豊洲直送、日本の魚屋さんも。Wegmansオープン

マンハッタン初のアスタープレイス店

開店前に行列を作るNY市民(Photo:Meg.Maruyama)

 一般家庭の食卓が、高級料理店に早変わり。米老舗高級スーパーのウェグマンズが18日、マンハッタンのアスタープレイス(ブロードウエー770番地)に新店舗をオープンした。

 日本人にとってうれしいのは、アメリカのスーパーで初の本格的「魚屋」がオープンしたこと。100年続く日本の老舗「魚力」(本社東京都)の職人が、ニューヨークに滞在し、日本の「魚屋」のコンセプトをそのまま再現するようにしている。

(写真上)鮮魚取扱い指導に来米中の魚力商事・佐藤さん(右)と現場責任のエイドリアンさん。(写真、本紙・三浦良一)

 日本全国から豊洲に集まった魚を魚力のバイヤーが選んでオーバーナイトの空輸便で週2便直送。産地から1日、遅くとも2日でニューヨークの店頭に並ぶので新鮮そのもの。日本国内の高級料理店に並ぶのとほぼ同時に同質の魚を食べられるようになった。 

目がまだ生きているような金目鯛(写真、本紙・三浦良一)

 地下1階正面の魚売り場は「SAKANAYA」と看板が出て、手前の豊洲直送の氷台には旬のさんま(北海道根室)、金目鯛(鹿児島県)、鯖(京都府)、太刀魚(宮城県)、メバル(青森県)、甘鯛(山口県)、サワラ(石川県)、キンキ(北海道)、秋鮭(北海道)が頭をつけたままズラリと並ぶ。

 魚力商事東京本社から3か月交代の現場教育担当として着任している同社営業部副部長の佐藤成就さん(50)は「ニューヨークに住んでいる日本人の皆さんに食べて欲しいです」と話している。買った魚をその場で刺身や切り身など好きなように捌いてくれる。現場で指導を受けている寿司職人として職歴6年のエイドリアン・M・ハッチンスさん(32 )は「これまで自分の経験で40種類近い魚を捌いたが、ここ3週間の研修で75種類の魚に出会ってその品質の高さと包丁、技術に驚いている。職人として夢が叶った」と話す。

 ウェグマンズは1915年ニューヨーク州ロチェスター市に創業した老舗スーパーマーケットチェーンで、NY州郊外を中心米東海岸に100店舗ほどを展開している。