相手を動かす話し方

インスパイアトーク主催

信元さんが20字で語った5つの鉄則

 全米スピーチコンテストのニューヨーク大会で4度の優勝経験があるリップシャツ信元夏代さんが20日夜、マンハッタンで講演した。インスパイアトーク主催のイベントに当日は60人の参加者があった。信元さんは、スピーチがもともと上手なのではなく、トーストマスターズというスピーチ教室に通って練習し、7分のスピーチを250回近くも繰り返して時間ぴったりに終わるように磨きをかけたそうだ。
 講演では、スピーチで相手を動かす5つの鉄則として(1)伝えることは一つに絞る(2)オレオレスピーチはしない(3)KISSの法則=Keep it simple, specific=(4)商品を売り込むのではなく明るい未来予想図を売り込む(5)成功話にフォーカスしない—を挙げて説明した。
 具体的には、話の中にあれもこれも盛り込まずに、すべては伝えたいことの一番大切なメッセージへ誘導するために使い、しかもそれを分かりやすく簡単に、聞き手目線に立って商品ではなく夢を語り、自慢話よりは失敗談で相手に体温を感じさせる話し方をするように、とアドバイスした。会場で参加者がスピーチするのを信元さんがコーチングする場面もあった。