在外投票232公館で NYは午後5時まで

今月4日から13日まで実施

 第27回参議院選挙の在外選挙の在外公館投票が、ニューヨーク日本総領事館で7月4日から13日(日)まで実施されている。在外公館投票は平日・週末・祝日共に関係なく行われる。投票時間は、午前9時30分から午後5時まで。投票のための予約手続きはいらない。投票に必要はものは在外選挙人証、パスポート等の写真付き身分証明書(例・米国の自動車運転免許証など)。日本の投票日となる20日までに全世界の在外公館で投票された票が日本全国の選挙管理員会に届けられる。

 今回の参院選では、総議席248の半数124議席と東京で出た欠員1人を加えた125議席が選挙対象となる。選挙区の総数は日本全国で45。このうち、鳥取と島根、徳島と高知が合区となる。1人区は32。選挙区は75あり、立候補予定者は311人となっている。比例区は50で立候補予定は137人。立候補予定は選挙区・比例代表合わせて計448人で前回の参院選比97人減。今回の参院選の争点は、日本国内における物価高対策、企業・団体献金、選択的夫婦別姓、少子化対策、社会保障制度など。 

 今回の在外公館等投票は、1999年(平成11年)の制度導入から18回目となり、232の在外公館等において実施される。在外公館等投票の締切日は、在外公館ごとに定められており、総務省より告示されている。在外公館投票により受け付けた投票用紙は、在外公館投票締切り後、国内投票期日(7月20日)の投票所閉鎖時刻(原則として午後8時)までに国内の各市区町村選挙管理委員会に届くように郵送される。外務省及び在外公館は、海外在留邦人の積極的かつ適正な選挙参加を促進するため、現地邦字紙、ホームページ、領事メール等を通じて在外投票の広報に努め、投票を呼びかけている。

 在外選挙における投票方法=在外選挙における投票方法には、次の3つがある。  (1)在外公館等投票(海外の日本大使館、総領事館、領事事務所等に出向いて、「在外選挙人証」と「旅券」等の身分証明書を提示して投票する方法)(2)郵便等投票(在外公館等を経由せず、登録先の国内市区町村選挙管理委員会に対して投票用紙等の交付請求を行い、公示日の翌日以降投票用紙に記入して、再び登録先の選挙管理委員会へ郵送して投票する方法)(3)日本国内における投票(一時帰国等の際、または転入届提出後3か月以内であって選挙人名簿に登録されるまでの間、在外選挙人証を提示して、国内の一般の選挙人と同様に国内の投票方法を利用して投票する方法)。

 訂正=先週号でNY日本総領事館での在外選挙公館投票の時間が午後7時までとあるのは午後5時までの誤りでした。お詫びして訂正します。

(写真)NY日本総領事館の投票所(昨年の衆議院在外選挙で、本紙撮影)