ファー・ロッカウェイ  DEEPなQUEENS

はるか遠い砂浜の街は再開発で再び変貌へ

 ファー・ロッカウェイは、NY市クイーンズ区の最南東、東西に長細いロッカウェイ半島の東部にあり、歴史的建造物があり、ビーチにも近い住宅地です。

 19世紀には富裕層の避暑地「クイーンズのリヴィエラ」として人気を博したそうです。20世紀半ば以降はNY市で最も貧しく孤立した地区の一つとなりますが、近年の再開発で再び変わりつつあるとの事。

 2010年の国勢調査によると、人口約5万人の内訳は、アフリカ系44・7%、白人25・5%、ヒスパニック系24・7%、アジア系1・9%。ジャマイカ、ガイアナ、ガテマラ、そしてロシアやウクライナ、加えて正統派ユダヤ教徒からの移民が多いようです。

 ビーチ近くに1920年代頃から主に労働者階級向けのバンガローが建設され、最盛期には7000棟以上あったそうです。現在はビーチ24〜26丁目辺りに残る程度ですが、ビーチ・バンガロー歴史地区であり米国国家歴史登録財として守られています。

 他に、トリニティ・チャペル、ラッセル・セージ記念教会やファー・ロッカウェイ郵便局などの米国国家歴史登録財もあります。特に、郵便局の正面入口すぐは、トーマス・ジェファーソンの邸宅モンティチェロの影響を受けた美しいドームが印象的です。

 ビーチは、半島西側のロッカウェイは混み合うようですが、ファー・ロッカウェイやビーチ67丁目辺りのアーバーンは比較的静かだそう。アーバーンは近年サーファーズ・コミュニティと人気が出てきており、サーフィンのレッスンも提供されています。

 半島の南北に走る通りの名は、頭にビーチが付いた番号順で、東からビーチ3丁目から西はビーチ169丁目まであります。

 ビーチに沿って遊歩道が果てしなく続きますので、泳がなくてものんびり散歩も楽しめます。ただ、日影がないのでご注意を。

プロフィール

明石鯛 兵庫県明石市出身、ウエストチェスター在住。週末の街歩きグループと共に、未知なるNY市内を元気に探索中。 https://kkykm-m.com/