小柄な体型を武器にステージに  網永真夏さん

ダンサー

 網永 真夏(あみなが まなつ)さんは、ニューヨーク在住ダンサーで、身長147センチという小柄な体を活かし、しなやかで繊細かつ力強い表現を武器に活動している。3歳から日本でクラシックバレエを始め、コンテンポラリー、ジャズなど幅広いジャンルを学んだ。

 ベルリン国立バレエ学校の短期留学に参加し、元同バレエ団プリンシパルのウラジーミル・マラーホフに師事。英国ロイヤルバレエ団プリンシパルのヤスミン・ナグディが主催するサマーインテンシブにて奨学金を受賞。国際ダンスカーニバルで2年連続優勝、日本国際バレエコンクール コンテンポラリー部門第1位を受賞。

 これを機にニューヨークのPeridance Centerよりスカラシップを受け来米した。イガール・ペリーやリチャード・チャンシーらに師事し、バレエ、コンテンポラリー、モダンダンスを中心に専門的なトレーニングを積んだ。

 しかし、身長の低さはバレリーナとしてプリマドンナとして舞台に立つためには大きく高いハードルであり、自分の力ではどうすることもできない現実を海外のダンサーの横に初めてドイツで立った瞬間に実感したという。

 それでも卒業後はニューヨークを拠点にパフォーマンス、振付、指導など多方面で活躍した。クルーズショー出演や、92NYにて上演されたミュージカル『The Little Mermaid』に出演、ウエストチェスター・バレエ・カンパニーのゲストダンサー出演など舞台経験を積んでいる。

 現在、5月15日から9月上旬まで上演されているイマーシブシアター型のオフ・ブロードウエー作品「THE CIRCUIT」でデビューし、さらなる飛躍を目指して活動中だ。イマーシブシアター型とは屋外のパブリックスペースなどの場所を移動しながら、出演者やスタッフ、観客が一緒になって作品を楽しめる移動体験型の上演スタイル。現在は、ブルックリンのダンボ地区の橋の下のアーケードなどで上演がスタートしている。

 将来の目標は、ブロードウエーの舞台に立つこと。「夢ですか? そうですね、ニューヨークという競争率の高い街で小柄な身体だからこそ生み出せる存在感と表現で、世界に挑戦し続けていくことですね」とラジオシティ・ミュージックホールの前で笑顔で将来の希望に向けて目を輝かせた。  

 (三浦良一記者、写真も)