ジャパン・アートフェア開催

ギャラリー・マックスで日本から69人による102点展示

 東京・銀座に拠点をおく国際アートサポート・ジャパンが20日(月)から25日(土)まで、ソーホーのギャラリー・マックス(ブロードウエー552番地401号、ブザー9)で「クールジャパン・ムーブメント・イン・ニューヨーク2022」を開催する。日本美術界の現在をNYに届けようと、現役美大生からベテラン作家まで、幅広い年齢層とキャリアの総勢69人が102点を展示する。

 出展作家は国際アートサポート・ジャパンの共同代表で画家のシアカ章子とアキ・ユウショウ・ワタナベをはじめ、青山洋子、稻田峻、岡本直枝、相馬亮、竹内優文、井崎聖子、行近壯之助らが参加。絵画、日本画、写真、書など多彩な作品群を展観する。

 日本にも世界に通用する作家は大勢いるが、マーケットといえる環境が整っていないのが現実だ。国際アートサポート・ジャパンはそんな状況を変え、優れていると思える作品を広く海外に紹介することを目的に2020年に創設された。同展は団体初の企画・主催となアートフェア・プロジェクトで、まずはその大きな一歩を踏み出した。目の肥えたニューヨーカーに認められれば世界を手にすることも夢ではないと、パリやロンドンでの開催も視野に、次の高みをめざす。

 入場無料。開廊時間は午前11時から6時、土曜は午後5時まで。オープニングレセプションは22日(水)午後6時から8時。問い合わせ・詳細はウェブサイトartspheres.orgを参照。

(写真)左:蓮實日菜子 Castaway 11×11 (右)相馬亮 SunnySpot 16×21