■【編集後記】4月25日号

みなさん、こんにちは。演出家の宮本亞門さんが14日、「上を向いてプロジェクト」の歌声メッセージの動画を公開しました。これは、新型コロナウイルスと闘っている人、医療従事者、生活を支えるために働いている人、また部屋で不安を抱え未来を案じている人たちに、少しでも希望を感じてもらいたいと発足したプロジェクト。坂本九が歌い今もなお世界中で愛されている名曲「上を向いて歩こう」(作詞・永六輔 作曲・中村八大)をモチーフに様々な表現方法でプロジェクトを展開していくそうです。14日には第1弾として、歌で想いをつむぐ「上を向いて~SING FOR HOPE プロジェクト」として、「上を向いて歩こう」の歌詞にある「春」・「夏」・「秋」の3つの季節から着想を得た3本の動画と応援メッセージを集めた動画を作成して公開しています。参加しているのは、荒川静香/生田絵梨花/市村正親/大竹しのぶ/尾上松也/鹿賀丈史/柿澤勇人/坂本九夫人の柏木由紀子さんら著名人と一般参加者。今週号の3面で記事掲載し、リンクの動画で音楽も聞けます。宮本さんは「皆様のお陰でyoutubeでは100万近いアクセス数があり、感動したと多くの声をいただいております。週刊NY生活で、少しでもNYやアメリカに居られる不安な気持ちな方々に届けば嬉しいです。私は先が見えない舞台の世界の中、あくまでもポジティブに進んでいこうと思います」と話している。私も歌は普段は絶対に歌わないのですが、今回は「春」の中で参加させていただきました(冷汗)。しかしまだ、しばらく先が長そうです。少なくとも5月15日までは今と変わらない日々が続くことになりそうで、それまであと3回新聞が今の状況下で出ることになります。外での取材なども制約され、紙面の内容はいつもみたいにはいかないところもありますが、ウェブ版を充実させながら、とにかく新聞の発行を続ける、読者の手元に紙が渡ることを何よりも最優先で頑張ります。それではみなさん、よい週末を。(「週刊NY生活」発行人兼CEO三浦良一)

宮本亞門さん「上を向いて歩こう」プロジェクト