
はじめまして、ニューヨークの皆様。すみ代です。
美容・健康分野での長年の経験をもとに、裏千家茶道・煎茶道などを広く学び、日本文化と禅の精神を現代のライフスタイルに融合させる活動を行っています。
「美しさは外見だけでなく、心の在り方に宿る」という理念のもと、茶道・禅・ヨガ・ウェルビーイングの共通性を探究し、日本の美意識を国内外へ発信しています。
本コラムでは、茶道、着物、和モダンのテーブルコーディネート、季節のしつらえ、食と五感を大切にする暮らし、美容とウェルビーイングなど、日本ならではの美意識を紹介したいと思います。
夏…日本の夏は暑さが厳しい季節です。しかし、日本人は昔から冷房だけに頼るのではなく、「涼を感じる工夫」を暮らしの中に取り入れてきました。目で、耳で、香りで、肌で、そして味わいで。今回は、日本ならではの「涼」をご紹介します。
① 五感で涼を楽しむ
「心が涼しければ、身体も涼しくなる」
日本人は昔から五感を使って夏を楽しんできました。「視覚」…風鈴、水盤、青もみじ、朝顔 「聴覚」…風鈴の音、風に揺れる竹の葉、せせらぎ、蝉の声 「嗅覚」…白檀、檜、薄荷(ミント)、柚子 「味覚」…冷たい抹茶、和菓子、西瓜、そうめん 「触覚」…竹、麻、い草、団扇、打ち水 どれも自然を感じさせ、心を穏やかにしてくれます。
暑さを「我慢する」のではなく、季節を「楽しむ」のが暮らしの知恵です。忙しい毎日の中でも、一輪の花を飾る。ガラスの器に料理を盛る。風鈴の音に耳を澄ませる。そんな小さな工夫が、心に涼を届けてくれます。日本には、四季を慈しみながら暮らす文化があります。今年の夏は、ぜひNYでも五感を使って「涼」を感じてみませんか。

② 浴衣に学ぶ日本の知恵
「着物で涼をまとう」
浴衣は綿や麻など天然素材でできており、風を通し、汗を吸い、肌に優しく、日本の蒸し暑い気候に合わせて作られています。また、帯を締めることで背筋が自然と伸び、袖口や裾から風が通り抜けるため、実はとても機能的な衣服です。さらに、浴衣には花火大会や夏祭りだけではなく、「夏を楽しむ心」が込められています。洋服では味わえない、季節をまとう豊かさがあります。海外でも簡単に着れるのが浴衣の良いところ。ぜひ気軽に浴衣を着てお出かけください。
③ 夏の食卓の演出
「目から涼を感じる」
日本の美意識には”見た目で温度を変える”という考えがあります。例えば、ガラスの器・青磁や白磁の器・竹のランチョンマット・笹の葉・朝顔や紫陽花・ガラスの花器など、これらを取り入れるだけで、食卓は一気に涼やかな印象になります。食卓の演出を考えることは、料理を美しく飾ることではなく、季節を迎え入れる空間づくりなのです。
プロフィール
すみ代

SUMIYO WELLNESS JAPAN Founder、美容家・茶道家。岩手県盛岡市を拠点に国内外で活動。エステサロン「ホロニックベルサンテ」を主宰し、ペットエステ事業も展開。一般社団法人国際シンセリティセラピスト協会理事、基礎医学士。ISTA認定講師・小顔/美顔矯正セラピスト、日本痩身医学協会認定ダイエットセラピスト、全米ヨガアライアンス認定YOGAインストラクター、一般財団法人民族衣裳文化普及協会認定講師。裏千家茶道・煎茶道などを広く学び、日本文化を通して、心・身体・暮らしを整えるウェルビーイングを発信中。

