カナダの山火事で大気汚染

 カナダで発生している大規模な山火事の煙が米国北東部へ広がり、ニューヨーク市では16日、猛暑と重なる形で空がかすむ状況となった。ニューヨーク州当局は市内とロングアイランドを対象に大気質健康注意報を出し、住民に注意を呼びかけている。

 米国立気象局(NWS)によると、この週で市内の最高気温は華氏99度(摂氏約37度)まで上昇し、煙の影響により日中にかけて大気の状態が悪化する可能性が高くなった。

 煙はカナダ・オンタリオ州などで続く山火事によるもので、カナダ森林火災情報センターによると、国内では50件以上の山火事が発生しており、西部・中部オンタリオ州を中心に延焼が続いている。ニューヨーク市保健局のアリスター・F・マーティン局長は、「今週のニューヨーカーは、猛暑と山火事の煙という二つの環境上の健康リスクに直面している」と述べ、「できるだけ冷房の効いた屋内で過ごすことが最も安全」と呼びかけた。

 米国立気象局はニューヨーク市を含む広い地域に熱中症警報を発令、全米で約1億人が危険な暑さの影響を受けた。(Milana Pavlova、写真・植山慎太郎)