中華街のマーケット迫力あり

New Comer’s Eye

 マンハッタンのチャイナタウンは北米最大規模の中華街であり、西半球で最大の中国人移民人口を抱えている。今回紹介するのはそのチャイナタウンにある「徳昌商品市場」というマーケット。ここには日本人がびっくりしてしまうような食材がたくさん売られている。なかでも特に珍しいのはクラゲで、中国人はこれを甘酢がけなどにして調理するらしく、コリコリとした食感がたまらないそうだ。他にも普段日本では見かけることのない、豚や鳥の指先や牛の巨大な胃腸を目にすることができる。日本のスーパーだと破棄するような部分を売っているのだから、中国の人はひとつの動物をなんでも無駄なく隅々までおいしく食べてしまうのだろう。

 また生鮮以外にも総菜を販売している。今回は日本の中華街にはない「炸面腸」と呼ばれる小籠包などに使用する皮を揚げパンに巻き付けた物と、ちまきを購入した。炸面腸は醤油をかけて食べるらしく、変わった組み合わせにも思えるが、意外と揚げパンとマッチしていた。ちまきは、日本の中華街にあるような醤油などで味付けしたもち米に椎茸などの野菜を合わせたものもあるが、購入したものにはシロップ漬けしたナッツを混ぜ込んだもち米の中に北京ダックがぎっしり入っていた。まさに日本では決して味わうことのできない本場中国の味であり、ニューヨークで中華グルメの小旅行をした気分になった。(藤澤希世紀/編集部インターン)


「徳昌商品市場」

79 Elizabeth St, New York, NY 10013

Tel(212)925-5766

営業時間09:00-18:30