日本の地方都市文化の魅力を体験
日本の夏の風物詩である夏祭りの文化をニューヨーカーに紹介するイベント「ジャパンビレッジ夏祭り」が8月29日、ブルックリン区サンセットパークにある日本文化発信のための複合商業施設ジャパンビレッジの中庭で開催された。
今年は「日本の地方都市文化の紹介」をテーマに、青森、盛岡、山形、広島、山口、長崎などの都市が参加し、各地の郷土芸能の披露や観光案内を行い、日本のさまざまな都市の魅力をニューヨークで発信した。
青森県は、県内の地酒「田酒」「八仙」「杉玉」などの試飲会を行い、黒石市名物の盆踊り「黒石よされ」を披露した。山形は、酒田地方の名物、酒田米菓の「オランダせんべい」の試食販売、花笠踊りを紹介した。広島市は「広島風お好み焼き」、そして長崎市は「長崎ちゃんぽん」をブース内で調理販売し、地域の名物グルメを紹介し観光案内プロモーションを行った。ちゃんぽん麺は、ちゃんぽん発祥の店の「四海楼」から直接仕入れ、長崎から直送した本場の麺。
なかでも、会場を沸かせたのは、2024年にNYタイムズ紙で「行くべき52か所」に選ばれた山口市が行ったダンスコンテスト。昨年に続き2回目の開催となったこのコンテストは、山口市の伝統芸能の踊り「大内の殿様」をニューヨーカーと一緒に踊り、踊りの上手さや表現力を競うもので、100人近くの観衆が参加した。ニューヨーク山口県人会などの審査委員が、まず11人を1次審査で選出。その11人がステージに上がり2次審査の踊りを行い、最後の3人まで絞られた。その3人で最終審査の踊りを踊り、接戦の末にブルックリン在住のジョナサン・ギブスさんが優勝した、ギブスさんは賞品として山口旅行が進呈された。
(写真上)山口市「大内の殿様」ダンスコンテスト
そして最後に会場を沸かせたのは、今年で4回目の開催となる「盛岡わんこそば大会」。盛岡から参加した本場のわんこそば店「東家」の馬場暁彦社長が監修のもと、200人以上の参加希望者の中から抽選で12人を選出し競技を行った。最後の第4グループで1分間に25杯を食べた2人の参加者が同杯で1位になり、延長の優勝決定戦に突入。最終戦は観衆からの大きな声援で熱戦となった。こちらも接戦の末、ブルックリン在住のマイケル・オルティスさんが29杯で見事に優勝。賞品として日本行き航空券を手に入れた。
当日は晴天にも恵まれ多くの来場者が訪れ、日本紹介に関する数多くのブースや屋台などが出店。子供たちによるスイカ割り大会なども行いお祭りを盛り上げた。フィナーレでは、「炭坑節」や「東京音頭」など、夏の風物詩である盆踊りを来場者と一緒に踊り、今年の夏に終わりを告げた。 (写真・柏原雅弘)






