NY地下鉄とバス職員 感染し50人死亡

 メトロポリタン交通局(MTA)のパット・フォイエ会長は10日、約1900人のMTA職員が新型コロナウイルスに感染し、50人が死亡したと語った。

 MTAが運行するバス・地下鉄のNYCトランジットと近郊列車であるメトロノース鉄道とロングアイランド鉄道合わせた職員の数は7万1000人。うち自宅隔離が約5200人となっている。自身も3月末に感染したフォイエ会長は「職員は毎週木曜日に検温しており、体温が華氏100・4度(摂氏38度)を超える者は帰宅させている」と語った。

 3月初めにマンハッタンで最初の感染者が発見され、MTAは地下鉄駅と鉄道車両の滅菌措置を開始。駅や施設で手が接触するタッチポイントは1日2回消毒され、72時間ごとに電車やバスが洗浄されている。また50万枚のマスクと250万個を超える手袋を仕事に必要な人に配布。このほか3月31日までに手指消毒剤4万5000個、クリーニング用品5万ガロン(約19万リットル)、消毒用ワイプ7000箱を配った。推定3億ドル(約320億円)の費用がかかっているという。なお、全米運輸労働組合第100支部との交渉で決まった職務死亡保険金は25万ドルとなっている。