
菊水酒造株式会社(本社・新潟県新発田市、髙澤大介社長)は2日、同社の新商品「純米生原酒 しぼりたて」の米国発売を記念し、ニューヨーク市内のレストランSAKE no HANAで初のPRイベントとなるローンチパーティーを開催した。
(写真上)会場で新製品「しぼりたて」を振る舞う壑澤社長(右)
同イベントは、日本文化と日本酒の魅力を現地の人に直接体験してもらおうと企画したもの。創業1881年の菊水の伝統と革新が融合した新たな挑戦となる「純米生原酒」は、米と水だけでつくられ、火入れをせず、加水もせず、そのままの風味をしぼりたての状態でアルミ缶に閉じ込めた「生」の日本酒だ。
当日はニューヨーク総領事の森美樹夫大使、新潟県出身の女優・小山田サユリさん、新潟酒大使の称号を持つ大坪賢次NY新潟県人会名誉会長、輸入元のNY共同貿易の中西亜美副社長ら大勢の招待客が集まった。
同社は1972年に業界で初めて缶酒を市場に投入、発売から50年以上経つ現在も同社の主力商品で13種類のラインアップでこれまで4億本を販売している。
五代目の髙澤社長は、挨拶の中で、日本国内での菊水酒造の歴史や酒造りの様子をスクリーンに映し出された映像で紹介しながら、同社がパイオニアとなった缶酒の4つの特徴である密閉性、軽さ、冷え易さ、SDGsにも合致したリサイクル性を挙げて時代に合った容器による品質第一主義をPRした。将来六代目社長となる海外営業担当の髙澤俊介さんは、純生を略して「Jドラフトと呼んでください」と英語でアピールした。会場の参加者からは「パンチがあって、ピザやバーガーにも合う」などの声が聞かれた。