小豆島からオリーブ日本酒 マンハッタンで好評

小豆島酒造が紹介

 ニューヨークのミシュラン星レストラン「Odo」の姉妹店「ザ・ギャラリー」で1月26日、香川県・小豆島にある島で唯一の酒蔵「小豆島酒造」が業者向けに試飲会を行った。前日の25日にはマンハッタンに大雪が降り、開催が心配されたが、レストランやリカー・ショップの関係者ら約30人が参加して賑わった。

 小豆島は、400年の伝統を誇る木桶の醤油造りが有名。また、1908年に米国からオリーブの苗木が輸入され、日本で最初にオリーブの栽培に成功した島でもある。この日、小豆島酒造は島の特産品であるオリーブの実から抽出した「さぬきオリーブ酵母」で造った日本酒「小豆島にオリーブの実のなるころ」「ホシガジョウノソラ」「はちはち」を紹介した。

 最初に小豆島酒造の池田亜紀さんが小豆島の地理、気候、オリーブの栽培の歴史、さぬきオリーブ酵母、酒造りについてスライド写真を交えて紹介。その後、オリーブオイルを使った料理と合わせて日本酒を試飲した。来場者の一人、クイーンズの和酒専門店Bin Bin Sakeのジョージ・パディアさんは「オリーブ酵母の日本酒には大変興味がある。特に小豆島の棚田で栽培した酒米「オオセト」で造った「はちはち」が気に入った。すべてが小豆島で造られた酒というところがいい」と話した。同酒造の池田亜紀さんは「雪の中、たくさんの人に来ていただいて良かった。小豆島の小さな酒蔵がマンハッタンのミシュラン星のレストランでオリーブ酵母の日本酒を紹介できるチャンスをいただいた。これをきっかけに米国で頑張っていかなければと決意を新たにした」と話した。

 小豆島を含む瀬戸内海の島々では、2010年より3年ごとに現代アートの祭典、瀬戸内国際芸術祭も開かれており、アートの島として海外からの観光客も多い。 (石黒かおる・写真も)