新型コロナウイルス関連情報(3月19日)

NY市内の感染者1000人単位で増加中
55歳未満も重症化するケースが多数

 クオモNY州知事は19日午前に記者会見を開き、ローンの支払いの遅れなどで生じる問題を90日間救済すること、オーバードラフトやATM使用料、クレジットカードの手数料などを免除することをなど告げた。

 CDCより発表になった2月12日から3月16日までの感染者の記録によると、入院の必要がある重症患者のうち38%が55歳未満であることがわかった。

 国務省は19日、現在レベル3に定めているすべての国に向けての海外渡航勧告をまもなくレベル4に引き上げる計画であることを明かした。具体的な期日は発表になっていないが引き上げになった場合、現在海外に滞在しているアメリカ市民は直ちに帰国するか、事態が改善するまで安全な場に留まるか決断する必要がある。また現在米国内にいるものは海外へ渡航しないよう指示される。レベル4は最上級で、通常は紛争地帯や深刻な混乱の中にある国に対して出される。

 ウルフPA州知事は、生命維持に関わるビジネス以外の全てのビジネスを閉鎖するように命じた。19日夜8時より。

 デブラシオNY市長は19日夕方の会見で、現在のNY市内の感染者数はクイーンズ980人、マンハッタン976人、ブルックリン1030人、ブロンクス436人、スタテンアイランド165人の計3615人、死者数は22人と報告した。また昨日18日にはライカース島刑務所内で収容者の感染が発見され現在他に8人に症状見られるという。屋内避難令に関しては、この会見のあと再びクオモNY州知事と話し合う予定でいる。明日にはまた新たな報告ができるだろうと語っている。