NY日系社会を助ける

HIV治療の窓口 日本人をサポート

APICHA コミュニティヘルスセンター

医学の進歩予想以上

 20年以上の間、 APICHAコミュニティヘルスセンター (APICHA )は、社会的に軽んじられて来た人達、例えばHIV感染者や、ゲイ、レスビアン、トランスジェンダーの方たちに、重要な医療サービスほか多くのプログラムを提供してきました。1980年代後半のHIV/AIDSの急激な流行を契機として活動を始め、以来今日に至るまでHIVの感染予防や治療に従事してきました。2012年にはAPICHAは正式なヘルスセンターとして認可され、これにより益々多くの低所得の方たちや、今まで医療を充分に受けられなかった方たち、近隣の方たちに医療サービスを提供する事が出来る様になりました。

 私自身はAPICHA のクリニック開設当初より、ケースマネジャーとしてHIVの患者たちの、医療を受ける際のアシスト、治療教育、HIVの治療や薬がカバーされるプログラムへの申請や、経済的な補助が受けられるプログラムへの申請手続き等、多言語対応のメンバー達とチームを組んで働いています。チームは日本語、マンダリン、スペイン語、タイ語、ネパール語、ヒンディー語、韓国語など、多くの言語で患者の方たちをアシストしています。

 私自身が思い出深いのが、日本人の女性のHIVの患者の方で、APICHAで治療を受けている間にパートナーを見つけ、無事ご結婚、ご出産され、元気なお子さんと共に日本に帰国されたケースです。私がAPICHA で出会えた何組もの日本人のゲイのカップルやトランスジェンダーの方たちもパートナーを見つけられたり、同性婚されたケースも多く、異国の地でのその頑張りぶりを見させていただいています。

 25年前この仕事に携わた時には予想もしなかった医療の進歩で、いまHIVはたった1日1錠の薬で予防出来るようになりました。APICHA にも多くの日本人の方達がこのPrEP プログラムのサービスを受けています。NYのコミュニティーの方たちにもこのプログラムを知って頂きたいと思います。保険が無い方にはAPICHA内の保険申請プログラムをご紹介いたします。私、高和子が窓口になりますので、ご連絡ください。

(高和子=写真中央=、医療サービス)ウェブサイトapicha.org