かってまっしぐらに生きている挑戦者たちばかりなのを実感した。
思えば、広島音楽高校を経て、2008年6月から音楽座ミュージカルに参加。初舞台で主役に抜擢、圧倒的な歌唱力と大胆な演技が注目され、以降、常に主要な役柄をつとめてきた。時に求められているものに追いついていない自分を感じていたことにも気がついていた。
14歳の時にミュージカル「キャッツ」を観て、あまりの衝撃に全身が震えたのを覚えていて「こっち(客席)じゃなくて、あっち(舞台上)に行くんだ」とその瞬間ミュージカル俳優になることを決意した自分が今、ブロードウエーにいる。
NYで活動したことで、自分のパフォーマーとしてのターニングポイントになったことだけは確かだ。「ここは私の街」と自分の心を上機嫌にしている自分のマインドに幸運も引き寄せられるのだということも学んだ。春に帰国して9月にはミュージカル『生きる』(企画制作・ホリプロ)にヒロイン役で出演も決まっている。再びNYに戻ってくるつもりだ。(三浦良一記者、写真も)
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■高野菜々ライブ ・インNY「Brilliant」は2月17日(金)午後7時開演「ドント・テル・ママ(西46丁目343番地)15ドル。問い合わせはEメール[email protected] 詳細は文化面(16面)に掲載。
米国のゴーゴーカレー、日本製造業事業グループ傘下に
米国でゴーゴーカレーを運営しているスマイル&ホスピタリティー・インク(本社ニューヨーク、大森智子社長)は6日、日本最大手のM&A仲介会社、日本M&Aセンター(本社東京、三宅卓社長)の仲介により、ファクトリー・オートメーション(FA)機器製造メーカー、MJG株式会社(Manufacturing Japan Group、本社東京、田邑元基社長)の買収に応じグループ会社となった。
MJGは日本でさまざまな装置を開発設計し製造するワンストップメーカー大手で、今回の買収で、現在全米10店舗ある店を進出ニーズが旺盛なフランチャイズを中心に5年後に300店舗までの拡大を見込む。店舗の少スペース少人員の全自動化やセントラルキッチン全自動工業化による供給事業を米国で本格始動するため、今回の買収に合わせ、米国現地法人MJGインターナショナル(田邑元基社長)を設立した。今後はゴーゴーカレーのみならず全米食品製造企業、海外展開を狙う日本企業の受け皿としての態勢も構築する。
スマイル&ホスピタリティーインクはMJGインターナショナルのグループ会社として大森氏は引き続き同社社長を続け発展に寄与すると同時にMJGインターナショナルの役員として食品供給工業化事業のマーケティングと人材育成、全米でのフランチャイズ展開のパターン構築に専念する。
ゴーゴーカレーは2007年にNYタイムズスクエア地区に1号店をオープンし、2012年に大森社長が引き継いで店舗を10店まで広げた。値上げをすることなく5年間で売り上げを10倍にするなど手腕を発揮した。
日本M&Aセンターとしては北米本土初案件となる今回の買収を手がけた同センター顧問の板越ジョージ氏は「今回の買収の組み合わせでいいと思うのは、食品をサービスするための全自動化を考えた場合、機械装置の米国でのPL認可取得などで直面するさまざまな問題に対応するためには、外食産業のサービス業と組むより、日本が得意とするもの作りを手がける機械加工メーカーそのものが出てきた方が機械装置の開発設計ノウハウがあり、対応が早く、双方にメリットがあるところ」と話す。
(写真)大森社長

