抽選で米国永住権

10月2日から応募受け付け

 過去5年間の米国への移民率が低い国の国民に与えられる「移民多様化ビザ(DV)」、いわゆる永住権(グリーンカード)の抽選申請が今年も10月2日(水)から11月5日(火)まで実施される。2021年度に向けて5万5000枚の永住権が発給される予定。申請費用は無料。国務省のコンピュータによるランダム抽選で選ばれ、結果は来年6月以降になる見込み。2019年度の日本人当選者数は376人だった。
 応募の際には、過去6か月以内に撮影しインストラクションに明記された条件を満たした写真を使用すること。申請が完了すると応募者氏名と確認番号が記載された画面が出て来る。当選結果はこの番号を入力して調べることが可能。応募は1回のみで複数回エントリー送信すると失格となる。締め切り間近になると応募が殺到してコンピュータ不具合が発生する危険性があることから、早めにエントリーすることを奨励している。また、応募は抽選方式で無作為に抽出されるが、当選したあとの手続きは先着順で登録されるため、当選結果が発表になったあとは、指示にしたがってすみやかに手続きする必要がある。国務省では資格外応募者や棄権者を想定して水増しして当選を発表する。手続きする人が5万5000人に達した時点でプログラムは終了、それ以降に手続きした場合は当選していても資格を失う。
 詳しくはウェブサイトhttps://travel.state.gov/から「DV」で検索。類似ウェブサイトが多いので要注意。