編集後記

編集後記

みなさん、こんにちは。心配された天候は見事な日本晴れとなった5月10日のジャパンパレードが盛大にセントラルパークウエストで開催され、日系団体110組、2800人以上が行進し、沿道とジャパンフェス合わせて約6万人の人出となりました。今年で4回目となり、昨年より11団体増えて年々規模が拡大しています。開会式で僧太鼓が鳴り響き、午後1時にセントラルパークウエスト81丁目からパレードがスタート、NYPD騎馬警官と音楽隊に続き、日米の大国旗が参加者の手で動き始めました。日本人が多いハリソンの消防車も出動。退役軍人を代表してベトナム戦争に日系米兵として出征した古本武司さんが行進。女性太鼓ダンス鼓舞、奄美大島の踊りの中には女子プロボクシング王者の吉田実代さんの姿も。バンダイナムコ、アニメNYCなど現代日本文化もにぎやかに行進、この夏訪日するヤング・ピープルズコーラスが美しい歌声を披露。コミュニティーリーダー佐藤貢司氏の後にはNY日系人会が続き、NY日系ライオンズクラブとジャパン・コーラルハーモニー、大人気のよさこいダンス、落語家の桂三輝ら噺家チーム、ジャパニーズ・ハーレム・ゴスペルコーラスが合唱、NY日本人美術家協会のアーティストらも歩き、今年20周年を迎えるハリヤマバレエがフロートでバレエを披露、ジャパン・パフォーミングアーツは阿波踊り、民舞座はカラフルな衣装、NY着物アカデミーと京都倶楽部は美しい着物姿で沿道を魅了し、伊藤さちよ舞踊団、誠道空手がデモンストレーション、イケバナ・インターナショナルが手を振り、参加120人の最大陣容で行進したセイ・トモコ・ヘアサロンが沿道の声援に応えていました。メインゲスト、進撃の巨人ザ・ミュージカルの主演俳優の一人、ハンジ・ゾエ役の立道梨緒奈さんは「歓声と物凄く喜んでくれるのが伝わってきました。普段はいろんな日本の文化に一度に触れる機会がないので、改めてこんなに素敵な文化が日本にあるんだなと思いました。進撃の巨人という偉大な作品を背負って、こういう素敵なイベントに参加できてすごく嬉しい一日になりました。胸アツです。NYは進化し続ける街という印象です」と熱く語っていました。今年もジャパンパレードは日本の良さをアメリカ人に伝える絶好の機会となりました。今週号の1面、3面、20面で特集しています。それでは、みなさんよい週末を。(週刊NY生活発行人兼CEO、三浦良一)