松江の魅力をNYでPR

ジャパン・ソサエティーで17、18日

上定市長が来米

 ジャパン・ソサエティー(JS、東47丁目333番地)は17日(月)、18日(火)の両日、松江市と共催で特別企画「Get to Know Japan Series:〜松江市〜」を開催する。「水の都」として知られる歴史ある松江市は、日本の西部、北は日本海に面し、宍道湖と中海の2つの湖を有する、周辺すべてに水辺がある自然豊かな場所。島根県の県庁所在地である風光明媚な街は、全国で5つしかない国宝天守の一つ「松江城」で知られている。特別企画では未だ知られざる歴史のある松江市の魅力を2日間に渡り紹介する。

 17日は、午後6時30分から「歴史ある城下町と茶の湯文化」と題する講演と実演がある。『出雲国風土記』にも登場する名湯「玉造温泉」、広大な日本庭園「日本庭園 由志園」、神秘的な鏡の池がある「八重垣神社」、世界でも珍しい花と鳥の公園「松江フォーゲルパーク」などさまざまな観光名所が松江市にはあるが、松江市は、武家屋敷や茶室、松江城など、歴史にも彩られた街だ。1611年に完成した松江城は、創建当時の天守閣を今もなお残す全国でも数少ない城のひとつで、国宝に指定されている。本イベントでは、松江市長の上定昭仁氏=写真=が松江の魅力である武家文化の歴史、豊かな自然・文化遺産、そして魅力的な地元の食文化を紹介する。

 レクチャー後には松江市の職人による松江のお茶・和菓子文化を学べるライブデモンストレーションを開催する。レセプションでは、松江の美味しいお茶やお菓子、地酒などを試食試飲ができる。また、参加者には、松江市からギフトバッグのプレゼントもある。参加費は一般23ドル、JS会員・シニア・学生18ドル。

 2日目の18日にはワークショップ「抹茶と和菓子・松江のお茶文化」が午後6時30分から開催される。

 松江市は、抹茶と和菓子を中心とした茶の湯文化でも有名な都市で、京都・金沢と並ぶ日本三大菓子処としても知られている。大名茶人であった松江藩松平家7代藩主・松平治郷 (不昧公) が茶道「不昧流」を大成させたことで、茶の湯文化が浸透したと言われている。抹茶を点て、松江らしい上品な和菓子の作り方を学ぶ。参加費は一般85ドル、JS会員・シニア・学生68ドル 。ボックスオフィス・電話212・715・1258、JSウェブサイト www.japansociety.org