NYが好きすぎてたまらない

街角ファッション動画DEチェック⑧

 モデルやクリエーターによる撮影現場を街角で頻繁に目にするSOHO。三脚を立てたカメラに向かって動きを合わせる二人に話しかけてみた。「このシーンの撮影が終わるまで、ちょっと待っててね!」との反応に継続する動画撮影を見学してからのインタビュー。一目でファッション業界の人間だとわかる二人はインスタ、TikTokなど主要SNSに日々投稿するコンテンツクリエーター。「SOHOは街並みが綺麗だから撮影にもってこいなのよ」と、言うチェルシーのインスタフォロワーは11万人を超える。表情やジェスチャーが、これまでのインタビューでピカ一だったエイミーのインスタフォロワー数は6万人超。身につけているアイテムは、ZARA、H&Mや古着。撮影終了後はチェルシー自身が経営する古着屋で販売される予定とのこと。「NYが好きすぎてたまらないの。パンデミックも落ち着いてきたから、またいろいろな所を回れるわ」と、言うエイミーに対して、「地元のアストリアがベストだけどね」と、クイーンズへの地元愛を語るチェルシー。続けて「古着は、お財布にも優しくて、新しいブランドを気軽に試せるし、環境にもいいから最高よ」と、古着愛も忘れない。自社で販売する古着も自ら身にまとって、一流ブランド顔負けのプロモーションをSNS上で行う。動画内で紹介する彼女たちのインスタアカウントを覗いて、ファッション最前線の街NYの春に備えてインスピレーションを得よう。(Wear2Nextチーム/アパレル業界関係者によるファッション研究チーム)

ソプラノ歌手田村麻子、春、花、月を歌い上げる

 ニューヨーク在住の日本人ソプラノ歌手、田村麻子が3月31日夜、ソプラノソロリサイタル「スプリング・フラワーズ・アンド・ムーン」を市内アートギャラリーのストライドアーツで開催した。

 春、花、月をテーマに、オペラ・ボエームより「私の名はミミ」やショパンの「春」、ドビュッシーの「月の光」などを美しい歌声で披露した。ピアノの伴奏はデービッド・ホルケボ。プログラム後半のシューベルト作品「岩上の羊飼い」ではゲストにクラリネット奏者クリスタ・ソマーズを迎えて演奏を行った。当日は85人が来場した。

 公演後、田村さんは「パンデミックで2年間のブランクがあったので歌声が錆びているのではないかという心配もあったが、プログラム的に期待していなかったスタンディングオベーションをいただけ嬉しかった」と話し、ファンに囲まれて花束を受け取り笑顔を見せていた=写真=。

「鮨 青木」が開業一周年

フォートリーで「本物」の日本料理を

 アメリカで日本食が人気となって久しいが、NJ州にも数多くの日本食レストランが開店している。ただ、「日本食」の定義は広く、日本人ではない経営者や職人が日本食とは名ばかりの料理を出すレストランもあり、「本格的な日本料理を食べたいならNY市に行かないと。」というイメージがあるのも事実だ。

 そんなイメージを完全に覆したのが、昨年4月にフォートリーにオープンした「鮨 青木」。店主の青木真志さんは、マンハッタンの有名な寿司店数店で料理長を歴任しており、その腕は折り紙付き。ほとんどが日本から直送の食材を使用した「本物」の味を提供している。

 青木さんのこだわりは、店の造りや場所、営業スタイルにも表れている。

 まず、住所はフォートリーのメインストリートになっているが、実際はメインストリートの裏手にある駐車場エリアに面しており、看板も小さく、いわゆる「隠れ家的名店」の雰囲気だ。青木さんが地元のフォートリーで自身の店を開店するにあたり、こじんまりとしていて、入り口が通りに面していない物件を探していたそうだが、まさにイメージ通りの店である。周辺は夜になると静かな環境ではあるものの、格子越しに覗く店内は温かい雰囲気だ。

 その店内は、カウンター10席のみ。メニューは青木さんがその日にある最高の食材を使用した、135ドル、150ドル、200ドルの「おまかせ」コースのみ(200ドルコースは1週間以上前に予約が必要)。営業時間は、午後5時30分から午後7時45分までと、午後8時15分から午後10時30分までの2交代制で、完全予約制になっている。(月曜と隔週日曜は定休日)この営業スタイルからも、青木さんが一人一人の顧客と真剣に向き合いたいという姿勢が伺える。

 「お客様がまるで親しい友人宅に招かれた時のような気分でくつろげるお店にしたい」と青木さんが語るように、来店した客はストレスを一切感じず和やかな表情でもてなしを受け、味覚と共に視覚からも訴える本格派のコース料理を堪能している。開店からちょうど一周年を迎えた同店は既に「予約が取りづらい人気店」になっているが、「大切な人と気兼ねなく、安心して美味しい料理を楽しめるお店」がNJにできたのは嬉しいことだ。尚、同店は酒類を販売しないBYOB形式なので、好きなお酒を事前に購入して持ち込むことを忘れずに。


Sushi Aoki

215 Main Street Suite 104, 

Fort Lee, NJ

予約は電話受付のみ:

201-663-5756

www.sushiaokiusa.com

大戸屋チェルシー店10周年で感謝メニュー

 今年で開店10周年を迎えた大戸屋チェルシー店は4日から24日(日)まで、10年分の「ありがとう」を詰め込んだ「10周年記念御膳」(59ドル)を提供する。この10年間を通した人気のメニュー(鰻ちらしご飯、和州牛すき焼き・トンカツ・唐揚げ・ホッケ・沖目鯛・サーモン西京・コロッケ・雲丹豆腐)に刺身3点盛りを付け、デザートは特別空輸にて入荷したNYで初となる静岡県産クラウンメロンがついたコース内容。期間中は、酒フライトやカクテルなど特別価格10ドルで販売する。同メニューはチェルシー店のみ、期間限定で提供。予約はオンライン(www.ootoya.us)から。

 また、リモートからオフィス勤務が開始するこの時期、大戸屋がお弁当をオフィスに届ける「オフィス宅配弁当」も開始する。ミーティングや従業員福利厚生に見合った豪華な内容のお弁当。詳細はEメール[email protected]まで問い合わせる。


大戸屋

CHELSEA STORE

8 West 18th Street

New York, NY 10011

212-255-0018

[email protected]

ランチ 11:30-15:00

ディナー 日曜から木曜

17:30-21:30   

金曜と土曜 17:30-22:00

春到来を祝うイースター

 今年のイースターは4月17日と遅めなので比較的長くご家庭でもイースターの飾りを楽しめているのではないでしょうか。イースターは日本では卵と可愛いうさぎを沢山飾るイベントのようなところがありますが、海外ではもともとは宗教色が強いもの。キリスト教圏では「復活祭」として、クリスマスよりもハロウィンよりも大事なイベントと言えます。当日はクリスマス同様家族でご馳走を食べてお祝いします。ホットクロスバンズやシムネルケーキなども忘れてはいけませんね。

 イースターのデコレーションのいいところは、身近な食材やものを使って家族みんなで楽しめること。お家の中や庭をイースターエッグやイースターバニーで可愛く飾り付けて春の訪れを祝って明るくデコレーションしましょう。

◆イースターテーブルのポイント

Point1 冷蔵庫にある食材(人参、キャベツ、アスパラガス等)をディスプレイに使おう♪

Point2 卵の殻を使おう♪

♬アーティフィシャルな卵もたくさん売っていますが、本物の卵の殻をそっと割って中身を取り出し、きれいに洗って花を飾る小さな花瓶の代わりにしたり、ロウを流しいれてキャンドルにしてもかわいいですよ。卵ケースもそのまま使えます。うずら卵もゆで卵にして一緒にディスプレイに入れてみました。

 Point3 イースターエッグを作ってみよう♪

 市販のものでも紙粘土で作っても。紐をつけてつるしてみました。Kate Spade New Yorkのテーブルクロスの柄に合わせて花の模様を紙粘土でつけています。自分で作るとこうしたオリジナルのものを作れるのも楽しみですね。

Point4 チョコレートのうさぎをディスプレイにしよう♪

 ウサギの置物がなくても大丈夫。チョコレートのうさぎで可愛いテーブルが作れます。卵のチョコレートも使えますね。

Point5 ウサギのクッキー型を使おう♪

♬サンドイッチ用のパンをウサギのクッキー型でくりぬけば可愛いウサギがお皿の上にたくさん並びます。レッスンでも毎年歓声があがりますよ。お子様も大喜びです。

  イースターまであと一週間。ご家族みんなで一緒に楽しんでみてくださいね。


大石育子(Ikuko Oishi)

インテリアコーディネーター、食空間プランナー、日本クラブカルチャー講座講師。東京ドームテーブルウェアフェスティバル2019,2020 2部門入選&奨励賞受賞。

https://lit.link/atelierdeikukonewyork

NY補習校LI校始業式

2年ぶりに対面授業再開

  ニューヨーク補習授業校LI校(川﨑淳一郎校長)は2日、幼児部から高等部までの児童・生徒が一堂に会し、令和四年度入園・入学・始業式を行った。同校は新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、2020年3月以来2年間オンラインのみで授業を続けて来た。この日は新入生を迎えるのと同時に待ちに待った対面授業再開を祝う日となった。

 入学したのは、幼児部6人、初等部23人、中等部10人、高等部14人の計53人。式典では、川﨑校長が「しばらくの間、パソコンの中で授業や話をし、運動会などの行事も以前のように出来ませんでした。今年度は4月から学校の校舎やフィールドで授業や行事を行います。本当に良かったです!」と、子ども達と学校再開の喜びを分かち合った。

 来賓の祝辞では、ニューヨーク総領事の森美樹夫大使と同校保護者会の鹿島香会長のメッセージが読み上げられた。森大使は「日本の未来を担う皆さんが今後国際人として成長し、将来、日本とアメリカをはじめとする諸外国との懸け橋となって多方面で大いに活躍されることを期待しています」と、エールを贈った。

 続いて新入生を代表し、初等部1年生のチョウドリ頼安さんと山本夏鈴さんが「ぼくたちは今日から一年生です」「今年は運動会ができるといいな。もちつき大会もやってみたいです」と大きな声で元気よく挨拶した。在校生代表の高等部2年生、ベンソン・アレックスさんは「辛い時は仲間と一緒に泣いて、楽しい時は一緒に笑えば、どんなことでも乗り越えらえます」と、先輩らしい歓迎の言葉を送った。中等部1年生の荒木晴奈子さん、初等部6年生の井上七緒海さんもそれぞれ新しい学校生活への期待や、補習校での楽しいイベントを紹介するスピーチを披露した。

 女性の人生と向かい合う医師

コロンビア大学病院 一般産婦人科医

常盤 真琴さん

 ニューヨークでは数少ない日本人の産婦人科医だ。東京都出身。高校の時に交換留学で一年間フロリダに滞在したことがある。英語が全くできなかった上にスペイン語がメインの地域で、準備不足だったこともあり苦労したそうだが、米国のポジティブな雰囲気が好きで、もう一度いつかは戻ってきたいなと思っていたという。東京工業大学の生命理工学部在学中に生命の誕生に興味を持ったことがきっかけで、医師になるために山形大学医学部に入り直して卒業。臨床研修が始まった時に、一度気持ちを白紙に戻して本当にどの診療科に進みたいか決めようと思ったが、産婦人科が格段に興味深く「これしかない」と決めた。

 山形大医学部を卒業後、2007年4月から10年5月まで東北公済病院で3年間研修、同年12月に来米、米国医師国家試験に合格。17年6月ニューヨーク大学病院産婦人科研修を修了、同年7月からコロンビア大学産婦人科で一般産婦人科医として勤務している。

 米国で医師として働くことについて聞くと、「アメリカでというよりは、ニューヨークでは、人種も文化も多様な患者さんを診る機会に恵まれています。ニューヨークに来る前まではアメリカでもう一度お産を勉強し直す理由ってなんだろうって思っていたが、ここで医師としての経験を積んだことで一つひとつのことに対して奥深い理解ができるようになった上、対応できることも広くなったと思う。例えば、妊婦さんの例をあげても、年齢は12歳から60歳まで、痩せてる人もいれば体重200キロの人もいるし、アメリカで生まれ育っている人もいれば、最近アフリカから来米した人、初めてのお産から12人目のお産だったり、人種や宗教や文化背景、婚姻関係も多種多様。妊娠、出産、女性の人生は、こういった背景によって、疾患のリスクファクターが変わったり、それを基にどういう検査が必要になるか、どんな質問をしたらいいかなどを考える素になりますし、どんな風に説明したらわかってもらえるかを工夫するようにしています」と話す。

 中高年になってからの体調の変化や不安など、なかなか人に相談しづらいことも親身に相談アドバイスするようにしているという。5月1日にニューヨーク日系人会のサクラ・ヘルス・フェアでBCネットワーク主催のセミナーの講師としても参加する。女性の更年期や閉経後の体調管理などについて講演する予定だ。「女性の人生はトライアスロンみたいなもの」と笑顔を見せた。(三浦良一記者、写真は本人提供)

【今週の紙面の主なニュース】(2022年4月2日号)

(1)バイデン大統領の支持率最低  世論調査で戦争を懸念

(2)桜前線北上中  市内各地でお花見

(3)海外日本人サポート 在米邦人と国政とを結ぶ

(4)岩倉使節団から150年  JSで意義と影響を語る

(5)第14回サクラ・ヘルス・フェア

(6)THE JAPAN VICE

(7)ローカル・スクランブル

(8)ジャパン・フェス 今年は12回開催

(9)新作ブロードウエー 作品が続々登場

(10 ) 日本人女性に乳がん啓発  BCネットワーク 山本さん

バイデン大統領の支持率最低

世論調査でロシアとの戦争を懸念

 NBCニュースが3月に行った世論調査によるとバイデン大統領の支持率は40%で、昨年1月の就任以来、過去最低を記録した。昨年4月の調査での53%から13ポイントも減少、今年1月の43%も下回った。不支持は55%で、過去最大の不人気ぶりの結果となった。

 黒人や女性、無党派層に人気が高いとされているバイデン大統領だが、支持率は黒人では今年1月の64%から今回62%に、女性は51%から44%に、無党派層も36%から32%と軒並み減らした。

 調査は3月18日から22日の間に行われた。成人1000人に回答を得た。誤差率はプラス・マイナス3ポイント。外交政策については評価が低く51%が不承認、42%が承認だった。特にウクライナとロシアの戦争でバイデン大統領のリーダーシップは信頼されておらず、戦争への対応能力は、44%が「ほどんどない」、27%が「ほんの少し」と答えた。「よくやっている」は12%、「まあよくやっている」は16%に留まった。

 また、16%が米国はすでにロシアと戦争をしているとし、41%が来年中にはそうなると答えた。82%が核兵器の使用につながることを懸念し、74%が米軍がウクライナで戦うことを恐れていると答えている。

戦争対応綱渡り

バイデン政権への支持率が急落

 バイデン大統領の支持率は、NBCニュースが3月に行った世論調査によると、83%が物価上昇など戦争がもたらす経済悪化を懸念していたが、79%はたとえガソリン価格の上昇になるにしろロシアの石油輸入禁止というバイデン大統領の決定には同意すると述べた。 バイデン政権の国内の経済政策では63%が不承認で承認は33%だった。物価高騰・インフレの責任については、38%が大統領に過失があると答え、コロナ禍による28%、企業の値上げが23%、ロシアの侵攻は6%だった。

 政策全体として、71%が国は間違った方向に向かっているとし、正しい方向に向かっているとしたのは22%だった。政党別の支持では、共和党が今年1月と同じ46%、民主党は1月の47%から減少し44%だった。2%差ではあるが、バイデン大統領就任以来、初めて民主党支持が共和党支持を下回った。

 世論調査では米国民の間でロシアとの戦争を懸念する声が大きいことが示された。バイデン大統領はロシアとの戦争は第三次世界大戦になるため米軍の直接介入はないとことあるごとに明言しているが、26日のポーランドでの演説で「プーチン氏は権力の座に留まるべきではない」と発言し波紋が広がった。27日にバイデン氏は「ロシアの体制転覆を意味するものではない」と釈明したが、フランスのマクロン大統領が「言葉や行動で事態をエスカレートさせるべきではない」と述べるなど、ロシアとの緊張を高めたとして批判する声が内外で出た。これに対しバイデン大統領は「モラル上からの発言であり、プーチン大統領の降格を意図したものではないし、謝罪する気もない」と一蹴したと29日付けNYタイムズが報じた。(写真:G7首脳が対応を協議(25日付NYタイムズ紙))

桜前線北上中


市内各地でお花見

 米国東海岸の桜前線が北上中だ。セントラルパークでも早咲きのオカメ桜が満開だ。この品種はイギリスの桜研究家コリングウッド・イングラムがカンヒザクラとマメザクラを交配して作出。名前はおかめに由来する。淡い紅色の一重咲き。花が下を向いているのが特徴だ。そしてそろそろソメイヨシノの季節。ニューヨーク日系人会(JAA)では4月23日(土)「第17回JAAさくら祭り」をクイーンズのフラッシング・メドウズ・コロナパークで開催する。また同日、NY日系ライオンズクラブもアッパーウエストサイドのサクラパーク(リバーサイドドライブ、122丁目)でソメイヨシノの観桜会とグラント将軍メモリアル見学イベントを開催する。2年間のコロナ禍を経てニューヨークにもようやくお花見シーズンの到来だ。(セントラルパークで 写真・植山慎太郎)

第17回JAAさくら祭り

フラッシング・メドウズ・コロナパーク
23日大型バス2台でお弁当付き

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 ニューヨーク日系人会(JAA)は4月23日(土)NY市公園局と共催で「第17回JAAさくら祭り」をクイーンズのフラッシング・メドウ・コロナパークで開催する。同公園ではJAAが2001年からサクラの木を寄付して今では300本以上の桜が咲く市内屈指の桜の名所として知られる。

 当日は、僧太鼓、JAAコーラス、沖縄三線と琉球踊りなどを行う予定。さくら祭りは、コロナ禍で中止となっていたため3年ぶりの開催となる。当日はNY日系人会前(西45丁目49番地)から午前10時に大型バス2台が出発する。午後3時に日系人会前で解散。バスと弁当の定員は200人で、申し込みが定員になり次第締め切る。バス代と弁当代を合わせた参加費は、JAA会員は10ドル、非会員は15ドル。申し込みと詳細は[email protected] を参照。

観桜会23日に

NY日系ライオンズクラブ

 NY日系ライオンズクラブは4月23日(土)午前11時30分から午後2時まで、アッパーウエストサイドのサクラパーク(リバーサイドドライブ、122丁目)にて、観桜とグラント将軍メモリアル見学イベントを開催する(協力:NY歴史問題研究会、BentOn。協賛:北米伊藤園)。NY歴史問題研究会の講師によるサクラパークの名前の由来やグラント将軍にかかわる説明、グラント将軍のお墓見学と、お花見弁当を食べながらソメイヨシノの観桜会が行われる。

 参加費は大人30ドル、6〜11歳が25 ドル(花見弁当、飲み物代込み)、5歳以下無料。雨天中止だがお弁当と飲み物は現地で配られる。問い合わせ・参加申し込みは電話914・707・3011、またはEメール[email protected](三木さん)まで。

インターネット選挙は海外から日本を変えるさきがけ

在米邦人と国政とを紙面で結ぶ

 本紙は今月から月1回、前国会議員で民主党国際局長、財務副大臣を務めた藤田幸久・国際IC日本協会会長による新企画「海外日本人サポート」を連載します。

 在外有権者100万人の時代、昨年10月の衆議院総選挙で投票した人はわずか2万人と言われています。投票しづらいという制度改革を求め、いま海外から日本の在外選挙制度を改善したいという大きなうねりが起こっています。

 また、海外で生まれた日本人の子供の二重国籍問題など、海外で暮らす在留邦人の抱える悩みが日本の国政の中心部に伝わりにくいという現状があります。

 その弊害を除く一助として国政と在米読者とを紙面のパイプで結びます。海外の日本人を支援するサポートと国政の現状を報告するレポートを併せた連載は毎月第1週に掲載します。

ニューヨーク生活プレス社


 在外有権者約100万人の中で昨年10月の総選挙で投票した人は約2万人と言われています。憲法第15条が定めた選挙権が行使されない、ゆゆしき事態です。海外日本人はさまざまな不平等や被害を受けています。その実態をお伝えして改革するサポートについて、今月から連載させていただきます。

 約1%の人しか投票に行けない在外投票制度には次の驚くべき実態があります。①在外公館が遠い(片道8時間。往復に丸一日。600キロ) ②公館までの費用が高い(飛行機代6万円。交通費3万円)③投票期間が短い(公館での投票が1日や、2日間のみ可能。土日は投票できない公館)④郵便投票機能不全(請求書が投票日後に選管に到着。選管が投票用紙の発送日を間違え。国がコロナで国際郵便を停止)

 これらに怒り、昨年の総選挙後ニューヨークの子田雅子さん、イタリアの田上明日香さん、ドイツのショイマン由美子さんがオンライン署名「在外ネット投票の早期先行導入を求めます!」を始めました。そして1月31日に署名2万6027筆が林芳正外務大臣に手渡されました。林大臣は「時代が変化しており在外選挙の見直しが必要。2万人投票の現状を一桁増やしたい」と応えました。

 早速、4月1日から在外選挙人名簿登録が、一定の条件のもとビデオ通話を通じた本人確認及び事前送付された書類の原本確認によって、在外公館に赴くことなく申請ができるようになりました。

 署名では、本年7月の参院選での在外投票でネット投票の実証実験を実施し、2025年参院選からの在外ネット投票の全体運用開始を求めています。

 これは歴史的快挙です。私も在外投票推進議連の会長として活動しましたが、行政の不作為と霞が関の壁を破れませんでした。しかし3人の女性の決起が局面を大きく変えました。3人は、日本の問題は外の方がよく見えることと、行動しなければ変えられない、ということを示してくれました。

 コロナ「禍」は、世界中で問題が共有され、ネットで繋がった人同士が連携して行動するという武器を提供してくれました。この新兵器を「福」として、さまざまな日本の問題を外からchange してまいりましょう! ネット選挙はその「さきがけ」です。      (つづく)

ふじた・ゆきひさ=水戸一高、慶大卒。世界的な道徳平和活動MRAや難民を助ける会で活動した初の国際NGO出身政治家。衆議院・参議院議員各二期。財務副大臣、民主党国際局長、民進党ネクスト外務大臣、横浜国立大講師等歴任。対人地雷禁止条約加盟、アメリカ元捕虜(POW)の訪日事業を主導。世界52ヵ国訪問。現在国際IC(旧MRA)日本協会会長

岩倉使節団から150年

意義と影響語る
女子留学生の貢献

ジャパン・ソサエティーで

森NY総領事・大使

 日本から岩倉使節団が米国に渡ってから150年。その意義と影響について、ジャパン・ソサエティーで3月24日夕、パネル・ディスカッションが行われた。同日、岩倉使節団に関する特別デジタル展のオープニングも併せて行われた。岩倉使節団は、1871年から73年にかけて、100人以上の政府首脳、皇室関係者、学生から構成され、世界各地を周遊し、著名な国家元首、商工界の大物と面会し、多数の文化施設を訪問した。

 使節団メンバーは欧米の政治、製造、軍事、教育などを綿密に研究し、帰国後の日本社会の変革に大いに役立てた。さらに、訪れた場所や人について深く観察し、今日まで続く多くの繋がりを築いた。この記念すべき150周年を祝して、「Daughters of the Samurai」の著者ジャニス・ニムラ氏、ジョージタウン大学日本史教授ジョーダン・サンド氏、ラトガース大学助教授若林晴子氏の3氏がパネリストとなり、岩倉使節団の足跡と、特に日本人の女子留学生に焦点をあて意見を交わした。

左から木戸孝允、山口尚芳、 岩倉具視、伊藤博文、大久保利通
新政府の米国留学女学生 左から、永井繁子 (10)、上田てい (16)、吉益りょう (16)、津田うめ (9)、山川捨松 (12)。明治4年。姓名はいずれも当時のもの、数字はかぞえ歳。

 ディスカッションの冒頭にニューヨーク日本歴史評議会の本間俊一コロンビア大学教授が登壇して挨拶したあと、このほど着任したニューヨーク総領事の森美樹夫大使がスピーチした。大使は、岩倉使節団来米150年と同じく、ニューヨークに日本総領事館が設置されたのも、日本に野球が紹介されたのも150年前だったことを紹介して日米交流の歴史を振り返り、5月14日に予定されているジャパン・パレードへの協力を呼びかけた。

 ディスカッションでは、ニムラ氏の著書に出てくる初代の日本人女子留学生5人について紹介。大山捨松(1860〜1919)は米国で大学の学位を取得した最初の日本人女性で1882年にニューヨーク州ポキプシーのヴァッサー大学を卒業、帰国後は、留学に同行した最年少の津田梅子と共に津田塾大学を創設、日本の女子教育に多大な影響を与えたと述べた。

 ラトガース大学の若林助教授は、岩倉使節団の子息たちが同大学で学んだことや、幕末から明治初期にかけて多くの日本人留学生を同大学が受け入れたことを紹介し、彼らが帰国後に日本の近代化の夜明けに大きく貢献し、歴史に名を残したと説明した。

NY日本人歴史博物館ウェブサイト:www.historyofjapaneseinny.org