ニューヨークの名門ダンススクール、アルビン・エイリーを昨年卒業し、今年はワシントンDCの桜祭りやプライドパレード、ジャパンパレード、ダンスパレードなど目白押しの米国東海岸のイベントに出演している。兵庫県出身の22歳。
4歳から地元のティーズボックスダンススクールに高校まで所属し、2013年にTRF20周年ツアー大阪公演にバックダンサーとして出演、2014年セブン&アイ・キッズダンスフェスティバル近畿大会・全国大会優勝、2014、15、17年朝日新聞社主催全日本小中学生ダンスコンクール西日本大会及び全国大会金賞受賞など輝かしい成績を残し、18年には、矢沢永吉69周年ツアー大阪公演にバックダンサーとして出演した。
小さい時から漠然と抱いていたアメリカへの憧れから高校卒業後、留学制度のある神戸甲陽音楽・ダンス専門学校ダンス科に2021年に入学。しかし新型コロナウイルスの蔓延で在学中の留学は叶わなかった。だが23年に同校ダンス科を成績トップで卒業した後、学校側が全面支援してくれたこともあり、全世界からの応募でわずか20人たらずのアルビン・エイリーのクラス合格者に見事選ばれた。バレエとモダンの課題ビデオ願書を提出するため連日猛特訓しての合格だった。無事に来米し、入学初日にそこで目にしたのは、周りの生徒たちの水準の高さだった。
授業に向けた心構えと準備、そしてその恵まれた体型と手入れのされた顔などを見て「この人たちはプロではないのか」と愕然とした。日本では若くしてダンス界で数々の栄冠を手にしてきた石原さんだったが「ついて行くのに必死で、自分は何者でもないなと、今までこれだけ頑張ってきたけど、世界のレベルはこんなに高いのか」と愕然としたという。
それだけにダンスの世界でアルビン・エイリーの卒業生であるということが圧倒的な信頼度の高さと大きなクレジットになっていることも実感している。
ダンサーにとって一番必要なものは何かと聞くと「心です」と即返ってきた。「自分は運良くここまで来れたけど、それは自分だけの力ではなく、周りとのコミュニケーションを大切にしたことで多くの人の助けがあったから」と言う。
「これからも特定のジャンルにとらわれることなく、自分の体で自由に表現し続けたい。常に新しい挑戦を楽しみながら、踊りを通して誰かの力になれるダンサーでありたいと思っています。いつかこのラジオシティーのロケッツダンサーになれるよう頑張ります」と笑顔を見せた。 (三浦良一記者、写真も)

