大江千里トリオ バードランドで10月30&31日

 ニューヨーク在住のジャズピアニスト、大江千里の最新傑作アルバム『HOMEWORK』は、彼自身の「ニューヨーク・サバイバル」を体現する、究極のマニフェストだ。ブルックリンのアパートのリビングでパソコンと向き合い作った試作を、ベーシストのマット・クローヒーシー、ドラマーのロス・ペダーソンと共に「デジタル」と「アコースティック」を高電圧で融合させた、刺激的な一枚に仕上がっている。

 「映像を伴わないサウンドトラック」とも評されるこのアルバムについて大江自身はこう語る。「僕にとって3年ぶりのオリジナルアルバムとなります。前回が”Class Of ’88″で内容は「Pop Meets Jazz」というコンセプトでした。あれから森山良子さんと「Life Is Beautiful」を作り、このブルックリンの新しいアパートで音楽を作るのは板についてきましたが、この新作は全く別物の感覚でした。コンセプトは数年前からぼんやりあった」そうだ。

 「ふたつの宿題」を80年代に描いた大江が「宿題はいまもわからない」と探しもがく様を「実験室=Lab」のドラマという物語にして、「映像のないシネマのサウンドトラック」へと昇華させたのが今回のアルバム。

 今、アメリカでは日本の80年代頃のシティポップが巷で人気となっているが、いわば80年代、90年代に日本のCITY POPを牽引していたまさにその時代の本家本元の出番ともなるが、そこら辺について聞くと「日本で活躍してた当時を振り返ると僕はEpic Sonyの色が強く、純粋CITY POPとは少し毛色が違うのですが、日本人が西洋の音楽を自分流の解釈で仕上げた作品を今こうしてCITY POPとして逆輸入するって素晴らしいことだなと嬉しく思います。今回のHOMEWORKは3年ぶりのアルバムで「人生の宿題の答え合わせ=大江の音楽工房での葛藤」がテーマになってます。アルバムジャケットのイラストにもあるように僕がブルックリンでデジタルで作った「ひとりジャズ」をThen Bunker

Studioに持ち込んで今回のバードランドでも共演するトリオと共に「生音に変換」したアルバムです。デジタルとアコースティック両方が共存する実験色の強いアルバムでそのサウンドはまさにJAZZをベースにしたCITY POPとも言える作品集ですね。会場でお会いするのを楽しみにしています。ぜひいらしてくださいね」と、本紙読者に熱いメッセージをくれた。 (三浦)

◆SENRI OE TRIO at BIRDLAND THEATER

Fri, Oct 30 

  7:00 PM (Doors: 5:30 PM)

  9:30PM   (Doors: 9:00 PM)

Sat, Oct 31 

  7:00 PM (Doors: 5:30 PM)

 9:30 PM (Doors: 9:00 PM)

 BUY Tickets:

https://www.birdlandjazz.com/tm-event/senri-oe-trio/