人間空手貫く

誠道塾43周年記念大会

 世界誠道空手道連盟誠道塾の創立43周年を記念する空手トーナメントが12日、マンハッタンのジョン・ジェイ・カレッジで開催された。当日は、型、組手が披露されたあと、各地区道場で勝ち抜いてきた選手たちがプロテクターをつけて熱戦を繰り広げた。
 創設者の中村忠会長は、大山倍達率いる極真会で「極真四天王」の一人に数えられ、1966年に同会支部設立のため来米、75年極真会館を脱退し76年に誠道塾を設立。二代目の彰さんと築いて来た誠道空手の精神は、空手を通して豊かな人間形成をすることを目的とした「人間空手」をモットーに米国における空手道の普及に貢献している。
 空手の型のデモンストレーションで目の不自由な選手たちが、違いに身体の距離を手探りで取りながら見事な型を披露すると会場から大きな拍手が沸いた。70年代にタイ式キックボクシングでチャンピオンとなった沢村忠は、中村会長の「忠」の名をもらってデビューした逸話がある。
 当日はニューヨーク日本総領事館の村上広報センター長が来賓を代表して祝辞を述べた。同塾は年内にマンハッタン23丁目から新道場へ移転を計画している。