建築から見た東京展

10日のプレス公開に立ち会った、左からアトリエ・ワンの貝島氏、塚本氏、伊藤暁氏、JSの神谷氏

メイド・イン・トーキョー:建築と暮らし1964/2020

 ジャパン・ソサエティーで来年1月まで

五輪開催と社会変遷たどる

 二度目の夏季五輪開催地となる東京。その社会的変遷を建築を通して紹介する展覧会「メイド・イン・トーキョー:建築と暮らし1964/2020」が11日、ジャパン・ソサエティー(JS=東47丁目333番地0)で始まった。建築家ユニット「アトリエ・ワン(英語表記:Atelier Bow-Wow)」の塚本由晴氏と貝島桃代氏とJSギャラリー・ディレクターの神谷幸江が協働し、二つの五輪の開催時期を比較し、建築が人々の暮らしに与える影響、社会・経済・政治的変化を遂げてきたメガシティーの変遷を考察する。会場は、競技場、駅、カプセル、オフィス、住宅、リテールという6つのカテゴリー別に18の建築物を中心に展示。丹下健三氏による国立代々木競技場設計時のオリジナル図面、新国立競技場の模型、霞ヶ関ビル建築中の写真など貴重な展示品も多い。
 来年1月26日(日)まで。入場料は大人12ドル、シニア・学生10ドル、JS会員は無料。金曜6時からは無料(日本語解説ツアーあり)。開廊日時は正午から午後7時(金曜は9時)まで。土・日曜は午前11時から午後5時まで。月曜・祝日は休み。電話212・715・1258、ウェブサイトwww.japansociety.orgを参照。(小味かおる、写真も)