ニューヨーク日系人会(JAA)が主催する第17回春のヘルスフェアで、NY日系ライオンズクラブが企画する大人の教養シリーズ第9弾がYouTubeで無料公開されている。講師はファーストブランド(本社大阪市、河本扶美子社長)が運営するマイベストプロの登録メンバーで、今週はパーソナルトレーナーの大久保圭祐さんが「気持ちよく伸ばして、緩める!」と題して身体の感覚を意識した肩こり予防ストレッチ方法を紹介する。
パーソナルトレーナーの大久保圭祐さんが、「気持ちよく伸ばして、緩める!身体の感覚を意識した肩こり予防のストレッチ」方法を講義した。
【観察】
観察する身体の動きは4つ。動画や写真に収めておくと比較しやすい(1)顔を左右に向ける=どれだけ横に向けることができるか、首や肩のあたりの感触を観察するが、体を一緒に動かさないように。(2)頭を左右に倒す=どれだけ傾くか。反対側の肩の筋肉がどれだけ緊張しているか。(3)腕を横から挙げる=腕の挙げやすさや天井方向に挙げた時の体の感触を観察(4)肩の高さを確認。
【筋肉の確認】
僧帽筋上部繊維の骨と骨のついている部分を伸ばすことでストレッチができ、こりの解消や顔のむくみの解消につながる。
【デモンストレーション】
椅子に座って姿勢を正す。(1)肩のストレッチ=伸ばしたい方の腕を横に伸ばし、頭を反対側に倒す。腕をゆっくり下ろす。頭を真下に転がし、元の位置に戻す。この動作を繰り返す。いちばん僧帽筋上部繊維が伸びる頭の角度を見つける。(注意:顔の角度は無理のない範囲で)顔を天井方向に向ける。地面の方向に向ける。腕を内側にねじる。腕を外側にねじる。いちばん僧帽筋上部繊維が伸びる頭の角度を見つけたらストップ。頭、顔、肩、半身ストレッチを終えたところで4つの観察を行うとストレッチ前後の変化がわかる。
【腕のストレッチ】
パソコンやスマホを打つことが多い人にはお勧めです。伸ばしたい方の腕を前方に伸ばす。手のひらを天井の方に向ける、反対側の手でサポートする(今回は親指以外を伸ばす)。ポイントは、一本一本の指をしならせるようにしっかり伸ばす。肩が上がったりしないよう姿勢は正す。肘を伸ばしたまま伸ばすことができたら少しずつ手首の返し、指のしなりを強めながら肘を曲げていくと同じ場所の奥側の筋肉の伸び感が変わる。余裕がある人は、体の外側に向かって肘から先を少しねじる。指に力が入らないよう、指をしならせる。大切なことは、体を緊張させていることに気づくことです。
プロフィール=(おおくぼ・けいすけ)全米ストレングス&コンディショニング協会認定ストレングス&コンディショニングスペシャリスト、公益社団法人日本心理学会認定心理士米国NLP協会認定NPトレーナー
▽本講座は無料だが視聴するには登録が必要で、申し込みはEメールでinfo@jaany.orgまで。申し込み者に視聴URLのアドレスを通知する。問い合わせは電話212・840・6942。