
VES功労賞に
株式会社円谷プロダクションの創業者、円谷英二氏(1901〜1970)年がVES(Visual Effects Society)の生涯功労賞である“Hall of Fame”(殿堂入り)に選出され、11月7日にロサンゼルスのソニー・ピクチャーズ・イメージワークスで表彰式が行われた。
過去殿堂入りした映画監督には、ウォルト・ディズニー、スタンリー・キューブリック、ジョルジュ・メリエスなどが名を連ねており、日本人としては史上初の殿堂入りとなった。株式会社円谷プロダクション 代表取締役社長 永竹正幸氏が円谷英二氏の遺族の代理として登壇した。表彰式にはウルトラマンとバルタン星人も駆けつけ、会場を盛り上げた。
「特撮の神様」として知られる円谷英二は、1919年に撮影技師の助手として映画キャリアをスタート。23年にカメラマンに昇進すると、当時最先端の撮影技術を探求し、日本映画界初の鉄製の撮影用クレーンを制作。この頃、映画『キング・コング』(33年)に感化された英二は、特殊撮影技術を最大限に生かした作品作りを志向し始める。 英二は戦後もキャリアを積み重ね、54年に本多猪四郎監督、東宝製作の『ゴジラ』の特撮により、世界的にその名を知られることになる。『ゴジラ』は劇場映画として史上最長となるゴジラシリーズの礎を築き、史上最高の怪獣映画の一つとして認知されている。
彼は精力的に後進の育成や技術継承に取り組み、63年に自身の会社である円谷特技プロダクション(現:円谷プロダクション)を設立。そこでテレビ番組『ウルトラQ』、『ウルトラマン』、『ウルトラセブン』などのウルトラマンシリーズを立ち上げた。創業者・円谷英二の「空想の力」は、現在も円谷プロダクションの企業活動の源泉、基盤として受け継がれている。
未来への希望伝える
円谷英二氏殿堂入り
永竹正幸社長が来米し登壇
株式会社円谷プロダクションの創業者、円谷英二氏がVES(Visual Effects Society)の生涯功労賞である“Hall of Fame”(殿堂入り)に選出され、11月7日にロサンゼルスのソニー・ピクチャーズ・イメージワークスで表彰式が行われた。株式会社円谷プロダクション 代表取締役社長 永竹正幸氏が円谷英二氏の遺族の代理として登壇した。
(写真最上)ウルトラマンと共に登壇し挨拶する永竹円谷プロ社長
円谷プロダクション代表取締役社長、永竹正幸氏のスピーチは次の通り。
本日、円谷英二のVES殿堂入りという歴史的な瞬間に立ち会わせていただき、大変光栄に思います。円谷英二が60年以上前に創業した円谷プロダクションを代表し、ご家族の皆様、VESの関係者、そしてこの殿堂入りに関わった全ての方々に、心よりお祝いと感謝を申し上げます。
「観ている人たちに喜びや驚きを与えたい。その喜びや驚きを糧に、想像する喜び、未来に向かう希望、平和や愛を願う優しさなどを育んでもらいたい」円谷英二は、常に作品を通じてこの想いを伝えようとしていました。
この想いを形にするために、彼は「空想の力」を駆使し、1954年の『ゴジラ』や、66年に始まり今なお続く『ウルトラマン』シリーズなど、革新的な作品を数多く生み出しました。彼の作品は、世界中の映画制作者に多大な影響を与え続けています。
今回の殿堂入りは、円谷英二の功績を、単に技術的な面にとどまらず、国境や時代を超えて未来のクリエイターたちに影響を与え続ける普遍的なインスピレーションの源泉として位置づけ、称えるものです。
改めまして、VES関係者の皆様に感謝申し上げますとともに、この素晴らしい栄誉に心よりお祝い申し上げます。ありがとうございました。 (原文まま)

