FIFAワールドカップ2026で日本代表は6月29日、ブラジルとの決勝トーナメント1回戦(ラウンド32)で善戦したものの惜敗し、悲願の上位進出はならなかった。日本チーム5回目の決勝トーナメント、3大会連続の挑戦だったが壁は厚かった。前半29分に佐野海舟が先制のゴールを決めたが、後半11分に同点に追いつかれ、アディショナルタイムで逆転負けした。勝利していれば7月5日にニュージャージー州イーストラザフォードで開催されるラウンド16への進出も期待されたが、その夢は持ち越しとなった。一方、ニューヨーク・ニュージャージー地区では大会終盤の主要試合が予定されており、世界最大のスポーツイベントはこれからクライマックスを迎える。
大会期間中、マンハッタンでは日本クラブ、NY日本商工会議所(JCCI)、ニューヨーク日系人会(JAA)日系3団体が中心となって日本代表の応援イベントを計3回開催。日本人駐在員や留学生、家族連れら多くのファンが集まり、青いユニフォーム姿で声援を送り続けた。結果は悔しい敗退となったが、海外で暮らす日本人が一つになって代表を後押しした応援の輪は、日系社会の結束を感じさせる機会となった。「悔しい。でも日本に勇気を与えてくれた試合だった」と涙ぐむ応援者もいた。
ニューヨーク地区では7月5日にラウンド16が開催され、日本を破ったブラジルは勝ち上がれば同会場で再び登場する。そして大会の締めくくりとなる決勝戦は7月19日(日)、イーストラザフォードで開催される予定で、世界中から数十万人規模のサポーターや観光客が訪れる見込みだ。
大会期間中はマンハッタンとニュージャージーを結ぶ鉄道やバス、高速道路で混雑が予想される。ニューヨーク日本国総領事館は、試合当日は公共交通機関を利用し、時間に余裕を持って行動することや、人混みでのスリや置き引きなどへの警戒を呼び掛けている。また、市当局も会場周辺や主要駅周辺で交通規制強化を実施し、観戦や外出の際には最新の交通情報を確認するよう求めている。
日本代表の挑戦は終わったが、ワールドカップはなお続く。ニューヨーク・ニュージャージー地区は決勝戦の舞台として、世界の視線を集めることになる。
(写真)マンハッタンで開催された日本応援観戦イベント

