サークルのスポット、即興詩人タイプ打つ

 ワシントン広場の噴水の周りの地面に直径3メートルほどのチョークで描かれた円。そこには、キススポット、笑いスポット、癒しスポット、悟りスポット、詩のスポット、ハイファイブのスポット、ハグのスポットなど、愉快で楽しいタイトルが書かれている。

 ニューヨークのアーティスト、フェリックス・モレロの作品だ。2010年ごろからチョーク画を描き始めたという。スポットを描いた後、モレロはしばしば一歩下がって人々の反応を見守る。「人々の行動や振る舞いを分析し、作品を変えるんだ」とUntapped New Yorkに語っている。詩のスポットと描かれた円の前で、タイプライターで詩を売っていた即興詩人のブルー・ジェイ・ウオーカーさんに詩を頼んでみた。

 「お題は何かある?」と聞くので「友情」というテーマで作詞してもらう。1分ほどで10行ほどの詩が打ち上がってきた。「泣きたければ肩を貸そう、心配事には耳を貸そう、交わした約束と友情は永遠だ」というような短い詩を書いてくれた。

(1日午後、ワシントン広場で、写真・三浦良一)