電子書籍貸し出し第1位 『ホワイト・フラジルティ』

NY公立図書館人気ランキング

 NY公立図書館は7月27日、NY市全域のシャットダウン中に貸し出された電子書籍の人気ランキングを公表した。 

 同図書館は読書アプリSimplyEを提供しており、今年3月中旬〜7月下旬で約200万冊の電子書籍が貸し出されたという。最も貸し出しが多かったのは、なぜ白人にとって人種差別を語るのはそれほど難しいのかという問いと米国内の人種関係を解説した『ホワイト・フラジルティ』(2018、ロビン・ディアンジェロ著)だった(本紙先週号本欄で紹介)。次いで上位5位は次の通り。2位『ザ・グラス・ホテル』(小説、エミリー・セントジョンマンデル著)、3位『マイ・ダーク・ヴァネッサ』(小説、ケイト・エリザベス・ラッセル著)、4位『ザ・ダッチ・ハウス』(小説、アン・パチェット著)、5位『エデュケイテッド』(自叙伝、タラ・ウエストオーバ著)」。また7月の再開直後から予約が殺到したのは、ドナルド・トランプ大統領の姪メアリー・L・トランプさんが著した暴露本として話題の『トゥー・マッチ・アンド・ネヴァー・イナフ』だった。