石川県酒造組合に寄付届く

TICレストラングループの寄付金、高木さん手渡す

 ニューヨークのTICレストラングループ(八木秀峰ボン社長)は2月6日、石川県酒造組合に能登半島地震被災蔵元支援のための寄付金1万7762ドル24セントを寄贈したが(本紙2月 10日号既報)、寄付を持って帰国した石川県金沢の割烹料亭銭屋二代目高木慎一郎氏が2月21日、石川県酒造組合連合会の裏谷重寿専務理事を訪ね、寄付を手渡した。当日は、県内の酒蔵の被害状況について報告を受け、酒を製造するには少なくとも1年かかるとの見通しを知らされたという。

 八木社長は1月8日に収益の一部から災害救援基金を設立するためグループ全体のキャンペーンを立ち上げた。石川県内にある32蔵元のうち11蔵元が壊滅的な被害を受けているという。同寄付は石川県酒造組合を通じて、松波酒造、桜田酒造、鶴野酒造、日吉酒造、宗玄酒造、数馬酒造、清水酒造、白藤酒造、中島酒造、中納酒造ほか被災した蔵元に送られた。高木さんはNYの五絆ソサエティー(川野作織代表、コーリン社長)の招きで石川県のシェフをニューヨークで研修させるために引率同行していた。TICの八木社長が五絆ソサエティーの理事を務めていることから寄付金を託した。

(写真)石川県酒造組合連合会の裏谷専務理事にTICからの寄付金を手渡す銭屋二台目の高木さん(左)