梅雨とあじさい 思い立ったが吉日 週刊やさしいにほんご生活

この連載は、日本語を勉強している人を読者対象としたコーナーです。日本文化やマナー、タイムリーな日本に関する話題などを簡単な日本語で毎月第3週号に掲載します。アメリカ人の友人などにご案内ください。また、漢字をまだ習っていないお子様にとっても社会を知り、漢字に接するよい機会になります。

梅雨とあじさい

 6月になると、日本は「梅雨」という雨の多い季節になります。雨の日が続くと、あじさいの花がきれいに咲きます。あじさいは日本原産の花で、昔から人々に親しまれてきました。

 あじさいには青や紫、ピンクなどいろいろな色があります。特に日本では青いあじさいをよく見かけます。これは雨が多く、土が酸性になりやすいためです。また、雨の日に人とすれ違うときは、相手に雨がかからないように傘を少し傾ける「傘かしげ」というマナーもあります。

 梅雨の季節にあじさいを楽しむことは、日本らしい初夏の文化の一つです。

(長久保美奈、マナー講師)

わくわくことわざ(22)
文とイラスト 平田恵子

思い立ったが吉日


 何かを始めようと思ったら、すぐに行動するのが一番よいという例えです。吉日とは暦に記された、大安(何でもうまく行く日)や天赦日(天が全てを許す日)など縁起のよい日、のこと。しかし、この言葉は、「たとえ暦が凶日(縁起のよくない日)でも、やる気が起きたときが最高のスタート日(吉日)になる!」という柔軟さを示しています。「来年は、日本旅行だ! 思い立ったが吉日、さっそく日程を決めて、お金を貯めよう!」などと使って、動き出せばひらめきが現実的に計画に変わります。



《言葉の意味(ことばのいみ)》

・梅雨(つゆ):the rainy season

・続く(つづく):continue

・咲く(さく):to bloom

・原産(げんさん):native to; originating from

・酸性(さんせい):acidic

・すれ違う(すれちがう):to pass by each other

・傾ける(かたむける):to tilt

・傘かしげ(かさかしげ):the custom of tilting an umbrella to avoid splashing others

・初夏(しょか):early summer

・吉日(きちじつ):Auspicious day

・暦(こよみ):calendar

・凶日(きょうじつ):Inauspicious day

・「思い立ったが吉日」と同意の英文:There is no time like the present.