週刊やさしいにほんご生活 日本のクリスマス、光陰矢の如し

この連載は、日本語を勉強している人を読者対象としたコーナーです。日本文化やマナー、タイムリーな日本に関する話題などを簡単な日本語で毎月第3週号に掲載します。アメリカ人の友人などにご案内ください。また、漢字をまだ習っていないお子様にとっても社会を知り、漢字に接するよい機会になります。



日本のクリスマス


 日本のクリスマスは、海外の人が「ちょっとふしぎ」と感じる行事のひとつです。12月になると、街はツリーやイルミネーションで華やぐのは同じですが、家族で静かにすごすよりも友だちやパートナーと出かける人も多くいます。そのため街はとても賑やか。また、クリスマスにはチキンやケーキが定番で、特にケンタッキーフライドチキンは毎年行列が出来るほどの人気です。お店や街中にケーキが沢山並ぶのも日本らしい光景です。日本のクリスマスは、楽しいイベントとして独自の文化となりました。ミサや礼拝に行く方もいますが、宗教にとらわれず、だれもが楽しめる季節の風習として定着しています。(長久保美奈、マナー講師)

わくわくことわざ(16)
文とイラスト 平田恵子


光陰矢の如し


 月日が過ぎていくのは弓矢のように早く、しかも二度と戻らないという真理を語っています。同時に「時間は大切にすべきである」との教えになっています。中国13世紀の禅書集にある言葉が伝わり、光陰の光は「日」、陰は「月」で、月日や歳月のこと。勘違いしそうですが光の速度は速いという物理の話ではありません。如しは、「〜のようだ」を表す古語です。「今年もあと2週間で終わりだ。光陰矢の如しだな…。来年はもっと漢字を覚えるぞ!」などと使えます。


《言葉の意味(ことばのいみ)》

・華やぐ to become bright and festive

・独自 unique / original

・ミサ Mass (Christian worship service)

・季節の風習 seasonal custom

・真理 truth

・早い early(early in time)

・速い fast,quick (fast in speed)

・速度 speed

・如し like

・禅書 Zen book  

・「光陰矢の如し」と同じ意味の英語  Time flies like an arrow