乾燥キクラゲ回収

サルモネラ菌検出で

 米食品医薬品局(FDA)は8月30日、サルモネラ菌汚染の可能性があるとして、NY州やNJ州を含む15州で販売された「乾燥キクラゲ」の回収を発表した。 

 対象商品は、メリーランド州キャピトル・ハイツに本社を置くアジア食料品輸入会社タイ・ファット・ホールセイラーズが納品した「スリー・コインズ・ドライド・マッシュルーム」という商品名で販売された乾燥キクラゲ4種で、メリーランド州衛生局が小売店で購入された同商品からサルモネラ菌を検出した。商品名「Nam Meo Soi」「Nam Meo Nguyen」各2・5オンスと10・5オンス入りを購入した場合は、購入店に直ちに返品し全額返金を求めるか、同社703・538・8000に問い合わせる。 

 サルモネラ菌混入が原因の食中毒には発熱や下痢、嘔吐、腹痛などの症状があり、幼児や虚弱体質、高齢者、免疫系機能が低下している場合は致命的な感染症に至ることもある。米疾病予防管理センター(CDC)によると、米国では毎年、サルモネラ菌を約135万人が感染し、同感染症で2万6500人が入院、420人が死亡している。 

(写真)回収対象となった乾燥キクラゲ

『地球の歩き方』と『ムー』のコラボ

地球の歩き方編集室・編集
学研プラス・刊

 本書のページをめくったら、昭和後期に小学生だった人ならば懐かしいと思うはずだ。ページをめくる度に、あの時の記憶の引き出しが開かれる。

 夜7時半から放映された水曜スペシャル川口浩探検シリーズと木曜スペシャルの矢追純一のUFO特番シリーズ。それと夏休みのお昼に放映された「あなたの知らない世界」の幽霊特集だ。夜のチャンネル権は親にあったので中々観せてもらえなかったが、翌朝の教室は未知の生物、UFO、超能力の話題で持ちきりだった。小学生向けに出版されたUFOの本や世界七不思議の本をお小遣いで購入して読んでいた。土曜日の夕方はNHKで『アトランティスから来た男』というアメリカのドラマの吹き替え放送があり、沈没したアトランティス大陸の生き残りの主人公がドルフィンキックで泳ぎ、悪と闘うアクションドラマも大好きだった。オカルト雑誌『ムー』も大人気だったが、小学生の私には難しかった記憶がある。

 成長して思春期になると、恋愛やファッション、アイドルの方に興味が行き、UFO、幽霊、未知の世界へのドキドキ感は思い出になってしまった。しかし、いつか世界七不思議であるモアイ像のあるイースター島やナスカの地上絵を見てみたいなとは頭の片隅にはあるし、アメリカ人の友人がバミューダにバケーションに行くと聞いた時は魔の三角地帯が過った。

 2020年3月、突如世界が封鎖された。Covid-19という新型のウイルスが発生し、分刻みで日常生活を脅かし、人々の不満が爆発し暴力に発展するという超現実的な怖さにも直面した。日常を取り戻しつつあるが、以前のように治安は良くなく不安がいつも心にある。そんな状況で本書を見た瞬間、現実の恐怖感がぶっ飛ぶほど子供時代の未知に対する怖いけど知りたいというドキドキ、ワクワク、ハラハラの気持ちが蘇った。

 ニューヨークでコレを持っている人は日本からの旅行者だとすぐ分かる黄色の表紙の旅のガイドブック『地球の歩き方』と荒唐無稽と言ったら怒られるかもしれないので、夢があるオカルト雑誌『ムー』がコラボレーションをしたのだ。ともに1979年に創刊だという。本書のユニークで面白い点は世界旅行の達人である『地球の歩き方』といえばの歴史や行き方の交通の説明があり、その一方で、世界の不可思議な謎に迫ったムーならではの話も掲載されているところだ。ミステリーの定番であるエジプトのピラミッドはもちろん、UFO、イエティ、日本の縄文遺跡のページなどもあり、世界中を網羅している。MAPは両面になっていて2つのサイドが載っている。また地球の歩き方とムーの編集長の対談も掲載されている。

 コロナ禍で旅行ガイドブックが売れず企画されたという。今年2月に発売されるや現在も売れている。副題がパラレルワールドと言っている通り、現実の世界と、あるかもしれない平行する異次元の世界の両方の世界を堪能できるガイドブック。子供の頃を思い出させてくれて、読み物としても楽しいし、それにこれから実際に旅行に行く準備にも使えるし携帯もできる。(山河藍)

柿沼光悦、「スーパーファイン・アートフェア」に出展

 ニューヨークをはじめ世界各国から135人以上のアーティストが出展する「スーパーファイン・アートフェア」が15日(木)から18日(日)まで、ローワーイーストサイドにある商業複合施設、ザ・マーケットライン(ブルーム通り180番地)で開催され、日本人作家の柿沼光悦が参加する(ブース番号33)。

 柿沼は1988年栃木県出身、2010年に武蔵野美術大学映像学科卒業。細密と美しいライン、シェイプを使ったアートで水彩、ドローイングをメインに国内外で作品を発表している。フェアでは50ドルからの価格設定で販売される。詳細は公式サイト https://www.superfine.worldを参照する。

 第二の故郷NYで女優に挑戦

元劇団四季の女優

丸山 日鶴さん

 丸山さんは、東京の劇団四季で活躍した後、2020年にニューヨークに戻って来た。戻ってきたというのは、幼稚園から小学校3年生までスカースデールに住んでいた帰国子女の帰米女優だからだ。その子供の時に見たブロードウエー・ミュージカル「Cats」、「Beauty and the Beast 」に感銘を受け、ミュージカルの世界に興味を持った。帰国後、尚美ミュージックカレッジ・ミュージカル学科、東宝ミュージカルアカデミーでミュージカルを学び、劇団四季の研究生へ入所を果たす。今までに紅白歌合戦のバックダンサーや、日本初演となる劇団四季「ノートルダムの鐘」への出演経験がある。このほかにも劇団四季の有志達とセルフプロデュース公演、高校や幼稚園、障害者支援施設、スターバックスなどさまざまな場所でコンサートやライブを行ってきた。 

 来米後は、短編ミュージカル映画「オポジット・ゲーム」やNY日系人会(JAA)でのミニコンサート、ザ・ウエストエンドラウンジでのインターナショナル・タレント・ナイトや今年の5月に行われたジャパン・パレードで「平和祭り~Music for SDGs~」として参加するなどして活動している。

 劇団四季の作品に出演していた時は週7回公演、座席数約1000席という大きなキャパシティの劇場で舞台に立っていた。客席と舞台空間がしっかり分けられてるというのもあり、公演中に観客からのリアクションを実感することは少なかったが、施設や学校でコンサートをした時は、観客の喜んでいる顔や雰囲気がその時その瞬間にこちらにすぐ伝わる。「言葉ではないコミュニケーションを取りながらパフォーマンスができるというのは、新鮮で楽しかった」。逆に大きい舞台の良さはカーテンコールの時に約1000人の観客の拍手や声かけから大きなエネルギーが返って来て、舞台に立つやりがいを感じられた」と学校や施設を回って活動するのとビジネス商業舞台との違いや喜びについて語る。

 ニューヨークの魅力。「舞台に関して言えば、誰にでもチャンスがある。そしてその機会を得れる場所や機会が沢山ある。劇場は至る所にありますし、オーディションも沢山開催されてる。小さい劇場だとしてもレベルが低いわけではない。個人的にはこれほど多くの機会は日本ではなかったと思う。また俳優など関係なく、個々の人達のエネルギーやパワー、オープンマインドなところも日々生活していて、とても刺激を受けますね」という。

 9月22日(木)にJAAの敬老会が日本クラブで開催される。天井からの水漏れ被害で使えなくなった日系人会ホールの代替会場として日本クラブが協力して実現したものだ。その会場でミニコンサートを行う。当日は「私の日本での舞台経験や、NYに来てからの活動などお話させて頂き、ミュージカルや唱歌等色んなジャンルの歌を歌わせて頂きます。楽しみにしていてください」と話している。東京都出身。(三浦良一記者、写真は本人提供) 

編集後記 2022年9月3日号

【編集後記】

 みなさん、こんにちは。ニューヨーク日本人美術家協会(JAANY、松田常葉会長)の創立50周年記念展覧会が9月1日(木)からマンハッタンの天理文化協会(西13丁目43番地A/5番街と6番街の間、電話212-645-2800)で開催されます。同協会は、1972年に、名誉会長である故飯塚国雄氏が仲間の日本人アーティストたちとニューヨークで設立した当地で最も古い日本人美術家の運営による非営利団体です。これまで、展覧会での芸術作品の展示、アートを通じた日米間の文化交流、米国で活動する日本人アーティストの支援活動を行っています。今年の出品者は、阿井次郎、青木壽子、青柳愛子、愛子Cascio、藤原未佳子、古川文香レオナート、佳奈ヘンデル、林幸江、平之内美穂、石田純一郎、柏木文子、Mi JungKim、越光桂子、松田常葉、三浦良一、長倉一美、小野田昌子、ロス郁子、シモン千加子、竹下宏、渡嘉敷亨、山本かりん、YUKAKO、遊真あつこの現会員と一昨年亡くなった名誉会長の飯塚国雄の25人(敬称略)。オープニングレセプションは9月2日(金)午後6時から8時まで。期間中展示作品の購入も可能です。出展作家による200ドル以下の買い求めやすいチャリティー小作品の展示・販売コーナーも会場に設けられています。同展は今月15日(木)まで。開廊時間は月~木が正午から午後6時まで、土曜が正午から午後3時まで。金曜、日曜、レイバーデー(9月5日の月曜)は休館。但し2日(金)はレセプション時間帯のみオープンとのことです。レセプション、入館ともにコロナ対策の入場制限や予約などは要りませんのでお時間のある方、ふらりと出かけて芸術の秋を一足先に楽しまれてはいかがでしょう。それでは、みなさん、よい週末を。(週刊NY生活発行人兼CEO、三浦良一)

【今週の紙面の主なニュース】(2022年9月3日号)

(1)不法移民NYに押しつけ テキサス州とアリゾナ州

(2)始球式無事に 森大使が投球

(3)ジャパンフェス盛大に 日本の夏祭りNYで人気

(4)海外日本人サポート 日本国籍自動剥奪違憲訴訟

(5)観客数コロナ前に戻らす コンサートは順調 

(6)第16回JAA秋のヘルスフェア 9月9日からオンライン

(7)「英語は最初の10秒!」 小池レオが新著 

(8)40年ぶりに歌います  元プロ歌手のシェリーめぐみさん

(9)サーロー節子上映会  「ヒロシマへの誓い」核廃絶に捧げた人生

(10 )ブルックリンで夏祭り 日本文化を紹介大盛況

不法移民NYに押し付け

 国境隣接のテキサス州とアリゾナ州

バスで6000人続々到着

 メキシコと国境を接するテキサス州とアリゾナ州がニューヨーク市に不法移民をバスで送りはじめ、市が対応に追われている。

 テキサス州のグレッグ・アボット知事(共和党)は、移民政策に寛容なバイデン政権を批判する意図で、今年4月よりワシントンDCに不法移民をバスで移送し始めた。アリゾナ州のダグ・デューシー知事(共和党)も同調し移送を開始、合わせた数は7月末までに7000人を超えている。DCでは対応しきれないため移民受け入れに前向きなニューヨーク市に再移送、7月末までに4000人ほどが同市に到着し保護された。

 テキサス州は8月5日からは直接ニューヨーク市に移民を送り始めた。バスターミナルのポートオーソリティーには連日のように移民を乗せたバスが到着。この3か月で約6000人の亡命希望者が来たと推定されている。NY市の移民局によると、亡命を求めている移民はメキシコ、ペルー、エクアドル、ベネズエラ、コロンビア、ニカラグア、ホンジュラスなど。

移民の子1000人を

新学期に受け入れ準備

 アダムスNY市長(民主党)は「ニューヨークは移民の街であり、常に新しい移民を歓迎する」と表明し、保護施設を増やすと当時にバイデン政権に連邦からの支援を求めている。市の法律では避難所を必要とするすべての人に避難所を提供することが義務付けられている。市教育局は9月8日からの新学期に向け、移民の子供約1000人の受け入れを準備している。

 アボット知事は、不法移民の即時送還措置を廃止する方向を打ち出すなど移民政策に寛容な民主党バイデン政権を批判、今後も移民をバスで送り続けるとしている。移民政策は11月の中間選挙における共和党と民主党の争点ともなりそうだ。トランプ前政権時には厳しい移民政策が取られ、移民(永住)にかかわらずビジネスなどの商用ビザにも深刻な影響を及ぼしただけに、バイデン現民主党政権が規制緩和を進めているが、国境隣接州ではその皺寄せがきた格好だ。

始球式無事に、森大使が投球

メッツ本拠地で吉井理人氏が捕手

 メッツの本拠地、シティ・フィールドで8月25日、日米野球交流150年を記念したイベントが行われ、ニューヨーク総領事の森美樹夫大使が始球式を行った。(写真上:日米野球交流150周年イベントの始球式で投球するNY総領事の森大使(8月25日午後6時50分、写真・三浦良一))

 今回の始球式は、さる5月同球場で開催された「ジャパニーズヘリテージナイト」で予定された大使の始球式が球団側の段取りミスで実現しなかったことに対するお詫びの意味も込めて実現した。前回マウンドを譲らなかったメッツのシャーザー投手とも握手をして仲直り。高校時代はバスケット部だったという森大使、硬球をグラウンドで投げるのは前回に続く人生で2度目。始球式前は「緊張してます」と話していたが、捕手を務めた元メッツの選手でもある吉井理人・侍ジャパン投手コーチのミットに数バウンドで収まるボールを投げると、場内のファンから喝采を浴びた。

森大使を激励するオルダーソン球団社長(左端)と捕手を務めた吉井氏(右端)

 始球式後、大使は「気持ちよく投げられた」と笑顔で話し、日米野球交流150年については「米国から野球が日本に伝わり、最初は米国から選手が日本に来てプレーしたが、後半は日本から米国に来て大リーグで活躍する日本人選手が増えて、国と国というより国民と国民の交流を象徴しているような150年だと思う」と話した。

ジャパンフェス盛大に

日本の夏祭りNYで人気

 第64回ジャパンフェス(夏祭り)が8月28日、イーストビレッジの4番街9丁目と11丁目の間で開催された。過去最大の60店舗が参加し、たこ焼き、焼きそば、抹茶ソフトクリーム、唐揚げといった日本の定番屋台フードはじめ、夏祭り限定のヨーヨー釣り、スーパーボールすくい、浴衣コンテストなど日本の祭りを象徴する食べ物や催しもので2ブロックを埋めた。

 浴衣を着てイベントに参加した人には、受付で伊藤園のお茶がもらえるとあって、大勢のニューヨーカーたちも浴衣姿で参加。和物の手ぬぐいや着物のテントは常に賑わいを見せていた。またブルックリンとジャパンを合わせた造語ブランド Japanklyn のTシャツやキャップ、レトロな日本の歌謡曲などのレコードを売るテントも懐メロとしてだけではなく、新鮮なジャパンポップスとしての再評価ブームもあり、アメリカ人の若者たちが興味深そうに手にしていた。

(写真)左上:三木レコード店で松田聖子を手に笑顔の山岸正明さん、左下:Japanklynを売り込む起業家の濱田雄也さん

日本国籍自動はく奪違憲訴訟

海外日本人サポート 藤田幸久(6)

 前回ご紹介したように、外国籍を取得しても日本国籍が自動的にはく奪されるのではなく「日本国籍を保持するかどうかを自分で選択できる」よう国籍法第11条の改正を求める訴訟が次回9月6日に開催されます。日本人の両親から生まれ、日本人として育ち、海外で暮らす日本人による訴訟です。外国籍を取得した日本人のほとんどが海外で生活するために必要だった人々です。しかし形式的に外国籍を取得すると、日本の国籍が自動的に根こそぎはく奪されるのが今の法律です。  

 やむを得ない事情で外国籍を取得したのはノーベル賞受賞者たちだけではありません。国際結婚をした、結婚相手を米国に呼び寄せるために必要だった、日本の母親の介護を続けながら米国で生活するために必要だった、などです。

 外務省は長年両方のパスポートを持つことを黙認してきました。数年前に日本領事館が開催したセミナーでも外国籍取得と日本国籍喪失の関係は触れられませんでした。しかし新型コロナ発生に伴い、日本パスポートを保持しない日本人には、国籍喪失届を提出しないとビザを出せないと言われて帰国できない人が増えています。米国在住の近藤ユリ弁護士は、里帰りしていた日本で、このまま出国すると日本に帰国できなくなる制度に承服できず、国籍法第11条違憲訴訟に踏み切ったのです。

 「領事館から、他国に帰化したのに日本のパスポートも所持していることは犯罪に当たると脅された」、「親の死に目に会えなかった」といった現実に追い込んだ基盤が国籍法第11条です。これは国籍離脱の自由を保障する憲法22条、自己決定権・幸福追求権などを保障する憲法13条、そして法の下の平等を保障する憲法14条に違反する、と原告団は主張します。

 激動する世界の中で、世界の情報やネットワークがますます日本の存亡を決める現在、世界で活躍する海外日本人を支援することは国益そのものです。日本に対する愛情や誇りも高い海外日本人に対する在外投票権の制限や、日本国籍自動はく奪などの差別を是正することが急がれます。米国やカナダ各地の日本語メディアがこの訴訟を掲載しています。9月6日の裁判の報告集会にはzoomで参加できます。原告団ウェブサイトhttp://yumejitsu.net からアクセスし、ご支援をお願いいたします。

ふじた・ゆきひさ=水戸一高、慶大卒。世界的な道徳平和活動MRAや難民を助ける会で活動した初の国際NGO出身政治家。衆議院・参議院議員各二期。財務副大臣、民主党国際局長、民進党ネクスト外務大臣、横浜国立大講師等歴任。対人地雷禁止条約加盟、アメリカ元捕虜(POW)の訪日事業を主導。世界52ヵ国訪問。現在国際IC(旧MRA)日本協会会長。岐阜女子大特別客員教授。

観客数、コロナ禍前に戻らず

ポピュラーコンサートは順調

 コロナ禍が収束に向かいクラシックコンサートやオペラ、ブロードウェーなど舞台芸術が再開したものの、2021〜22シーズンの観客動員数はコロナ禍前を下回った。

 ブロードウェーは2018〜19シーズンは1万3590回の公演で1480万人を動員し18億ドルの収益を上げたが、2021〜22は6860公演で動員は670万人、収益は8億4500万ドルと半減した。メット・オペラはコロナ禍前は75%の座席が埋まっていたが61%にまで減少した。カーネギーホールの満席率はコロナ禍前93%から今シーズン88%と微減だが、これはコロナ禍前170回ほどあった公演を再開後は115回ほどにしたためだ。ニューヨーク・フィルハーモニックも平均90%の満席率でシーズンを終えたが、例年120ある公演を80回ほどにしたことに加え、メインのデイビッド・ゲフィン・ホールが改装中で小ホールで公演したためだ。

 クラシックやオペラはチケット販売低迷に加え、サブスクリプションも減っている。分析会社であるTRGアーツが北米の143の舞台芸術団体を対象に行った最近の調査によると、2021-22 シーズンのチケット販売数はコロナ禍前と比べて40%減少、収益は31%減収となった。

 減少の理由として、依然として新型コロナ感染を懸念する人が観客側にも製作側にも多いとみられること。次にリモート勤務のままの人たちは公演施設のある都心部に通勤しないため観る機会を失っていることなどが挙げられている。これらに加え、TRGはクラシック音楽愛好家の高齢化も指摘している。

 映画館もコロナ禍前の観客数に戻っていない。今年のこれまでの国内興行収入は新作が少ないこともあり、2019年の同期と比べ31・2%減少している。大リーグの観客動員数もコロナ禍前より少ないままだ。

 一方でポビュラー音楽のコンサート売り上げは順調に売り上げを伸ばしており、コンサート大手「ライブ・ネーション」は今年、通年計算で2019年を上回る1億枚のチケットを販売している。

(写真)ブロードウエーのミュージカルにも観光客が戻ってきているが、パンデミック以前ほどではない(30日)

第16回秋のヘルス・フェア

COVID-19感染の続く中、安全で健康なライフをonlineで学びましょう!

 ニューヨーク日系人会高齢者問題協議会(JAA)と、邦人医療支援ネットワーク(ジャムズネット)は、9月9日(金)から10月5日(水)まで、(後援 : 在ニューヨーク日本国総領事館 支援: 米国三井基金、米国日本人医師会、日系ライオンズクラブ)で開催します。

 続くコロナ禍と、7月に起きた水漏れ被害に対する改修工事のため、一部を除きオンライン・プログラムを中心に行います。またJAAホールの代わりとして、敬老会は日本クラブ、シニアのヘアカットはミチ美容室が会場を提供しサポートしてくださいます。

 「コロナ禍が続く中、安全で健康なライフをオンラインで学びましょう」をテーマに掲げ、従来通りの日米の高齢者福祉の情報、日本帰国、年金や遺言、介護、認知症の予防、災害や感染症など過去の経験から学ぶ邦人避難について、ヘイトクライムに直面した時の心構えや対応、移民法、メディケアなどの解説、家族で楽しめる折り紙や日系2世の戦争 “GO FORBROKE” YOUTUBEなどを企画しました。詳細・問合せは、日系人会事務局まで。


2022年9月9日-10月5日

共催;ニューヨーク日系人会、邦人・日系人高齢者問題協議会(JAA)、邦人医療支援ネットワーク(JAMSNET)  

後援;在ニューヨーク日本国総領事館

オンライン&会場;ニューヨーク日系人会/JAA 49 West 45th St., 11th Floor, New York, NY 10036

Onlineの場合は、お申し込み後Online の情報をお送りします。

お申込み、お問い合わせはニューヨーク日系人会 212-840-6942 / [email protected] (但し、指定の電話番号以外)