沖縄の住民探して 元海兵隊員の孫

一枚の写真に写る3人

 沖縄県の離島、久米島に終戦直前の1945年に駐留した米海兵隊員の孫が、祖父から託された1枚の写真に写った3人の日本人の消息を探している。

(写真上)元海兵隊員の祖父、フランク・クロウさん(最後列右)が持っていた1945年の写真

 この男性は、アトランタに住むニコラス・フォーブスさん(37)。「沖縄戦について学ぶうちに悲惨さに衝撃を受け、言葉にできないほどの申し訳なさと悲しみを感じているとその家族に伝えたい」という。

 祖父の名前は、フランク・クロウさん。写真には、米海兵隊員14人と住民と見られる日本人3人が写っている。写真の裏には、海兵隊員全員の名前と3JAPSと記載されている。

 フォーブスさんは、2001年に祖父が亡くなる前にこの写真を託された。子供の頃から祖父とハイキングなどに出掛けて可愛がってもらったが、戦争のことは話さなかったという。

 歴史が好きで大学でも歴史を専攻したフォーブスさんは、第二次世界大戦時下の日本や沖縄のことにも興味を持って調べているうちに、沖縄では戦闘に関係のない多くの住民が巻き込まれて死亡したことを知り、この写真のことがずっと気掛かりだったという。

 祖父が所属した海兵隊は、1945年7月中旬から10月下旬にかけて久米島に駐留し、その後、中国に移動したことが、ワシントンDC郊外の国立公文書館の資料で知った。フォーブスさんは「もし、この写真に写っている人やその家族などがまだいたら知らせて」と本紙に手紙を送ってきた。心当たりの人はEメール[email protected] で連絡を。